大きくする 標準 小さくする

«前の記事へ 次の記事へ»


なぜ、大手量販店の真似をするのでしょうか?  

投稿日時:2016/12/04(日) 20:40rss

昨日、今日はお取引先のボランタリーチェーンが発行している情報誌の原稿を書いていました。

特集原稿と事例のインタビュー原稿です。合わせておよそ8,000字、なかなか骨が折れます。
 

今回の特集のテーマは「地域独立店に求められる3つの条件」。

年末の発行なので、具体的な内容は紹介できませんが、
イントロとまとめの部分には、次のようなことを書きました。
(明日書き直すかもしれませんが・・・)
 
いずれにしろ、中小店はここを腑に落とし、
地域独立店として生き残るという覚悟を決めないと、具体的なステップが踏み出せません。

具体的なステップは・・・ここでは書けませんが、やはりブランディングです。
 

大手量販店はマスマーケットを狙った商売です。

大量の広告宣伝を投入し、知名度を高め、大量集客と大量販売につなげることが成功への道です。
商品のボリューム、価格の安さ、高い知名度による安心感、ここがポイントなのです。
 
大手と同じ土俵の戦いは中小店にとっては不利ですが、
すべてにおいて負けているわけではありません。

お客さまの声の中には、「量販店は売ったら終わりという感じが強い」というものがあります。
例えば、大手量販店で名前で呼ばれたことはありません。
 
大量販売は、顧客が誰であり、何を買ったかよりも、いかに数多くの接客を行い、
販売につなげられるかを常に問われています。

先ほどのお客さまの声に続いているのは
「でも、地元の店は買ったことをよく覚えてくれている」です。
 
なぜ、大手量販店の真似をするのでしょうか?

みんなが同じように伸びられた時代はとうの昔ことです。

いまは好調な市場でも明暗があり、不況業種でも抜群の好業績の企業が存在します。
まさにまだら模様の時代といえます。
 
地域の暮らしが豊かになることが、地域独立店の役割です。
常に地域とともにあり、地域に愛される続けることがつぶれないための究極の方策です。

というよりも、地域独立店を愛するお客さまが店を潰さないのです。
 
地域独立店が生き残るには、地域に密着する覚悟を決め、
目指すべき顧客を定め、ミッションを明確にすること、そして強みを仕組みにし、磨き高め、
熱烈なファンを増やし続けることです。

結果として、必ず数字はついてきます。
 

 
先の情報誌で、地域独立店の事例として掲載するのは
下記のブランディングセッションにご登壇いただく、
株式会社アサヒ商会(代表取締役 広瀬一成さん)が運営する「Hi-NOTE」です。

ブランディングセッションでは広瀬社長に90分間のご講演をしていただき、
その後は参加者同士でディスカッションを行います。

ぜひご参加ください。


┏┓
┗■【お知らせ】━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
「1月度ブランディングセッション」のご案内
 


◆テーマ
「~書店に学ぶ~リアル店舗だからこそできるあたらいいニーズの作り方」
     
●日 時:2017年1月18日(水)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム 7F ミモザ
 
■ゲスト:広瀬一成 氏 株式会社 アサヒ商会 代表取締役
人生をときめかせる文房具専門店「Hi-NOTE」を作った理由
 
文具の卸業と小売業を行っていた家業のアサヒ商会は、
ネット通販のシェア拡大や大手との競争により、苦戦を強いられ、迷走を続けていました。
社内のモチベーションも著しく低下していたのです。

そのアサヒ商会に2009年6月に入社、同年12月に3代目社長に就任した広瀬社長は、
様々な改革に着手し、2010年には小売店部門を「Hi-NOTE」として全面的なリニューアルを行い、
新しい展開をスタートさせたのです。

リニューアル後の6年間で、売上高は約175%、来店客数は280%の伸びを示しています。
また、2012年には2店舗目の伊勢崎店をオープンさせました。
 
▼お問合せ・お申込み
株式会社クエストリー
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx 
TEL.03-5148-2508  FAX.03-5148-2705
 

トラックバック一覧

コメント

名前:
Eメールアドレス:
コメント:
ファイル

画像の英字5文字を入力して下さい。:
パスワード:

会社概要

(株)クエストリーは2003年に「店がブランドになる」ことを支援・プロデュースするために設立されました。「店がブランドになる」ためのプロセスをわかりやすく整理し、具体的な成果につながるコンサルティング、プロデュース、クリエイティブを展開しています。代表取締役の櫻田弘文は、これまでに300社以上...

詳細へ

個人プロフィール

1955年生まれ、自然豊かな山梨県南アルプス市で育つ。高校卒業後、大学に進むが、学業には目を向けず、芝居に夢中になる日々を過ごす。大学卒業後、広告・マーケティング会社に入社。5年区切りで、コピーライティング、広告プランニング、マーケティング、店舗開発、マネージメント指導などの業務を経験する。2...

詳細へ

バックナンバー

<<  2024年11月  >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

コメント一覧

最新トラックバック

  • 全豪オープン 大坂選手優勝。 from (株)京都工芸【タオルはまかせたろ.com】 タオルソムリエ 寺田 元 の日記
    こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。
  • 「ブランディング対談集&講演録」を頂きました! from フレキシブルチューブ、ベローズの三元ラセン管工業株式会社 高嶋 博 社長の日記
    11月に銀座ブロッサムで開催したブランディングセッションにお招きを頂いた、株式会社クエストリーでは、ブランドになることを目指す経営者のための「ブランディングクラブ」を主催していて、ブランディングセミナーやブランディングセッションを開催しております。 また会員には毎週金曜日にブランディング会報を配布していてその会報に「ブランディグング対談」が掲載されています、その対談とセミナーやセッションでの
  • イングリッド・バーグマンのすべて from Re:play
      イングリッド・バーグマン(Ingrid Bergman, 1915-1982)は北欧スウェーデン出身の女優です。 イングリッド・バーグマンといえば、何といっても有名なのは映画「カサブランカ」(1942)で演じたヒロインのイルザ役でしょう☆ 可愛かったですねぇ~!あの頃のバーグマン、めっちゃ綺麗で好きです。 一応、説明しておくと名画「カサブランカ」はマイケル・カーティス監督の映画で、イングリッド・バーグマンのお相手をしたのはハンフリー・ボガートという俳優。 この方、日本で言うなら高倉健さんのように…
  • 『売れ続ける理由』 from なにわの社労士発~「今日もこんなええことありました」
    売れ続ける理由~一回のお客を一生の顧客にする非常識な経営法クチコミを見る 『売れ続ける理由~一回のお客を一生の顧客にする非常識な経営法』を 読みました。 著者は仙台市から...
  • 【ブログピックアップ】クエストリー 櫻田弘文さん from 経営者会報ブログ編集部
    「ブログピックアップ」では、 経営者のみなさんの書かれたブログの中から、 お薦めのブログをご紹介しています。 今回のお薦めブログは クエストリーの櫻田弘文さんです。  ...