㈱クエストリー 社長 櫻田弘文「ブランディング」通信 | 経営者会報 (社長ブログ)
「店がブランドになる」ことを支援・プロデュース! コンサルティング会社・社長のジャム・セッション
変化に振り回されるのではなく、自分で変化を作り出していく
「店がブランドになる」ことを支援・プロデュースしているクエストリーの櫻田です。
昨日のショップブランディング・レポートの続きです。
昨年の10月10日発行(327号)のレポートを読み返していましたら、メッセージに
「変化に振り回されるのではなく、自分で変化を作り出していく」ということを書いていました。
リーマンブラザースが9月15日に破たんしましたので、ちょうど1ヶ月後です。
基本的にはいまでも書いてあることと同じ考えです。
ちょっと長いのですが、もしよろしければ読んでください。
先行きの見えない変化がストレスを生み出す
連日、アメリカのサブプライム問題に端を発した世界の金融危機のことが報道されています。
世界同時不況の懸念も取り立たされています。日経平均は1万円を割り込みました。
株価の下落は資産価値の目減り感を増幅させ、需要を冷やし、消費者は支出を抑えようとしています。
消費の失速は、景気全体の落ち込みに拍車をかけています。
これから景気はどうなるのでしょうかという質問をいただくことがあります。
一般論は答えられますが、それはマスコミ報道の域を出るものではなく、
正直に申し上げてはっきりとはわかりません。
一般的に人間は安定を求め、変化に直面すると強い不安を覚えます。
それは時にはストレスとなり、人によっては考え方が萎縮したり、感情的に苛立ちを覚えます。
人によっては、変化が過ぎるのを待つという行動をとることも少なくありません。
反対に何とかしなくてはと、目的を明確にしないまま、むやみやたらと行動するということもあります。
これらは、ご商売の場面でも共通かもしれません。先行きの見えない状況のなかで、
経営者の多くは基本の徹底、現場の見直しなどの対策を打ち出しています。
でも実際の行動に置き換えられるような具体的な目標がないと、
現場のあら探し、重箱の隅をつつくこととなることもあります。
結果的に社員の気持ちが萎縮してしまうことも過去の経験からあります。
これは基本的には“じっとしている経営”になりがちです。
変化は常に起こるもの、変化を自ら作り出そう
インターネットで世界がひとつに結ばれた情報社会においては、
金融危機に限らず変化はこれからも頻繁に起こります。
しかも、それらの変化は、複雑に情報や利権が絡み合い、先行きの予想がつきません。
ただしはっきりとしていることは、変化は常に起こるものだという姿勢でいることの大事さです。
適切な表現かどうかわかりませんが、変化は不安定ではなく、
安定のために必要なことと思ったほうがいいのかもしれません。
“90の変化が10の安定を生むぞ”というくらいで考えたほうがいいのかもしれません。
変化に一喜一憂するのではなく、変化を作り出すほうに回ったほうが、気持ちがずっと楽になります。
もちろん、世界経営の変化を引き起こすことなど個人の力では出来ません。
変化を日常の一部にし、ご自分の周りで小さな変化を引き起こすことです。
これは“じっとしていない経営”といってもいいかもしれません。
じっとしていることは安定ではなく、状況に振り回されることになります。
(中略)
小さな変化は、マンネリ化した状況に風穴をあけます。
でも、ウチの店ではまだまだ無理だよとおっしゃる方もいますかもしれません。
そういうときには、まずご自分の生活に小さな変化を起こすことです。
例えば、読んだことのない雑誌を読んでみるとか?小さなことからでいいのですから。
そして、その変化の輪を徐々に大きくし、個人から店全体に広げていくことです。
考えるよりも、まずトライしてみてください。
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クエストリーのメンバーのブログです
昨日のショップブランディング・レポートの続きです。
昨年の10月10日発行(327号)のレポートを読み返していましたら、メッセージに
「変化に振り回されるのではなく、自分で変化を作り出していく」ということを書いていました。
リーマンブラザースが9月15日に破たんしましたので、ちょうど1ヶ月後です。
基本的にはいまでも書いてあることと同じ考えです。
ちょっと長いのですが、もしよろしければ読んでください。
先行きの見えない変化がストレスを生み出す
連日、アメリカのサブプライム問題に端を発した世界の金融危機のことが報道されています。
世界同時不況の懸念も取り立たされています。日経平均は1万円を割り込みました。
株価の下落は資産価値の目減り感を増幅させ、需要を冷やし、消費者は支出を抑えようとしています。
消費の失速は、景気全体の落ち込みに拍車をかけています。
これから景気はどうなるのでしょうかという質問をいただくことがあります。
一般論は答えられますが、それはマスコミ報道の域を出るものではなく、
正直に申し上げてはっきりとはわかりません。
一般的に人間は安定を求め、変化に直面すると強い不安を覚えます。
それは時にはストレスとなり、人によっては考え方が萎縮したり、感情的に苛立ちを覚えます。
人によっては、変化が過ぎるのを待つという行動をとることも少なくありません。
反対に何とかしなくてはと、目的を明確にしないまま、むやみやたらと行動するということもあります。
これらは、ご商売の場面でも共通かもしれません。先行きの見えない状況のなかで、
経営者の多くは基本の徹底、現場の見直しなどの対策を打ち出しています。
でも実際の行動に置き換えられるような具体的な目標がないと、
現場のあら探し、重箱の隅をつつくこととなることもあります。
結果的に社員の気持ちが萎縮してしまうことも過去の経験からあります。
これは基本的には“じっとしている経営”になりがちです。
変化は常に起こるもの、変化を自ら作り出そう
インターネットで世界がひとつに結ばれた情報社会においては、
金融危機に限らず変化はこれからも頻繁に起こります。
しかも、それらの変化は、複雑に情報や利権が絡み合い、先行きの予想がつきません。
ただしはっきりとしていることは、変化は常に起こるものだという姿勢でいることの大事さです。
適切な表現かどうかわかりませんが、変化は不安定ではなく、
安定のために必要なことと思ったほうがいいのかもしれません。
“90の変化が10の安定を生むぞ”というくらいで考えたほうがいいのかもしれません。
変化に一喜一憂するのではなく、変化を作り出すほうに回ったほうが、気持ちがずっと楽になります。
もちろん、世界経営の変化を引き起こすことなど個人の力では出来ません。
変化を日常の一部にし、ご自分の周りで小さな変化を引き起こすことです。
これは“じっとしていない経営”といってもいいかもしれません。
じっとしていることは安定ではなく、状況に振り回されることになります。
(中略)
小さな変化は、マンネリ化した状況に風穴をあけます。
でも、ウチの店ではまだまだ無理だよとおっしゃる方もいますかもしれません。
そういうときには、まずご自分の生活に小さな変化を起こすことです。
例えば、読んだことのない雑誌を読んでみるとか?小さなことからでいいのですから。
そして、その変化の輪を徐々に大きくし、個人から店全体に広げていくことです。
考えるよりも、まずトライしてみてください。
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