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2010年10月29日(金)更新

坂本光司先生の講演会

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

昨日、「日本でいちばん大切にしたい会社」の著者であり、
経営学者の坂本光司先生(法政大学・大学院政策創造研究科教授)の講演会に行ってきました。

1時間半があっという間の講演会でした。
仕事でミッションの重要性を語っている自分自身に、たくさんの気づきと問いが生まれました。

坂本先生は「企業活動とは、幸せを追求し、実現する活動のことである」と話されています。
事例として、未来工業(岐阜県)、樹研工業(愛知県)、沢根スプリング(静岡県)を紹介されていました。

講演の中で、坂本先生が繰り返し語っていたのが、「自然か、不自然か」という判断基準です。

しかし、自然の摂理に基づく経営………頭ではわかりますが、実践はどうあるべきなのか?

経営者であると同時に、コンサルティングの携わるものとして、鋭い問いをつきつけられた思いです。

これまで、坂本先生の書かれた本は未読でしたが、
早速「日本でいちばん大切にしたい会社」①②を読んでみようと思っています。

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2010年10月18日(月)更新

韓国の「パリパリ経営」

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

手をつなぐ
これはタクシーの中から撮影した公共施設の工事現場の外観

手をつなぐ2
よく見るとたくさんの人が手をつないでいるパネルでした。アイディアですね。

韓国語に「パリパリ」という言葉があります。直訳しますと“早く、早く”。
日本人もせわしないと思うけど、韓国の街なかでは、みんなが急いでいるような印象があります。
明洞の化粧品・コスメ店の前では、スタイルのいい若い女性が早口の日本語で呼び込みをしていました。
タクシーもびっくりするほどのスピードで街を走り抜けていきます。

どうやら、「パリパリ」は韓国人の気性のひとつのようです。
そもそも自分も含めて経営者の多くはせっかちです。しかし、韓国企業は経営者のみならず、
経営スタイルそのものが“パリパリ……早く、早く”だそうです。

せっかちというと、どうも日本ではマイナスの印象がありますが、
韓国の「パリパリ経営」は“まずやってみる、やりながら考える”というスピード経営のことを指しています。
この「パリパリ経営」が急速に変化する時代に適応しているのを感じます。

最近ではそうでもなくなりましたが、日本では韓国の家電製品のブランド力は決して高くはありません。
しかし、世界では薄型TV、携帯電話等はトップクラスのシェアを確保しています。
その他の白物家電でも、LGやサムソンは世界ブランド、「韓国製=品質が悪い安物」は時代錯誤です。

サムスンの2009年12月期の売上高は10兆9000億円、営業利益は8736億円。
一方、ソニー、パナソニック、日立製作所、東芝、シャープなど、日本の大手9社の
営業利益の合計は、6400億円。日本の大手メーカー9社の利益を全部足しても、
韓国のサムスン電子1社の利益に遠く及ばないのが現実です。

それを象徴するような記事をインターネットで見つけました。
今年5月下旬に経済同友会の韓国視察団としてサムスン電子や政府系研究所の施設などを訪ねた
帝人会長の長島徹氏は、意見交換をした韓国の企業関係者から
「もう日本から学ぶことは何もない」と言われたと言います。

さらに、別の経済人はこう語ったそうです。「日本はもっと先端技術を開発してください。
その部品を韓国が買い、組み立て、かっこよくデザインし世界に売ります。」、
日本と韓国の企業の違いはスピード感と同時に、
いまの消費者の感性をつかみ取るマーケティング力の差かもしれません。

まあ、こういう韓国事情も数日ですが社員旅行で韓国に行ったからこそ、敏感になり、感じることです。
先日、ノーベル化学賞が決まった根岸栄一氏が記者会見で内向き志向の強い日本人の研究者に対して、
「ある一定期間、海外に出ることで日本を外から見ることが重要」と述べ、奮起を促していました。
さらに皮肉っぽい言葉で語っていた「日本はカンファタブル(居心地良い)」という言葉が印象的でした。


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2010年10月13日(水)更新

飲んで、食べてのソウル社員旅行②

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

ソウル2日目、この日も快晴!朝食はスープのお店ですませました。これもおいしかったですね。

スープ
濃厚そうに見えて、結構あっさりとした味でした

この日はまずアックジョンへ。アックジョンは日本で言いますと
代官山のようなおしゃれなエリアだそうです。
パスクーチというコーヒーショップでお茶をして、街を散策したのですが、
土曜日ということもあり午前中はほとんどの店が閉まっています。

ということで、ここは切り上げて南大門市場へ移動。
南大門市場は衣料品、食料品、時計、眼鏡、アクセサリーなど、
ありとあらゆる品物が露店やショッピングビルに入っているソウルで一番大きな市場です。

帽子の店
これは帽子専門の露店、スゴイ量です。

南大門をぶらぶらした後は、昼食をとるために昨日行った東大門市場に移動。市場の通りの中央に様々な食べ物の露店が並んでいます。
どこも人でいっぱいで、身体をぶつけながら歩いて行き、一見の店の椅子にやっとの思いで座ると、
店のおばちゃんが適当にお皿に盛ってくれました。

南大門
スゴイ人混みの中、お皿に盛ってくれた料理をパクパク

隣りの店のビビンバがおいしそうなので、それも注文して持ち込むと、とたんに不機嫌な顔に。
とにかく人が多いので、ゆっくりと食べている雰囲気ではなく、早々に引き揚げました。
買物をしたいということで、明洞に移動。

明洞
人の波の明洞の街、圧倒的に若い人と観光客が多い

この日は朝から暑い一日、買物に行く前にカフェテラスでビールを飲んで小休止、
街をぶらぶらしながらロッテ百貨店で自由解散。免税店で家族に買物をした後は一度ホテルに戻り、
荷物を置いて、再びお店に入りビールで休憩後に集合し、海鮮鍋のお店で夕食。
このお店もおいしかったですね。注文する量もわかってきたので、おなかもちょうどいいくらい。

海鮮鍋
具材はお店の人がはさみで小さく切ってくれました。

カニ料理
これはカニ料理、見た目よりも辛くはありません

まだ夜も早いので、昨日行ったマッコリバーで行こうと
世宗(セジョン)ホテルの前でタクシーを乗ろうとしたのですが、その前にホテルのトイレへ。
その時ホテルの1階のレストラン「フィレンチェ」の看板が目に飛び込んできました。
「ワインあるいはマッコリ一人10,000ウォン(日本円で750~800円)で飲み放題」

飲み放題という言葉に弱いのと、ワインが飲みたいねということでこの店に入店。
しかし、お客様は二組だけ。まあ、いいかということで、ピアノのあるステージの前の席に陣取り、
チーズの盛り合わせを取ってワインとマッコリで乾杯。

ステージ
ピアノはALEXさん、ボーカルはCHRISTINEさん

隣りのテーブルで男女のカップルが軽い食事をしていたのですが、
しばらくすると二人が立ち上がりステージへ。
二人はミュージシャンで、土曜日のライブが行われていたのです。ここからは、
生の音楽を聞きながらパーティーモードに突入、
最終的にはワインを4本あけて12時近くにソウル3日目の夜は終了しました。
(次回は、ソウルで感じたことあれこれ)

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2010年10月12日(火)更新

飲んで、食べてのソウル社員旅行①

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

10月7日(木)から10日(日)まで社員旅行で韓国のソウルに行ってきました。
7日(木)は16時まで仕事をして、リムジンバスで成田へ。
成田発20時30分のアシアナ航空でインチョン国際空港に23時に到着。
韓国は日本から一番近い海外ですね。

空港からバスで移動し、ホテルに着いたのは深夜12時過ぎ、
チェックイン後にはさっそく街へ行き、ホテル近くの食堂でビールとマッコリで乾杯。

翌日はお粥で朝食後、「景福宮(キョンボックン)」へ。
景福宮は1394年に朝鮮王朝を建国した李成桂(イ・ソンギュ)によって建てられた韓国最大の古宮です。
12万6千坪という広大な敷地に殿閣が200余棟もあったそうですが、
1592年豊臣秀吉の壬申の乱(文禄の役)でほとんどが焼失し、長い間放置されていました。

お粥
朝食のお粥、おいしかったですね、キムチも食べた、食べた。

1865年に一部が再建されましたが、日韓併合時に、日本軍によって再び壊されてしまいました。
現在、みたび復元工事が行われ当時の姿に戻りつつあります。

景福宮
勇壮な景福宮の建造物、ハングル語もここで考案されたそうです。

お昼は、景福宮の近くの参鶏湯(サムゲタン)の超有名店「土俗村(トソッチョン)」へ。
参鶏湯は、健康食として韓国で愛されている鶏料理のひとつです。

サムゲタン
今回のソウルで一番おいしかったのが、この参鶏湯(サムゲタン)

口の中でとろけそうなやわらかい鶏肉と様々な具材が溶け込んだ
栄養たっぷりな濃厚なスープの組み合わせがたまりません。
食べ終わった時には、もうお腹がぱんぱんでした。

午後からは、韓国の伝統家屋が多く残る昔情緒あふれる北村韓屋村を散策。
ここは冬のソナタのロケ地として使われ、人気が高いエリアだそうです。

その後さらに歩いて、伝統工芸品店や伝統茶屋などが軒を連ねる仁寺洞(インサドン)へ。
オーソロックティーハウスという緑茶専門店(かなりブランドを意識した店)でお茶をしました。

緑茶
オーソロックティーハウスでいただいたお茶

タクシーで東大門へ移動。ここは翌日またということでさらっと見て、
ソウル一番の繁華街の明洞へさらに移動。
明洞は若い人たちや観光客ですごい人混みでした。歩き疲れたこともあり、
マッサージへ行きました。75分間の全身マッサージに大満足するともう夕方。

明洞の街の人混みをぬうように歩いて、焼き肉の店へ入り、夕食。
ここでも食べる、飲む、語る弊社のメンバー一同。
焼き肉とビールとマッコリでお腹いっぱいになって店を出ると、まだ9時過ぎでしたので、

工藤お薦めのマッコリバーを探して入店。路地裏にある独特の雰囲気のお店です。

マッコリバー
このやかん(小)入りのマッコリがなんと800円

やかんに入ったマッコリを飲みながら、チジミとキムチを食べて、ああだこうだと話しながら、
疲れを知らないクエストリーのメンバーは、ソウル2日目の夜も12時過ぎまで盛り上がりました。
(ソウルの旅続く)


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2010年10月07日(木)更新

素晴らしい体験をプレゼント

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

社員を採用する時の面接で必ず語ることがあります。
「クエストリーはあなたに素晴らしい体験をプレゼントすることが出来る」
ということです。
この言葉はかなり印象に残っていると入社した社員が言っています。

「素晴らしい体験をプレゼント」、もちろん仕事は体験の連続です。
うれしい体験もあれば、辛く悲しい体験もあります。楽しいことばかり出ないことは当然です。

でも、仕事をしていたからこそ、体験出来たということがたくさんあります。
例えば、世界の一流の作家といっしょに仕事が出来る、
まさにブランドと思える企業の経営者と直接会話が出来る、
必須になって取り組んだプロジェクトを高く評価される………

仕事にはいろいろな体験がありますが、海外に行くということも一つの体験です。
自分自身が仕事で海外に行くことにより、新しい文化やライフスタイルに触れることにより、
いくつもの影響受け、物事を少しだけ深く考えることが出来るようになったという思いがあります。

そのひとつになればと思い、弊社の社員旅行は毎年海外に行くことにしています。

費用や日程からアジア圏に限られますが、昨年は香港、一昨年は台湾に行きました。

そして、今年は韓国のソウルに今日から10日(日)まで行ってきます。
飲むこと、食べることが大好きな社員ばかりですので、
食い倒れツアーになることは間違いありませんが、楽しいツアーになればと思っています。

ツアーの様子はまた、後日更新いたします。韓国のブランド事情も少しだけでも知ることが出来ればと思っています。

では、もうそろそろ出発の時間です。行ってきます。


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2010年10月05日(火)更新

フランスのエスプリ満載、映画「ミックマック」を観る

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

フランスへ初めて行ったのは、2005年の1月でした。
イタリアのヴィツエンツァという街で、
毎年開かれている「ヴィツエンツァ・オロ」というジュエリーの新作見本市を視察にいった後に、
フィレンツェ、シエナを回り、帰りにフランスに1泊したのです。
イタリアが中心だったので、フランスはちょっと物足りない気分で帰ってきました。

2年後の2007年4月には、スイスのバーゼルで毎年開かれている
時計・宝飾の見本市「バーゼルワールド」を視察に行った後に、フランスに立ち寄りました。
この時はお取引先の方4名といっしょでした。
しかも、ツアーの組み立てを行い、いっしょに行く予定だった取引き先の方のお一人が、
直前にインフルエンザになり、出発の前日になって“後はお願い”ということになりました。
でも、メンバーが長いおつきあいの方々でしたので、
バーゼルはおもしろく、パリも満喫することが出来ました。
ヴァンドーム広場のグランサンク(5大宝石店)も取材出来ました。

3度目のフランスはいつになるのかなあと思っているのですが、
先週の土曜日にフランス映画「ミックマック」をシネスイッチ銀座で観ました。

監督はあの大ヒット映画「アメリ」のジャン=ピエール・ジュネ。
撮影はフランス在住の日本人カメラマン、永田鉄男氏。

一癖も二癖もありそうな登場人物、皮肉たっぷりなせりふ、
ノスタルジックな雰囲気の映像、そして独特のペーソス。
ノスタルジーとエスプリがミックスされたジュネの世界を見事な映像で表現しています。

タイトルの「ミックマック」とはフランス語で“いたずら”の意味です。
ドタバタ劇のようでありながら、反戦メッセージも見事に織り込んでありおもしろかったですね。
ネタばれになりますので、ストーリーは書きませんが、この映画お薦めです。

「ミックマック」http://micmacs.jp/

ミックマック
2009 (C) EPITHETE FILMS -TAPIOCA FILMS -WARNER BROS.
PICTURES -FRANCE 2 CINEMA -FRANCE 3 CINEMA


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2010年10月01日(金)更新

つもりちがい10カ条

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

毎月お取引先にご請求書を送る際に、日々の中で感じたことを文章にして同封しています。
ここ数カ月は、「○○○○ヶ条」をご紹介しています。9月の請求書には次のような手紙を同封しました。

いつもありがとうございます。9月度のご請求書をお送りいたします。よろしくお願いします。

昼間はまだ暑い時もありますが、朝夕はだいぶ涼しくなってきました。
秋の気配があちらこちらで感じられます。でも夏の疲れが出る頃でもあります。
体調にはお気を付けください。

さて、「つもりちがい10カ条」というものをご存知ですか。
出所はよくわかりませんが、教材や資料として様々な場面で使われていますので、
見たことのある方も多いと思います。僕はどこかの飲み屋さんの壁に貼ってあるのを見ました。

インターネットで調べますと、高尾山・薬王院、真言宗智山派の大本山に
こちらの看板が掲げてあるそうです。
長野の善光寺にもあったということですので、
神社や仏教と何か関係があるのかもしれませんが、よくわかりません。


つもりちがい10ヶ条
1、高いつもりで 低いのが 教養
2、低いつもりで 高いのが 気位
3、深いつもりで 浅いのが 知識
4、浅いつもりで 深いのが 欲望
5、厚いつもりで 薄いのが 人情
6、薄いつもりで 厚いのが 面皮
7、強いつもりで 弱いのが 根性
8、弱いつもりで 強いのが 自我
9、多いつもりで 少いのが 分別
10、少いつもりで 多いのが 無駄


いかがでしょうか。出所はどうであれ、この10カ条はなかなか含蓄があると思いませんか。
自分に都合のいいように考える人間の痛いところを、実に上手についていますね。
僕なんかはどれも思い当たることばかりです。

物事には必ず裏と表があると思います。絶対的に正しいということはありません。
「自戒」という言葉がありますが、まさに自分を戒める10カ条です。
謙虚にならなければいけないと思わせてくれます。


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会社概要

(株)クエストリーは2003年に「店がブランドになる」ことを支援・プロデュースするために設立されました。「店がブランドになる」ためのプロセスをわかりやすく整理し、具体的な成果につながるコンサルティング、プロデュース、クリエイティブを展開しています。代表取締役の櫻田弘文は、これまでに300社以上...

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個人プロフィール

1955年生まれ、自然豊かな山梨県南アルプス市で育つ。高校卒業後、大学に進むが、学業には目を向けず、芝居に夢中になる日々を過ごす。大学卒業後、広告・マーケティング会社に入社。5年区切りで、コピーライティング、広告プランニング、マーケティング、店舗開発、マネージメント指導などの業務を経験する。2...

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