大きくする 標準 小さくする

«前の記事へ 次の記事へ»


​好奇心がなくなったときに、ブランドの魂は力を失います

投稿日時:2013/07/04(木) 20:11rss

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースするクエストリーの櫻田です。


クエストリーの企業精神は「ユーモアと好奇心と遊び心を忘れずに」です。
 
この3つはブランディングを目指す経営者にも必要な資質だと思っています。
中でも2番目の「好奇心」はとくに重要。

好奇心が高い経営者は積極的です。新しいことを知ろうという気持ちが強いのです。


 
蚤のサーカスの話を聞いたことがあります。

蚤を背の低い箱に閉じ込め、ジャンプするとぶつかるようにすると、
やがて蚤はその箱の高さ以上には跳び出さなくなります。
それから芸を仕込むのだそうです。
 

人間も同じです。いつも同じ土俵で生活や仕事をしていると、当然行動や考え方が硬直化してきます。
「これはこういうものだ」というように、思考回路が自動化してくると要注意ですねえ。
 

市場や顧客の価値観は常に変化しています。「好奇心」は新しい着眼点を生み出します。
「好奇心」により生み出された着眼点は、課題を解決したいという強い思いと結びつき、
化学反応を起こし、改善や改革のヒントを発見することにつながります。

 
これはこういうものだと思い込んでいることを、英語で「メンタルブロック」といいます。
自己規制もこのひとつといっていいでしょう。
これまでの習慣や通例に縛られると、新しい発想やアイデアは生まれてきませんよ。

 
いまは正解がない時代なのです。
変化のスピードは速く、今日の解が明日も通用するという保証もありません。

過去の成功の正解をいつまでも守っていても、
いまの消費者が求めていることとずれていれば、その努力はむなしく空回りをします。
 

他の成功事例を真似ればうまくいくという考え方も通用しません。
大事なのは、その成功事例の「肝」をつかまえられるかどうかです。
肝がつかまえられれば、自社で展開するにはどうしたらいいのかが見えてきます。
 

そうそう、ムダな時間を作ることもすごく大事。
人はスピードを求められると、効率的に行動することを自然に選びます。

しかし、効率的な行動のみの生活は、好奇心を排除することにつながります。

やっぱり好奇心はブランディングのエネルギーだなあ。
 

 
 
 

トラックバック一覧

コメント

名前:
Eメールアドレス:
コメント:
ファイル

画像の英字5文字を入力して下さい。:
パスワード:

会社概要

(株)クエストリーは2003年に「店がブランドになる」ことを支援・プロデュースするために設立されました。「店がブランドになる」ためのプロセスをわかりやすく整理し、具体的な成果につながるコンサルティング、プロデュース、クリエイティブを展開しています。代表取締役の櫻田弘文は、これまでに300社以上...

詳細へ

個人プロフィール

1955年生まれ、自然豊かな山梨県南アルプス市で育つ。高校卒業後、大学に進むが、学業には目を向けず、芝居に夢中になる日々を過ごす。大学卒業後、広告・マーケティング会社に入社。5年区切りで、コピーライティング、広告プランニング、マーケティング、店舗開発、マネージメント指導などの業務を経験する。2...

詳細へ

バックナンバー

<<  2024年11月  >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

コメント一覧

最新トラックバック

  • 全豪オープン 大坂選手優勝。 from (株)京都工芸【タオルはまかせたろ.com】 タオルソムリエ 寺田 元 の日記
    こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。
  • 「ブランディング対談集&講演録」を頂きました! from フレキシブルチューブ、ベローズの三元ラセン管工業株式会社 高嶋 博 社長の日記
    11月に銀座ブロッサムで開催したブランディングセッションにお招きを頂いた、株式会社クエストリーでは、ブランドになることを目指す経営者のための「ブランディングクラブ」を主催していて、ブランディングセミナーやブランディングセッションを開催しております。 また会員には毎週金曜日にブランディング会報を配布していてその会報に「ブランディグング対談」が掲載されています、その対談とセミナーやセッションでの
  • イングリッド・バーグマンのすべて from Re:play
      イングリッド・バーグマン(Ingrid Bergman, 1915-1982)は北欧スウェーデン出身の女優です。 イングリッド・バーグマンといえば、何といっても有名なのは映画「カサブランカ」(1942)で演じたヒロインのイルザ役でしょう☆ 可愛かったですねぇ~!あの頃のバーグマン、めっちゃ綺麗で好きです。 一応、説明しておくと名画「カサブランカ」はマイケル・カーティス監督の映画で、イングリッド・バーグマンのお相手をしたのはハンフリー・ボガートという俳優。 この方、日本で言うなら高倉健さんのように…
  • 『売れ続ける理由』 from なにわの社労士発~「今日もこんなええことありました」
    売れ続ける理由~一回のお客を一生の顧客にする非常識な経営法クチコミを見る 『売れ続ける理由~一回のお客を一生の顧客にする非常識な経営法』を 読みました。 著者は仙台市から...
  • 【ブログピックアップ】クエストリー 櫻田弘文さん from 経営者会報ブログ編集部
    「ブログピックアップ」では、 経営者のみなさんの書かれたブログの中から、 お薦めのブログをご紹介しています。 今回のお薦めブログは クエストリーの櫻田弘文さんです。  ...