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いま気になっている人は平田オリザさん

投稿日時:2012/12/12(水) 20:18rss

 「人々が幸せになるブランド」をプロデュースするクエストリーの櫻田です。
 
劇作家で演出家の平田オリザさん(念のために男性です)のことが
何となく気になっていたのですが、これまで舞台も著書も読んだことがありませんでした。



たまたま先週発売の週刊文春を読んでいたら、
「阿川佐和子のこの人に会いたい」のコーナーに登場していました。
 
学校の先生のような雰囲気ですが、読んでみるとこの方、やはりおもしろい。

1962年生まれということは、今年50歳。1983年に劇団「青年座」を旗揚げし、
「現代口語演劇」を提唱し、小劇場演劇の流れをリードしてきた人物です。
 
実は何を隠そう(別に隠すことでもありませんが)僕も大学時代に芝居を2年ほどやりました。
渋谷や池袋や高田馬場などの小劇場の舞台に立った経験があります。

まあ、恥ずかしくらい稚拙な演技力でしたので、
この道で行こうなどとは毛頭思いませんでしたが……。
 
平田オリザさん劇作家で演出家ですが、
最近は「コミュニケーション教育」に取り組まれているというそうです。
これがなかなか奥深いのです(ご関心がある方は週刊文春をお読みください)。
 
平田オリザさんの提唱する「現代口語演劇」のベースにあるのは、
「人はこんな不自然にはしゃべらないよな」ということ。

確かに芝居のセリフってどことなく不自然なことがあります。
観客に聞こえることが前提ですので、ひそひそ話も大きな声でしゃべります。
 
普通ならば使わないような表現や言葉の順番でも芝居だからということが結構あったと思うなあ。
まあ、その時はあんまり不思議とは感じませんでしたがね。
むしろそれがかっこいいと思っていた節がありました。
 
記事の中で共感したのは、日本は先進国の中で唯一、
小中高の学習指導要綱に演劇の科目がない国ということ。

他の国では選択科目として演劇があるそうですが、そういわれてみると音楽、美術、書道しかありません。
それに国立大学には演劇学部がないのだそうです。
 
もしあったら、僕は演劇の授業を選んでいたと思うな。
日本人はコミュニケーションがうまくないといわれますが、この辺にも理由があるのかもしれませんね。
 
平田さんの書いた「わかりあえないことから、コミュニケーション能力とは何か?」
という本を読んでみようと思っています。一度会って話もしてみたいなあ。

ブランディングにも共通することがあるような気がしています。

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(株)クエストリーは2003年に「店がブランドになる」ことを支援・プロデュースするために設立されました。「店がブランドになる」ためのプロセスをわかりやすく整理し、具体的な成果につながるコンサルティング、プロデュース、クリエイティブを展開しています。代表取締役の櫻田弘文は、これまでに300社以上...

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個人プロフィール

1955年生まれ、自然豊かな山梨県南アルプス市で育つ。高校卒業後、大学に進むが、学業には目を向けず、芝居に夢中になる日々を過ごす。大学卒業後、広告・マーケティング会社に入社。5年区切りで、コピーライティング、広告プランニング、マーケティング、店舗開発、マネージメント指導などの業務を経験する。2...

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