㈱クエストリー 社長 櫻田弘文「ブランディング」通信 | 経営者会報 (社長ブログ)
「店がブランドになる」ことを支援・プロデュース! コンサルティング会社・社長のジャム・セッション
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「小さくても光り輝くブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。
約2ヶ月ぶりのブログアップです。
弊社には今年の4月に二人の女性メンバーが入社しました。
デザイナーの大西さんは学校に通いながらアルバイトとして弊社で1年半働き、
卒業を機に正社員として入社してくれました。
もう一人の岡田さんは大学卒業後、1年間の中学校の教員生活を経て、
ご縁があってプランナーとして入社してくれました。
二人ともすごくがんばってくれています。
僕が働き始めたときと比べるとはるかに優秀だな。
そうはいっても、弊社の業務のブランドのコンサルティングと
ブランドデザインの仕事は、個別の対応が多く、マニュアル化がなかなか難しい。
10社には10社のブランディングが存在します。
日々仕事をしながらブランディングには正解がないことを実感します。
もちろんブランディグの知識は必要ですが、それだけは中小企業の経営者には通用しません。
そう言ってしまうと身も蓋もないのですが、
幸いなことに、会社を立ち上げてから10年間のなかで、もがきながら?
作り上げてきたクエストリーならではのブランディグのセオリーがあります。
それは教科書的なものではなく、お取り引き先といっしょに作り上げたものです。
それをまとめたものが今年の3月に出版した「小さくても光り輝くブランド」です。
弊社が考えるブランディグの基本の考え方、強いブランドに共通するポイント、
10社のブランディグ事例、ブランドになるための4つのステージなどをまとめた一冊です。
前置きが長くなりましたが、あるとき本を読んでいるとこんな感じの文章に出会いました。
「一人ひとりの社員の成長が、会社の成長の基盤となる」。
確かにそうだと思います。そして、社員の成長の場を作ることが会社の役目だと感じました。
人間的な成長、社会人としての成長、技術的な成長・・・成長にはさまざまな要素があります。
当然、ブランディングが仕事ですので、それを通じて成長して欲しいという思いもあります。
しかし、言うのは簡単ですが、実際にはどうしたらいいのか・・・やっぱり悩みますよ。
ただ、単なる知識や技術の取得ということではなく、
モノの考え方や見方が深まることが大事だという思いがあります。
ならばブランディングを通じて、自分のモノの見方や考え方を
見つめる場を作ればいいのではと考えました。
もっと言うとブランディングを考えざるを得ない状況を作り出すことです。
(もちろん、追い込むのではなく、いい意味でですよ)
そしていろいろと考えて「小さくても光り輝くブランド」の
読書会を行うことにしたのです。
(実は読書会は前職の会社で嫌というほど経験しています・・・)
僕も含めて3名で、月に3回、始業前の朝9時から9時半までの30分間、
会社の近くのタリーズコーヒーで、一章ずつ読んできて感想を語り合うだけの会です。
ひとつだけ、気をつけているのは、僕が教えるという雰囲気にならないようにすることです。
今週31日が3回目になりますが、実は一番勉強になっているのが僕自身のような気がします。
若い二人の女性から、自分の書いた本の感想を聞くことができるのですから・・・
実際に2回の読書会ではっとさせられることがいくつもありました。
浸み込むのがブランディングですが、読書会も同じように感じます。
なにせ一章ずつですから、先は長いのです。
コツコツと続けていこうと思います。
2013年10月29日(火)更新
ミッションは現場の一つひとつの行動にあり
「小さくても光り輝くブランドをプロデュース」しているクエストリーの櫻田です。
このところ連日のように食品偽装の問題が伝えられています。
とくに注目が集まっていた阪急阪神ホテルズの出崎社長は、11月1日付で、
同社の社長と親会社の阪急阪神ホールディングスの取締役を辞任すると表明しました。
一連の報道を見聞きする中で感じるのは、
食品の偽装のいきさつや組織の対応のまずさなどもあるのですが、
ブランディングの視点からみると、同社の「在り方」は何だったのかということです。
阪急阪神ホテルズの親会社の阪急阪神ホールディングスは
2006年に阪急電鉄と阪神電気鉄道が経営統合して発足した会社です。
同社は、傘下の類似事業の統合を進め、
ホテル事業も2008年に阪急阪神ホテルズとしてスタートしました。
ちょっと気になったので、阪急阪神ホテルズのミッションをサイトで調べてみました。
同社の企業理念とスローガンは次のように定められています。
ー心豊かな社会の実現に向けてー
私たちは、常に変革に取り組み、「安心・快適」
そして「夢・感動」をお届けすることで心豊かな社会の実現に貢献します。
「満足、そして感動(Delight)へ」
どういう経緯でこの理念が制定されたかはわかりませんが、
「裏切られた」「失望した」という宿泊客や利用者の声の前ではむなしく感じられます。
何のための理念だったのかなというのが正直の感想です。
クエストリーではいま3社のミッションの立案に取り組んでいます。
ミッションの立案段階で時々錯覚が起きます。
それはミッションを作ることが目的になってしまうことです。
ミッションは断じて作ることが目的ではありません。
ミッションに基づき、目指すべき在り方に向かって変わっていくことが大事なのです。
だからこそ「ミッションは現場の一つひとつの行動にあり」ということを、
あの手この手を使い、関わる全員で繰り返し繰り返し確認します。
朝の掃除にも、電話の出方にも、お茶の出し方にも
商品やサービスの使い方にもミッションは宿るのだと思います。
単なる個人的な憶測でしかありませんが、
阪急阪神ホテルズの理念は作って終わりだったように感じられます。
これもまた極めて個人的な感想ですが、
スローガンの「Delight」という言葉に強い違和感を覚えます。
ミッションはきれいな言葉で飾ることではありません。
「Delight」という言葉からは生々しい現場の息づかいが感じられないのです。
報道によると、合併を繰り返して発足した阪急阪神ホテルズには、
組織変更と人事異動で、経営側と現場の意思疎通の不十分さがあったと言われています。
もしかすると理念を浸透させることよりも、
経営陣の力は合併による社内のパワーバランスを調整することの方に注がれていたのかもしれません。
現場には「安心・快適」「夢・感動」をお届けすることに
情熱を燃やしている社員がたくさんいるはずです。
しかし、残念なことですが、理念に立ち帰り、何をすべきかを本気で考え、
実行する経営陣がいなかったということだと思います。
このところ連日のように食品偽装の問題が伝えられています。
とくに注目が集まっていた阪急阪神ホテルズの出崎社長は、11月1日付で、
同社の社長と親会社の阪急阪神ホールディングスの取締役を辞任すると表明しました。
一連の報道を見聞きする中で感じるのは、
食品の偽装のいきさつや組織の対応のまずさなどもあるのですが、
ブランディングの視点からみると、同社の「在り方」は何だったのかということです。
阪急阪神ホテルズの親会社の阪急阪神ホールディングスは
2006年に阪急電鉄と阪神電気鉄道が経営統合して発足した会社です。
同社は、傘下の類似事業の統合を進め、
ホテル事業も2008年に阪急阪神ホテルズとしてスタートしました。
ちょっと気になったので、阪急阪神ホテルズのミッションをサイトで調べてみました。
同社の企業理念とスローガンは次のように定められています。
ー心豊かな社会の実現に向けてー
私たちは、常に変革に取り組み、「安心・快適」
そして「夢・感動」をお届けすることで心豊かな社会の実現に貢献します。
「満足、そして感動(Delight)へ」
どういう経緯でこの理念が制定されたかはわかりませんが、
「裏切られた」「失望した」という宿泊客や利用者の声の前ではむなしく感じられます。
何のための理念だったのかなというのが正直の感想です。
クエストリーではいま3社のミッションの立案に取り組んでいます。
ミッションの立案段階で時々錯覚が起きます。
それはミッションを作ることが目的になってしまうことです。
ミッションは断じて作ることが目的ではありません。
ミッションに基づき、目指すべき在り方に向かって変わっていくことが大事なのです。
だからこそ「ミッションは現場の一つひとつの行動にあり」ということを、
あの手この手を使い、関わる全員で繰り返し繰り返し確認します。
朝の掃除にも、電話の出方にも、お茶の出し方にも
商品やサービスの使い方にもミッションは宿るのだと思います。
単なる個人的な憶測でしかありませんが、
阪急阪神ホテルズの理念は作って終わりだったように感じられます。
これもまた極めて個人的な感想ですが、
スローガンの「Delight」という言葉に強い違和感を覚えます。
ミッションはきれいな言葉で飾ることではありません。
「Delight」という言葉からは生々しい現場の息づかいが感じられないのです。
報道によると、合併を繰り返して発足した阪急阪神ホテルズには、
組織変更と人事異動で、経営側と現場の意思疎通の不十分さがあったと言われています。
もしかすると理念を浸透させることよりも、
経営陣の力は合併による社内のパワーバランスを調整することの方に注がれていたのかもしれません。
現場には「安心・快適」「夢・感動」をお届けすることに
情熱を燃やしている社員がたくさんいるはずです。
しかし、残念なことですが、理念に立ち帰り、何をすべきかを本気で考え、
実行する経営陣がいなかったということだと思います。
2013年10月28日(月)更新
「小さくても光り輝くブランド」の読書会を始めました。
「小さくても光り輝くブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。
約2ヶ月ぶりのブログアップです。
弊社には今年の4月に二人の女性メンバーが入社しました。
デザイナーの大西さんは学校に通いながらアルバイトとして弊社で1年半働き、
卒業を機に正社員として入社してくれました。
もう一人の岡田さんは大学卒業後、1年間の中学校の教員生活を経て、
ご縁があってプランナーとして入社してくれました。
二人ともすごくがんばってくれています。
僕が働き始めたときと比べるとはるかに優秀だな。
そうはいっても、弊社の業務のブランドのコンサルティングと
ブランドデザインの仕事は、個別の対応が多く、マニュアル化がなかなか難しい。
10社には10社のブランディングが存在します。
日々仕事をしながらブランディングには正解がないことを実感します。
もちろんブランディグの知識は必要ですが、それだけは中小企業の経営者には通用しません。
そう言ってしまうと身も蓋もないのですが、
幸いなことに、会社を立ち上げてから10年間のなかで、もがきながら?
作り上げてきたクエストリーならではのブランディグのセオリーがあります。
それは教科書的なものではなく、お取り引き先といっしょに作り上げたものです。
それをまとめたものが今年の3月に出版した「小さくても光り輝くブランド」です。
弊社が考えるブランディグの基本の考え方、強いブランドに共通するポイント、
10社のブランディグ事例、ブランドになるための4つのステージなどをまとめた一冊です。
前置きが長くなりましたが、あるとき本を読んでいるとこんな感じの文章に出会いました。
「一人ひとりの社員の成長が、会社の成長の基盤となる」。
確かにそうだと思います。そして、社員の成長の場を作ることが会社の役目だと感じました。
人間的な成長、社会人としての成長、技術的な成長・・・成長にはさまざまな要素があります。
当然、ブランディングが仕事ですので、それを通じて成長して欲しいという思いもあります。
しかし、言うのは簡単ですが、実際にはどうしたらいいのか・・・やっぱり悩みますよ。
ただ、単なる知識や技術の取得ということではなく、
モノの考え方や見方が深まることが大事だという思いがあります。
ならばブランディングを通じて、自分のモノの見方や考え方を
見つめる場を作ればいいのではと考えました。
もっと言うとブランディングを考えざるを得ない状況を作り出すことです。
(もちろん、追い込むのではなく、いい意味でですよ)
そしていろいろと考えて「小さくても光り輝くブランド」の
読書会を行うことにしたのです。
(実は読書会は前職の会社で嫌というほど経験しています・・・)
僕も含めて3名で、月に3回、始業前の朝9時から9時半までの30分間、
会社の近くのタリーズコーヒーで、一章ずつ読んできて感想を語り合うだけの会です。
ひとつだけ、気をつけているのは、僕が教えるという雰囲気にならないようにすることです。
今週31日が3回目になりますが、実は一番勉強になっているのが僕自身のような気がします。
若い二人の女性から、自分の書いた本の感想を聞くことができるのですから・・・
実際に2回の読書会ではっとさせられることがいくつもありました。
浸み込むのがブランディングですが、読書会も同じように感じます。
なにせ一章ずつですから、先は長いのです。
コツコツと続けていこうと思います。
2013年09月02日(月)更新
「ブランドのミッションの確立」って何?
「小さくても光り輝くブランド」を支援しているクエストリーの櫻田です。
初めてお会いした方から、よく問われることがあるのですが、
「クエストリーさんのコンサルティングって何をやっているの?」
「ブランディングのコンサルってどんな感じなの?」
「櫻田さんってなにが本業なの?」そんな風に質問されることがあります。
自分たちでも確かにわかりにくいのかもしれないなあと思うときがあります。
そのたびに工夫をしたり見直しをしているのですが、やはりわかりにくい。
クエストリーのコンサルティングの主力業務のひとつは「ブランドのミッションの確立」です。
ほら、もうミッションという言葉を聞いただけで「うん?」という表情になられていませんか?
それでも、「ブランドにはミッションが不可欠」
この思いが相当強い会社なのです。
誰が何と言おうと、ここにはとことんこだわっています。
「ミッションってわかりにくい、難しそう、横文字はねえ、机上の論理だ・・・」
そんな印象をお持ちの方のために、
まずは「ブランドのミッションの確立」について書いてみたいと思います。
もちろん世の中にはさまざまな取り組み方があると思いますが、
クエストリーが考え、実践しているミッション確立についてですよ。
ただ胸を張って言えることは、これまでクエストリーは
多くの小さな会社のミッションづくりを行ってきました。
現在も飲食業、製造業、介護の会社で「ミッション確立プロジェクト」に取り組んでいます。
これから書くこと(実際の実務のほんの一部ですが・・・)は
お取引先といっしょになって試行錯誤しながら作り上げてきたものです。
本来はミッションは経営者自らが中心となって作り上げるのものだと思います。
僕も経営者ですから、自分の会社のミッションを自分で作り上げました。
しかし、実際にやってみると自分の会社を考えようとすると、
こういうものだという既成概念にとらわれ、多くの経営者が既知の罠に陥ります。
よく言うところの「知っているつもり」になりがちなのです。
それでも弊社の取り組みを説明すると、
「怪しい?仕事」「不思議な事業」のように感じる方もいます。
実際に「俺はだまされないぞ」と言われる方も少なからずいます。
何か洗脳されるイメージがあるのかもしれませんね。
よくご説明するのは、弊社の役割は
「お取引先が主体となってミッションを確立するためのナビゲーション」だということ。
ヒヤリングなどの手法で、お取引先に眠っている価値のタネを発見しますが、
それを育てるのはお取引先です。クエストリーが答えを出すことは出来ません。
(今回はここまです。以下続きます)
初めてお会いした方から、よく問われることがあるのですが、
「クエストリーさんのコンサルティングって何をやっているの?」
「ブランディングのコンサルってどんな感じなの?」
「櫻田さんってなにが本業なの?」そんな風に質問されることがあります。
自分たちでも確かにわかりにくいのかもしれないなあと思うときがあります。
そのたびに工夫をしたり見直しをしているのですが、やはりわかりにくい。
クエストリーのコンサルティングの主力業務のひとつは「ブランドのミッションの確立」です。
ほら、もうミッションという言葉を聞いただけで「うん?」という表情になられていませんか?
それでも、「ブランドにはミッションが不可欠」
この思いが相当強い会社なのです。
誰が何と言おうと、ここにはとことんこだわっています。
「ミッションってわかりにくい、難しそう、横文字はねえ、机上の論理だ・・・」
そんな印象をお持ちの方のために、
まずは「ブランドのミッションの確立」について書いてみたいと思います。
もちろん世の中にはさまざまな取り組み方があると思いますが、
クエストリーが考え、実践しているミッション確立についてですよ。
ただ胸を張って言えることは、これまでクエストリーは
多くの小さな会社のミッションづくりを行ってきました。
現在も飲食業、製造業、介護の会社で「ミッション確立プロジェクト」に取り組んでいます。
これから書くこと(実際の実務のほんの一部ですが・・・)は
お取引先といっしょになって試行錯誤しながら作り上げてきたものです。
本来はミッションは経営者自らが中心となって作り上げるのものだと思います。
僕も経営者ですから、自分の会社のミッションを自分で作り上げました。
しかし、実際にやってみると自分の会社を考えようとすると、
こういうものだという既成概念にとらわれ、多くの経営者が既知の罠に陥ります。
よく言うところの「知っているつもり」になりがちなのです。
それでも弊社の取り組みを説明すると、
「怪しい?仕事」「不思議な事業」のように感じる方もいます。
実際に「俺はだまされないぞ」と言われる方も少なからずいます。
何か洗脳されるイメージがあるのかもしれませんね。
よくご説明するのは、弊社の役割は
「お取引先が主体となってミッションを確立するためのナビゲーション」だということ。
ヒヤリングなどの手法で、お取引先に眠っている価値のタネを発見しますが、
それを育てるのはお取引先です。クエストリーが答えを出すことは出来ません。
(今回はここまです。以下続きます)
2013年08月09日(金)更新
8月26日(月)に僕が伝えたいこと
「小さくても光り輝くブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。
8月26日(月)に「小さくても光り輝くブランド」セミナーを東京・銀座で開催します。
第1部では僕が70分間話します。
タイトルのブランドという言葉を聞くと、
規模の大きな店や知名度の高い会社のことと感じる方が多いと思います。
僕らが取り組んでいるのは小さな会社のブランディングです。
同じ土俵で、同じような商品を、同じような価格で、
同じような売り方の経営では、必ず同質化競争に陥ります。
これに気が付いていない経営者が多いのです。
「ふざけるな、そんなことは言われなくてもわかっている」
そう語る経営者が多いのですが、現実は多くの店や会社が不毛な同質化競争に陥っています。
わかるとできるはやはり別物なのです。
同質化競争はつまるところ価格と量とスピードの競争です。
はっきりとしていることは、同質化競争では資本力、人員力に勝る大手が圧倒的に有利です。
小さな会社が選択してはいけない経営のシナリオなのです。
じゃあどうするのか、小さな会社の立ち位置は「価値を軸にした独自化の経営」です。
「価値」、「独自性」・・・厄介だと感じるかもしれませんが、
ああだ、こうだと言ってもここを立ち位置にしなければ同質化競争からは抜け出せません。
「価値や独自性などウチにはないよ」・・・本当にそうなのでしょうか?
僕らはこれまで多くの小さな会社のブランディングに取り組んできました。
その中で確信しているのは「どんな会社や店にも価値や独自性がある」ことです。
ただ、あまりにも当たり前すぎるのでその価値に気が付いていないだけなのです。
まわりからみると、すごいのになあと思うことがたくさんありますよ。
あるいは、それを独自性に育てることができていないだけなのです。
今回のセミナーの第1部では具体的な事例とともに、
あなたの会社に眠る「ブランドの価値のタネの見つけ方、育て方」をお伝えします。
いつもは個別コンサルティングでしか話さない特別な内容もお伝えします。
ぜひ、8月26日(月)の「小さくても光り輝くブランド」セミナーに参加ください。
あなたのご参加をお待ちしています。
それから、弊社のセミナーの参加料は通常は15,000円ですが、
今回は参加料が特別に3,000円です。
自分で言うのもなんですが、お得だと思います。
お申し込みはクエストリーのホームページからどうぞ。
http://www.questory.co.jp
8月26日(月)に「小さくても光り輝くブランド」セミナーを東京・銀座で開催します。
第1部では僕が70分間話します。
タイトルのブランドという言葉を聞くと、
規模の大きな店や知名度の高い会社のことと感じる方が多いと思います。
僕らが取り組んでいるのは小さな会社のブランディングです。
同じ土俵で、同じような商品を、同じような価格で、
同じような売り方の経営では、必ず同質化競争に陥ります。
これに気が付いていない経営者が多いのです。
「ふざけるな、そんなことは言われなくてもわかっている」
そう語る経営者が多いのですが、現実は多くの店や会社が不毛な同質化競争に陥っています。
わかるとできるはやはり別物なのです。
同質化競争はつまるところ価格と量とスピードの競争です。
はっきりとしていることは、同質化競争では資本力、人員力に勝る大手が圧倒的に有利です。
小さな会社が選択してはいけない経営のシナリオなのです。
じゃあどうするのか、小さな会社の立ち位置は「価値を軸にした独自化の経営」です。
「価値」、「独自性」・・・厄介だと感じるかもしれませんが、
ああだ、こうだと言ってもここを立ち位置にしなければ同質化競争からは抜け出せません。
「価値や独自性などウチにはないよ」・・・本当にそうなのでしょうか?
僕らはこれまで多くの小さな会社のブランディングに取り組んできました。
その中で確信しているのは「どんな会社や店にも価値や独自性がある」ことです。
ただ、あまりにも当たり前すぎるのでその価値に気が付いていないだけなのです。
まわりからみると、すごいのになあと思うことがたくさんありますよ。
あるいは、それを独自性に育てることができていないだけなのです。
今回のセミナーの第1部では具体的な事例とともに、
あなたの会社に眠る「ブランドの価値のタネの見つけ方、育て方」をお伝えします。
いつもは個別コンサルティングでしか話さない特別な内容もお伝えします。
ぜひ、8月26日(月)の「小さくても光り輝くブランド」セミナーに参加ください。
あなたのご参加をお待ちしています。
それから、弊社のセミナーの参加料は通常は15,000円ですが、
今回は参加料が特別に3,000円です。
自分で言うのもなんですが、お得だと思います。
お申し込みはクエストリーのホームページからどうぞ。
http://www.questory.co.jp
2013年08月07日(水)更新
必聴!3名の女性のパネルディスカッション
「小さくても光り輝くブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。
8月26日(月)の14時から東京・銀座でセミナーを開催します。
テーマは「小さな会社のブランディング」です。
今回とくにお聞きいただきたいのは第2部のパネルディスカッションです。
パネラーとして3名の女性をお招きします。
飯田真弓さん(シェアハピネス)、工藤みよ子さん(ちゃんこ巴潟)、
長谷澤あゆみさん(シャルパンテ)のお三方です。たまたま飲食業界の方になりましたね。
飯田さんは僕が食の達人として尊敬している方。
「食の開発は化学と感性」という言葉にしびれました。
シェアハピネスが運営する「ぶーみん」はもちろんのこと、
現在はサンドイッチチェーン「サブウェイ」のメニュー開発に取り組まれています。
ブランディングをベースにしたメニュー開発について語っていただきます。
工藤さんは両国のちゃんこ料理店の女将兼社長です。
2代目だったご主人の逝去の後、3代目を継承しました。
しかし、直後から相撲界の不祥事、東日本大震災という厳しい経営環境が続きました。
新しい心棒であるミッションを作り上げ、社員と共有したプロセスを語っていただきます。
長谷澤さんは会社の立ち上げから社長の片腕的存在。
同社が運営する「ヴィノシティ」「ヴィノシティマジス」の現場に立ちながら、
今年作り上げたミッションを社内に浸透させる役割も担っています。
ブランド力を高めるために意識していること、社員と共有していることを語っていただきます。
ディスカッションのテーマは
「ミッションを現場の具体的な行動に置き換えるために私たちが実践していること」。
ちょっと長いですねえ。
要は「ミッションを浸透させるにはどうしたらいいの?」ということです。
ミッションという言葉でなくても理念でも方針でも思いでも構わないのですが、
大事なのはつくることだけではなく、現場で実践することです。
しかし、「言うは易く行うは難し」ですよね。
多くの経営者が「伝わらない、わかっていない、理解できていない」、
挙げ句の果てには「頭が悪い、レベルが低い、勉強不足」と嘆いています。
しかし、本当に頭が悪く、レベルが低く、勉強していないのはどちらでしょうか?
ミッションの浸透とは社員の頭の中に投げ入れることではありません。
満員電車でわかるように、押し込まれたら押し返すのが人の常です。
じゃあ、どうするのか、それをこのパネルディスカッションで紐解こうと思います。
しかも、今回のセミナーの参加料はお一人様3,000円。
いつもならば15,000円のセミナーです。
お早めにお申し込みくださいね。
お申し込みは弊社のホームページから
http://www.questory.co.jp
画像をクリックしていただいても構いません。
8月26日(月)の14時から東京・銀座でセミナーを開催します。
テーマは「小さな会社のブランディング」です。
今回とくにお聞きいただきたいのは第2部のパネルディスカッションです。
パネラーとして3名の女性をお招きします。
飯田真弓さん(シェアハピネス)、工藤みよ子さん(ちゃんこ巴潟)、
長谷澤あゆみさん(シャルパンテ)のお三方です。たまたま飲食業界の方になりましたね。
飯田さんは僕が食の達人として尊敬している方。
「食の開発は化学と感性」という言葉にしびれました。
シェアハピネスが運営する「ぶーみん」はもちろんのこと、
現在はサンドイッチチェーン「サブウェイ」のメニュー開発に取り組まれています。
ブランディングをベースにしたメニュー開発について語っていただきます。
工藤さんは両国のちゃんこ料理店の女将兼社長です。
2代目だったご主人の逝去の後、3代目を継承しました。
しかし、直後から相撲界の不祥事、東日本大震災という厳しい経営環境が続きました。
新しい心棒であるミッションを作り上げ、社員と共有したプロセスを語っていただきます。
長谷澤さんは会社の立ち上げから社長の片腕的存在。
同社が運営する「ヴィノシティ」「ヴィノシティマジス」の現場に立ちながら、
今年作り上げたミッションを社内に浸透させる役割も担っています。
ブランド力を高めるために意識していること、社員と共有していることを語っていただきます。
ディスカッションのテーマは
「ミッションを現場の具体的な行動に置き換えるために私たちが実践していること」。
ちょっと長いですねえ。
要は「ミッションを浸透させるにはどうしたらいいの?」ということです。
ミッションという言葉でなくても理念でも方針でも思いでも構わないのですが、
大事なのはつくることだけではなく、現場で実践することです。
しかし、「言うは易く行うは難し」ですよね。
多くの経営者が「伝わらない、わかっていない、理解できていない」、
挙げ句の果てには「頭が悪い、レベルが低い、勉強不足」と嘆いています。
しかし、本当に頭が悪く、レベルが低く、勉強していないのはどちらでしょうか?
ミッションの浸透とは社員の頭の中に投げ入れることではありません。
満員電車でわかるように、押し込まれたら押し返すのが人の常です。
じゃあ、どうするのか、それをこのパネルディスカッションで紐解こうと思います。
しかも、今回のセミナーの参加料はお一人様3,000円。
いつもならば15,000円のセミナーです。
お早めにお申し込みくださいね。
お申し込みは弊社のホームページから
http://www.questory.co.jp
画像をクリックしていただいても構いません。
2013年08月05日(月)更新
8月26日(月)に銀座で「小さくても光り輝くブランド」セミナーを開催します。
「小さくても光り輝くブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。
8月26日(月)に銀座でセミナーを開催します。
しかも、参加料はお一人様3,000円。いつもならば15,000円のセミナーです。
なぜこの価格で開催するかかというと、
一人でも多くの経営者にブランディングに取り組んで欲しいからです。
「ブランド」「ミッション」「価値」「ファンづくり」・・・
こういう言葉を聞くと顔をしかめる経営者がいます。
「難しいことをいわなくても、要は売れればいいじゃあないの」
う~ん、でもねえ、売上や利益だけを追い求めているとやがてうまく行かなくなりますよ。
しかも、売上や利益が一時的で不安定だとしたらどうなるのでしょうか?
やがて、数字に振り回され、常に売上に一喜一憂し、周りのライバル店の動向が気になり、
あっちにこっちにとふらふらする軸のぶれた経営に陥ります。
かつてある経営者が僕に「目明(めあ)き千人、盲(めくら)千人」と言い放ちました。
「世の中はわかる人ばかりじゃないから、少々グレイでも商売はOK」という意味です。
お客様をなめているとしか思えません。その会社は結果的にはつぶれました。
消費が成熟化したいま、安直な集客手段や小手先のサービス、
他の成功事例を安易にまねた経営では、お客様の目がどんどん超えたいま、
高い支持を継続的に得ることは難しくなっています。
あれほど話題になり騒がれたお店や一時期華やかにご商売していた飲食店が
嘘のように厳しい状況に陥っているのを見るにつけ、
経営の根幹となる基本の軸の大切さを強く実感するのを僕だけではないと思います。
多くの店や会社のブランディングの手伝いをする中で感じるのは
「スタッフが熱く燃えて、熱烈なファンがどんどん生まれる!」
そんな経営は不可能なのかということです。
「否!」、それは必ず実現できます。
僕らが取り組んできた多くの事例や
セミナーやセッションで講演をしてくれたゲストがそれを証明してくれています。
しかし、ブランディングは単なる売上づくりの手段ではありません。
経営者が店や会社のミッション(存在理由、選ばれる理由)を明確にし、
「ブランドになる」ことを決意することから始まります。
セミナーの第1部では僕が「ブランドの価値のタネの見つけ方・育て方」を解説します。
ブランドになるためのシナリオを事例ともにわかりやすく説明します。
第2部では3名の飲食関係の女性パネリストがブランディングの現場を熱く語ります。
とくに飲食店のかたは 必聴ものだと思います。詳しくはまたあらためて書きますね。
経営者も社員が疲弊していく不毛な同質化競争から脱皮したい経緯者、
トレンドや時流に安易に振り回されたくない経営者、
ふらふらと動き回る浮き草のような状態から抜け出したと感じている経営者
ぜひ、参加をお待ちしております。
お申し込みは弊社のホームページからどうぞ
http://www.questory.co.jp
8月26日(月)に銀座でセミナーを開催します。
しかも、参加料はお一人様3,000円。いつもならば15,000円のセミナーです。
なぜこの価格で開催するかかというと、
一人でも多くの経営者にブランディングに取り組んで欲しいからです。
「ブランド」「ミッション」「価値」「ファンづくり」・・・
こういう言葉を聞くと顔をしかめる経営者がいます。
「難しいことをいわなくても、要は売れればいいじゃあないの」
う~ん、でもねえ、売上や利益だけを追い求めているとやがてうまく行かなくなりますよ。
しかも、売上や利益が一時的で不安定だとしたらどうなるのでしょうか?
やがて、数字に振り回され、常に売上に一喜一憂し、周りのライバル店の動向が気になり、
あっちにこっちにとふらふらする軸のぶれた経営に陥ります。
かつてある経営者が僕に「目明(めあ)き千人、盲(めくら)千人」と言い放ちました。
「世の中はわかる人ばかりじゃないから、少々グレイでも商売はOK」という意味です。
お客様をなめているとしか思えません。その会社は結果的にはつぶれました。
消費が成熟化したいま、安直な集客手段や小手先のサービス、
他の成功事例を安易にまねた経営では、お客様の目がどんどん超えたいま、
高い支持を継続的に得ることは難しくなっています。
あれほど話題になり騒がれたお店や一時期華やかにご商売していた飲食店が
嘘のように厳しい状況に陥っているのを見るにつけ、
経営の根幹となる基本の軸の大切さを強く実感するのを僕だけではないと思います。
多くの店や会社のブランディングの手伝いをする中で感じるのは
「スタッフが熱く燃えて、熱烈なファンがどんどん生まれる!」
そんな経営は不可能なのかということです。
「否!」、それは必ず実現できます。
僕らが取り組んできた多くの事例や
セミナーやセッションで講演をしてくれたゲストがそれを証明してくれています。
しかし、ブランディングは単なる売上づくりの手段ではありません。
経営者が店や会社のミッション(存在理由、選ばれる理由)を明確にし、
「ブランドになる」ことを決意することから始まります。
セミナーの第1部では僕が「ブランドの価値のタネの見つけ方・育て方」を解説します。
ブランドになるためのシナリオを事例ともにわかりやすく説明します。
第2部では3名の飲食関係の女性パネリストがブランディングの現場を熱く語ります。
とくに飲食店のかたは 必聴ものだと思います。詳しくはまたあらためて書きますね。
経営者も社員が疲弊していく不毛な同質化競争から脱皮したい経緯者、
トレンドや時流に安易に振り回されたくない経営者、
ふらふらと動き回る浮き草のような状態から抜け出したと感じている経営者
ぜひ、参加をお待ちしております。
お申し込みは弊社のホームページからどうぞ
http://www.questory.co.jp
2013年07月28日(日)更新
思うところがあり「iPad」を購入しました。
「小さくても光り輝くブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。
いつも複数のブランディングプロジェクトが並行して動いているのですが、
このところプロジェクトが重なっています。
このところプロジェクトが重なっています。
外出も多く、細々した仕事に手が付かないことが度々。
ブログの更新もできなかったり、メールの返信も遅れ気味です。
これって結構小さなストレスになります。
といっていつもPCを持ち運ぶのもめんどうだしなあ・・・。
ブログの更新もできなかったり、メールの返信も遅れ気味です。
これって結構小さなストレスになります。
といっていつもPCを持ち運ぶのもめんどうだしなあ・・・。
取引先での打ち合わせのたびに資料をコピーして持って行くのもわずらわしい。
それにプリントアウトしてお渡しするするほどでもない時もあります。
それにプリントアウトしてお渡しするするほどでもない時もあります。
先日のメンバーズミーティングでは
「時間の効率を高め、時間を主体的にコントロールしよう」と
メンバーと確認したのですが、気持ちだけではどうにもならないこともあります。
「時間の効率を高め、時間を主体的にコントロールしよう」と
メンバーと確認したのですが、気持ちだけではどうにもならないこともあります。
そんなこともあり、昨日「iPad」を購入しました。
以前はMacを使っていましたが、ここ10数年はウィンドウズ一辺倒でしたが、
5月に「Macbook Pro」に切り替えたのを機にすっかりMac派に戻りました。
スマホも「iPhon」にしようかと思ったら、
ドコモの契約が2年ごとで、今年の1月に3年目に入ってしまったので
違約金が発生するといわれあきらめました。
ちょっと納得いかなかったけどなあ。
以前はMacを使っていましたが、ここ10数年はウィンドウズ一辺倒でしたが、
5月に「Macbook Pro」に切り替えたのを機にすっかりMac派に戻りました。
スマホも「iPhon」にしようかと思ったら、
ドコモの契約が2年ごとで、今年の1月に3年目に入ってしまったので
違約金が発生するといわれあきらめました。
ちょっと納得いかなかったけどなあ。
昨夜からあれこれといじっていますが、「iPad」やっぱり便利です。
それにしてもPC、タブレット、スマホの連携で仕事の環境が随分と変わりますねえ。
どう連携するかを考えるのも楽しい。
使ってみて仕事に活かせるようなら、メンバー全員が「iPad」を持つようにしようと思います。
それにしてもPC、タブレット、スマホの連携で仕事の環境が随分と変わりますねえ。
どう連携するかを考えるのも楽しい。
使ってみて仕事に活かせるようなら、メンバー全員が「iPad」を持つようにしようと思います。
2013年07月26日(金)更新
「7月度ブランディングセッション」を開催しました
「小さくても光り輝くブランドをプロデュースする」クエストリーの櫻田です。
ここしばらくスケジュールがいっぱいで、ブログの更新をしませんでした。
と言うことで久しぶりの更新です。
今週の24日(水)はクエストリーブランディングクラブの
「7月度ブランディングセッション」でした。
下記の画像はセッション終了後の交流会の集合写真。
皆さんが持っている似顔絵は
似顔絵画家の村岡ケンイチさん(後列右から3番目)に描いていただいたものです。
今回のセッションのテーマは「小さな会社のソーシャル活動を考える」
ゲスト講師は尊敬する久米信行さん(久米繊維工業株式会社 取締役会長)。
久米さんのお話しはいろいろと考えさせられ、いつも学ぶところがたくさんあります。
今回もソーシャルという言葉を通して、働く楽しさや幸せとは何かを感じました。
「ソーシャル活動、即ブランディング、即マーケティングの秘策がある」
この言葉から始まった久米さんの講演、目から鱗でした。
「中小企業をソーシャル化する7つのステップ」を具体的にご説明していただいたのですが、
キーワードは「社長が動けばみんながついてくる」。
ちなみに7つのステップとは次の通りです。
1、経営理念と合ったソーシャル活動のテーマを選ぼう。
2、そのテーマに合ったNPO法人とキーパーソンをを探そう。
3、社長と社員で達人を訪ねて、まずは活動に参加しよう。
4、活動を手伝いながら、本業で役立てることを探そう。
5、NPOとの協業を、ソーシャルメディアで逐次発信しよう。
6、未来の社長候補は、各自の探求テーマの第一人者に。
7、経営者はブリッジパーソン、新たな価値を創出しよう。
いかがですか、しびれますねえ。
久米さんの講演を聞いていて、思い出したのは日本語の「働く」という言葉。
本来「働」には「傍」を「楽」にするという意味だそうです。
ここでいう「傍」とは誰のことでしょうか。
利益をもたらしてくれるお客様、共に働く仲間と答える方が多いと思います。
視野を広げれば、外注先や仕入れ先も「傍」です。
もちろん、株主も大事な「傍」のひとつですね。
さらに「傍」のひとつに「社会」を加えたらどうなるでしょうか。
商売やビジネスを通じてお客様に喜びを提供する。
その結果として利益が生まれる。
そして同時に、社会がよくなるという「働きの好循環」です。
単にお金儲けだけではなく、世の中がよくなることを願って取り組むのが仕事、
そんなことを感じた「7月度ブランディングセッション」でした。
ここしばらくスケジュールがいっぱいで、ブログの更新をしませんでした。
と言うことで久しぶりの更新です。
今週の24日(水)はクエストリーブランディングクラブの
「7月度ブランディングセッション」でした。
下記の画像はセッション終了後の交流会の集合写真。
皆さんが持っている似顔絵は
似顔絵画家の村岡ケンイチさん(後列右から3番目)に描いていただいたものです。
今回のセッションのテーマは「小さな会社のソーシャル活動を考える」
ゲスト講師は尊敬する久米信行さん(久米繊維工業株式会社 取締役会長)。
久米さんのお話しはいろいろと考えさせられ、いつも学ぶところがたくさんあります。
今回もソーシャルという言葉を通して、働く楽しさや幸せとは何かを感じました。
「ソーシャル活動、即ブランディング、即マーケティングの秘策がある」
この言葉から始まった久米さんの講演、目から鱗でした。
「中小企業をソーシャル化する7つのステップ」を具体的にご説明していただいたのですが、
キーワードは「社長が動けばみんながついてくる」。
ちなみに7つのステップとは次の通りです。
1、経営理念と合ったソーシャル活動のテーマを選ぼう。
2、そのテーマに合ったNPO法人とキーパーソンをを探そう。
3、社長と社員で達人を訪ねて、まずは活動に参加しよう。
4、活動を手伝いながら、本業で役立てることを探そう。
5、NPOとの協業を、ソーシャルメディアで逐次発信しよう。
6、未来の社長候補は、各自の探求テーマの第一人者に。
7、経営者はブリッジパーソン、新たな価値を創出しよう。
いかがですか、しびれますねえ。
久米さんの講演を聞いていて、思い出したのは日本語の「働く」という言葉。
本来「働」には「傍」を「楽」にするという意味だそうです。
ここでいう「傍」とは誰のことでしょうか。
利益をもたらしてくれるお客様、共に働く仲間と答える方が多いと思います。
視野を広げれば、外注先や仕入れ先も「傍」です。
もちろん、株主も大事な「傍」のひとつですね。
さらに「傍」のひとつに「社会」を加えたらどうなるでしょうか。
商売やビジネスを通じてお客様に喜びを提供する。
その結果として利益が生まれる。
そして同時に、社会がよくなるという「働きの好循環」です。
単にお金儲けだけではなく、世の中がよくなることを願って取り組むのが仕事、
そんなことを感じた「7月度ブランディングセッション」でした。
2013年07月12日(金)更新
可燃性、不燃性、自燃性
「小さくても光り輝くブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。
週末の金曜日です。今週もいろいろと考えさせられることの多い1週間でした。
情報化社会は消費者の選択肢をかつてとは比べようもないほどに増大させました。
いままでと同じようなやり方に安住していては、消費者の支持を得ることが出来ません。
わかっているけれども、変化への一歩を踏み出せない経営者が少なくありません。
稲盛和夫さんの言葉だと記憶しているけど、
経営の変化には「可燃性、不燃性、自燃性」の3つのタイプがあるそうです。
「可燃性」の経営とは、周りが変化すれば自分も変わるというタイプです。
しかし、変化した時にはすでに周りはもっと変化しており、
常に後追いの経営になってしまいます。
「不燃性」はおわかりだと思います。変わろうとしない経営です。
これは決定的にアウト。変わらないことの方が圧倒的なリスクです。
こういう経営者と話しているとため息が出てしまいます。
3つ目が「自燃性」です。自ら進んで変化する経営のことを指します。
自燃性の経営は、はたから見ると常に変化していると映りますが、
本人たちはどうしたらいいのかを考え、行動に移しているだけなのです。
変化そのものが常態なのです。
素晴らしい経営をされている経営者にお会いすると、
誰しもが正解を持って経営に取り組んでいるわけではなりません。
自分がいいと思っていることを一つひとつ実行に移しているだけのことです。
ただし、非常に謙虚であるという共通点がありますね。
人の意見に耳をきちんと傾けるのです。
その上で、自分の信念に基づいて行動に移しています。
行動の基本軸はお客様の支持以外の何物でもありません。
自ら本気で腹をくくらなければ状況は動き出しません。
週末の金曜日です。今週もいろいろと考えさせられることの多い1週間でした。
情報化社会は消費者の選択肢をかつてとは比べようもないほどに増大させました。
いままでと同じようなやり方に安住していては、消費者の支持を得ることが出来ません。
わかっているけれども、変化への一歩を踏み出せない経営者が少なくありません。
稲盛和夫さんの言葉だと記憶しているけど、
経営の変化には「可燃性、不燃性、自燃性」の3つのタイプがあるそうです。
「可燃性」の経営とは、周りが変化すれば自分も変わるというタイプです。
しかし、変化した時にはすでに周りはもっと変化しており、
常に後追いの経営になってしまいます。
「不燃性」はおわかりだと思います。変わろうとしない経営です。
これは決定的にアウト。変わらないことの方が圧倒的なリスクです。
こういう経営者と話しているとため息が出てしまいます。
3つ目が「自燃性」です。自ら進んで変化する経営のことを指します。
自燃性の経営は、はたから見ると常に変化していると映りますが、
本人たちはどうしたらいいのかを考え、行動に移しているだけなのです。
変化そのものが常態なのです。
素晴らしい経営をされている経営者にお会いすると、
誰しもが正解を持って経営に取り組んでいるわけではなりません。
自分がいいと思っていることを一つひとつ実行に移しているだけのことです。
ただし、非常に謙虚であるという共通点がありますね。
人の意見に耳をきちんと傾けるのです。
その上で、自分の信念に基づいて行動に移しています。
行動の基本軸はお客様の支持以外の何物でもありません。
自ら本気で腹をくくらなければ状況は動き出しません。
2013年07月08日(月)更新
3年目に入ったちゃんこ巴潟(東京・両国)の「巴潟新聞」
「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
多くの店が販促とは別に店の価値を伝えるための情報発信に取り組んでいます。
弊社のお取引先の「ちゃんこ巴潟」(東京都墨田区)では
3年前から「巴潟新聞」と言う情報紙を発行しています。
ちゃんこ巴潟 http://www.tomoegata.com
表紙
中面
これは同店の会員向けの発行しているもので、
店内でも来店してくださったお客様にお渡ししています。
先月末に発行したものが第7号では、昨年の引退から1年が経つ浅香山親方(元大関魁皇)と
同店女将の工藤みよ子さんの対談を中心に編集されています。
ブログやソーシャルメディアなどを使って
情報を発信している店が多いと思いますが、「巴潟新聞」は印刷媒体です。
ブログやソーシャルメディアは基本的には個人の発信ですが、
印刷媒体のよさは関係者が膝を突き合わせて話し合いが出来ること。
同店も毎回掲載する内容をスタッフといっしょになって考えます。
何をテーマにするかであれこれ悩みます。
でもこの悩むプロセスがすごく大事だなあと思います。
自店の価値の棚卸しになるのです。立ち位置を確認することにもつながっています。
多くの店が販促とは別に店の価値を伝えるための情報発信に取り組んでいます。
弊社のお取引先の「ちゃんこ巴潟」(東京都墨田区)では
3年前から「巴潟新聞」と言う情報紙を発行しています。
ちゃんこ巴潟 http://www.tomoegata.com
表紙
中面
これは同店の会員向けの発行しているもので、
店内でも来店してくださったお客様にお渡ししています。
先月末に発行したものが第7号では、昨年の引退から1年が経つ浅香山親方(元大関魁皇)と
同店女将の工藤みよ子さんの対談を中心に編集されています。
ブログやソーシャルメディアなどを使って
情報を発信している店が多いと思いますが、「巴潟新聞」は印刷媒体です。
ブログやソーシャルメディアは基本的には個人の発信ですが、
印刷媒体のよさは関係者が膝を突き合わせて話し合いが出来ること。
同店も毎回掲載する内容をスタッフといっしょになって考えます。
何をテーマにするかであれこれ悩みます。
でもこの悩むプロセスがすごく大事だなあと思います。
自店の価値の棚卸しになるのです。立ち位置を確認することにもつながっています。
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