㈱クエストリー 社長 櫻田弘文「ブランディング」通信 | 経営者会報 (社長ブログ)
「店がブランドになる」ことを支援・プロデュース! コンサルティング会社・社長のジャム・セッション
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別の部屋には雛人形が飾られていました。
この地方では「八朔のひな祭り」といって旧暦の八朔の日(8月1日)に
雛人形を飾るのが古くからの習わしだそうです。
詳しくはわかりませんが、その背景には悲しいお姫様の物語があるようです。
地方の町の路地裏は本当に魅力的、こういう出会いこそが地方出張ならではの醍醐味です。
今回は日帰りでしたが、美味しいお刺身でも食べながら、
ゆっくりと日本酒でも飲んでみたいところでした。
第32回ブランディングセミナー
「軸が会社を強くする~幸せな会社づくりに必要なもの」
◆日時:9月9日(水) 13時30分~18時
◆会場:国際ファッションセンタービル 10F Room108
クエストリー:http://www.questory.co.jp
「遅くもなく、早かくもなく」、出会う人には出会うべき時期があるのだと思います。
渡辺和子さんは今年88歳、そのお声の若いこと、年齢を感じさせない姿に驚かされました。
なんかね、僕と向かい合わせで、目と目を見ながら話してくれているように感じたんです。
これはもう愛でですよ。しつこいか。
僕はこれまで石川洋先生の書籍をたくさん読ませていただき、
ご講演も三度聞かせていただきました。
そして言葉では言い尽くせないほどの大きな影響を受けました。
相当厳しい心理状態の時に、何度も救われました。
勝手に人生のお師匠さんだと思ってきました。
8年ほど前に新宿でご講演をおお聞きした時には、
お病気で透析をされており、すっかりやせられていました。
いつかこういう日が来るとは思っていましたが、本当に残念で寂しい限りです。
石川洋先生のご冥福を心からお祈りいたします。
本当に一時期はここが事務所でした。
このお店は交通の便もいいのですが、店内が広くゆったりとしているのが気に入りました。
金田との打ち合わせや企画書や提案書の作成はもとより、
お取引先とのミーティングや印刷会社との色校正のチェックもこのスタバでやっていました。
2015年08月25日(火)更新
英国の作家「フレデリック・フォーサイス」のこと
「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
なぜこうまで引き寄せられたのか?
それは綿密な取材に基づく物語性だと思う(若干、偏りもあるけれども・・・)。
しかし、残念なことに絶筆宣言のあとに発表された
「アヴェンジャー」や「アフガンの男」などの作品には心が震えません。
読み手のこちらの好みが変わったのかもしれませんが、
フォーサイスが得意とするテーマ設定が時代に合わなくなってきているようにも感じるのです。
フォーサイスの作品は綿密な取材が物語に奥行きを持たせ、ひとつの世界観を作っています。
それが難しい時代になっているのを感じます。
もちろん、小説と現実が違うのは当たり前のことなのですが・・・。
例えば、フォーサイスがたびたびテーマに取り上げているテロリストについても、
基本的に個人が主体となって登場します。
しかし、いまは組織のテロの時代になっています。
組織を動かしているのは個人なのですが、それが見えない恐さを感じるのです。
個人的なベスト1は、映画の影響もあり「ジャッカルの日」です。
秋の気配も漂ってきたので、久しぶりに読んでみるかな。
第32回ブランディングセミナー
「軸が会社を強くする~幸せな会社づくりに必要なもの」
◆日時:9月9日(水) 13時30分~18時
◆会場:国際ファッションセンタービル 10F Room108
クエストリー:http://www.questory.co.jp
海外のミステリー小説が好きです。同時に冒険小説も好きです。
好きな作家の一人を挙げるのは難しいのですが、
ベスト5に入るのは英国の作家「フレデリック・フォーサイス」です。
実は今日8月25日は、「フレデリック・フォーサイス」の生誕日(1938年)です。
渋い大人のイメージのフォーサイスも、御歳77歳ということになります。
少し前らしいのですが、やはり年齢を感じますねえ。
「ジャッカルの日」から始まり、
「オデッサファイル」「戦争の犬たち」「シェパード」「神の拳」「イコン」・・・
たぶんですが、日本で発表された作品はすべて読んだはず。
好きな作家の一人を挙げるのは難しいのですが、
ベスト5に入るのは英国の作家「フレデリック・フォーサイス」です。
実は今日8月25日は、「フレデリック・フォーサイス」の生誕日(1938年)です。
渋い大人のイメージのフォーサイスも、御歳77歳ということになります。
少し前らしいのですが、やはり年齢を感じますねえ。
「ジャッカルの日」から始まり、
「オデッサファイル」「戦争の犬たち」「シェパード」「神の拳」「イコン」・・・
たぶんですが、日本で発表された作品はすべて読んだはず。
なぜこうまで引き寄せられたのか?
それは綿密な取材に基づく物語性だと思う(若干、偏りもあるけれども・・・)。
しかし、残念なことに絶筆宣言のあとに発表された
「アヴェンジャー」や「アフガンの男」などの作品には心が震えません。
読み手のこちらの好みが変わったのかもしれませんが、
フォーサイスが得意とするテーマ設定が時代に合わなくなってきているようにも感じるのです。
フォーサイスの作品は綿密な取材が物語に奥行きを持たせ、ひとつの世界観を作っています。
それが難しい時代になっているのを感じます。
もちろん、小説と現実が違うのは当たり前のことなのですが・・・。
例えば、フォーサイスがたびたびテーマに取り上げているテロリストについても、
基本的に個人が主体となって登場します。
しかし、いまは組織のテロの時代になっています。
組織を動かしているのは個人なのですが、それが見えない恐さを感じるのです。
個人的なベスト1は、映画の影響もあり「ジャッカルの日」です。
秋の気配も漂ってきたので、久しぶりに読んでみるかな。
第32回ブランディングセミナー
「軸が会社を強くする~幸せな会社づくりに必要なもの」
◆日時:9月9日(水) 13時30分~18時
◆会場:国際ファッションセンタービル 10F Room108
クエストリー:http://www.questory.co.jp
2015年08月24日(月)更新
「今日から始める男のきもの」:泉二弘明著
「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
尊敬する経営者のお一人であり、
「3月度ブランディングセッション」でご講演をお願いいたしました、
きもの専門店「銀座もとじ」の泉二弘明社長が新著を出版されました。
タイトルは「今日から始める男のきもの~和服は最高の男磨き!」(PHP出版・税込1728円)です。
銀座もとじ→http://www.motoji.co.jp
本の帯には「日本初の男の着物専門店『銀座もとじ』店主が
選び方から着つけ・粋な着こなし・手入れまでやさしく解説」と書かれています。
本を開きますと、その言葉通り、写真やイラストが豊富に掲載されており、
きもの初心者の男性にはうってつけの一冊となっています。
本当にわかりやすい内容ですねえ。
ちなみに、モデルは泉二社長のご子息の泉二啓太さんです。
こちらは著者の泉二社長、さすがに決まっています。
今月20日から発売になっておりますので、ぜひ、書店でお手に取ってご覧いただければと思います
(Amazon・銀座もとじさんのサイトからも購入できます)。
Amazon→
http://www.amazon.co.jp/今日から始める男の着物-泉二-弘明/dp/4569823092
銀座もとじ→
http://www.motoji.co.jp/netshop/products/detail.php?product_id=16646
http://www.motoji.co.jp/netshop/products/detail.php?product_id=16646
また、先週の土曜日の夜には、ザ・ペニンシュラ東京で出版記念パーティが開かれ、
弊社の金田といっしょに参加いたしました(ちなみに初ペニンシュラでした)。
当日はスタッフの皆さんとおもてなしと楽しい会話、
そしておいしい食事をいただきながらあっという間の2時間でした。
会場ではこの方とのツーショットを撮影していただくことができました。
ロバート・キャンベルさんは日本語ぺらぺらの紳士でした。
第32回ブランディングセミナー
「軸が会社を強くする~幸せな会社づくりに必要なもの」
◆日時:9月9日(水) 13時30分~18時
◆会場:国際ファッションセンタービル 10F Room108
クエストリー:http://www.questory.co.jp
尊敬する経営者のお一人であり、
「3月度ブランディングセッション」でご講演をお願いいたしました、
きもの専門店「銀座もとじ」の泉二弘明社長が新著を出版されました。
タイトルは「今日から始める男のきもの~和服は最高の男磨き!」(PHP出版・税込1728円)です。
銀座もとじ→http://www.motoji.co.jp
本の帯には「日本初の男の着物専門店『銀座もとじ』店主が
選び方から着つけ・粋な着こなし・手入れまでやさしく解説」と書かれています。
本を開きますと、その言葉通り、写真やイラストが豊富に掲載されており、
きもの初心者の男性にはうってつけの一冊となっています。
本当にわかりやすい内容ですねえ。
ちなみに、モデルは泉二社長のご子息の泉二啓太さんです。
こちらは著者の泉二社長、さすがに決まっています。
今月20日から発売になっておりますので、ぜひ、書店でお手に取ってご覧いただければと思います
(Amazon・銀座もとじさんのサイトからも購入できます)。
Amazon→
http://www.amazon.co.jp/今日から始める男の着物-泉二-弘明/dp/4569823092
銀座もとじ→
http://www.motoji.co.jp/netshop/products/detail.php?product_id=16646
http://www.motoji.co.jp/netshop/products/detail.php?product_id=16646
また、先週の土曜日の夜には、ザ・ペニンシュラ東京で出版記念パーティが開かれ、
弊社の金田といっしょに参加いたしました(ちなみに初ペニンシュラでした)。
当日はスタッフの皆さんとおもてなしと楽しい会話、
そしておいしい食事をいただきながらあっという間の2時間でした。
会場ではこの方とのツーショットを撮影していただくことができました。
ロバート・キャンベルさんは日本語ぺらぺらの紳士でした。
第32回ブランディングセミナー
「軸が会社を強くする~幸せな会社づくりに必要なもの」
◆日時:9月9日(水) 13時30分~18時
◆会場:国際ファッションセンタービル 10F Room108
クエストリー:http://www.questory.co.jp
2015年08月20日(木)更新
地方の路地裏の魅力
「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
一昨日出張で訪れたのは兵庫県たつの市。
牡蠣の生産者とブランディングのお打ち合わせだったのでした。
まずお昼ご飯をということで連れて行っていただいたのは、
ご自宅の隣にあるお好み焼き屋さんでした。
もう50年ほど続いているお店だそうです。
一昨日出張で訪れたのは兵庫県たつの市。
牡蠣の生産者とブランディングのお打ち合わせだったのでした。
まずお昼ご飯をということで連れて行っていただいたのは、
ご自宅の隣にあるお好み焼き屋さんでした。
もう50年ほど続いているお店だそうです。
うめちゃんというおばさんが、一人で切り盛りしているお店ですが、これが実に美味しいのです。
どんどん作ってくれて、さあ食べろとばかりに目の前に出してくれます。
具材もシンプルなものばかりですが、おばちゃんのきっぷも良さ加わり、大満足でした。
どんどん作ってくれて、さあ食べろとばかりに目の前に出してくれます。
具材もシンプルなものばかりですが、おばちゃんのきっぷも良さ加わり、大満足でした。
その後はぶらぶらと海辺の街の路地裏探索。
夏の日差しに照らされた黒塗りの板塀の家並みがいい雰囲気を醸し出しています。
さほど広くないエリアにお寺が6ヶ所もあるというのも興味深い。
路地を抜けると何艘もの船が並ぶ静かな漁港でした。
夏の日差しに照らされた黒塗りの板塀の家並みがいい雰囲気を醸し出しています。
さほど広くないエリアにお寺が6ヶ所もあるというのも興味深い。
路地を抜けると何艘もの船が並ぶ静かな漁港でした。
参勤交代の海の宿場町として栄えたこの地には歴史を感じさせるものが数多くあります。
途中で見学をさせていただいたのは江戸時代の豪商の家だった築200年ほどの建物(現在は民俗館)。
急な箱階段を上がるとそこは時間が止まったような空間でした。
途中で見学をさせていただいたのは江戸時代の豪商の家だった築200年ほどの建物(現在は民俗館)。
急な箱階段を上がるとそこは時間が止まったような空間でした。
別の部屋には雛人形が飾られていました。
この地方では「八朔のひな祭り」といって旧暦の八朔の日(8月1日)に
雛人形を飾るのが古くからの習わしだそうです。
詳しくはわかりませんが、その背景には悲しいお姫様の物語があるようです。
地方の町の路地裏は本当に魅力的、こういう出会いこそが地方出張ならではの醍醐味です。
今回は日帰りでしたが、美味しいお刺身でも食べながら、
ゆっくりと日本酒でも飲んでみたいところでした。
第32回ブランディングセミナー
「軸が会社を強くする~幸せな会社づくりに必要なもの」
◆日時:9月9日(水) 13時30分~18時
◆会場:国際ファッションセンタービル 10F Room108
クエストリー:http://www.questory.co.jp
2015年08月17日(月)更新
軸とは「在り方」のこと
「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
9月9日(水)に国際ファッションセンター(東京・両国)で、
「第32回ブランディングセミナー」を開催いたします。
今回のテーマは「軸が会社を強くする~幸せな会社づくりに必要なもの」です。
第32回ブランディングセミナー
◆日時:9月9日(水) 13時30分~18時
◆会場:国際ファッションセンタービル 10F Room108
軸………ブランディングではよく使われ得る言葉ですが、その意味するとことは何でしょうか?
軸といえば車輪や独楽を思い出す方も多いと思います。
軸がずれた独楽はうまく回りません。車輪では事故につながる可能性もあります。
クエストリーはブランディングには「在り方」「やり方」「動き方」の
3つのフレームがあることをこれまでも語ってきました。
残念ながら、多くの企業は「在り方」を明確にせず、
「やり方」「動き方」の研究だけに余念がありません。
しかし、多くのブランディング事例は「在り方」の大事さを示しています。
「在り方」が「やり方」を規定し、「やり方」が「動き方」を規定しているのです。
「在り方」が軸となり、他に類を見ない独自性を生み出しているのを強く感じます。
今回のセミナーでは「軸=在り方」の重要性を解説し、実践事例として3名のゲストをお迎えします。
まず、クロストークにご登壇していただくのは
笹本敬介さん(株式会社コダマ 取締役)と加藤篤彦さん(学校法人 武蔵野東幼稚園 園長)のお二人です。
特別講演にご登壇いただくのは福岡県と東京を中心に、
現在42店舗の飲食店を展開している、株式会社O.B.Uカンパニーの代表取締役の寺川欣吾さんです。
株式会社O.B.Uカンパニーは先日、北海道小樽市にワイナリーも開業しました。
お三方ともジャンルを異なれども、軸を明確にされた素晴らしい経営に取り組まれています。
ブランディングに取り組まれる経営者には必聴のセミナーだと思います。
一般参加もできますので、ぜひご参加をお待ちしています。
クエストリー:http://www.questory.co.jp
9月9日(水)に国際ファッションセンター(東京・両国)で、
「第32回ブランディングセミナー」を開催いたします。
今回のテーマは「軸が会社を強くする~幸せな会社づくりに必要なもの」です。
第32回ブランディングセミナー
◆日時:9月9日(水) 13時30分~18時
◆会場:国際ファッションセンタービル 10F Room108
軸………ブランディングではよく使われ得る言葉ですが、その意味するとことは何でしょうか?
軸といえば車輪や独楽を思い出す方も多いと思います。
軸がずれた独楽はうまく回りません。車輪では事故につながる可能性もあります。
クエストリーはブランディングには「在り方」「やり方」「動き方」の
3つのフレームがあることをこれまでも語ってきました。
残念ながら、多くの企業は「在り方」を明確にせず、
「やり方」「動き方」の研究だけに余念がありません。
しかし、多くのブランディング事例は「在り方」の大事さを示しています。
「在り方」が「やり方」を規定し、「やり方」が「動き方」を規定しているのです。
「在り方」が軸となり、他に類を見ない独自性を生み出しているのを強く感じます。
今回のセミナーでは「軸=在り方」の重要性を解説し、実践事例として3名のゲストをお迎えします。
まず、クロストークにご登壇していただくのは
笹本敬介さん(株式会社コダマ 取締役)と加藤篤彦さん(学校法人 武蔵野東幼稚園 園長)のお二人です。
特別講演にご登壇いただくのは福岡県と東京を中心に、
現在42店舗の飲食店を展開している、株式会社O.B.Uカンパニーの代表取締役の寺川欣吾さんです。
株式会社O.B.Uカンパニーは先日、北海道小樽市にワイナリーも開業しました。
お三方ともジャンルを異なれども、軸を明確にされた素晴らしい経営に取り組まれています。
ブランディングに取り組まれる経営者には必聴のセミナーだと思います。
一般参加もできますので、ぜひご参加をお待ちしています。
クエストリー:http://www.questory.co.jp
2015年07月28日(火)更新
シスター渡辺和子さんのこと
「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
シスターの渡辺和子さん(ノートルダム清心学園理事長)をはじめて知ったのは30年ほど前のこと。
仕事関係のある方から著書を紹介されたのです。
シスターの渡辺和子さん(ノートルダム清心学園理事長)をはじめて知ったのは30年ほど前のこと。
仕事関係のある方から著書を紹介されたのです。
その時は、シスターという響きに何となく抵抗があったことを覚えています
理由は幼馴染の女性が、高校時代に洗礼を受けたと聞き、軽いショックを受けたからです。
理由は幼馴染の女性が、高校時代に洗礼を受けたと聞き、軽いショックを受けたからです。
その後、著書を読ませていただき、強く惹かれるものがあると同時に、
その度に至らない自分を振り返り、自己嫌悪にも陥りました。
その度に至らない自分を振り返り、自己嫌悪にも陥りました。
そうはいっても、個人的には渡辺和子さんのことはすごく完璧な女性という印象が強かったのです。
正直言って、平易な文章ですが、ちょと近寄りがたかったのです。
正直言って、平易な文章ですが、ちょと近寄りがたかったのです。
しかし、お会いしたい一心で、前職の会社の時には、講演をお願いしたことがありました。
秘書の方から「企業様の講演は申し訳ございませんが、お断りをさせていただいています」
という返事をいただいた時に、
残念と同時にそうだよなあという至極納得した気持ちにもなりました。
という返事をいただいた時に、
残念と同時にそうだよなあという至極納得した気持ちにもなりました。
以来、折にふれ、著書のページをめくるっていたのですが、
先月鎌倉に紫陽花を見に行った時のことです。
先月鎌倉に紫陽花を見に行った時のことです。
円覚寺の「第30回夏期講座」で渡辺和子さんが講演をされることを知りました。
北鎌倉駅近くの掲示板に案内が貼ってあったのです
北鎌倉駅近くの掲示板に案内が貼ってあったのです
出会いってこんな感じなのでしょうね。
条件や環境のせいではなく、やはりタイミングなのだと思います。
条件や環境のせいではなく、やはりタイミングなのだと思います。
「遅くもなく、早かくもなく」、出会う人には出会うべき時期があるのだと思います。
渡辺和子さんは今年88歳、そのお声の若いこと、年齢を感じさせない姿に驚かされました。
聞きたいと思ってから、もう20年近く経っているから、もうLOVEです。
思いこがれる愛、愛ですよ。
思いこがれる愛、愛ですよ。
渡辺さんの話を聞いているうちに、いやあ心がときめきました。
なんかね、僕と向かい合わせで、目と目を見ながら話してくれているように感じたんです。
これはもう愛でですよ。しつこいか。
渡辺さんが言うにはね、「置かれた場所で咲きなさい」
「櫻田さん、いまある場所があなたの天職ですよ」・・・と聞こえたのです。
「櫻田さん、いまある場所があなたの天職ですよ」・・・と聞こえたのです。
「何のためにこんな苦労をしなければならないのか」
この頃は滅多にないけれども、いまでも時々そう思うわけです。
この頃は滅多にないけれども、いまでも時々そう思うわけです。
渡辺さんは、そこには必ず意味があるというのですよ。
そうはいっても、時には本当かなと首を傾げたくなるわけです。
そうはいっても、時には本当かなと首を傾げたくなるわけです。
さらに、置かれた場所で咲くには、目の前に起きることを「なぜ」と思わずに、
「何のために」と考えなさいというわけですよ。
「何のために」と考えなさいというわけですよ。
そんなことを言っても、生身の人間だから、
「なぜ俺だけ」「なぜこんなことをやらせるの」とこの歳になっても思うわけです。
「なぜ俺だけ」「なぜこんなことをやらせるの」とこの歳になっても思うわけです。
でもね、それは必ず意味があると、渡辺和子さんは語るのです。
これがわからなければ、他の何をしても中途半端だというのです。
かなり厳しいですよね。まあ、中小企業の社長はS体質でないとやれません。
これがわからなければ、他の何をしても中途半端だというのです。
かなり厳しいですよね。まあ、中小企業の社長はS体質でないとやれません。
話がずれたけど、渡辺和子さんは、あれこれ悩んだり、思い煩っても仕方ないでしょ・・・。
それよりも、いま置かれた場所で咲くことを真剣に考え、実行しなさい」
と言いってくれているのです。
と言いってくれているのです。
88歳の彼女から言われるとぐうの音も出ませんわ。
まあ、そんな風に叱咤激励をしてくれていると思うわけです。ありがたいなあ。
第32回ブランディングセミナー
◆日時:9月9日(水) 13時30分~18時
◆会場:国際ファッションセンタービル10F Room108(東京・両国)
クエストリー:http://www.questory.co.jp
まあ、そんな風に叱咤激励をしてくれていると思うわけです。ありがたいなあ。
第32回ブランディングセミナー
◆日時:9月9日(水) 13時30分~18時
◆会場:国際ファッションセンタービル10F Room108(東京・両国)
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2015年07月20日(月)更新
石川洋先生のこと
「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
書くかどうかまよったのですが、やっぱり書いておきます。
本日、鎌倉へ向かう電車の中でふと思い出し、何となくネットで検索するとこの記事が出てきました。
http://www.chugainippoh.co.jp/religion/obituaries/20150708-001.html
元一灯園の同人で托鉢者の石川洋先生が7月5日、85歳でお亡くなりになられたのです。
石川先生は、17歳で京都・山科の一灯園の創始者、西田天香さんのもとに身を投じられ、
無所有奉仕の生活を実践されてきました。
1998年に一灯園を離れた後は、市井の「托鉢者」として、
各地の講演活動や、カンボジア、タイ、韓国などでさまざまな支援活動をされてきました。
書くかどうかまよったのですが、やっぱり書いておきます。
本日、鎌倉へ向かう電車の中でふと思い出し、何となくネットで検索するとこの記事が出てきました。
http://www.chugainippoh.co.jp/religion/obituaries/20150708-001.html
元一灯園の同人で托鉢者の石川洋先生が7月5日、85歳でお亡くなりになられたのです。
石川先生は、17歳で京都・山科の一灯園の創始者、西田天香さんのもとに身を投じられ、
無所有奉仕の生活を実践されてきました。
1998年に一灯園を離れた後は、市井の「托鉢者」として、
各地の講演活動や、カンボジア、タイ、韓国などでさまざまな支援活動をされてきました。
僕はこれまで石川洋先生の書籍をたくさん読ませていただき、
ご講演も三度聞かせていただきました。
そして言葉では言い尽くせないほどの大きな影響を受けました。
相当厳しい心理状態の時に、何度も救われました。
勝手に人生のお師匠さんだと思ってきました。
思い出すのは、両国の江戸東京博物館で講演をしていただき、
両国の駅までお送りさせていただいた時のことです。
先生の荷物を持ち、道すがら僕が先生にお話ししたのは
「先生、今日のお話しはとても感動いたしました。でもなかなか実践できないんです」
すると、先生は足を止められて、じっと僕を見つめてこう話されました。
「櫻田さん、心配することはないですよ。やるか、やらないかですから」
頭をがんとたたかれたようなその時の強烈な印象はいまでもしっかりと覚えています。
両国の駅までお送りさせていただいた時のことです。
先生の荷物を持ち、道すがら僕が先生にお話ししたのは
「先生、今日のお話しはとても感動いたしました。でもなかなか実践できないんです」
すると、先生は足を止められて、じっと僕を見つめてこう話されました。
「櫻田さん、心配することはないですよ。やるか、やらないかですから」
頭をがんとたたかれたようなその時の強烈な印象はいまでもしっかりと覚えています。
8年ほど前に新宿でご講演をおお聞きした時には、
お病気で透析をされており、すっかりやせられていました。
いつかこういう日が来るとは思っていましたが、本当に残念で寂しい限りです。
石川洋先生のご冥福を心からお祈りいたします。
2015年07月09日(木)更新
スターバックスが僕のオフィスだった頃
小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
かれこれ13年前のこと(というと昔の話ねと思うかもしれないね)だけれども、
前職の会社を辞めて、フリーで仕事をしていました。
誰にも束縛されない自由と、誰にも知られない危機感がいっしょになった不思議な時期でした。
かれこれ13年前のこと(というと昔の話ねと思うかもしれないね)だけれども、
前職の会社を辞めて、フリーで仕事をしていました。
誰にも束縛されない自由と、誰にも知られない危機感がいっしょになった不思議な時期でした。
縁があって、いまクエストリーの役員の金田(彼女は筋金入りのグラフィックデザイナー)と
いっしょにフリー同士で仕事をしていました。
クエストリーの原点はここにあります。
いっしょにフリー同士で仕事をしていました。
クエストリーの原点はここにあります。
いっしょに仕事をするようになり、一番困ったのが打ち合わせの場所です。
相手は東京都江東区、こちらは千葉県千葉市。
電話で打ち合わせをしても本意が伝わらなかったり、
細部のツメが必要ということで都内で打ち合わせをすることが多かったのです。
相手は東京都江東区、こちらは千葉県千葉市。
電話で打ち合わせをしても本意が伝わらなかったり、
細部のツメが必要ということで都内で打ち合わせをすることが多かったのです。
当初は茅場町のベローチェでした。なぜかというと、近くにキンコーズがあったからです。
コピー、出力、FAX・・・24時間営業のキンコーズはフリーランスにとっては頼りになる存在でした。
本当にキンコーズのおかげで、何度もピンチから救われました。
コピー、出力、FAX・・・24時間営業のキンコーズはフリーランスにとっては頼りになる存在でした。
本当にキンコーズのおかげで、何度もピンチから救われました。
それでも、お取引先や印刷会社との打ち合わせとなると、茅場町まできて欲しいとはいえませんでした。
そこでアクセスがいいところを探したところ、
銀座の「スターバックスマロニエ通り店」になったわけです。
そこでアクセスがいいところを探したところ、
銀座の「スターバックスマロニエ通り店」になったわけです。
本当に一時期はここが事務所でした。
このお店は交通の便もいいのですが、店内が広くゆったりとしているのが気に入りました。
金田との打ち合わせや企画書や提案書の作成はもとより、
お取引先とのミーティングや印刷会社との色校正のチェックもこのスタバでやっていました。
ところが、フリーになって半年後にお取引先から、
「事務所を構えてほしい、そうでないと不便で仕方がない」と言われたのです。
確かに、FAXはコンビニで受け取ったり、
打ち合わせはスタバにきてほしいと、かなり無理をお願いしていたのでその通りです。
そこで事務所を探したのです。最初は銀座3丁目、その後いまの築地1丁目に移動しましたが、
スタバのマロニエ通り店はいまでも僕の事務所です。
毎週月曜日の朝は銀座の「スターバックスマロニエ通り店」で
ラテと読書のひとときを過ごしてから出社しています。
う~ん、やっぱり、ちょっと昔話ぽっかったかな・・・。
7月度ブランディングセッション
◆日時:7月22日(水) 13時30分~17時
◆会場:銀座ブロッサム(中央会館)7Fミモザ
クエストリー:http://www.questory.co.jp
「事務所を構えてほしい、そうでないと不便で仕方がない」と言われたのです。
確かに、FAXはコンビニで受け取ったり、
打ち合わせはスタバにきてほしいと、かなり無理をお願いしていたのでその通りです。
そこで事務所を探したのです。最初は銀座3丁目、その後いまの築地1丁目に移動しましたが、
スタバのマロニエ通り店はいまでも僕の事務所です。
毎週月曜日の朝は銀座の「スターバックスマロニエ通り店」で
ラテと読書のひとときを過ごしてから出社しています。
う~ん、やっぱり、ちょっと昔話ぽっかったかな・・・。
7月度ブランディングセッション
◆日時:7月22日(水) 13時30分~17時
◆会場:銀座ブロッサム(中央会館)7Fミモザ
クエストリー:http://www.questory.co.jp
2015年06月24日(水)更新
どちらも大変ならば・・・
「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
ブランディングには、人から見たらバカのように思われても、
自分のやりたい道を愚直に突き進む覚悟がいるのです。
でもそれを苦痛と感じないタフな精神もブランディングには必要です。
なぜならば、自分にしか出来ない好きなことをやろうとしているのですから………。
やっぱり好きはパワーの源です。
イチロー選手はこう語っています。
野球は趣味か、仕事かと聞かれれば、僕の場合はバリバリ趣味です。
新しいことをどんどん追求していくのが、楽しいからやっている。
お金をもらうことが一番目なら、もっと先に進もうとは思わない。
儲かりそうという甘い考えでは、到底たどり着けないのがブランドです。
ちょっときつい言い方かもしれませんが、
自分をブランディングする覚悟がなければ、独自性などは考えない方がいいと思います。
ただし同質化競争に渦に巻き込まれて、もみくちゃになるかもしれませんが………。
しかし、正直な話、どちらを選んでも大変な時代になったのです。
どちらも大変ならば、どうするかはあなた自身が決めるしかありません。
7月度ブランディングセッション
◆日時:7月22日(水) 13時30分~17時
◆会場:銀座ブロッサム(中央会館)7Fミモザ
クエストリー:http://www.questory.co.jp
ブランディングには、人から見たらバカのように思われても、
自分のやりたい道を愚直に突き進む覚悟がいるのです。
でもそれを苦痛と感じないタフな精神もブランディングには必要です。
なぜならば、自分にしか出来ない好きなことをやろうとしているのですから………。
やっぱり好きはパワーの源です。
イチロー選手はこう語っています。
野球は趣味か、仕事かと聞かれれば、僕の場合はバリバリ趣味です。
新しいことをどんどん追求していくのが、楽しいからやっている。
お金をもらうことが一番目なら、もっと先に進もうとは思わない。
儲かりそうという甘い考えでは、到底たどり着けないのがブランドです。
ちょっときつい言い方かもしれませんが、
自分をブランディングする覚悟がなければ、独自性などは考えない方がいいと思います。
ただし同質化競争に渦に巻き込まれて、もみくちゃになるかもしれませんが………。
しかし、正直な話、どちらを選んでも大変な時代になったのです。
どちらも大変ならば、どうするかはあなた自身が決めるしかありません。
7月度ブランディングセッション
◆日時:7月22日(水) 13時30分~17時
◆会場:銀座ブロッサム(中央会館)7Fミモザ
クエストリー:http://www.questory.co.jp
2015年06月22日(月)更新
イノベーションはカルチャーからはじまる
「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
クエストリーのコンサルティングメニューの一つに「ミッションの確立」があります。
ミッションという言葉に抵抗がある場合は「軸」と言います。
ミッション、軸………どちらでも構いませんが、ブランディングには不可欠です。
これもそれほどストイックこだわってはいないのですが、
ミッションの中身を「ポリシー」「コンセプト」「カルチャー」の3つに分類しています。
なぜ分類するかというと、ブランディングはこの3つが有機的に結びついているからです。
「ポリシーとはこれがなくなったら存在する価値がないもの、これだけは譲れないもの」
「コンセプトはどの領域で事業を行うかを規定したもの」
「カルチャーはポリシー、コンセプトを実現するための社風、文化のこと」です。
実は少し気になっていたのが「カルチャー」です。
以前は「カルチャー」ではなく「行動指針」といっていました。
あるセミナーでごいっしょしたクラフトビールの経営者の方(いま絶好調ですね)が、
「イノベーションはカルチャーからはじまる」と言われた時にはっとしたのです。
これがきっかけで行動指針から「カルチャー」に変更しました。
「カルチャー:Culture」の語源を調べてみて、
この判断は間違っていないと再確認しました。
「カルチャー:Culture」の語源は「耕す」という意味の「Cultivated」です。
土地を開墾するには大きな労力を要します。
ましてや荒れ地を耕すには長い時間も不可欠です。
企業のカルチャーも同様だと思います。一朝一夕で出来上がりません。
内容とは関係ありませんが、ミレーの「耕す人」です。
それでも先人たちが荒れ地を一鍬一鍬、振り下しながら耕してきた様に、
自分たちが目指すいい社風や文化を根気強く育むしかありません。
それがトップの大事な仕事だと思います。
まさに「イノベーションはカルチャーからはじまる」です。
7月度ブランディングセッション
◆日時:7月22日(水) 13時30分~17時
◆会場:銀座ブロッサム(中央会館)7Fミモザ
クエストリー:http://www.questory.co.jp
クエストリーのコンサルティングメニューの一つに「ミッションの確立」があります。
ミッションという言葉に抵抗がある場合は「軸」と言います。
ミッション、軸………どちらでも構いませんが、ブランディングには不可欠です。
これもそれほどストイックこだわってはいないのですが、
ミッションの中身を「ポリシー」「コンセプト」「カルチャー」の3つに分類しています。
なぜ分類するかというと、ブランディングはこの3つが有機的に結びついているからです。
「ポリシーとはこれがなくなったら存在する価値がないもの、これだけは譲れないもの」
「コンセプトはどの領域で事業を行うかを規定したもの」
「カルチャーはポリシー、コンセプトを実現するための社風、文化のこと」です。
実は少し気になっていたのが「カルチャー」です。
以前は「カルチャー」ではなく「行動指針」といっていました。
あるセミナーでごいっしょしたクラフトビールの経営者の方(いま絶好調ですね)が、
「イノベーションはカルチャーからはじまる」と言われた時にはっとしたのです。
これがきっかけで行動指針から「カルチャー」に変更しました。
「カルチャー:Culture」の語源を調べてみて、
この判断は間違っていないと再確認しました。
「カルチャー:Culture」の語源は「耕す」という意味の「Cultivated」です。
土地を開墾するには大きな労力を要します。
ましてや荒れ地を耕すには長い時間も不可欠です。
企業のカルチャーも同様だと思います。一朝一夕で出来上がりません。
内容とは関係ありませんが、ミレーの「耕す人」です。
それでも先人たちが荒れ地を一鍬一鍬、振り下しながら耕してきた様に、
自分たちが目指すいい社風や文化を根気強く育むしかありません。
それがトップの大事な仕事だと思います。
まさに「イノベーションはカルチャーからはじまる」です。
7月度ブランディングセッション
◆日時:7月22日(水) 13時30分~17時
◆会場:銀座ブロッサム(中央会館)7Fミモザ
クエストリー:http://www.questory.co.jp
2015年06月20日(土)更新
「没後30年 鴨居玲展 踊り候え」
「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
実際の作品を観たことはなかったのですが、画家「鴨居玲」の名前は知っていました。
何かの本で特集が組まれたのを見た覚えがあったのです。
しかし、作品よりも掲載されていた鴨居氏の端正な顔写真を見て
役者のようだなと思ったのを覚えています。
鴨居玲氏は1928年に石川県金沢市に生まれました。
今年は鴨居氏が1985年に57歳という若さでこの世を去ってから30年目に当たります。
それを記念して「鴨居玲展」が開催されることをJRの中吊り広告で知りました。
「北陸新幹線開業記念 没後30年 鴨居玲展 踊り候え」
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition.html
会場の「東京ステーションギャラリー」には、
各時代の代表作を中心に90余点が展示されていました。
観ていると作者の表現に対する内面的な強い思いがじわじわと伝わってくるような作品ばかりです。
久しぶりに作品の前で釘付けとなり動けない感覚を味わいました。
鴨居氏の作品は暗い色調が多いのですが、決して嫌世的な暗さではありません。
むしろ必死に生きようとする、あるいは生きてきた人たちを描いています。
個人的に一番心に響いたのは「石の花」と「私の村の酔っぱらい」という作品。
前者は抱擁する男女を描いた作品です。
抱擁して石と化していくという意味で「石の花」と名付けられました。
後者はスペインのラマンチャ地方に移り住んだ鴨居氏が地元の酔っぱらいを描いたもの。
鴨居氏は酔って踊り男やふらつきながら歩く男を何点も書いていますが、
いずれも人生の辛苦や悲哀の中に何ともいえない人間味を感じさせます。
作品集も購入してきました。しばらく鴨居玲の世界にはまりそうです。
東京の次には函館、金沢、伊丹でこの展示会は開催されるそうです。
お近くの方はぜひご覧ください。
クエストリー:http://www.questory.co.jp
実際の作品を観たことはなかったのですが、画家「鴨居玲」の名前は知っていました。
何かの本で特集が組まれたのを見た覚えがあったのです。
しかし、作品よりも掲載されていた鴨居氏の端正な顔写真を見て
役者のようだなと思ったのを覚えています。
鴨居玲氏は1928年に石川県金沢市に生まれました。
今年は鴨居氏が1985年に57歳という若さでこの世を去ってから30年目に当たります。
それを記念して「鴨居玲展」が開催されることをJRの中吊り広告で知りました。
「北陸新幹線開業記念 没後30年 鴨居玲展 踊り候え」
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition.html
会場の「東京ステーションギャラリー」には、
各時代の代表作を中心に90余点が展示されていました。
観ていると作者の表現に対する内面的な強い思いがじわじわと伝わってくるような作品ばかりです。
久しぶりに作品の前で釘付けとなり動けない感覚を味わいました。
鴨居氏の作品は暗い色調が多いのですが、決して嫌世的な暗さではありません。
むしろ必死に生きようとする、あるいは生きてきた人たちを描いています。
個人的に一番心に響いたのは「石の花」と「私の村の酔っぱらい」という作品。
前者は抱擁する男女を描いた作品です。
抱擁して石と化していくという意味で「石の花」と名付けられました。
後者はスペインのラマンチャ地方に移り住んだ鴨居氏が地元の酔っぱらいを描いたもの。
鴨居氏は酔って踊り男やふらつきながら歩く男を何点も書いていますが、
いずれも人生の辛苦や悲哀の中に何ともいえない人間味を感じさせます。
作品集も購入してきました。しばらく鴨居玲の世界にはまりそうです。
東京の次には函館、金沢、伊丹でこの展示会は開催されるそうです。
お近くの方はぜひご覧ください。
クエストリー:http://www.questory.co.jp
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