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2009年07月07日(火)更新

台湾茶とプーアール茶の専門店「三徳堂」

昨年3月に社員旅行で台湾に行きました。それで火がついたのかどうか知りませんが、
弊社にはその後1年間に3回も訪問したという台湾フリークがいます。
別のメンバーも来週末からプライベート旅行で台湾に行きます。というわけで台湾がちょっと旬です。

今日は、その台湾フリークとランチの後、ちょっと気になる店に行ってみました。
すずらん通りの7丁目にある台湾茶とプーアール茶の専門店「三徳堂」です。



 

 銀座のなかでも異彩を放つ
 独特の店構えです。
 こういうの結構好きです。いいですねえ。
 1階が販売スペース、2階が喫茶になっています


台湾茶とプーアール茶の専門店「三徳堂」→http://www.santokudo.jp/

店頭には、大きな急須のオブジェが置かれ、かき氷ののれんが揺れています。
銀座の雰囲気とは一線を画すその店構えは、ちょっと異質なムードを放っています。
狭い店内に一歩入ると、銀座の雰囲気はさらに薄らぎ、台湾モード全開です。
店内の空気をかき回す扇風機が台湾の雰囲気を醸し出しています。

左右の壁一面には、袋に入ったものや円盤型に固められた様々なお茶が展示されています。
壁面に“茶友”と記された書が飾られているのが印象的。
店内の中央のテーブルには、立派な茶道具が並んでいます。

店主の山口恵美さんが優しい笑顔と流ちょうな日本語で迎えてくれました。
山口さんは台湾の高尾市出身。8年前に来日し、6年前にここ銀座にお店を構えたそうです。
“最初はうまくいかなくて、とても大変でした。
でも新聞や雑誌に取り上げられ、口コミで次第にお客様が増えていきました。
実は有名な女優さんもいらっしゃいますよ”(名前を聞きました、えっていう人でした)
いまでは台湾好き、お茶好きな人がたくさん集まり、一種の台湾コミュニティの場となっているようです。



 店主の山口さんと。
 後ろに茶友という文字が見えます。
 壁にかかっているのは
 円盤状に固められたお茶です


2階の喫茶スペースに上がり、すずらん通りを見下ろせる窓際の席で、お茶をいただきました。
迷った末、評判のプーアール茶とお茶の寒天がセットになったものをオーダー。
小さなガラスの器に移し、一口飲むと何ともいえない茶葉の香りがふわっと口の中に広がります。
思っていたよりもクセがなくまろやかな味わい。寒天もさっぱりとしており、プーアール茶によく合いました。

銀座には、何ともいえない居心地のいい店や空間があります。
勝手ながら、個人的に「三徳堂」もそのひとつに加えさせていただきます。

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2009年07月07日(火)更新

やるか、やらないか!

「店がブランドになる」ことを支援・プロデュースしているクエストリーの櫻田です。

料理の本をいくら読んでも、実際に作ってみないとおいしいのかどうかはわかりません。
しんなりとなるまで炒めるといっても、やってみないと見当が付きません。
いくら学んでも実際にやってみなければ、考えも技も磨かれないのです。

市井の托鉢者で教育者の石川洋さんという方がいます。
何回か講演をお聞きし、著書も読みました。個人的にとても尊敬しています。
講演会が終了し、石川先生を駅までお送りした時のことです。
講演の内容に感動し、石川先生にこう話しました。
「今日のお話はすごく勉強になりました。でも、なかなか実行出来ないんですよ」。

石川先生は、笑いながらこうお答えになりました。
「櫻田さん、心配することはないですよ、やるか、やらないかですから」。
そういわれて、本当に恥ずかしかった。

“やらないうちから、出来ないと思ったらダメだ”
“素晴らしいと思っても実践しなければ学んだことにならない”
にこやかな笑顔でしたが、厳しい言葉が突き刺さってくるようでした。

“やるか、やらないか”この違いは本当に大きい。
やってみれば、仮にうまくいかなくても何らかの答えが出てきます。
でも、やらなければ何も生まれません。ゼロなのです。

コンサルティングやプロデュースの仕事をしていますと、
“ウチには向いていない”という言葉がよく出てきます。
これを聞くと、瞬間的に、“やらずにどうしてわかるんだ、とことんやってからいって欲しい”と思います。

向いていないのではなく、しんどくてやりたくないだけのこと、自信がないから揺れているのです。
こういう方に限って、“昔の方がよかったとか、これまでのやり方がいい”といいます。
なんとかしたくて、新しいことに取り組もうとしているにもかかわらずです。

確かに正解がない時代ですから、もっといい方法や対策があるかもしれません。
ただし、万人向きのものはないのです。
苦しくても、大変でも、自分流のやり方を作っていくしかないのです。
そのためには、やってみなければ、わからないのです。

複雑な要素の絡み合った課題は、一直線に解決には至りません。
イメージは、自分の立ち位置を決め、軸をしっかりと持ち、その周りをらせん状に上に昇っていくことです。
時には下がることもありますが、立ち位置と軸がしっかりしていれば大丈夫です。


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2009年07月06日(月)更新

生誕150年記念「ルネ・ラリック」展

「店がブランドになる」ことを支援・プロデュースしているクエストリーの櫻田です。

先週の土曜日に六本木の国立新美術館で開催されている
「生誕150年記念 ルネ・ラリック展」を観にいってきました。

ルネラリック1

ルネ・ラリック展→http://www.tokyo-np.co.jp/event/lalique/

ルネ・ラリックは19世紀末から20世紀半ばにかけて、
アールヌーヴォーのジュエリー制作者、アール・デコのガラス工芸家として、
ふたつの分野で活躍した人です。

ルネ・ラリックは1860年にフランスのシャンパーニュ地方に生を受け、1945年に85歳で亡くなりました。
以前ここで観たピカソもそうでしたが、長生きですね。
創作へのエネルギーが生命力を高めるのでしょうか。

今回の展示会では、ジュエリーの時代とガラスの時代の二つに分け、
約400点の作品が一堂に集められていました。
ジュエリーの時代は16歳から40歳頃までです。その頂点は1900年に開催されたパリ万博でした。

その後、ルネ・ラリックはガラス工芸への道に進んでいき、数々の名作を世に発表します。
ガラスを使ったオブジェはもちろんのこと、香水瓶、花器、グラス類のテーブルウェア、
インテリア、カーマスコットなど幅広い作品を作っていることに驚きました。

ジュエリー、ガラスのどちらの時代の作品も素晴らしいのですが、
とくに普段あまり見ることが出来ないジュエリーの時代の作品は思わずため息が出てしまうほどでした。

いまの時代のジュエリーが色あせてしまうほど、大胆でいて繊細な作品の数々です。
才能といってしまえばそれまでですが、
どうしてここまで一人の芸術家が数多くの美しい作品を紡ぎ出せるのかと思ってしまいます。

作品といっしょに鉛筆のデザイン画やデザイン帳が展示されているのですが、それも興味深かったですね。
常に自分の創り出す作品をスケッチしている様子がうかがえました。
単にひらめき型の才能ではなく、コツコツと努力を積み上げていくタイプの作家だったと思います。

こういう展示会や美術展を見るたびに、わずか1,500円で世界的な芸術を、
たっぷりと鑑賞することが出来る喜びを感じます。

ルネ・ラリック展を観た後は、1階のカフェの屋外の席でビールを飲みました。
目の前に緑の濃い風景が広がり、遠くには六本木ヒルズのビルが見える気持ちのいい場所です。
展示会の余韻に浸るにはお勧めのコーナーですよ。

ルネラリック2

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2009年07月03日(金)更新

変える、動く、巻き込む

「店がブランドになる」ことを支援・プロデュースしているクエストリーの櫻田です。

7月から会社が第2四半期に入っています。
いままで通りのことをやっていてはダメだなということを強く感じます。
そしてメンバー全員とミーティングを重ね、次のことを確認しています。
何よりも自分自身に言い聞かせています。

本当に変化の時代だ。同時にこんなにチャンスの扉が開きやすい時はない。
経営でいうところの変化とは、いままで通用したものが通用しなくなるということ。
しかし、変化を読むことは出来ない。
変化したなあと思うのは、結果を見てからのこと、この時点ではすでに遅れている。

どうせ読み切れないのであれば、変化の後追いをするのではなく、自ら変化を創り出していく側に回ろう。
変化とは動いた結果からわかること。いままでとは違うことを、実際にやってみなければわからない。
いいか、悪いかは、やった結果から判断するしかないのだから。

今日の解が、明日も通用するという保証はまったくない。
ならば、確証などなくても変えてみることの方が大事だ。やってみなければわからない。
やってみてダメだったら、違う道に向かえばいいだけのこと。

大きな変化でなくてもいい。小さな変化を次々と起こそう。
変化を起こすためには動くこと。淀んだ水は必ず腐るように、じっとしていても状況は変わらない。
現場に足を運び、元気のいい現実を注視し、消費者起点で考えよう。
変化のヒントは現場に転がっている。

変化に振り回されるではなく、自分で変化を生み出し、変化を追いかけていく側にまわろう。
“ユーモアと好奇心と遊び心を忘れず”これがクエストリーの企業精神だ。
どうせやるなら、おもしろがってやろうぜ。

というわけで、クエストリーの第2四半期(7~9月)の基本方針は、
「変える、動く、巻き込む」です。
 
これに基づき、7月は6つの具体策が進行中!
かなりおもしろいことになるぞ。


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2009年07月02日(木)更新

映画「路上のソリスト」をレイトショーで観る

「店がブランドになる」ことを支援、プロデュースしているクエストリーの櫻田です。

昨日は、8時過ぎに仕事を終えて日比谷に行きました。
日比谷のTOHOシネマズシャンテで上映中の映画「路上のソリスト」のレイトショーを観るためです。

レイトショーってありがたいですね。
8時50分から予告編なしで本篇が始まり、終わったのは10時50分、
その後、日比谷のガード下でビールを飲み、焼き鳥を食べて帰りました。

「路上のソリスト」公式サイト→http://rojyo-soloist.jp/

「路上のソリスト」は、ロサンゼルス・タイムズ紙の記者スティーヴ・ロペスが
ホームレスの音楽家ナサニエル・エアーズとの交流を綴った連載コラムを映画化したもの。
ロペス記者がある公園で出会ったチェロを弾くホームレスの男性の隠された秘密を追っていく実話です。

ナサニエルのチェロの演奏家としての才能を高く評価したロペスは
彼を何とか社会復帰させようと飛び回るのですが、
心に病を持っているナサニエルはこれを受け入れることが出来ません。
ただ、夢心にチェロを弾きたいだけなのです。
ネタばれになるので詳しくは書きませんが、テーマはちょっと重たいのですが心に響く映画でした。

ナサニエル・エアーズを演じているのは俳優ジェミー・フォックスです。
彼は少し前にレイ・チャールズの伝記映画「レイ」に主演して神がかり的な演技をしていました。
「路上のソリスト」でも実際にチェロを弾くシーンが数多く出てきますが、
この人は演奏者の役が本当にうまい。

というわけで、今日のオフィスのBGMは、天才チェリスト「ヨーヨー・マ」、
42歳で夭折したイギリスのチェリスト「ジャクリーヌ・デュプレ」のCDを朝から流しています。

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会社概要

(株)クエストリーは2003年に「店がブランドになる」ことを支援・プロデュースするために設立されました。「店がブランドになる」ためのプロセスをわかりやすく整理し、具体的な成果につながるコンサルティング、プロデュース、クリエイティブを展開しています。代表取締役の櫻田弘文は、これまでに300社以上...

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個人プロフィール

1955年生まれ、自然豊かな山梨県南アルプス市で育つ。高校卒業後、大学に進むが、学業には目を向けず、芝居に夢中になる日々を過ごす。大学卒業後、広告・マーケティング会社に入社。5年区切りで、コピーライティング、広告プランニング、マーケティング、店舗開発、マネージメント指導などの業務を経験する。2...

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