㈱クエストリー 社長 櫻田弘文「ブランディング」通信 | 経営者会報 (社長ブログ)
「店がブランドになる」ことを支援・プロデュース! コンサルティング会社・社長のジャム・セッション
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働く人を応援するとんかつ専門店
「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
昨年の7月から都内のとんかつの専門店のブランディングに取り組んでいます。
飲食店はこれまでもコンサルティングをしましたが、とんかつは始めて。
お店の名前は「とんかつ伊勢」さんです。
新宿の西口の高層ビル街に4店舗、人形町に1店舗があります。
創業者は先見の明がある方だったようで、
高層ビルが次々と建設されるのに合わせて店舗を出店してきました。
それが見事に当たり、着実に業績を伸ばしたのですが、
いまでは高層ビルは珍しくはありませんし、
特別な用事でもないとわざわざ出かけることもありませんよね。
社員さんのヒヤリングを行ってみると、いろいろな課題が浮かび上がってきました。
とんかつって競合がすごく多いのです。チェーン店もあれば個人のお店もあります。
大衆食堂のメニューにも載っています。そばやさんにはカツ丼があります。
それにご家庭の料理でもあるので、ある意味では家庭も競合とも言えます。
あなたはとんかつをどれくらいの頻度で食べますか。
好きといっても毎日食べようとは思いませんよね。
がっつりと食べるイメージが強いのがとんかつです。
「とんかつ伊勢」さんは、味の評価が高く、しかも価格も手頃で、ボリュームもあります。
キャベツもライスもお変わり自由です。
しかし、これは決定的な差別化の要因にはなりません。
ブランディングはさまざま経営資源の中から、
他と明確に差別化できる要素を編集し、新しい価値を生み出すことです。
ブランドの立ち位置をどうしたものかと、幹部の方々とさんざん頭を悩ませました。
同店の客層の大半はビルの中の企業にお務めの方か、その周辺のビジネスマンです。
実はここが大事な価値のタネだったのです。
「とんかつ伊勢」のミッション
そしてたどり着いたポリシーは「すべては元気を提供するために」、
コンセプトは「伊勢は働く人を応援します」。
ちなみに働く人の中には同店の社員さんも含まれています。
サラリーマンやOLさんをとんかつを通じて
応援しようじゃないか・・・ここにたどり着いたのです。
もちろん、学生さんや家族連れも来店します。
このお客様をないがしろにするわけではありません。
しかし、ブランドとして支持される軸は「働く人を応援すること」。
「働く人にとんかつを通じて元気になってもらうこと」が同店の立ち位置です。
この軸と立ち位置が決まると、さまざまなお客様とお店の接点が変わります。
例えば、ショップカード、そしてメニューは次のようになりました。
ショップカードの表面
まだまだ、ポリシーとコンセプトに合わせて、変化、進化させることがたくさんあります。
これからが「とんかつ伊勢」さんの本領発揮です。
「とんかつ伊勢」Facebook→https://www.facebook.com/TonkatsuIse
クエストリー:http://www.questory.co.jp
クエストリー・ブランディングクラブ
http://www.questory.co.jp/tabid/120/Default.aspx
昨年の7月から都内のとんかつの専門店のブランディングに取り組んでいます。
飲食店はこれまでもコンサルティングをしましたが、とんかつは始めて。
お店の名前は「とんかつ伊勢」さんです。
新宿の西口の高層ビル街に4店舗、人形町に1店舗があります。
創業者は先見の明がある方だったようで、
高層ビルが次々と建設されるのに合わせて店舗を出店してきました。
それが見事に当たり、着実に業績を伸ばしたのですが、
いまでは高層ビルは珍しくはありませんし、
特別な用事でもないとわざわざ出かけることもありませんよね。
社員さんのヒヤリングを行ってみると、いろいろな課題が浮かび上がってきました。
とんかつって競合がすごく多いのです。チェーン店もあれば個人のお店もあります。
大衆食堂のメニューにも載っています。そばやさんにはカツ丼があります。
それにご家庭の料理でもあるので、ある意味では家庭も競合とも言えます。
あなたはとんかつをどれくらいの頻度で食べますか。
好きといっても毎日食べようとは思いませんよね。
がっつりと食べるイメージが強いのがとんかつです。
「とんかつ伊勢」さんは、味の評価が高く、しかも価格も手頃で、ボリュームもあります。
キャベツもライスもお変わり自由です。
しかし、これは決定的な差別化の要因にはなりません。
ブランディングはさまざま経営資源の中から、
他と明確に差別化できる要素を編集し、新しい価値を生み出すことです。
ブランドの立ち位置をどうしたものかと、幹部の方々とさんざん頭を悩ませました。
同店の客層の大半はビルの中の企業にお務めの方か、その周辺のビジネスマンです。
実はここが大事な価値のタネだったのです。
「とんかつ伊勢」のミッション
そしてたどり着いたポリシーは「すべては元気を提供するために」、
コンセプトは「伊勢は働く人を応援します」。
ちなみに働く人の中には同店の社員さんも含まれています。
サラリーマンやOLさんをとんかつを通じて
応援しようじゃないか・・・ここにたどり着いたのです。
もちろん、学生さんや家族連れも来店します。
このお客様をないがしろにするわけではありません。
しかし、ブランドとして支持される軸は「働く人を応援すること」。
「働く人にとんかつを通じて元気になってもらうこと」が同店の立ち位置です。
この軸と立ち位置が決まると、さまざまなお客様とお店の接点が変わります。
例えば、ショップカード、そしてメニューは次のようになりました。
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