㈱クエストリー 社長 櫻田弘文「ブランディング」通信 | 経営者会報 (社長ブログ)
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2011年の最後に思うこと
一年を振り返った時に“今年は大変な年でした”と毎年書いているような気がしますが、
正直な気持ち、今年ほど大変な年はなかったと思います。
大変と感じる最大の理由は、やはり3月11日に起きた東日本大震災と大津波、
そして続いて発生した福島原発の事故です。
発表によりますと、12月15日時点で、地震・津波による死者は1万5842人で、
警察に届け出があった行方不明者はいまだ3481人です。
実際に被災したり、原発による直接的な被害を受けた方々にとっては、
“大変”と言う言葉では言い尽くせない出来事だったと思います。
とくに先行きが見えない原発事故の恐ろしさは、
日本人が初めて経験する出来事であり、放射能の実態が目に見えず、
しかも長い年月を経て影響が現れると言われるだけに、その恐ろしさがひしひしと感じられます。
事故のツケを未来まで背負わなくてはなりません。
3月11日以降、多くの方々が絶望の極に立たされ、強い喪失感を覚えたのではないでしょうか。
実際に僕自身も仕事を続けながら、こんなことをやっていていいのだろうか、
何か出来ることがあるのでは、と言う焦りにも似た気持ちに追い込まれたのも事実です。
しかし、その絶望感、喪失感、焦燥感の中で、
何か大きなものが変わる時期に来ていると感じるようになりました。
それは、恐れおののくものではなく、幸せな未来を作るための変化の様な気がします。
もちろん、被災した人たちがその礎と言うことではありません。
大きな変化とは何でしょうか。
それは、一人ひとり(会社も含めて)が自分の利益や得だけを目指して生きるのではなく、
誰かのために、世の中のために、何が出来るのかを考え、行動することへの変化です。
そう思わなければ多くの尊い命が失われた意味がありません。
ところで、思うところがあり、この夏頃から毎朝“Facebook”に季節の草花の写真をアップしています。
そのせいか自然と草花に目が行くようになりました。
普段何気なく見ている名前も知らない草花でもよく見ると、何とも言えない美しさを持っています。
人間の手によって丹念に育てられた花やフラワーショップで売っている花も美しいのですが、
路傍の草花にも何とも言えない気品があり、それぞれの役割があるように思えてきたのです。
名もない花の一輪一輪、私たち一人ひとり、1社1社、1店1店には
独自の価値と果たすべき役割があります。
それを自らの手で見つけて、果たすべき役割をいかんなく発揮することが、
いままで以上に強く求められる時代がやってきているように強く感じます。
売上・利益が大きい、店舗数が多い、社員がたくさんいると言ったことだけが、
価値の尺度ではなくなってきているのです。
クエストリーの経営理念は「QUEST×STORY」です。
「私は人生の主人公、私自身を探索し、私にしか出来ないシナリオを作り、
私ならではのブランドを築き上げる」と続きます。
クエストリーのメンバーは必ずそうで会って欲しいと言う思いで明文化したものです。
もちろん、一人ひとりが素晴らしい人生を歩んでいくための「QUEST×STORY」ですが、
そのためには、世の中のために「自分自身を探索し、
自分にしか出来ないシナリオを作る」ことだとあらためて思います。
自分だけの利益、幸せ、豊かさの追求はむなしいだけです。
来るべき2012年がどんな年になるのかは誰もわかりません。
まったく予想もしないことも起きるかもしれません。
しかし、どんな年にするのかは、一人ひとりの志しにかかっています。
2012年が皆様にとって光り輝く素晴らしい年になりますことを心から願っております。
※今回のブログは、滅多にないことですが、
有料のメルマガ「ブランディングレポート」のメッセージをそのまま掲載いたしました。
購読者の皆様、どうかご了承ください。
正直な気持ち、今年ほど大変な年はなかったと思います。
大変と感じる最大の理由は、やはり3月11日に起きた東日本大震災と大津波、
そして続いて発生した福島原発の事故です。
発表によりますと、12月15日時点で、地震・津波による死者は1万5842人で、
警察に届け出があった行方不明者はいまだ3481人です。
実際に被災したり、原発による直接的な被害を受けた方々にとっては、
“大変”と言う言葉では言い尽くせない出来事だったと思います。
とくに先行きが見えない原発事故の恐ろしさは、
日本人が初めて経験する出来事であり、放射能の実態が目に見えず、
しかも長い年月を経て影響が現れると言われるだけに、その恐ろしさがひしひしと感じられます。
事故のツケを未来まで背負わなくてはなりません。
3月11日以降、多くの方々が絶望の極に立たされ、強い喪失感を覚えたのではないでしょうか。
実際に僕自身も仕事を続けながら、こんなことをやっていていいのだろうか、
何か出来ることがあるのでは、と言う焦りにも似た気持ちに追い込まれたのも事実です。
しかし、その絶望感、喪失感、焦燥感の中で、
何か大きなものが変わる時期に来ていると感じるようになりました。
それは、恐れおののくものではなく、幸せな未来を作るための変化の様な気がします。
もちろん、被災した人たちがその礎と言うことではありません。
大きな変化とは何でしょうか。
それは、一人ひとり(会社も含めて)が自分の利益や得だけを目指して生きるのではなく、
誰かのために、世の中のために、何が出来るのかを考え、行動することへの変化です。
そう思わなければ多くの尊い命が失われた意味がありません。
ところで、思うところがあり、この夏頃から毎朝“Facebook”に季節の草花の写真をアップしています。
そのせいか自然と草花に目が行くようになりました。
普段何気なく見ている名前も知らない草花でもよく見ると、何とも言えない美しさを持っています。
人間の手によって丹念に育てられた花やフラワーショップで売っている花も美しいのですが、
路傍の草花にも何とも言えない気品があり、それぞれの役割があるように思えてきたのです。
名もない花の一輪一輪、私たち一人ひとり、1社1社、1店1店には
独自の価値と果たすべき役割があります。
それを自らの手で見つけて、果たすべき役割をいかんなく発揮することが、
いままで以上に強く求められる時代がやってきているように強く感じます。
売上・利益が大きい、店舗数が多い、社員がたくさんいると言ったことだけが、
価値の尺度ではなくなってきているのです。
クエストリーの経営理念は「QUEST×STORY」です。
「私は人生の主人公、私自身を探索し、私にしか出来ないシナリオを作り、
私ならではのブランドを築き上げる」と続きます。
クエストリーのメンバーは必ずそうで会って欲しいと言う思いで明文化したものです。
もちろん、一人ひとりが素晴らしい人生を歩んでいくための「QUEST×STORY」ですが、
そのためには、世の中のために「自分自身を探索し、
自分にしか出来ないシナリオを作る」ことだとあらためて思います。
自分だけの利益、幸せ、豊かさの追求はむなしいだけです。
来るべき2012年がどんな年になるのかは誰もわかりません。
まったく予想もしないことも起きるかもしれません。
しかし、どんな年にするのかは、一人ひとりの志しにかかっています。
2012年が皆様にとって光り輝く素晴らしい年になりますことを心から願っております。
※今回のブログは、滅多にないことですが、
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