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2019年01月15日(火)更新

最初は無視され、次に笑われ、攻撃される、最後はマネされる

Amazonビデオで『ブルゴーニュで会いましょう』を観る。
作品自体はやや平凡、ワインをテーマにした作品は結構ありますね。

個人的には『サイドウェイ』という作品が好きです。
2004年に製作されたワイナリー巡りのロードムービーです。


それはそうとして『ブルゴーニュで会いましょう』には
こんなセリフが出てきます。

昔ながらのワインづくりに取り組む主人公が語るのですが、
「最初は無視、次に笑われ、最後はマネされる」





このセリフの前に「ガンジーの言葉」という説明がある通り、
出典はインドの政治指導者「マハトマ・ガンジー」と言われていますが、
どうやら実際にはアメリカの労組の委員長の言葉のようです。

委員長の言葉も映画のセリフとは異なり、
「最初は無視され、次に笑われ、それから戦いを挑まれる。そして最後にあなたが勝つ」





まあ、それはそうとして、この言葉はブランディングにも当てはまります。

ブランディングの大きな要素は差別化です。
差別化は人と違うことをするのですから、覚悟と勇気がいります。

不安もあるし、失敗したらどうなるのだろう……まあここでやめる人が多いのですが。
しかも、やっていることを周囲は「無視する」「笑う」「攻撃する」

それでも愚直にやリ続けて成果が出ると他者が「マネを始める」ですね。

マネをされても、「無視されること」「笑われること」「攻撃されること」に再度焦点を絞ればいい。
これがブランディングのプロセスです。

2019年01月14日(月)更新

ランニング教室に参加して目から鱗!

いやあ、「目から鱗」ってこういうこと、今日はこんな体験をしました。

自宅から歩いて15分ほどの木場公園で開かれた「ランニング教室」に参加したのです。
たまたま半月ほど前に公園を歩いていて、募集しているのを知り、申し込みました。

実はランニングを始めて3年ほど経ちますが、誰かに走り方を教えてもらったことはありません。
これまで柔軟体操やランニングフォームなどまったくの我流でやってきました。

だから、ランニング教室は始めての参加です。



こんな階段もある公園です。
この前に立つとロッキー・バルボアの気分になります


昨日は風邪気味でどうしようかなと思っていたのですが、
今朝の状態では大丈夫そうだったので、10時に木場公園に集合。

天気はまさにランニング日和、
参加者は約40名前後、若い女性から年配の方、カップルやご夫婦連れまで多彩です。



園原健弘さん、まさにプロ、わかりやすい指導でした


講師は園原健弘さん、バルセロナオリンピック50Km競歩に出場された方で、
日本陸上競技連盟公認コーチです。

まずは室内で30分の講義、園原さんのお話はわかりやすく、まさに目から鱗のような内容。
いったい僕がやってきたランニングはなんだったんだろうね、

僕は距離や時間といった「量」を中心に走ってきました。

しかし、園原さんが語るには「負荷」と「動き=技術」を取り入れることで、
健康的にしかも楽に走れるとのことです。そうなんだ!

でも正直言ってまだ半信半疑のところもありました。



こんな感じの広々とした気持ちのいい公園です


講義の後は公園で、講義内容を体感する「ランニングドリル」、
人の体の動きを科学的に説明しながらのドリルは、これがまた目から鱗状態。

いままでやってきたことはなんだったんだろうね、
これじゃあ早く走れるわけないし、却って体に無理をさせていたじゃあないですか。

専門家のアドバイスというのは本当にすごい。
一つひとつがすべて理にかなっています。


最後は学んだことを意識しながら全員で2Kmのランニング、
自分の体と対話をするように走りました。

走るのがいままで以上に楽しくなった2時間のランニング教室、
また機会があれば参加したいなあ。

2019年01月13日(日)更新

古本と肴

風邪気味でいまひとつ体調がピリッとしない1日、
朝からダラダラと過ごしているうちに夕方です。

まあ、こういう時は無理をしないに限ります。

本を読んでも集中できず、午後からはAmazonビデオを見て過ごしました。
4時すぎに近くの書店まで散歩。


雑誌を一冊買って、もう少しぶらぶら。

出会ったのは路地裏のこの店、「古本と肴 マーブル」というのが気になります。

「マーブルチョーク」というのがあるけど、
扉にはチョーク風の手書きの文字とイラストが書かれています。

イラストはたぶん猫だと思うけど……。




案の定、今日も閉まっていました。

というのは、この店は知っていましたが、
開いているのを見たのは、夏の夜に一度だけです。

その時は用事があったので、外から眺めただけ
狭い店内のカウンターで数人がビールを飲んでいました。

カウンターの後ろは古本の棚、店頭にも本が並んでいるのを見ると、
どうやら古本屋さんが夜は飲み屋になっているようです。

いや、飲み屋が古本も売っているのかもしれない。


「当店は古本屋です。本だけのお客様もお気軽にどうぞ」
そうはいっても、閉まっていては入りようがありません。

こうなると妙に気になるものです。
そのうち、仕事帰りに寄ってみようかな。

2019年01月12日(土)更新

三鷹の居酒屋「婆娑羅」訪問

昨日は武蔵野市にあるお取引先の武蔵野東高等専修学校を訪問。

二つの打ち合わせを終えて、学園の常務理事といっしょに
三鷹駅近くの「婆娑羅(ばさら)」という居酒屋に行きました。
https://tabelog.com/tokyo/A1320/A132002/13034285/​​​​​​​


「婆娑羅」とはインドの暴れ者で見栄を切る神様のこと


店頭の縄のれん、もつ焼きの赤提灯、コの字のカウンター、無口な店主
まあ、古き居酒屋の定番を揃えたようなお店です。

どうやら吉田類の「酒場放浪記」にも登場したようです。

17時半の開店と同時に入ったのですが、
30分もすると満席、ほぼ常連さんのようです。



撮影不可のような気がしましたが、まあいいか。


始めてなので勝手が分からなかったので、とりあえず美味しそうなものを注文。

しめ鯖、煮込み豆腐、もつの味噌焼き、和風出しのニラ玉、
どじょう鍋、ネギそば……日本酒、ワイン、ホッピーとよく飲み、食べました。


年配の人が多いので大声を上げる客もおらず、
店内は落ち着いたいい雰囲気は感じでした。

味の方は……まあまあかな。



お店も渋いが、若きコレトレーンも渋い

トイレにはなぜかコルトレーンの『ブルー・トレイン』のポスター、

この店には似合わないようでいて違和感なし、
個人的にはこれが一番「おっ!」でした。


 


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┗■「1月度ブランディングセッション」━━━━━━━━━━ 

 



◆テーマ
地域を味方につける経営
魅力的な地域のコンテンツを見つけて活用する  
  

●日 時:2019年1月16日(水)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム(中央会館)7階 ジャスミン


【ゲスト講師】
久米信行氏 久米繊維工業 取締役相談役

▼お問合せ・お申込みは下記からどうぞ
株式会社クエストリー
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx 
または 03-5148-2508まで

2019年01月11日(金)更新

界隈の活性化から地域の活性化へ

弊社は事業コンセプトに「ブランディングで地域と中小企業の未来を輝かせます」を掲げていますが、
「地域の未来を輝かせる」のはなかなか難しい……難問です

プロジェクトを進めていく最中に、さまざまなしがらみや利権や損等が絡んできます。

地方の行政さんの仕事もありますが、これも悩ましいことの連続です。
一番は費用の出所とそれの扱いについての考え方です。



北海道・白老町の駅前近く、人が歩いていないですね


何かをしようとしたときに、
一般の企業は利益からの捻出や借り入れをして自前で資金を調達します。

すべてがそうだとは思いませんが、行政さんの多くはその感覚が希薄です。



いま世の中に地域活性化、地域創世という言葉が氾濫しています。
怪しいコンサルタントが助成金を当てしたプロジェクトに取り組んでいるのも事実です。

弊社もその一つと見られることに憤りを感じます。


そもそも地域の活性化の主役は、そこに住み、暮らしを営む人たちです。

先日お会いした方は地域創世ではなく、
「地元創世」という言葉を使っていましたが、やはり主体は地元です。


そんなこんなで、地域とあれこれ関わっているのですが、
このところ考えるのは地域ではなく「界隈(かいわい)の活性化」です。

界隈とは付近、近
、周のことです。
近所よりも
く、地域よりも狭い……半径5km以内、いやもっと狭いかな。


白老駅の駅舎です

行政も界隈だけでは大きな成果が
えないので手を付けません。

だからこそ界隈に根を下ろした小さな企
や店の果たす役割は大きい。
界隈の活性化は地元企業や店の繁栄と裏表の関係です。


界隈を活性化にするには、界隈に「人が集まってたまる場所」を作ることだと思います。

というと、すぐに箱モノを想像する人が多いのですが、
要はカフェでもレストランでも公園でいいので、人がたまる場所と集まる仕組みを作ることです。

これをいま北海道の「白老」で進めています。

楽観的に聞こえるかもしれませんが、
顔見知りの界隈の人が集まり、たまれば、何かが動き出す、そう思うんです。

小さな界隈が活性化し、他の界隈と連携することで、地域の活性化の兆しが見えてきます。





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2019年01月10日(木)更新

ブランドは「なる」もの


Macの古いデータを整理していると、こんな文章が出てきました。
いまも思いは変わらないので、加筆修正して掲載します。



2003年にクエストリーを設立した頃は、
「ブランド」という言葉を使いますとちょっと怪訝な顔をされました。

多くの方はブランドから、高級品(=高額品)、海外の一流品という印象をもたれました。

カルチェ、ブルガリ、ロレックス、オメガ、ベンツ、BMW
………などを思い受け浮かべたのです。


ブランドの語源は、ノルウェー語の「家畜の焼印」、
自分の牛をよその牛を区別するために、焼ごとで印を付けていたのが始まりです。

まあ、この辺はブランドの入門書に書かれていますのでお読みください。



「中小企業がブランドになる」と話しますと、
お取引先の多くは半信半疑の表情でこんな風に答えてくれました。

「そうなれればうれしいですね」……半信半疑の表情でしたが。

中には「ブランドなんかで飯が食えるか」という手厳しい声もありましたね。
(途中からは失礼を顧みず「ブランドにならなくて飯が食えますか」と伝えました)



もちろん、当時もブランド、ブランディングという言葉を使う方もいました。
自社の経営や商品に強い自信を持ち、その価値を高めようとしている経営者でした。

うれしいことに中小企業でもブランディングに取り組みたいという方もいました。
(ブランド品を品揃えすることがブランディングだと思われた経営者もいましたが………)



実はここが今回一番伝えたかったことですが、
僕たちはいまでも「中小企業がブランドになる」と言っています。

正直に申しあげると、初期の頃に言っていたのは「中小企業をブランドにする」
「なる」と「する」、一文字の違いですが、ここにブランドの本質があります。



いくら自分でブランドと言っても世の中が認めなければ、
それは単なる自己満足でしかありません(もっというと傲慢かな)。

お客さまや世の中が「あなたの○○○は私にとってブランドだ」と思ってくれて、
初めてブランドになるのだと気付きました。



ブランドは目指すものではありますが、自分が勝手に宣言するものではありません。
ひたすら目指していった結果が「ブランドになる」のです。

この思いはいまでも変わりません。ブランドは「なる」ものです。




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2019年01月09日(水)更新

Mailes Davis 「'ROUND ABOUT MIDNIGHT」

たまには好きなジャズの投稿です。

休日にAmazonミュージックでジャズを聴いていると、
Mailes Davisの「'ROUND ABOUT MIDNIGHT
が流れました。



僕が初めて買ったジャズのレコードは、
このMailes Davis
の『'ROUND ABOUT MIDNIGHT』です。


自宅にあったはずと探しましたら……ありました。
めちゃかっこいいジャケットです。


レコードプレーヤーがないので、聴くことができないのが残念。

自宅に100枚ほどのジャズのレコード、会社には400枚近くのCDがあります。

どちらも宝物、処分などできません。 



『'ROUND ABOUT MIDNIGHT』は、
1955年
にマイルスがコロンビアに移籍した一作目のアルバムです。

Mails Davis 「‘ROUND MIDNIGHT」
https://www.youtube.com/watch?v=GIgLt7LAZF0


1955年といえば、僕が生まれた年です。
日本は戦後10年、その頃にこんなすごい演奏が録音されていたとはねえ。

とにかくこのマイルスのミュートの演奏はクールのひと言。



ちなみに、マイルスはコロンビアと契約をしたときに
当時契約をしていたプレスティッジから残りの契約履行を迫られます。


プレスティッジとの契約を履行するために、
マイルスは1955年5月11日と10月26日にレコーディングをします。



これは二日間で4枚分のレコーディングをしたので
「マラソンセッション」といわれています。


しかも、すべてワンテイクだったのですから、やっぱり天才です。



この音源から『ワーキン』『スティーミン』『リラクシン』『クッキン』の
アルバム4枚が発表されました。

どれもマイルの代表的な名盤です。

巡り合わせというのは何とも不思議なものですね。



 


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地域を味方につける経営
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2019年01月08日(火)更新

「足もとの宝ものミーティング」を開催します

1月16日(水)のブランディングセッション終了後の
アフターセッション(交流会)で「足もとの宝ものミーティング」を開催します。


日本各地には量は少ないのですが、ていねいに作られている食材がたくさんあります。
地元や近隣商圏で消費されているので、知られていないケースが少なくありません。


クエストリーではそれらのブランディングを支援しています。


一人でも多くの人に知ってもらいたい、食していただきたい、他の人に勧めてほしい
そんな思いから、ブランディングクラブでも応援をしようと思い、
足下に眠っている食材を発掘する「足もとの宝ものミーティング」を開催します。


時間と場所は奇数月に一度開催しているブランディングセッション終了後に

クエストリーの社内で開催しているアフターセッション(交流会)の始めの30
分間を使って行います。



具体的な内容は次の通りです。生産者から食材を提供していただきます。

それをクエストリーの料理大好きな金田百美子が、
事前に生産者と打ち合わせを行い、料理いたします。

それを参加者に試食していただく内容です。


生産者からは食材の説明資料をいただきます。
また、
Webによるビデオミーティングで、
食材の特徴、つくり方、歴史、背景などをご説明していただきます。

もちろん、当日生産者にご参加いただくこともあります。

試食後には、生産者とフリートーキングでディスカッションを行い、
参加者には簡単なアンケートにお答えいただきます。

これは生産者に後日お届けいたします。概ねこんな感じですが、やりながら修正していく予定です。



1月16日(水)の「足もとの宝ものミーティング」では、
会員の北海道・白老町の虎杖浜地区にある蒲原水産さんの「虎杖浜たらこ」を取り上げます。

代表取締役社長の蒲原亮平さんは現在33歳、27歳で3代目の社長に就任しました。



虎杖浜でたらこの生産が盛んになった理由を蒲原さんは次のように語っています。

「スケトウダラの卵の完熟期は12月の第1週~3週頃です。
回遊魚なのですが、虎杖浜沖にくるのがその完熟期に差し掛かり、漁が盛んになりました」

虎杖浜たらこは小粒でありながらベタつかず、サラサラとした味付けが特徴です。
同社では少ない塩分と調味料で「薄味でも美味しいたらこづくり」を目指しています。

ぜひ、ご試食していただき、その味わいをお確かめください。

 

 

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2019年01月07日(月)更新

「スーパーまるおか」のすごさ・・・ブランディングクラブ会報vol.854を配信

ブランディングクラブの新年最初の会報Vol.854を本日配信しました。

前号と本号のブランディング対談にご登場いただいたのは
美味しさと健康に寄与する事を信念とした「スーパーまるおか」さん(群馬県高崎市)です。

取材させていただいたのは、代表取締役の丸岡守さんです。
丸岡社長、お忙しい中、お時間を取っていただきましてありがとうございました。
http://www.e-maruoka.jp/




取材を通じて「スーパーまるおか」のすごさを実感したのですが、
会報では、ブランディングのキーワードとして、次の二つを冒頭に掲載しています。

一つ目ののキーワードは


「食は命」


品質へのこだわりと利益の確保、理想と現実のギャップに苦しんだ末に
丸岡社長がたどり着いたのは「体によくておいしいもの、かつ心を満たしてくれるもの」でした。

それを支えているのは「本当においしいものには人を幸せにする力があります」
この言葉に丸岡社長の思いが凝縮されています。




二つの目のキーワードは


「心に余裕がある方」


丸岡社長が語る自店の顧客像は「心に余裕がある方」です。

売れることも大事ですが、「おいしいものが食べたい」「家族が喜ぶものを食べさせたい」という
顧客の思いに答えていった結果が、独特の品揃えになりました。


約5000点の商品は、社内で試食会を行い、吟味されて揃えられたものばかりです。

店内を見ていると、欲しいもの、買いたいものばかりでした。




詳しくは会報に6ページに渡り掲載されていますので、会員のみなさんぜひお読みください。
また、会員以外でお読みになりたい方はご連絡をください。お送りいたします。


丸岡社長の著書が商業界さんから出版されています。
『おいしいものだけを売る-奇跡のスーパー「まるおか」の流儀』

https://www.amazon.co.jp/dp/B07FKDF4H2/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

また、丸岡社長は2月に開催される「第87回商業界ゼミナール」にご登壇されます。
https://www.shogyokai.co.jp/sseminar_2018/



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2019年01月06日(日)更新

小さな映画館が生き残った理由

今年初の映画は「飯田橋ギンレイホール」で『輝ける人生』、
なかなかの佳作、いい作品でした。


この作品の話はあらためてとして、
今回は映画館「ギンレイホール」のことです。

http://www.ginreihall.com/





会社を銀座の近くに設けたのは、実は映画館が近いからでした。

なかなか時間が取れないのですが、
いまでも月に一度程度はいまでも映画館に足を運んでいます。 


学生時代は年間に200本近くの映画を見たのですが、
そのほとんどは2本、3本立ての名画座でした。
朝から夕方まで見続けたこともあったなあ。


よく通ったのは2015年に閉館した「新宿ミラノ座」


ところが、名画座やミニシアターが街からどんどん消えていっています。
きっかけはレンタルビデオの普及でした。


さらにシネマコンプレックスが登場しました。
デジタル映写システムへの移行は多額の費用がかかり、
設備投資できない映画館は閉館に追い込まれました。


他にも建物の耐震性や老朽化、後継者難もあります。

しかし、最大の要因は若い世代の映画離れです。
ヒット作は観ても、継続的に映画を観る人は少ないと思う。



1974年開業した「ギンレイホール」も、
一時期は閉館の危機に瀕していたようです。

今回の訪問は2年ほどぶりかな。
確かに外観はレトロ、館内も古く、スクリーンも小さい。
席と席の間も狭いのです。


昨年開業したミッドタウン日比谷は13スクリーンで約3000席、
一方ギンレイホールは1スクリーンで202席、
規模や設備では勝負になりません。




名画座世代はOKだけど、シネコン世代はどうかな

しかし、その「ギンレイホール」はしっかりと生き延びていました。
そこには中小企業のブランディングに通じる取り組みがあります。


一つはお客さまを絞り込んでいること。
8年前に引き継いだ女性支配人は女性を対象者としたのです。

当日も女性客が6割ほどでした、しかも年配層が多い、


顧客の絞り込みにより限られた資金や資源を集中化できます。
マイナスよりもプラスが多いのは多くの事例が教えてくれます。
まあ、あとは覚悟かな。



二つ目のポイントは上映作品のセレクト。

僕もシネコンをよく利用しますが、ヒット作が中心です。
B級の拾い物のような作品に出会うことはなくなりました。


名画座というのは、言葉通りに
その映画館がセレクトした作品に価値があります。


同館の上映作品はそこそこのヒット作と無名作品の組み合わせが絶妙です。



今回の上映作品です、観たのは左の作品、2本続けてはちょっと・・・

三つ目のポイントは、会員制の「ギンレイ・シネマクラブ」です。

1997年に1年間映画見放題の
「シネパスポート」を全国で初めて導入したのです。


10,800円(税込み)の年会費でいつでも何回でも入場できるのです。
他にも2人のペア会員、また5人の法人会員カードもあります。http://www.ginreihall.com/cinemaclub.html

しかも、一度の入場で2作品を観られる二本立てが継続されています。
二本はちょっとしんどくても、会員になら別の日にもう1本を観られます。


他にも、月1回の「オールナイト上映」や秋の「神楽坂映画祭」など、
地道な取り組みが実を結び、
昨年の入館者数は15万人を超えたといいます。



中小企業が苦しんでいるのは大手との同質化競争に終始しているからです。
ないもの探しをしてもマイナス条件しか浮かんできません。


大事なのは、ないものを探しよりも「あるもの探し」です。
見つけ出した価値のタネを絞り込めば、打つ手がいくらでも見えてきます。



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会社概要

(株)クエストリーは2003年に「店がブランドになる」ことを支援・プロデュースするために設立されました。「店がブランドになる」ためのプロセスをわかりやすく整理し、具体的な成果につながるコンサルティング、プロデュース、クリエイティブを展開しています。代表取締役の櫻田弘文は、これまでに300社以上...

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個人プロフィール

1955年生まれ、自然豊かな山梨県南アルプス市で育つ。高校卒業後、大学に進むが、学業には目を向けず、芝居に夢中になる日々を過ごす。大学卒業後、広告・マーケティング会社に入社。5年区切りで、コピーライティング、広告プランニング、マーケティング、店舗開発、マネージメント指導などの業務を経験する。2...

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