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2010年08月30日(月)更新

「商業界」10月号に原稿が掲載されました

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

商業界10月号

「商業界」10月号が届きました。依頼されて書いた原稿が掲載されています。
事例特集で、タイトルは「まちは商人が育てる……地域に眠るブランドのタネの育て方」です。

商業界10月号2

各地の商店街やまちの中心部の衰退化になかなか歯止めがかからないのが現状です。
どうしたら活性化出来るのか?ひとつの解決の方向性として、
地域に眠っているブランド資源に光を当てることの必要性と具体的な取り組み方、
そしてその役割が店にあることを書かせていただきました。

リードには次のように書きました。
社会の価値観が大きく変わり、ライフスタイルが多様化する中、
店は「選ばれる理由」を明確にしなければ生き残れない。
「選ばれる理由」づくりは経営者のモノの見方が主軸となるが、
商売の土俵となっている地域やまちの存在を抜きにしては考えられない。
地元を豊かにすることが、結果として永続的な繁盛の基盤となる。


事例として紹介されているのは、古町糀製造所(新潟県新潟市)と墨田観光協会です。
古町糀製造所の店主は㈱和僑商店の代表取締役の葉葺正幸さん、
墨田観光協会の理事は久米繊維工業株式会社の代表取締役の久米信行さんです。

お二人には弊社のブランディングセミナーでも講演をしていただき、懇意にしていただいています。
個人的にとても尊敬している経営者だけに、いっしょに特集を組めたことをうれしく思います。
「商業界」の笹井編集長に感謝です。

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2010年08月30日(月)更新

「第8回 木との語らい」多摩美術大学木彫教室作品展

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

木との語らい1

今年で8回目となる多摩美術大学木彫教室作品展「木との語らい」が、
聖路加国際病院のロビーと野外庭園で開催されています。
総展示作品は52点、野外庭園には20点ほどが木々に囲まれた緑の芝生の上に展示されています。

木彫りの温かさと造形的なおもしろさに心が惹きつけられます。
人が少なくゆっくりと観れるのもいいですね。

木との語らい2
木彫りの象、動きだしそうな感じです。

木との語らい3
でかい手、不思議な質感です。

木との語らい4
謎の怪鳥?近くには木で出来た卵もありました。

木との語らい5
これまた静かな存在感の漂う作品です。


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2010年08月28日(土)更新

第22回ブランディング・セミナー終了

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

中小企業の経営者を対象とした「第22回ブランディング・セミナー」を
8月26日(木)に東京国際フォーラムで開催しました。
今回のセミナーのテーマは「あなたの会社の眠っている価値を掘り起こす」でした。

第22回Bセミナー

第一講座は、私が「眠っている価値を掘り起こし、ブランド力に変えるシナリオ」をテーマに、
価値のタネを見つける4つの視点と、価値のタネを具体化させる30のマトリックスなどを解説しました。

第2講座では弊社のマーケティングディレクターの岡本亮二が
「価値を見える化し、目指すべき顧客に伝えるしくみ」をテーマに、
第1講座で発見した「価値」を、顧客価値に変える9つの着眼点を提示し、事例をもとに解説しました。

第3講座は「富士宮やきそば学会」会長 渡辺英彦氏を招き、
「『ものづくり』から『ものがたりづくり』へ、今なぜB級ご当地グルメなのか?」
と題した特別講演を行いました。

渡辺会長

渡辺英彦氏は2000年にまちおこしを目的とした「富士宮やきそば学会」を設立。
地元で食べ続けられている特徴のある「富士宮のやきそば」を、行政の予算ゼロの中、
ユニークな企画力と行動力で次々と情報を発信し、多くのメディアを動かしました。

「ものがいいのは当たり前、時代は“ものづくり”から“ものがたりづくり”へと変化している」
と語る渡辺会長の講演からは、中小企業のブランディングに必要なヒントを数多く得ることが出来ました。

実際に参加された方の声をご紹介!(アンケート抜粋)

■楽しくしているお客様の顔が値に移るようです。消費者への伝え方がこれから生かせるように考え、
行動していきます。楽しいセミナーありがとうございます。

■社内に隠れている種さがし。「あるもの探し」を積極的にするべきだと思った。

■渡辺会長の発想の転換は、大変勉強になりました。

■回を重ねるごとにバージョンアップしているセミナー。大変身に沁み込んできました。
お客様だけでなく、自分自身のブランディングにも参考にしたいと思います。

■知性に裏付けられた、おやじギャグと企画はとても楽しめました。
これからの地方のブランディングはコーディネート企画が鍵だとおもいます。

■何度もお店を「ブランディング」していく方法を伺っていますが、なかなか取り組まず、反省です。
今日改めて話を聞き、刺激となりました。
早く自店の価値あるタネを見つけ、花が咲くよう、みんなで話し合い、行動に移そうと思います。

■気持ちが高ぶる話をたくさん聞かせていただき、ありがとうございました。

■私たちの店の資源の見直し、改めて考え直す機会をいただけました。
普段の活動の復習にもなりました。

■最初から最後まで、私たちの店に活かせることを考えながらお話を聞かせていただきました。
いろいろアイデアや見直したいことも浮かび、ともて参考になりました。ありがとうございます。

■当たり前のものを見直す視点、渡辺会長の講演で言葉の力、有効性を実感しました。
厳しいのは、伝え方だと思われます。成功事例を解説することにより、
逆方向から狙いなどを見つける事は出来ますが、ターゲットやマーケットを見誤った事例等も
反面として例示していただけると理解しやすいと思いました。

■富士宮やきそば―両国ちゃんこ同盟など、様々なヒントと刺激をいただきましたので、
行動に移せる段取りを整えていきたいと考えます。

■第一講座と第二講座を聞いて、顧客価値の開発の新しい視点をいただきました。
第一の「見つける方法③」は、第二の「9つの着眼点」がその方法にもなると思いました。
元々ある価値の発見と「価値のつけ変え」で新しく価値をつくるという手法は抜群です。

■最後の渡辺氏の講演は圧倒的な説得力がありました。
こんなすごいマーケティングもありか、こんなビジネスモデルも可能なんだとガツンと殴られた思いです。
ブランディング万歳といった気分になりました。

■3つの講座すべて参考になりました。

■「企業は人なり」社員のレベルを問題点の一つとして考えていましたが、
「あるもの探し」をすることにより、企業としての向上性、活性化(モチベーションアップ)に
つながるヒントを本日の講演に感じました。ありがとうございます。

■顧客価値について、価値を組む合わせる事により、さらに大きな展開が可能になることを強く感じました。
考え方を一工夫すれば、まだまだ色々と取り組めると思いました。勉強になりました。

■渡辺会長の「町お越し」「ものづくり」の講演を聞きまして、
さぞかし当初は大変、そして現在も苦労されていると思いますが、発想の柔軟性にはビックリしました。
非常に楽しく取り組まれていると思われます。

■①タネ探しのポイント:整理に活かせると思う ②仕組みづくりのポイントに活かせると思う
③ものがたりが大事になっている。

■①報道につなげること、そのために言葉ありき ②親父ギャグでも楽に面白く考えてもいいと思った


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2010年08月25日(水)更新

久米社長の「やり抜く!技術」、読ませていただいています

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

勝手に師匠と読んで、いつも刺激をいただいている久米繊維工業の
久米信行社長の新著「やり抜く!技術」が届きました。

やり抜く技術

早速ページをめくりましたら、まあ、痛いところをぐさっとついて、
やわらかくフォローしてくれるような内容ばかりです。
弊社の社員メンバーにも「必読の一冊」と言ってあります。

弊社のお取引先の1社では、昨年度の経営方針を久米さんの前著に刺激を受けたこともあり、
「即行動…世のため人のためになって、周りが元気になって、儲かることであれば即行動」にされました。

そして、今年度の経営方針は
「突き進む……常に気持ちを前に向け、自分たちが決めたことを、必ずやり抜く1年」。
いま半期が終わった段階ですが、早速、お取引先の社長さんに久米さんの新著をご紹介いたしました。

そう言えば、15年以上前のことになりますが、
やっかいな仕事の連続と部門のマネジメントに頭を悩ませていた時のことです。

思わず「めんどうくさいなあ」とつぶやくと、
ある方が「経営者(その時はまだサラリーマンでした)ならば、
仕事と会社が『めんどうくさいなあ』と思ったら時が辞め時だよ」と言われました。

その時は別段深く考えず聞き流していたのですが、
どういうわけかその言葉は忘れないで覚えています。
経営者になって、めんどうくさいなあと思うと、この言葉が頭に浮かんできます。

明日は、第22回ブランディング・セミナーです。
セミナーでもこの本を参加者にご紹介させていただきます。

久米社長、日本実業出版社さん、素敵な本をありがとうございます。


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2010年08月23日(月)更新

おすすめの映画「瞳の奥の秘密」

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

久しぶりに映画ネタです。先週の土曜日に、映画「瞳の奥の秘密」を観ました。
アルゼンチンとスペインの合作で、昨年度の第82回アカデミー外国語映画賞を受賞したサスペンスです。
ちなみにその前の81回の受賞作品は「おくりびと」でした。

瞳の奥の秘密
画像は「シネマトゥデイ」より
http://www.cinematoday.jp/movie/T0008892

舞台はブエノスアイレス、刑事裁判所を定年退職したベンハミンは、
25年前に担当した未解決の殺人事件についての小説を書くことを決意します。
事件当時の職場を訪れ、元上司の検事補イレーネと再会したベンハミンは、
イレーネとともに当時の捜査を振り返りながら、殺人事件の裏側に潜む謎に迫っていきます。

主人公ベンハミンを演じているのは、アルゼンチンの国民的俳優リカルド・ダリン。
監督はブエノスアイレス出身のファン・ホゼ・カンパネッラです。
映画は、現代と過去が交互に登場し、忌まわしい事件の謎が次第に明らかになっていきます。

25年前の回想シーンは1974年のこと。映画では、この時代の腐敗した政治がキーワードになります。
難しい解釈が必要な映画ではないのですが、ちょっと気になり、ウィキペディアで調べてみました。

世界第5位の富裕国であったアルゼンチンは、1929年の世界恐慌で大打撃を受けます。
経済、政治は不安定化し、政権が次々と変わり、1930年代は“忌まわしき10年”と呼ばれていました。

この時期に登場したのが、ファン・ペロンです。
1946年の選挙で大統領に就任した大統領に就任したフアン・ペロンは、第二次世界大戦で得た
莫大な外貨を梃子として、経済的積極国家政策を推し進めました。

ファン・ペロンの愛人で後に、ファーストレディになったが、エバ・ペロン、通称エビータです。
田舎の貧しい家庭に生まれた彼女は、15歳で家出をしてブエノスアイレスに行き、
映画や声優として活躍し始めた頃にファン・ペロンと出会います。
その波乱に満ちた生涯はミュージカルや映画にもなっています。

ファン・ペロンの経済的な積極策は当初は成功したのですが、すぐに外資を使い果たしてしまいました。
さらに聖母のように崇められていた妻エバ・ペロンが33歳の若さで亡くなると、
ファン・ペロンの政策はさらに傾き出していったのです。

1955年の軍部保守派によるクーデターでペロンはスペインに亡命します。
フアン・ペロンの失脚後、アルゼンチンの経済は下降期に入り、
政治的にもペロン主義者と軍部の対立が国家の混乱に拍車をかけたのです。

1962年には、軍部が実権を握りましたが、この時の軍事政権は長続きしませんでした。
1966年のクーデター後は、都市ゲリラと軍部との抗争で多くの犠牲者が出るなど、
さながら内戦の様相を呈していったのです。

1969年にコルドバで起きたコルドバ暴動後は、軍事政権はテロを収拾するために、
穏健政策に転じ、自由選挙を行うこととなり、1973年のこの選挙ではペロン党が勝利したのです。
そして、亡命先のスペインからフアン・ペロンが帰国して三度大統領に就任しました。

しかし、ペロンは翌1974年に病死し、1974年に副大統領から世界初の女性大統領に昇格したのは
妻のイサベル・ペロンでした。ちなみに、イサベル・ペロンはスペインのナイトクラブの歌手だった時に、
亡命中のファン・ペロンと出会い、結婚した女性です。

大統領に就任したイサベル・ペロンは、拙劣な政策を積み重ね、
アルゼンチンの治安、経済共に悪化の一途を辿っていきます。
1976年には、軍事クーデターを起こり、再び官僚主義的権威主義体制がアルゼンチンに生まれました。

このクーデターに端を発する超極右的軍事政権のもとでは、極端な左翼狩りが行われていました。
この弾圧で3万人が犠牲になったと言われています。
本作で登場する重要人物は、この左翼狩り要員として雇われることによって殺人事件の特赦を受けます。

ここがこの映画のポイントなのですが、これ以上はこれからご覧になられる方に、
ネタばれになってはいけないので、詳細は書きませんいずれにしろ、
過去と現代が巧みに織り込んだ脚本がすごく良く出来ています。
心理的な場面もわかりやすく表現されていました。

冒頭、サスペンスと書きましたが、実はこの映画はラブストーリー。
衝撃的なラストシーンも、ベンハミンとイレーネの愛の行方で
ほっとした気持ちで観終わることが出来ました。
この夏一番の見ごたえのある作品でした。

「瞳の奥の秘密」公式サイト http://www.hitomi-himitsu.jp/





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2010年08月17日(火)更新

「BRUTUS」の特集「東京の、東へ」

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

東京スカイツリーの影響で、墨田区や台東区の話題やニュースが目につきます。
なかでも、両国の某飲食店のブランディングに取り組んでいる関係もあり、両国界隈が気になっています。

8月16日に発売されたマガジンハウス(会社の近くにあります)「BRUTUS」でも、
「東京の、東へ」という特集を組んでいます。特集のリード文をちょっと長いのですが、ご紹介しますね。

ブルータス

東京の勢力図が、変わりつつある。西麻布、六本木、南青山,中目黒、代官山、代々木上原。東京のカルチャーは長らく“皇居の西側”エリアが牽引してきた。しかし「あの町がおしゃれ」という価値観は不景気に呑み込まれ、津波の後に見えたのは“皇居の東側”の元気な姿。クリエーターは「西」よりも安い家賃で広いスペースを手に入れ、続々と「東」に集結中。バズと人真似にまみれた世界から解き放たれ、街を闊歩する。そして変わりゆく「東」東京の勢いを象徴すべく聳えつつある東京スカイツリー。無邪気に天を貫く大きな傍の麓に、東京の魅力がざわざわと集まり始めている。ロンドンのイーストエンド、NYのロウワーイーストサイド、東ベルリンだったミッテ……、「東」では新しい文化が生まれ、時代を彩ってきた。今までの物差しでは測れない日常が「東京の東」でも始まっている。日の出ずる場所、東には、どこか希望の臭いがする。飛び込もう、東京の、東へ。

「BRUTUS」で紹介されているのは、押上、馬喰町、御徒町、谷根千、浅草、十間橋、向島、
京島、末広町、北千住、立石、三ノ輪、日暮里、三河島、錦糸町、上野、人形町、神田、曳舟、
両国、鴬谷、吉原、秋葉原、清澄白河、吾妻橋、蔵前、浅草橋、神保町、山谷、辰巳の30エリア、
いずれも「BRUTUS」らしいセレクトのショップや人物が登場しています。

下記をクリックしますと、「BRUTUS」のページを立ち読みすることが出来ます。
http://magazineworld.jp/brutus/692/read/

「BRUTUS」ウェッブサイトの「From Editors」というページにこんな一文が掲載されていました。
東京の東エリアをつかまえるポイントだと思いました。

今回、この特集を創るにあたり、スタッフにお願いしたのは、「下町」というコトバを安易に使わないでください、ということでした。人情に厚く、昭和の匂いが残る……そんなステレオタイプな「下町」のイメージを訴求することは“東京のテーマパーク”的な扱いにしか過ぎないし、結局「山の手」と「下町」という二元論に陥るだけです。


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2010年08月02日(月)更新

ヒヤリングは岡目八目

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

7月から都内にある飲食店のブランディングプロジェクトに取り組んでいます。
創業35周年の歴史を持つその分野ではトップレベルのお店です。

このプロジェクトは3つのブランディングフレームを9カ月かけて取り組みます。
経営者はもちろんこと、経営幹部も社員さんも熱心に取り組んでいただいており、
いい仕事をしなければと思いを強くしています。

いまは第1のフレームの「ミッションプロジェクト」の段階で、全社員さんのヒヤリングを行っています。
ランチが終わった後から夜の営業が始まるまでの4時間に、お一人30分程度、1日6名のヒヤリングです。

すでに2日間のヒヤリング終了し、今週も2日間予定しています。
ヒヤリングは、人物評価ではありませんし、仕事のあらさがしでもありません。
ヒヤリングの目的は5項目の質問をさせていただき、
その会社の持っている価値をおひとりお一人の話の中から発見することです。

「岡目八目」という言葉があります。
“本人よりもそばで見ている人のほうが物事の善悪が分かる”という意味です。
もともとは囲碁で使われた言葉で、他人が打っている碁をそばから見ていると、
八目(はちめ)つまり、石を八つ置いた先が読めるということから生まれた言葉です。

ヒヤリングもこれに似ています。
当事者たちにとっては、当たり前のことが消費者視点から見るとすごく重要ということが見えてきます。
“こんなことが喜ばれるのか”と本人たちは首をかしげるようなことも発見出来ます。

人はどうしても、自分にないもの、足りないものを求めます。
思考回路がそうなっているのが普通ですから、仕方がないことですが、
ブランディングで大事なのは、ないもの探しよりも、「あるもの探し」です。

ないものを探すことはとても疲れることです。
“どうせ無理だよなあ”という意識が働くからかもしれません。
自分の弱点は自分が一番よく知っているはずです。
しかし、自分のいいところとなるとこれが意外と見えないのです。

だからこそ、自社に眠っている価値に光を当てることに大きな意味があります。
先ほどの会社は、自分たちが提供している味にすごく自信と愛着を持っていることを感じました。
ヒヤリングでその裏付けとなるバックストーリーがあることもわかりました。

世の中を見ますと、日本も企業も個人もどこか元気がありません。
マスコミやメディアに責任があると思うのですが、
ダメなこと、足りない面、いやな点、うまくいかないことばかりを取り上げ過ぎです。

そんな思いもあり、第22回ブランディングセミナーのテーマは
「あなたの会社の眠っている価値を掘り起こせ!」としました。
自社に眠っている価値の発見の仕方、光の当て方、そしてその価値の伝え方を解説いたします。
ぜひ、ご参加ください。

第22回ブランディングセミナー
日時:8月26日(木)13:30~18:30
会場:東京国際フォーラム4階G408会議室
※詳しい内容はHPをご覧ください→http://www.questory.co.jp


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会社概要

(株)クエストリーは2003年に「店がブランドになる」ことを支援・プロデュースするために設立されました。「店がブランドになる」ためのプロセスをわかりやすく整理し、具体的な成果につながるコンサルティング、プロデュース、クリエイティブを展開しています。代表取締役の櫻田弘文は、これまでに300社以上...

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個人プロフィール

1955年生まれ、自然豊かな山梨県南アルプス市で育つ。高校卒業後、大学に進むが、学業には目を向けず、芝居に夢中になる日々を過ごす。大学卒業後、広告・マーケティング会社に入社。5年区切りで、コピーライティング、広告プランニング、マーケティング、店舗開発、マネージメント指導などの業務を経験する。2...

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