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2011年09月26日(月)更新

「違い」がなければ選ばれません。

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。 

地元だけの競争相手が、いつの間にか世界が競争相手になる時代、
同業だけがライバルのつもりが、すべての業種や業態がライバルになる時代、
買物はリアル店舗だけだと思っていたのに、
ネットのオンラインショッピングやテレビショッピングでも消費される時代。
 
いざとなったら地元で買ってくれるはず、ウチの商品を選んでくれるはず、
店舗で必ず購入してくれるはず、これらはすべて錯覚です。

危機感を煽るつもりはありませんが、
気が付いたらお客様があなたから黙って去っていくと言うこともあり得ます。
 
たくさんの中からあなたが選ばれるには、「選ばれる理由」が必要です。
「選ばれる理由」とは何でしょうか?それは「違い」です。

どこにでもあるような商品を、どこにでもあるような店舗で、どこにでもあるような売り方ならば
残念ながらあなたは選ばれません。
 
「選ばれるには『違い』が必要です」と言いますと、
ウチにはよそとは違う特別なことなんてないからね、と言う返事が戻ってくることが少なくありません。

これはもう試合放棄みたいなもの。
違いがない店や会社なんてありません。必ず「違い」がありますよ。
 
その「違い」に気が付いていないか、当たり前過ぎて「違い」が眠ったままになっているのです。
違い探しのポイントは4つあります。

「①小さな単位で」、「②ヨソモノの視点で」、「③角度を変えて」、「④肯定的に見る」
この4つの実践によって「違い」を発見出来ます。
 
そうそう、その前に、“知っているつもり”を一度頭の中から取り除いてもらわなければなりません。
この“知っているつもり”が本当に厄介。

毎日見慣れた仕事ややり方だから、それに違いを感じないんですね。
でもそこに「違い」のタネが眠っています。
 
「違い」を見つける7つの着眼点をご説明します。

「①誰よりも早く」、「②他にないもの」、「③頑なに守り続けてきたもの」、
「④超専門家」、「⑤一点集中」、「⑥主力顧客」、「⑦組合せ力」
小さな違いでもそれを組み合わせると大きな違いになります。
 
あなたの仕事にズームインしてください。
目に見えるものだけではなく、見えないところまでていねいに確認してください。

そこにあなただけの「違い」を見つけることが出来ます。
この違いを育てることが「選ばれる理由」につながります。

2011年09月06日(火)更新

「下町ロケット」(池井田潤著)を読みました.

「人々が幸せになる」ブランドをプロデュースするクエストリーの櫻田です。

第145回直木賞受賞作「下町ロケット」(池井田潤著)を日曜日に読みました。

大企業の思惑に翻弄され、倒産の危機にあった大田区の町工場「佃製作所」が、
ロケットエンジンの供給に挑むという話。

危機やトラブルが次々と訪れる様子はNHKの「プロジェクトX」(こちらは本当に話でした)みたいです。
その中に出てくる一文「夢だけ追いかけても飯は食っていけないし、飯だけ食えても夢がなきゃつまらない」………大いに同感です。


















2011年08月16日(火)更新

出会いって本当におもしろい。

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースするクエストリーの櫻田です。

先日の日曜日前から気になっていた、
東京谷中の「暮らしの道​具 谷中 松野屋」さんを訪問しました。

店内を一巡りし、店を見ていると、店先で話しかける​男性が。
なんとオーナーの松野弘さんでした。

松野さんは馬喰町の荒物問屋「松野屋」の3代目の社長さん、
「暮らしの道​具 谷中 松​野屋」さんは同社の直営小売店です。

ビールでも飲みまし​ょう、と言うことで、店前の駄菓子屋さんのようなところの店先で
​ビールをごちそうになり、ご商売のことをいろいろとお聞きしまし​た。

「暮らしの道具 谷中 松野屋」さんのコンセプトは
「なるべく自然素材で、使い勝手のい​い日用品を、求めやすい価格で」。
コンセ​プトがしっかりしているので、並んでいる多様な商品がひとつの世​界観を作っていました。

松野社長はこんな風にも語っていました。
「大量​生産品でも美術工芸品でもない、暮らしに根付いた日用品ならでは​の心地よさや美しさを楽しんで欲しい」

志しのある経営者が創り出した店は、
若いカップルや年配のおばちゃん、おじちゃんが吸い込まれていく不思議な空間でした。

「暮らしの道​具 谷中 松​野屋」→http://yanakamatsunoya.jp/


















2011年07月29日(金)更新

楽しくなければブランドじゃない!

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースするクエストリーの櫻田です。
 
「楽しくなければブランドじゃない!」、8月25日(木)に開催する「第24回ブランディングセミナー」のテーマです。

最近はそうでもないけど、僕が社会人になった頃は「楽しい仕事」と言うと
年配の経営者(とくに創業者が多いかな)から「ちょっと違うんじゃあないか」という目で見られることがありました。
 
確かに仕事は厳しくて苦労の連続かもしれません。とても楽しいとは思えないこともたくさんあります。
八方ふさがりでどうにもならないときさえもあります。
創業経営者はそういうたくさんの経験があるから、「楽しい」に身勝手な甘えを感じるのかもしれませんね。
 
でも、ブランディングでは「楽しい」はすごく大事なこと。

楽しいがピンと来なければ、「ワクワク」、「うれしい」、「感動」でも構いません。
もちろん、好き勝手な自分だけの楽しさではありません。

ブランドになると言うことは誰かを喜ばせると言うことです。
 
売上や利益のために楽しませることを考える人もいます。でもそれってちょっとつまらない。

売上や利益は結果であってブランドの目的ではありません。
見返りを求めることなく、無条件で楽しんでいただくこと。それはめぐりめぐって売上や利益として戻ってきます。
 
「そうはいっても仕事って大変ことが多いよね」、現実はそうだと思います。
最初から楽しくて仕方がない仕事なんかありませんよね。
地味で平凡なことの積み重ねが仕事と言ってもいいかもしれません。
実際に僕も毎日ふうふう言いながら仕事していますよ。
 
でも、でもね、その地味で平凡なことを、どう楽しくするかがブランディングです。
当然、他と同じことをやっても、お客様は楽しいとは感じてくれません。
と言ってただ変わっていればいいわけじゃあない。このあたりがブランディングのおもしろさです。
 
「えっ、それが苦痛」ですって、よ~く、考えてください、ここが肝ですから。
まずは自分が楽しんでやれること(少なくてもそう思えること)が一番大事です。
自分が源になり楽しそうにしていると、周りも楽しくなり、その輪は少しずつ大きくなっていきます。
 
ブランディグに関わると言うことは「人を楽しませるプロ」になることですよ。
今回のセミナーでは、クエストリーが惚れ込んだ「人を楽しませるプロ」に特別講演をしていただきます。
それは「COSCOJI(コスコジ)」の代表の小杉光司さんです。
 
小杉光司さんは人を喜ばせることに心から情熱を傾けている人。
なぜそこまで出来るのかと思うくらい。
それを支えているのはCOSCOJIの「ミッション」です。
そのミッションはどこから生まれてきたのか?当日はそこをじっくりと語っていただきます。お楽しみに。
 

 
【02】「第24回ブランディングセミナー」開催のご案内
 
●日 時:8月25日(木) 13時30分~18時00分(受付開始13時)

●会 場:東京国際フォーラム Gブロック4階・407会議室

●テーマ:楽しくなければブランドじゃない!

●ゲスト:小杉光司氏:COSCOJI(コスコジ) 代表

COSUCOJIは「家族全員の笑顔を創出する笑顔創造店舗」をコンセプトに2008年創業。
埼玉県さいたま市(北浦和駅)に2店舗を構え、子供服を中心におもちゃや雑貨などを販売。
既存の概念に捉われないユニークな活動を通じて、単なる売り手と買い手という関係を越えたお客様と強い絆を結んでいます。

詳細はhttp://www.questory.co.jp/Portals/0/image02/24thseminer.pdf
 
 

2011年07月22日(金)更新

夏の夕暮れ前の夏限定の日本酒

「人々を幸せにするブランド」をプロデュースするクエストリーの櫻田です。
 


















居酒屋の起源ってご存知ですか。
「ウィキペディア』で調べてみると、江戸時代に酒の量り売りをしていた酒屋が、
その場で酒を飲ませるようになり、次第に簡単な肴も出すようになったのが始まりとか。
 
酒屋で飲む行為を「居続けて飲む」ことから「居酒」(いざけ)と言われるようになり、
そのサービスを行う酒屋は売るだけの酒屋と差別化するために
「居酒致し候」の貼紙を店頭に出していたことが居酒屋の起源だそうです。
 
さて、先日訪れたのは「表参道ヒルズ」本館3階にある「はせがわ酒店」さん。
「はせがわ酒店」さんは東京でも有名なこだわりの酒屋さんです。
亀戸が本店ですが、他にも麻布十番店、東京グランスタ店、東急二子玉川店があります。
 
「表参道ヒルズ店」は、売場面積はさほど広くないものの、
従来の酒屋さんのイメージではなくおしゃれなブティックなような感じ。
真ん中に平台の陳列什器があり、左手には様々な日本酒が天井高くまで冷蔵庫に入って展示されていました。
 
お酒を選んでいると、店内の右半分にある5席のカウンターが気になります。
二人連れの女性客とカップルが座っており、ちょうど真ん中が空いていたのでお酒をいただくことにしました。
正面にはデザイン豊かなお酒のボトルがアートのように並んでいます。


 
















オーダーしたのは夏限定の「美丈夫の純米吟醸うすにごり」。
醸造元は高知県安芸郡の濱川商店です。

シャンパングラスで出てきたお酒は、ひとくち口に含みますと、
フルーティな香りが広がり、微炭酸ですっきりと味わいです。 

何でも、ボトルの中に絹のようにきめ細かな「おり」がたまっていて、
この「おり」の中の酵母が発酵して炭酸ガスを作り続けているそうです。

本当に夏にふさわしいお酒です。
何杯でも飲めそうですが、まだ午後4時前。一杯だけいただいて席を立ちました。
 

2011年06月24日(金)更新

商業界の笹井編集長から届いた2冊の書籍

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースするクエストリーの櫻田です。


















数日前に商業界の笹井編集長から同社で発行した2冊の新著を頂戴いたしました。

1冊は「生涯うなぎ職人」、港区東麻布に本店がある200年続くうなぎの老舗店「野田岩」の五代目の本。
もう一冊は「美濃吉と京都商法の教え」、こちらは創業から290年余りを数える
京都の老舗料理屋(割烹)「美濃吉」の10代目の本。

どちらもまだパラパラとページをめくったくらいですが、相当中身の濃い本だと感じました。
うなぎも日本食も日本の伝統文化、
その世界で200年、290年続くと言うことは味だけではなく、明確な理念がなければ不可能です。

2冊は有名な老舗店の経営者のことですが、
市井の無名の一流の人々の生き方にこそ学ぶべきところがあります。

週末に楽しんで読んでみたいと思います。笹井編集長、ありがとうございました。

「生涯うなぎ職人」
http://www.shogyokai.co.jp/shopping/view.php?type=shoseki&id=30000862

「美濃吉と京都商法の教え」
http://www.shogyokai.co.jp/shopping/view.php?type=shoseki&id=30000861

2011年05月27日(金)更新

あらためて「ブランド」ってどうして有効なんだろう?

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースするクエストリーの櫻田です。

ブランディングを仕事にしていながら、時折「なぜブランドなの」と自問自答することがあります。
「お取り先を混乱させているのでは」という不安もあります。
「ブランドでなくてもいいんじゃあないの、いまのままでも何とかなるかも?」そんな内なる声も聞こえてきます。
 
あなたがワインを購入しようと銀座に行ったとします。さすが銀座、購入場所はたくさんあります。
「デパート」のワインコーナーは年々充実しています。「エノテカ銀座店」のような有名専門店もあります。
テイスティングバーを備えたワインショップも増えました。
 
ティファニーと英国屋の間の路地を100mほど歩いたところにある
「ワイズワインギャラリー銀座」のような話題の店もあります。
忘れてならないのは銀座の裏通りにわずかに残る昔ながらの酒屋さん。
品数は限られていますがここでもワインは販売しています。
 
ワインそのものにしても、300円台から数万円のまで幅広く並んでいます。
イタリア、フランス、チリ、スペイン………産地も実に様々です。
ワインだけではなく、チーズや生ハムなどの食材も豊富に揃っています。オープナーもグラスも売っているなあ。
 
これだけたくさんの店(通販などの無店舗販売も含めてですが)や商品があると、
どこで何を買ったらいいのか迷ってしまうかもしれませんね。
正直言ってどこで買っても同じように感じることもあります。
売り手側に立つと、差別化することって本当に大変ですね。
 
こう言うのを「同質化競争」と言います。
似たような品質の、似たような商品が、似たような価格で、似たようなところで販売されている時代です。
違いを生み出すことが本当に出来にくいんですね。もしあなたがワインショップの経営者だとしたらどうします。
 
他と同じような変わり映えのしない価値しか提供出来ないのならば、
お客様は間違いなく「広告への投資の大きな店」や「価格の安い商品」に向かいます。
「広告力」と「価格力」の競争……これは体力勝負のようなもの。結果的には資本力に勝る大企業が有利です。
 
だからこそ「ブランディング」です。
会社や店、開発した商品を他にない価値を持った「ブランド」として構築することが必要なのです。
大々的に広告が出来ない、価格競争力が弱い中小企業にこそ「ブランディング」は向いています。
 
そのためには視点の転換が必要。店、会社、商品を他にない違いを持った「価値」として見つめ直すことです。
価値のないものをブランドと称しても、目の肥えた消費者には簡単に見抜かれてしまいます。
「ブランド」かどうかを決めるのは消費者です。だから「ブランド価値の見つけ方、育て方」がポイントなのです。
 
 
「ブランディングセッション」開催のご案内
「ブランド価値の見つけ方、育て方」が気になった方はこの勉強会に。
中小企業のブランディングとソーシャルメディアの関係を紐解く、勉強会を開催いたします。
ゲストは久米繊維工業の代表取締役・久米信行氏。「ソーシャルメディア」を解説していただきます。

●日 時:6月22日(水) 13時30分~16時45分
会 場:銀座Caspa8F・Room8C
●テーマ:ソーシャルメディアを活用してブランドコミュニティをつくる
●ゲスト:久米信行氏:久米繊維工業株式会社 代表取締役
●定 員:20名限定
詳細は→
http://www.questory.co.jp/Portals/0/image02/BRS.pdf

























2011年05月20日(金)更新

大相撲技量審査場所を観戦

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

先週の土曜日に「大相撲技量審査場所」を観る機会に恵まれました。
昨年から両国のちゃんこのお店のブランディングをお手伝いおり、一度は相撲を観たいと思っていました。
今回はそのお店のご厚意により、チケットをいただいたのですが、何と正面前から4列目の席でした。

ご存知の通り、このところ大相撲は野球賭博、八百長相撲で大揺れ状態でした。
名古屋場所に続いて、5月場所も取りやめになるのではと危惧されましたが、
今回「技量審査場所」として開催されることになったのです。

国技館に入りますと、独特の雰囲気が漂っています。
ちょうど十両の土俵入りから見たのですが、
緊張感のある中にどこかゆったりとした雰囲気も漂っています。























実際に観た大相撲は格闘技ですね。身体と身体がぶつかり合うその音と様は想像以上の迫力です。
鍛え上げられた肉体と技があるからこそ出来ることです。























注目は日本人力士最高位の大関「魁皇」。今年7月で39歳になると言うから驚きです。
声援もひときわ大きく、この日は見事白星でした。
18日には高見山の持つ歴代1位の幕内通算1430回出場に並びました。
そして、千代の富士の持つ1045勝まであとわずか、がんばれ魁皇。























すごかったのは横綱「白鳳」の集中力です。
土俵下でじっと待つ時の表情はまさに獲物を狙う勝負師の顔。






















2011年05月13日(金)更新

ブランドのファンづくりの仕組みと技

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

一昨年になりますが、8回シリーズで「ブランディング実践塾」という勉強会を開催いたしました。
テーマは「ファンづくりの技を学ぶ」、8回の実践塾ではファンづくりのための8つの手法を
ワーク形式も取り入れて参加者とともに楽しく学ぶことが出来ました。

8回シリーズを終えて、参加者のその後はどうなっているのかと言いますと、
実践塾で学んだことを見事に活かして店もあれば、残念ながらそうでない店もあります。
ファンづくり技を取り入れたが、次第に継続出来ていないケースが少なくありません。

実践塾の開催のきっかけはある宝飾専門店の経営幹部のこんなお声からでした。
「ミッションとかコンセプトもいいけれども、実際にお客様に来てもらうための方法を具体的に教えて欲しい」。
いうなればこのお店の幹部の方は、集客のハウツーや手法を求めていたのです。

書店に行きますと、テーマは別として、ハウツーや手法をまとめた書籍がたくさん並んでいます。
それを読めば、すぐにでも成果が出るような錯覚に陥る方も多いと思います。
でも多くの方が経験していると思いますが、実際はそう簡単にはうまくはいきません。

書籍に問題があるのではありません。(中には問題がある書籍もありますが………)。
大事なのは、自分がどうしたいのかという問題意識です。
寝ても覚めても頭から離れない、何とかしたいという強い思いは、問題の本質を絞り込みます。
ここが見えていることが大事です。

問題の本質が絞り込まれていると、解決策は明確に見えてきます。
「○○○を使えばこういう成果につながる、ここを○○○の方法で押さえればこんな風になる………」
成果につながるストーリーが出来上がります。仮にうまくいかなくてもすぐに軌道修正が出来ます。

実践塾のテーマの「ファンづくり」も同様です。
目指すべき顧客もコンセプトも、経営環境も社員の資質も異なる店にうまく対応出来る万能策はありません。
目的と手法があべこべになると始末が悪い。気の毒なのは社員、やらされ感が強くなるのは当然です。

新規客作りに課題があるのか、それとも固定化がうまくいっていないのか………
現状を素直な目で見つめ、どこに問題があるのかをつかまえた店は、
どの技をどのように使えばいいのかが見えているのです。
自社に適したように技を組み合わせることが出来るのです。

社内に定着しない要因もこれがすべてではありませんが、
取り組みの優先順位が明確になり、業務の重み付けが出来ます。
社員の腑に落ちて、仕事に中に習慣として練り込めると、各種の技が「知得から体得」に変わります。
つまり成果の出る本物になるわけです。


「ファンづくりプロジェクト」のご案内

~ファンづくりとは、基礎体力づくり~
店を「自分の体」に置き換えると、ファンづくりは「基礎体力の強化」にあたります。
基礎体力がなければ、すぐに息切れや筋肉痛など、“いざ”という時、大切な体に支障が出てしまいます。
ファンも基礎体力も、計画的かつ継続的な地道な努力(活動)のもとに築き上げられるものです。
ファンづくりを継続し、定着させる仕組み「ファンづくりプロジェクト」を、一緒に取り組みましょう! 

お問い合わせは担当:株式会社 クエストリー 担当:椛澤(かばさわ)まで。

2011年05月03日(火)更新

ブランディングとソーシャルメディアの関係

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。



























弊社ではブランドのことを「記憶のスタンプ」と呼んでいます。
当たり前のことですが、「うちの会社(商品)はブランドだ」と声高に叫んでも、
顧客がそう思ってくれなければ、ブランドとは言えません。
 
そう、ブランドは顧客の記憶の中にあるのです。その言葉を聞くと、
その名を思い出すと、心がワクワクしてくる………これがブランドです。
だから、顧客の記憶の中に、いい印象のスタンプを数多く、しかも強く押すことが大事なのですね。
 
問題は「記憶のスタンプの押し方」です。「記憶のスタンプ」が増えると、
ブランドのファンとなり、結果として継続的な消費が生まれます。
一般的にはこれがマーケティングと言うことになるわけですが、
どうもこのマーケティングが大きく変化してきています。
 
かつてはマスメディアを使った広告戦略が「記憶のスタンプ」を押す有効な手立てでした。
もっとも、このマスメディアを使った広告戦略は、潤沢に資金を使える大手企業のものであり、
中小企業はやりたくてもやれなかったのが現実でした。
 
しかし、いま消費者の来店や購買の決定要因は広告だけではなくなっています。
押しつけの広告を嫌い、クチコミを決定要因にする消費者が増えているのです。
しかも友人や知り合いのクチコミだけではなく、インターネット上の評判やレビューを参考にしています。
 
ブランドマーケティングの基本は、「認知→関心→検討→信頼→共感」の5つのステップですが、
そのプロセスに、Twitter、FaceBook、YouTube、USTREAMなどの「ソーシャルメディア」が
重要なポジションを占めるようになってきたのです。
 
低コストで、頻度多く、手軽に使える「ソーシャルメディア」は、個人が自由に使えるインターネットツールです。
中小企業がこれを使わない手はありません。
そうなのですが、実際にはうまく使いこなしている中小企業はとても少ない。
 
ブランディングにソーシャルメディアが大事って聞くけど、
「何のことかわからない」「ちょっと難しそう」「めんどうくさそう」、そんな声をよく耳にします。
そこで、中小企業のブランディングとソーシャルメディアの関係をひも解く勉強会を開催することにしました。
 もしよろしければちょっと「記憶のスタンプ」を押しておいてくださいね。
 
■クエストリー・ブランディング・セッション
●テーマ:ソーシャルメディアを活用し、ブランドコミュニティをつくる 
●期 日:6月22日(水)PM13:30~16:45(受付13:00~)
●会 場:Caspa銀座8F・Room8C(東京都中央区銀座)
●ゲスト:久米信行氏(久米繊維工業株式会社 代表取締役)

※詳細はこちらから http://www.questory.co.jp/
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会社概要

(株)クエストリーは2003年に「店がブランドになる」ことを支援・プロデュースするために設立されました。「店がブランドになる」ためのプロセスをわかりやすく整理し、具体的な成果につながるコンサルティング、プロデュース、クリエイティブを展開しています。代表取締役の櫻田弘文は、これまでに300社以上...

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個人プロフィール

1955年生まれ、自然豊かな山梨県南アルプス市で育つ。高校卒業後、大学に進むが、学業には目を向けず、芝居に夢中になる日々を過ごす。大学卒業後、広告・マーケティング会社に入社。5年区切りで、コピーライティング、広告プランニング、マーケティング、店舗開発、マネージメント指導などの業務を経験する。2...

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