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2010年08月25日(水)更新

久米社長の「やり抜く!技術」、読ませていただいています

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

勝手に師匠と読んで、いつも刺激をいただいている久米繊維工業の
久米信行社長の新著「やり抜く!技術」が届きました。

やり抜く技術

早速ページをめくりましたら、まあ、痛いところをぐさっとついて、
やわらかくフォローしてくれるような内容ばかりです。
弊社の社員メンバーにも「必読の一冊」と言ってあります。

弊社のお取引先の1社では、昨年度の経営方針を久米さんの前著に刺激を受けたこともあり、
「即行動…世のため人のためになって、周りが元気になって、儲かることであれば即行動」にされました。

そして、今年度の経営方針は
「突き進む……常に気持ちを前に向け、自分たちが決めたことを、必ずやり抜く1年」。
いま半期が終わった段階ですが、早速、お取引先の社長さんに久米さんの新著をご紹介いたしました。

そう言えば、15年以上前のことになりますが、
やっかいな仕事の連続と部門のマネジメントに頭を悩ませていた時のことです。

思わず「めんどうくさいなあ」とつぶやくと、
ある方が「経営者(その時はまだサラリーマンでした)ならば、
仕事と会社が『めんどうくさいなあ』と思ったら時が辞め時だよ」と言われました。

その時は別段深く考えず聞き流していたのですが、
どういうわけかその言葉は忘れないで覚えています。
経営者になって、めんどうくさいなあと思うと、この言葉が頭に浮かんできます。

明日は、第22回ブランディング・セミナーです。
セミナーでもこの本を参加者にご紹介させていただきます。

久米社長、日本実業出版社さん、素敵な本をありがとうございます。


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2010年08月23日(月)更新

おすすめの映画「瞳の奥の秘密」

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

久しぶりに映画ネタです。先週の土曜日に、映画「瞳の奥の秘密」を観ました。
アルゼンチンとスペインの合作で、昨年度の第82回アカデミー外国語映画賞を受賞したサスペンスです。
ちなみにその前の81回の受賞作品は「おくりびと」でした。

瞳の奥の秘密
画像は「シネマトゥデイ」より
http://www.cinematoday.jp/movie/T0008892

舞台はブエノスアイレス、刑事裁判所を定年退職したベンハミンは、
25年前に担当した未解決の殺人事件についての小説を書くことを決意します。
事件当時の職場を訪れ、元上司の検事補イレーネと再会したベンハミンは、
イレーネとともに当時の捜査を振り返りながら、殺人事件の裏側に潜む謎に迫っていきます。

主人公ベンハミンを演じているのは、アルゼンチンの国民的俳優リカルド・ダリン。
監督はブエノスアイレス出身のファン・ホゼ・カンパネッラです。
映画は、現代と過去が交互に登場し、忌まわしい事件の謎が次第に明らかになっていきます。

25年前の回想シーンは1974年のこと。映画では、この時代の腐敗した政治がキーワードになります。
難しい解釈が必要な映画ではないのですが、ちょっと気になり、ウィキペディアで調べてみました。

世界第5位の富裕国であったアルゼンチンは、1929年の世界恐慌で大打撃を受けます。
経済、政治は不安定化し、政権が次々と変わり、1930年代は“忌まわしき10年”と呼ばれていました。

この時期に登場したのが、ファン・ペロンです。
1946年の選挙で大統領に就任した大統領に就任したフアン・ペロンは、第二次世界大戦で得た
莫大な外貨を梃子として、経済的積極国家政策を推し進めました。

ファン・ペロンの愛人で後に、ファーストレディになったが、エバ・ペロン、通称エビータです。
田舎の貧しい家庭に生まれた彼女は、15歳で家出をしてブエノスアイレスに行き、
映画や声優として活躍し始めた頃にファン・ペロンと出会います。
その波乱に満ちた生涯はミュージカルや映画にもなっています。

ファン・ペロンの経済的な積極策は当初は成功したのですが、すぐに外資を使い果たしてしまいました。
さらに聖母のように崇められていた妻エバ・ペロンが33歳の若さで亡くなると、
ファン・ペロンの政策はさらに傾き出していったのです。

1955年の軍部保守派によるクーデターでペロンはスペインに亡命します。
フアン・ペロンの失脚後、アルゼンチンの経済は下降期に入り、
政治的にもペロン主義者と軍部の対立が国家の混乱に拍車をかけたのです。

1962年には、軍部が実権を握りましたが、この時の軍事政権は長続きしませんでした。
1966年のクーデター後は、都市ゲリラと軍部との抗争で多くの犠牲者が出るなど、
さながら内戦の様相を呈していったのです。

1969年にコルドバで起きたコルドバ暴動後は、軍事政権はテロを収拾するために、
穏健政策に転じ、自由選挙を行うこととなり、1973年のこの選挙ではペロン党が勝利したのです。
そして、亡命先のスペインからフアン・ペロンが帰国して三度大統領に就任しました。

しかし、ペロンは翌1974年に病死し、1974年に副大統領から世界初の女性大統領に昇格したのは
妻のイサベル・ペロンでした。ちなみに、イサベル・ペロンはスペインのナイトクラブの歌手だった時に、
亡命中のファン・ペロンと出会い、結婚した女性です。

大統領に就任したイサベル・ペロンは、拙劣な政策を積み重ね、
アルゼンチンの治安、経済共に悪化の一途を辿っていきます。
1976年には、軍事クーデターを起こり、再び官僚主義的権威主義体制がアルゼンチンに生まれました。

このクーデターに端を発する超極右的軍事政権のもとでは、極端な左翼狩りが行われていました。
この弾圧で3万人が犠牲になったと言われています。
本作で登場する重要人物は、この左翼狩り要員として雇われることによって殺人事件の特赦を受けます。

ここがこの映画のポイントなのですが、これ以上はこれからご覧になられる方に、
ネタばれになってはいけないので、詳細は書きませんいずれにしろ、
過去と現代が巧みに織り込んだ脚本がすごく良く出来ています。
心理的な場面もわかりやすく表現されていました。

冒頭、サスペンスと書きましたが、実はこの映画はラブストーリー。
衝撃的なラストシーンも、ベンハミンとイレーネの愛の行方で
ほっとした気持ちで観終わることが出来ました。
この夏一番の見ごたえのある作品でした。

「瞳の奥の秘密」公式サイト http://www.hitomi-himitsu.jp/





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2010年08月17日(火)更新

「BRUTUS」の特集「東京の、東へ」

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

東京スカイツリーの影響で、墨田区や台東区の話題やニュースが目につきます。
なかでも、両国の某飲食店のブランディングに取り組んでいる関係もあり、両国界隈が気になっています。

8月16日に発売されたマガジンハウス(会社の近くにあります)「BRUTUS」でも、
「東京の、東へ」という特集を組んでいます。特集のリード文をちょっと長いのですが、ご紹介しますね。

ブルータス

東京の勢力図が、変わりつつある。西麻布、六本木、南青山,中目黒、代官山、代々木上原。東京のカルチャーは長らく“皇居の西側”エリアが牽引してきた。しかし「あの町がおしゃれ」という価値観は不景気に呑み込まれ、津波の後に見えたのは“皇居の東側”の元気な姿。クリエーターは「西」よりも安い家賃で広いスペースを手に入れ、続々と「東」に集結中。バズと人真似にまみれた世界から解き放たれ、街を闊歩する。そして変わりゆく「東」東京の勢いを象徴すべく聳えつつある東京スカイツリー。無邪気に天を貫く大きな傍の麓に、東京の魅力がざわざわと集まり始めている。ロンドンのイーストエンド、NYのロウワーイーストサイド、東ベルリンだったミッテ……、「東」では新しい文化が生まれ、時代を彩ってきた。今までの物差しでは測れない日常が「東京の東」でも始まっている。日の出ずる場所、東には、どこか希望の臭いがする。飛び込もう、東京の、東へ。

「BRUTUS」で紹介されているのは、押上、馬喰町、御徒町、谷根千、浅草、十間橋、向島、
京島、末広町、北千住、立石、三ノ輪、日暮里、三河島、錦糸町、上野、人形町、神田、曳舟、
両国、鴬谷、吉原、秋葉原、清澄白河、吾妻橋、蔵前、浅草橋、神保町、山谷、辰巳の30エリア、
いずれも「BRUTUS」らしいセレクトのショップや人物が登場しています。

下記をクリックしますと、「BRUTUS」のページを立ち読みすることが出来ます。
http://magazineworld.jp/brutus/692/read/

「BRUTUS」ウェッブサイトの「From Editors」というページにこんな一文が掲載されていました。
東京の東エリアをつかまえるポイントだと思いました。

今回、この特集を創るにあたり、スタッフにお願いしたのは、「下町」というコトバを安易に使わないでください、ということでした。人情に厚く、昭和の匂いが残る……そんなステレオタイプな「下町」のイメージを訴求することは“東京のテーマパーク”的な扱いにしか過ぎないし、結局「山の手」と「下町」という二元論に陥るだけです。


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2010年08月02日(月)更新

ヒヤリングは岡目八目

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

7月から都内にある飲食店のブランディングプロジェクトに取り組んでいます。
創業35周年の歴史を持つその分野ではトップレベルのお店です。

このプロジェクトは3つのブランディングフレームを9カ月かけて取り組みます。
経営者はもちろんこと、経営幹部も社員さんも熱心に取り組んでいただいており、
いい仕事をしなければと思いを強くしています。

いまは第1のフレームの「ミッションプロジェクト」の段階で、全社員さんのヒヤリングを行っています。
ランチが終わった後から夜の営業が始まるまでの4時間に、お一人30分程度、1日6名のヒヤリングです。

すでに2日間のヒヤリング終了し、今週も2日間予定しています。
ヒヤリングは、人物評価ではありませんし、仕事のあらさがしでもありません。
ヒヤリングの目的は5項目の質問をさせていただき、
その会社の持っている価値をおひとりお一人の話の中から発見することです。

「岡目八目」という言葉があります。
“本人よりもそばで見ている人のほうが物事の善悪が分かる”という意味です。
もともとは囲碁で使われた言葉で、他人が打っている碁をそばから見ていると、
八目(はちめ)つまり、石を八つ置いた先が読めるということから生まれた言葉です。

ヒヤリングもこれに似ています。
当事者たちにとっては、当たり前のことが消費者視点から見るとすごく重要ということが見えてきます。
“こんなことが喜ばれるのか”と本人たちは首をかしげるようなことも発見出来ます。

人はどうしても、自分にないもの、足りないものを求めます。
思考回路がそうなっているのが普通ですから、仕方がないことですが、
ブランディングで大事なのは、ないもの探しよりも、「あるもの探し」です。

ないものを探すことはとても疲れることです。
“どうせ無理だよなあ”という意識が働くからかもしれません。
自分の弱点は自分が一番よく知っているはずです。
しかし、自分のいいところとなるとこれが意外と見えないのです。

だからこそ、自社に眠っている価値に光を当てることに大きな意味があります。
先ほどの会社は、自分たちが提供している味にすごく自信と愛着を持っていることを感じました。
ヒヤリングでその裏付けとなるバックストーリーがあることもわかりました。

世の中を見ますと、日本も企業も個人もどこか元気がありません。
マスコミやメディアに責任があると思うのですが、
ダメなこと、足りない面、いやな点、うまくいかないことばかりを取り上げ過ぎです。

そんな思いもあり、第22回ブランディングセミナーのテーマは
「あなたの会社の眠っている価値を掘り起こせ!」としました。
自社に眠っている価値の発見の仕方、光の当て方、そしてその価値の伝え方を解説いたします。
ぜひ、ご参加ください。

第22回ブランディングセミナー
日時:8月26日(木)13:30~18:30
会場:東京国際フォーラム4階G408会議室
※詳しい内容はHPをご覧ください→http://www.questory.co.jp


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2010年07月30日(金)更新

あなたの会社の眠っている価値を掘り起こせ!

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

8月26日(木)に開催する第22回ブランディングセミナーのテーマは
「あなたの会社の眠っている価値を掘り起こせ!」

そのテーマの背景をちょっと説明いたします。

厳しい経営環境の中、中小企業は何を基軸として経営を進めていったらいいのでしょうか。
大手との同質化競争は、必ず体力勝負となり、やがては疲弊してしまいます。

しかし、世の中を見渡してみますと、新しい感性と仕組みを持った小さな会社、
あるいは個人がブランドとしてパワーを持ち、社会から大きな支持を得ているのです。

その背景にあるのは需要が量ではなく質を求めていることです。
ターゲットや焦点を絞って、より本物を提供するビジネスに社会のニーズが移
ってきているのです。

いま、中小企業が目指す経営は「ブランディング」です。
その一歩は、経営資源を洗い直し、他にない価値を掘り起し、自社の強みとして磨き高めることなのです。
不況は物事の本質に焦点を当て、自社の強みを磨き高めるチャンスです

今回のセミナーでは「あなたの会社の眠っている価値を掘り起こす」ための基本的な考え方と
実践のシナリオを、具体的な事例を交えて解説いたします。

また、特別講演として、「やきそば」に光を当て、まちおこしと地域ブランドの確立を実現した
静岡県の「富士宮焼きそば学会」の会長である渡辺英彦氏に語っていただきます。

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第22回ショップブランディング・セミナー
日時:8月24日(火)PM13:30~18:30(受付13:00~)
会場:東京国際フォーラム 4階G408会議室


詳細は弊社HPをご覧ください。http://www.questory.co.jp/


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2010年07月23日(金)更新

特別講演決定!「富士宮やきそば学会」会長の渡辺英彦氏

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

「第22回ブランディングセミナー」の詳細がやっと決定しました。
一部の方からは、内容はまだなのかというお問い合わせをいただきました。
特別講演の講師の決定が遅れていたのですが、素晴らしい講師が決まりました。

■日程が、8月24日(火)から26日(木)に変更になりました。
講師の関係で、開催日程が8月24日(火)から26(木)に変更になりました。
申し訳ございませんが、26日(木)でご予定ください。
なお、会場は「東京国際フォーラム 4階G408会議室」で変わりありません。

■テーマは「あなたの会社の眠っている価値を掘り起こせ!」 
もうひとつ変更です。当初決めていましたテーマは
「全員力がブランドを輝かせる」でしたが、上記のテーマに変更です。
「全員力がブランドを輝かせる」は次回のブランディングセミナーで取り上げます。お楽しみに。

■特別講演は「富士宮やきそば学会」の会長、渡辺英彦氏に決定渡辺英彦氏

「ものづくりの時代」から「ものがたりの時代」へ
やきそばによるまちおこしと地域ブランドの確立


2000年にまちおこしを目的として「富士宮やきそば学会」を設立。
地元で食べ続けられている特徴のある「富士宮のやきそば」を、行政の予算ゼロの中、
ユニークな企画力と行動力で次々と情報を発信し、多くのメディアを動かしました。

2006年から始めた「B-1グランプリ」では2年連続でグランプリを獲得し、
さらに「富士宮やきそば」の認知度を向上させたのです。
いまでは全国的に知られる地域ブランドになりました。

「富士宮やきそば学会」設立から6年間で、富士宮市を訪れる観光客は約60万人に増加し、
217億円の経済波級効果を生み出しました。
2010年までの10年間ではおよそ400~500億円の経済効果があると言われています。
まさに、まちおこしの成功事例です。

「ものがいいのは当たり前、時代は“ものづくり”から“ものがたりづくり”へと変化している」
と語る渡辺会長の講演は、中小企業のブランディングのヒントが満載です。

「富士宮やきそば学会」http://www.umya-yakisoba.com/



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2010年07月12日(月)更新

つかこうへいさんの「熱海殺人事件」

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

劇作家のつかこうへいさんが亡くなりました。まだ62歳、早すぎます。

つかこうへいさんは、今年1月に肺がんを公表し、闘病生活を送りながらも
入院先の病院に稽古のビデオを持ちこんで演技指導を支持するなど、
最後まで舞台に意欲を燃やしていたとニュースは伝えています。

つかこうへい
※画像は「gooニュース」より

つかこうへいさんは、1974年に「劇団つかこうへい事務所」を旗揚げし、
同年、「熱海殺人事件」で、岸田国士戯曲賞を過去最年少の25歳で受賞。
若くして脚光を浴びた方でした。

実は僕が大学に入ったは、1973年のこと。
芝居にあこがれ、大学1年の後半から4年の夏まで、大学とは別の劇団に入っていました。

小さな劇団だったので、役者も裏方もやりましたが、いま思い出しても楽しかったですね。
芝居もですが、とにかく仲間とよく飲みました。そう言えば、かみさんともそこで出会いました。

当時は、唐十郎さんが全盛でよく公演を見に行きました。
その後、つかこうへいさんの人気が高まり、最初に観たのは、
1975年頃に紀伊国屋ホールで上演された「熱海殺人事件」でした。

はっきりとは覚えていないのですが、確かチケットが700円ぐらいだったと思います。
劇団の仲間といっしょに並んで前売り券を買った覚えがあります。

「熱海殺人事件」には、いまは亡き三浦洋一さん、平田満さん、加藤健さん、
根岸季江さんが出ていました。
つかさんをはじめ、みんな20代で、きらきらしていました。

速射砲のように台詞が飛び出すテンポのいい芝居に引き込まれました。
社会に対する批判精神をウィットにとんだストーリーに巧みに織り込み、とにかく刺激的な舞台でした。

その後、大学を卒業し、社会人になってからは、芝居とはまったく無縁になってしましましたが、
今日のつかこうへいさんの死去のニュースに、当時のことが浮かんできて、ちょっと胸が熱くなりました。

心からつかこうへいさんのご冥福をお祈りいたします。


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2010年06月28日(月)更新

「もしドラ」の岩崎夏海さんの講演会

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

2週間ほど前ですが、今話題の本のひとつ
「もしも高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネージメント』を読んだら」を
書いた作家の岩崎夏海さんの講演を聞きました。

通称“もしドラ”と呼ばれるこの本は、高校野球の女子マネージャーのみなみちゃんと
甲子園を目指す野球部の仲間たちの青春小説の形を取ったビジネス書です。

岩崎さんはほんのイメージとは違い、じっくりと考えながら語る方でした。
ドラッカーとの出会いや放送作家としての経歴など面白い話を聞くことが出来ました。

ドラッカーを再度じっくりと読んでみようと思っています。

さて、講演会で印象に残ったひとつはこんな話
不況でエンターテイメント関係のビジネスも落ち込んでいるが、
昨年から今年にかけて、4つのメガヒットがあった。

ひとつは村上春樹さんの「1Q84」(1、2、3の合計は800万部以上)
2つ目は「ドラゴンクエスト9」(400万本を超え、シリーズ最高)
3つ目は「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」(発売初日売上16億円)
4つ目は「アバター」(興行収益歴代1位)

「売れるものはどこまでも売れる、売れないものはどこまでも売れない」
と岩崎さんは語っていました。


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2010年06月16日(水)更新

業界紙「時宝光学新聞」に第5回目の連載コラムが掲載されました

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

5回シリーズの時宝光学新聞の連載コラム
「ショップブランディング講座」の5回目が6月1日号に掲載されました。
今回の5回目で連載が終了です。時宝光学新聞社さん、ありがとうございました。

時宝光学5回目

今回のテーマは「スタイルが店をブランドにする」。
店のスタイルは、お客様と店の接点であるコンタクトの積み重ねによって生まれます。
大事なことが3つあります。
一つ目は、「コンタクトポイントの軸になるのはミッションである」こと
二つ目は「コンタクトポイントは統一され、維持されなくてはならない」こと
そして3つ目は「コンタクトポイントを決定するのはスタッフ一人ひとりである」ということです。


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2010年06月11日(金)更新

「B級グルメを通じて地域活性化」シンポジウム

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

少し前のことですが、6月2日に「B級グルメを通じて地域活性化」(日本経済新聞社主催)
というシンポジウムが開催されました。当日の講演者は富士宮やきそば学会の渡辺英彦会長、
八戸せんべい汁研究所の木村聡事務局長、愛Bリーグの俵慎一事務局長の3名。

ちなみに、「B級ご当地グルメ」とは地域独特で、安くておいしく、地元に愛されているメニューのこと。
全国各地のご当地グルメが年に一度集まり、グランプリを競い合う祭典が「B-1グランプリ」、
主催は「B級ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会(愛Bリーグ)です。

3名の講演者のお話はどれもおもしろく、ブランディングのヒントがいっぱいでした。
当日のノートのメモから抜粋して紹介します。

●知られなければ存在しないといっしょ
●「存在するとは知覚されることである」ジョージ・バーグの言葉
●広告ではなくマスコミを通じての報道が鍵になる
●うまいものがあるのは当たり前、それをどう伝えるかがポイント
●ネーミングの言葉の力が大きい。話題づくりと継続的な情報発信が決め手
●社会的利益と個人の利益、自己実現を兼ね備えた活動を目指すべきである
●新しく作らなくてもよい、まずはいまあるものを見直そう
●新たに創るのではなく、まずいまあるものを「探す」
●モノを売るのではなく、町を売る
●食のまちおこしは、食が先はダメ。飲食店が中心になってやってはいけない
●観光客をターゲットにしてはいけない
●一過性のイベントに終わってしまってはダメ。
●持続性、循環的に地域で続いていかなければ地域ブランドとは言えない。
●行政や業界に頼らずに、一般市民の目線が必要
●メディアに取り上げられやすい仕掛けのひとつ
 地域名+メニュー名+活動団体(厚木シロコロホルモン探検隊、鳥取とうふちくわ総研など)
●地元住民が食べないものに、いまどきの観光客は興味を持たない
●B級グルメと言えば何でも売れるわけではない、そろそろ住み分けが必要
●まず町を元気にしたいという考えがあり、そのツールとしての食。食ありきではない。
●飲食関係者が中心になって取り組むと販促活動だと見られてしまう。
●観光客中心ではなく、地元のお客様を大事にしないと食のまちおこしは成功しない
●まずは自分が楽しむ、やらされ間ではうまくいかない、まずは自分がやると決める
●お金をかけずに汗をかく
●予算ありきの活動が続いたためしはない、使うべきは頭と体。


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会社概要

(株)クエストリーは2003年に「店がブランドになる」ことを支援・プロデュースするために設立されました。「店がブランドになる」ためのプロセスをわかりやすく整理し、具体的な成果につながるコンサルティング、プロデュース、クリエイティブを展開しています。代表取締役の櫻田弘文は、これまでに300社以上...

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個人プロフィール

1955年生まれ、自然豊かな山梨県南アルプス市で育つ。高校卒業後、大学に進むが、学業には目を向けず、芝居に夢中になる日々を過ごす。大学卒業後、広告・マーケティング会社に入社。5年区切りで、コピーライティング、広告プランニング、マーケティング、店舗開発、マネージメント指導などの業務を経験する。2...

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