㈱クエストリー 社長 櫻田弘文「ブランディング」通信 | 経営者会報 (社長ブログ)
「店がブランドになる」ことを支援・プロデュース! コンサルティング会社・社長のジャム・セッション
混迷の海を漂うジュエリー業界
昨日、久しぶり(3年ぶりくらい)に「国際宝飾展:IJT」に行った。
知らなかったが、今年で30回目だそうだ。
前職の会社、いまの会社の初期の頃はジュエリー業界の仕事が多かった。
いまでもお取引先があるが、随分と数は減った。というか、減らしてきたと言った方が正しい。
会場では何人かの知り合いにもあった。10数年ぶりの方もいる。
元気な人も、そうでない人もいるが、
総じて口をついて出るのは厳しい経営環境のオンパレード。
バブルがはじけた後でも、2005年頃まではジュエリーはそれなりに売れていた。
しかし、いまは買わない、売れない、だから新しいものが作れない・・・・
会社の初期の頃は、仕事の多くがジュエリー業界だったので、お世話になったお取引先が多い。
だからこそ、寂しいと言うと適切ではなく、ちょっと残念な気持ちになる。
確かに情緒的な商品カテゴリーだけに景気の変動を受けやすい。
高額なものが多いので、ほしくても買えないのかもしれない。
しかし、仮に景気が回復基調になっても、
ジュエリーはそう簡単には好調期のようにはならないと思う。
何が変わったのだろうか。
いくつもの要因が挙げられるが、一番は消費者の価値観の変化だと思う。
会場を回ってもワクワクしない。惹き付けられるブース少ない。
あいかわらず、商品の機能的価値、突き詰めると価格での訴求が圧倒的に多いのだ。
ブランディングではセグメンテーションが重要なステップになる。
市場や消費を小さく切り分けをし、自社はどこを目指すのかを決める大事なステップだ。
でも、ジュエリーのセグメンテーションは10数年、いや20年前と基本的には変わっていない。
資産価値、希少価値、継承価値、コレクション価値
ブライダル、ファッション、アニバーサリー・・・
言葉の表現や売り方は変わったとしても、大きなカテゴリーから抜け出してはいない。
しかも、素材、品質、デザイン、価格などの機能的な価値がほとんどのように感じる。
業界の方々からは反論が多いと思うが、その裏付けや根拠が曖昧なものが少なくない。
しかし、消費者は変わった。
商品の価値だけで売ろうとしても売れないのは、どの業界にも共通の事実だと思う。
価値観の変化に合わせて、さまざまな市場や消費が生まれている。
もっとたくさんのセグメンテーションがジュエリーに求められている。
小さく分けて考えれば、まだまだ消費は生み出せる、眠っているニーズを掘り起こせる。
ジュエリー業界の復活は、価値の細分化、多様化が胆ではないかなあ。
もちろん、僕が知らないだけで、真剣に取り組んでいる企業や個人がたくさんいるに違いない。
知らなかったが、今年で30回目だそうだ。
前職の会社、いまの会社の初期の頃はジュエリー業界の仕事が多かった。
いまでもお取引先があるが、随分と数は減った。というか、減らしてきたと言った方が正しい。
会場では何人かの知り合いにもあった。10数年ぶりの方もいる。
元気な人も、そうでない人もいるが、
総じて口をついて出るのは厳しい経営環境のオンパレード。
バブルがはじけた後でも、2005年頃まではジュエリーはそれなりに売れていた。
しかし、いまは買わない、売れない、だから新しいものが作れない・・・・
会社の初期の頃は、仕事の多くがジュエリー業界だったので、お世話になったお取引先が多い。
だからこそ、寂しいと言うと適切ではなく、ちょっと残念な気持ちになる。
確かに情緒的な商品カテゴリーだけに景気の変動を受けやすい。
高額なものが多いので、ほしくても買えないのかもしれない。
しかし、仮に景気が回復基調になっても、
ジュエリーはそう簡単には好調期のようにはならないと思う。
何が変わったのだろうか。
いくつもの要因が挙げられるが、一番は消費者の価値観の変化だと思う。
会場を回ってもワクワクしない。惹き付けられるブース少ない。
あいかわらず、商品の機能的価値、突き詰めると価格での訴求が圧倒的に多いのだ。
ブランディングではセグメンテーションが重要なステップになる。
市場や消費を小さく切り分けをし、自社はどこを目指すのかを決める大事なステップだ。
でも、ジュエリーのセグメンテーションは10数年、いや20年前と基本的には変わっていない。
資産価値、希少価値、継承価値、コレクション価値
ブライダル、ファッション、アニバーサリー・・・
言葉の表現や売り方は変わったとしても、大きなカテゴリーから抜け出してはいない。
しかも、素材、品質、デザイン、価格などの機能的な価値がほとんどのように感じる。
業界の方々からは反論が多いと思うが、その裏付けや根拠が曖昧なものが少なくない。
しかし、消費者は変わった。
商品の価値だけで売ろうとしても売れないのは、どの業界にも共通の事実だと思う。
価値観の変化に合わせて、さまざまな市場や消費が生まれている。
もっとたくさんのセグメンテーションがジュエリーに求められている。
小さく分けて考えれば、まだまだ消費は生み出せる、眠っているニーズを掘り起こせる。
ジュエリー業界の復活は、価値の細分化、多様化が胆ではないかなあ。
もちろん、僕が知らないだけで、真剣に取り組んでいる企業や個人がたくさんいるに違いない。
┏┓
┗■「3月度ブランディングセッション」━━━━━━━━━━
◆テーマ
えがおが集う場所を創造する
人が主役の店づくりへのチャレンジ
●日 時:2019年3月13日(水)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム(中央会館)7階 ジャスミン
【ゲスト講師】
西岡政憲氏 有限会社西岡家具/カフェクヌート 取締役取締役
▼お問合せ・お申込みは下記からどうぞ
株式会社クエストリー
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx
または 03-5148-2508まで
- Googleカレンダーって便利だけど・・・ [04/15]
- 上質な短編小説のような映画『マイ・ブックショップ』 [04/14]
- カヤック、お花見ランチ、マイ・ブックショップ [04/13]
- 1週間をだらだらと振り返える [04/12]
- 謎と親切に満ちた町 [04/11]
- 映画『約束』のショーケンのこと [03/29]
- 桜に狂う! [03/28]
- 「統一」と「統合」の違い [03/26]
- 映画『グリーンブック』を観る [03/24]
- ミッションは細心に、ファンづくりは大胆に [03/22]
- ユニークな社内イベントをつくろう [03/20]
- 共通体験を通してミッションを伝える [03/19]
- 5月度ブランディングセッションのテーマは「人に寄り添う経営」 [03/18]
- 築地自治会バーベキュー [03/17]
- 「Life has its ups and downs」 [03/15]
- 「Turret COFFEE」のブランド力 [03/11]
- 『プリズン・ブレイク』 [03/10]
- 大横川沿いの河津桜 [03/09]
- 映画『ボビーフィッシャーを探して』 [03/08]
- ワークショップのやり方をワークショップする [03/07]
- 2019年4月(5)
- 2019年3月(21)
- 2019年2月(28)
- 2019年1月(31)
- 2018年12月(2)
- 2018年11月(2)
- 2018年10月(13)
- 2018年8月(3)
- 2018年7月(10)
- 2018年5月(8)
- 2018年4月(8)
- 2018年2月(3)
- 2017年12月(9)
- 2017年11月(7)
- 2017年10月(22)
- 2017年7月(2)
- 2017年5月(1)
- 2017年4月(1)
- 2017年3月(6)
- 2017年2月(4)
- 2017年1月(19)
- 2016年12月(6)
- 2016年11月(19)
- 2016年10月(7)
- 2016年9月(4)
- 2016年8月(3)
- 2016年7月(3)
- 2016年6月(4)
- 2016年5月(8)
- 2016年4月(6)
- 2016年3月(6)
- 2016年2月(5)
- 2016年1月(24)
- 2015年12月(5)
- 2015年11月(5)
- 2015年10月(6)
- 2015年9月(3)
- 2015年8月(5)
- 2015年7月(3)
- 2015年6月(10)
- 2015年5月(12)
- 2015年4月(1)
- 2015年2月(5)
- 2015年1月(3)
- 2014年12月(4)
- 2014年11月(1)
- 2014年10月(6)
- 2014年9月(8)
- 2014年8月(7)
- 2014年7月(26)
- 2014年6月(6)
- 2014年5月(12)
- 2014年4月(19)
- 2014年3月(11)
- 2014年2月(10)
- 2014年1月(3)
- 2013年12月(6)
- 2013年11月(5)
- 2013年10月(4)
- 2013年9月(1)
- 2013年8月(3)
- 2013年7月(6)
- 2013年6月(10)
- 2013年5月(8)
- 2013年4月(17)
- 2013年3月(7)
- 2013年2月(23)
- 2013年1月(2)
- 2012年12月(4)
- 2012年11月(6)
- 2012年10月(14)
- 2012年9月(7)
- 2012年8月(10)
- 2012年7月(13)
- 2012年6月(15)
- 2012年5月(7)
- 2012年4月(4)
- 2012年3月(4)
- 2012年2月(8)
- 2012年1月(8)
- 2011年12月(7)
- 2011年11月(2)
- 2011年10月(4)
- 2011年9月(4)
- 2011年8月(3)
- 2011年7月(2)
- 2011年6月(3)
- 2011年5月(4)
- 2011年4月(3)
- 2011年3月(3)
- 2011年2月(9)
- 2011年1月(11)
- 2010年12月(10)
- 2010年11月(7)
- 2010年10月(7)
- 2010年9月(3)
- 2010年8月(7)
- 2010年7月(3)
- 2010年6月(3)
- 2010年5月(8)
- 2010年4月(6)
- 2010年3月(9)
- 2010年2月(6)
- 2010年1月(8)
- 2009年12月(6)
- 2009年11月(7)
- 2009年10月(14)
- 2009年9月(9)
- 2009年8月(7)
- 2009年7月(15)
- 2009年6月(10)
- 2009年5月(11)
- 2009年4月(12)
- 2009年3月(9)
- 2009年2月(11)
- 2009年1月(9)
コメント一覧
- :原守男[11/10]
- ドイツで出会ったおもしろいもの、これってデザインです!
- デザイン楽しいです。 日本でもこんな余裕がほしいです。
- :Naomi K[08/30]
- 60歳、還暦を迎えました
- 還暦おめでとう!...
- :ぶうたん[10/31]
- 「NIKE:ナイキ」のブランドネーミングとロゴデザインの魅力
- キャロライン・デビッドソンの功績は偉大ですね。デザイン料を35ドルしか貰わ...
- :櫻田 弘文[05/28]
- 神田の「好好(ハオハオ)」のこと
- 菅沼先生、閉店までつき合ったとはすごいですね。しかも、かれこれ40年とは驚...
- :菅沼知行[05/26]
- 神田の「好好(ハオハオ)」のこと
- 私も一緒に歳をとって閉店まで付き合った店が二軒あります。...
最新トラックバック
-
全豪オープン 大坂選手優勝。
from (株)京都工芸【タオルはまかせたろ.com】 タオルソムリエ 寺田 元 の日記
こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。 -
「ブランディング対談集&講演録」を頂きました!
from フレキシブルチューブ、ベローズの三元ラセン管工業株式会社 高嶋 博 社長の日記
11月に銀座ブロッサムで開催したブランディングセッションにお招きを頂いた、株式会社クエストリーでは、ブランドになることを目指す経営者のための「ブランディングクラブ」を主催していて、ブランディングセミナーやブランディングセッションを開催しております。 また会員には毎週金曜日にブランディング会報を配布していてその会報に「ブランディグング対談」が掲載されています、その対談とセミナーやセッションでの -
イングリッド・バーグマンのすべて
from Re:play
イングリッド・バーグマン(Ingrid Bergman, 1915-1982)は北欧スウェーデン出身の女優です。 イングリッド・バーグマンといえば、何といっても有名なのは映画「カサブランカ」(1942)で演じたヒロインのイルザ役でしょう☆ 可愛かったですねぇ~!あの頃のバーグマン、めっちゃ綺麗で好きです。 一応、説明しておくと名画「カサブランカ」はマイケル・カーティス監督の映画で、イングリッド・バーグマンのお相手をしたのはハンフリー・ボガートという俳優。 この方、日本で言うなら高倉健さんのように… -
『売れ続ける理由』
from なにわの社労士発~「今日もこんなええことありました」
売れ続ける理由~一回のお客を一生の顧客にする非常識な経営法クチコミを見る 『売れ続ける理由~一回のお客を一生の顧客にする非常識な経営法』を 読みました。 著者は仙台市から... -
【ブログピックアップ】クエストリー 櫻田弘文さん
from 経営者会報ブログ編集部
「ブログピックアップ」では、 経営者のみなさんの書かれたブログの中から、 お薦めのブログをご紹介しています。 今回のお薦めブログは クエストリーの櫻田弘文さんです。 ...
コメント