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2014年03月17日(月)更新

現場感覚ってなんだ?

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
 

物事を解決するためにうんうんと唸りながらPCに向かったり、
難しい顔をして数字を睨んでいる経営者がいます。

でも唸っても、難しい顔をしてもなかなか解決の答えは見えてこない。
そりゃそうです。現場を知らないのですから……。
 
インターネットを当たり前のように使いこなす毎日です。
でも怖いなあと思う瞬間があります。それは検索した情報でわかったつもりになること。
ネットのは便利だけれども、落とし穴があるのです。やっぱり現場。現場が大事です。
 

なんだかんだといってもやっぱり「現場」には答えがあります。
現場感覚のない経営者や現場に足を運ばなくなったリーダーに
問題を解決できるわけがないと思うのです。ちょっと偉そうかなあ。


現場こそ解決策の宝庫です。
 
しかし、「現場が大事」と言っているだけでは物事は解決できません。
ただ現場に行けばいいというものではないし、
現物を手に取ったってわからないものはわからない……本当に現場感覚って難しい。


そこで次の3つのことを思うのです。
 
まず一つ目は幼子のような素直な目で事実を見ることです。
事実を見ていると言いながら、最初から自分の考えで判断を下している人が少なくない。
事実の表層を撫でただけで、結局自分の過去の経験を当てはめているだけです。
 

二つ目に大事だと思うのは、仮説の構想力です。
仮説が立てられていなければ現場に足を運ぶだけでは意味がない。
仮説を持って現場に行き、現実を見て、現物に触れるからわかることがあります。
これってかなり大事なポイントです。
 

三つ目は、現場感覚で個人的に大事にしているのは「自然か不自然か」。
というとなんだか難しそうに聞こえますが、何のことはない、「えっ」ていう感じです。
「どこか変だぞ、なんかいいなあ」そんな感覚が現場では大事です。
 

ということで、これから現場の生の情報を知るためにあるお店に行ってきます。
経営者と話して、生の事実の背景にある見えない思いや意味を確かめてきます。

どんどん店も経営者も日々進化しているからねえ。
 


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2014年03月16日(日)更新

コインランドリーとバーが融合した「WASBAR」

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
 

今日の日経の朝刊に載っていたコインランドリーとバーが融合した「WASBAR」。
ちょっと気になってネットで調べてみると、これがなかなかおもしろい。


サイトはこちら、動画もあります。http://www.wasbar.com


どうもコインランドリーやバーというジャンルを超えて、
人と人とのつながりを生み出す一種のコミュニティのような存在ですね。

 
店内はおしゃれなカフェのようです。

コインランドリーって学生時代には利用したけど、いまはまったく使わないなあ。
一昨年に今は亡き愛猫「ぷり」に布団におしっこをされた時に利用したくらいかな。
 
でも学生さんや独身者は使うんだろうね。乾燥器もついているから便利だしね。
そう言えば、以前「WASH&FOLD」という洗濯代行のビジネスを取材したのを思い出しました。

 
さて、日経の記事の要約はこんな感じです。
 
2012年10月にオープンした「WASBAR」の1号店があるのは
ベルギーの首都ブリュッセルから約50キロの古都ヘント、2号店はアントワープにあります。

 
この店を立ち上げたのはドリース・ヘナウさんとユーリ・ファンデンボーガールデさん、
二人とも20代の若者です。


 
 
二人は起業の理由を次のように語っています。
「退屈で古びたランドリーが多い。音楽や飲食も提供できれば、より良い雰囲気の空間を作れるはず」。

 

確かに、コインランドリーの店内で、所在なさそうに携帯をいじっている人を見かけますね。
日本でもベルギーでも同じなんだね。
 
コインランドリーとバーが融合を考えた二人は、
地元テレビ局で起業のアイデアを競う番組に出演し、応募者約800名の中から見事優勝。
 
メディアが取り上げたこともあり、すぐにビジネスは軌道に乗りました。
いまでは定期的に店内でミニコーサートなどのイベントも開催しています。


二人は現在3号店を準備中で、FCでの出店計画、海外進出も考えているとのこと。
すぐに多店舗展開ができそうですね。

 
まるでパーティ会場かライブハウスのようです。 


ところで、このビジネス、若者がアイデアと勢いだけで作ったように見えますが、
そこはしっかりとマーケティングがなされています。
 
同店でランドリーを利用する人の約8割は自分で洗濯をするのが初めて。
店員に洗濯機の基本的な使い方を尋ねる人も少ないそうです。
 
実はここに二人のビジネスのポイントがあります。
実はランドリーの利用者が後で洗濯機を購入する場合、以前使った製品を選ぶ傾向があるのだそうです。
 
メーカーがここに注目、マーケティングの一環として
「WASBAR」に備え付ける洗濯機や洗剤などを無償で提供しているのだそうです。


頭いいよなあ。確かにこれはメーカーは飛びつきます。
 

こういう事例を見ると、経営に本当に必要なのは、
消費者や顧客が求めている本質な価値を深く追求することだと感じます。
 
生活に必要なものはひと通り充足しているいま、
目先をちょっと変えた程度のものでは、すぐに飽きられて陳腐化します。

トレンドの追求や価格競争ではなく、
大事なのは消費者や顧客も気がついていない本質的な価値を想像し、創造すること。
 
そのためには、消費者や顧客のなかに飛び込んで、
同じ目線で観察し、それを体感するしかありませんね。

「WASBAR」……そのうち日本でもどこかが提携して始めそうな気がします。
 
 

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2014年03月10日(月)更新

​世間話の力

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
 
 
昨日の日曜日、ぶらぶらと散歩していつものスタバに行きました。
スタバでゆっくりと本を読むのは日曜日の楽しみの一つ。
まあ、定番コースみたいなものです。


 
いつも通り、ラテをオーダーして席を確保。
カウンターで出来上がりを待っていると、男性のバリスタが一言。
 
バリスタ・・「晴れていたのに曇ってきましたね」
僕・・・・・「風も少し出て寒くなってきましたよ」
バリスタ・・「春はもう少し先ですねえ」
僕・・・・・「そうねえ、早く暖かくなるといいのにねえ」
 

このスタバを利用するのは週に一度あるいは時には2~3週間に一度。
こちらのことを覚えているのかどうかもわからない。
おそらく覚えていないと思うなあ。
 
でも、考えてみると知り合いならばどこにでもあるような普通の会話です。
いわゆる「世間話」って言うやつですね。
 
昔は喫茶店でもちょっと馴染みになって
カウンターに座ると先ほどのような会話が自然と生まれました。

でも、最近はこんな会話が自然とできる店はありそうでいてそうそうないなあ。
 

店へのロイヤリティは味や雰囲気だけではなく、やはり人が作り出すもの。
しかもそれは無理したものではなくさりげないものがいいですね。
 
安定感のあるシステム的なオペレーションと人を感じさせる人間臭い世間話、
このバランスが何とも言えない心地よさを生み出します。


いま店に求められているのは「世間話」の力かもしれません。
 
そんなことを感じさせてくれたスタバのバリスタとの会話でした。
でも、スタバってやっぱりすごいね。
 
 
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2014年03月05日(水)更新

映画で感じる期待と結果の関係

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
 
 
映画が好きです。しかも映画館で観ることが多いのです。
大学生の頃は年間150本近く観ていたはず。2本立てで500円という時代があったんです。
 
 
ところで映画を観た後って「期待=結果」ならばまずは満足。
まあ、言うなればかもなく不可もなくってやつですね。
好みがはっきりしているのでそうそう大はずれはありませんね。
 
「期待>結果」ですと、やったね、という感じですね。
椅子からしばらく立ちたくないほど感動するときもありますね。
こんなときは心から映画っていいなあと感じます。
 
それでも、たまには「期待>結果」ときもありますよ。
がっかりだけではなく、時には損したなあと思うときさえもあります。
他の人のレビューに惹かれて観たときはこれが多いかな?
 
これは単純に映画料金との比較判断だと考えたら誤りです。
映画館へ来る時間コストも加わっていますからね。
時間や手間はお金に換算しにくいけど、間違いなくコストです。
 
 
もうおわかりだと思いますが、
期待と結果の関係は映画だけでなくビジネスや商売にも共通します。
 
そう言う意味では、期待と結果をコントロールするってすごく大事なこと。
 
期待はどこから生まれるのでしょうか。その多くは事前の情報からです。
情報を自分の経験と照らし合わせて結果を判断しているんですね。
 
映画で言えば「これはたぶん当たりだな」って具合にね。
 
 
コントロールで大事なのは対象者を明確に絞ること。
誰に向けて発信しているのかがはっきりしない情報が多すぎませんか。
数撃ちゃ当たるというのはもはや通用しませんね。
 
表現力の差もありますが、まずは正しく誠実な情報を出す姿勢が大事ですね。
過度に売りを強調したり、一部分のみを誇張すると、だまされたという気持ちになりますよね。
それどころか、怒りが増幅し、二度と利用しない・・・こうなりますね。
 
そう言う意味では、弱点やウィークポイントを隠さずに伝えることも必要ですね。
いまの消費者は眼が肥えていますよ。裏に隠れたマイナス情報をしっかりと見抜きます。
 
お客様をゆめゆめ侮るなかれです。そうでないと痛い眼にあいますよ。
 
 
3月11日(火)・東京国際フォーラムにて「 第29回ブランディングセミナー」を開催します。
テーマは「立ち位置の明確化」です。
 
詳しくは下記のサイトをご覧ください。
クエストリー:
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2014年03月03日(月)更新

行動指針「SCSE」からわかるディズニーランドの立ち位置

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
 

3月11日(火)に開催する「第29回ブランディングセミナー」のテーマは
「立ち位置の明確化」です。
セミナーの詳細はこちらから→http://www.questory.co.jp



ブランドの立ち位置はあらゆるところに現れます。いや現れないといけない・・・。
とくに体現されなかればならないのはブランドに関わる人。
「最も大事にしていること」、「ここが一番の肝」、これが伝わるのはやはり人の行動からです。
 
ブランドの多くには「行動指針」があります。行動指針とは、
「ミッション」の一部であり、ポリシーとコンセプトを実現するために、
どのように考え、どのように行動するかを定めた基本となる方針のことです。

 
ディズニーランドの「行動指針」を紹介しますね。
それは、英語の頭文字を取って「SCSE」と呼ばれます。

決して大げさなものではなく、シンプルなものですが、
ディズニーランドが最も大事にしている考え方と行動がよくわかります。


 
「SCSE」とは、「安全性(Safety)」「礼儀正しさ(Courtesy)」
「ショー(Show)」「効率(Efficiency)」の4つ。


これを理解することで、キャストは
お客様に対してどのような行動をとればいいのか判断し、実践することができるのです。
 

「安全性:Safety」
ゲストにハピネスになってもらうためには、まずは「安全」を最優先させます。
来園者に楽しく過ごしてもらうためには、まず安全でなければならない、
これがディズニーの基本の考えです。
 
「礼儀正しさ:Courtesy」
すべてのゲストはVIPだと考え対応します。親しみやすい礼儀正しさを求め、
笑顔、挨拶、アイコンタクト、身だしなみをきれいにすることを実践します。
 
「ショー:Show」
園内を舞台と考え、「オンステージ」と呼び、
オンステージ上のすべてを「ショー」としてとらえています。
すべてのゲストに素晴らしい体験をしていただくことが重要視されています。
 
「効率:Efficiency」
安全、礼儀正しさ、ショーを心掛けた上で、チームワークを発揮することで効率を高めます。
お互いに助け合うことで、「ホスピタリティ」をゲストだけでなく、
キャスト同士でも実践することを求めています。
 

大事なポイントは、何をおいても優先されるのは「安全性(Safety)」であること。
どうしても華やかなショーやパフォーマンスに注目が集まりますが、
安全性がすべての行動で最優先されるのです。

この「安全性」こそがディズニーのブランドの立ち位置です。
 

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2014年02月25日(火)更新

ファンが生まれる小さなアイデア・・・雛人形

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。


昨日、銀座まで用事で出かけた帰りに、
歌舞伎座タワーの地下2階の木挽町広場に立ち寄ると、雛人形の段飾りが飾られていました。


多くの来館者が撮影をしているのを見ていると、
あらためて雛人形は春を感じさせてくれるなあと感じました。
 
弊社でも小さな蛤の雛人形を飾りましたが、雛人形は季節感を感じさせてくれます。


 
ウチもそうだけど、子供の成長、スペースの問題、出し入れの手間などから
雛人形を飾らなくなっている家庭って結構あるのでは・・・。

 
女性客の多い店や会社は、6段飾りでなくても、
お内裏様とお雛様だけでいいので飾ってみてはいかがでしょう。
(おそらく男性客にも好評だと思いますよ)
 
何と言っても存在感があるので、お客様の目を惹きつける効果がありますね。
生活の小さな行事や季節感を大事にする会社や店に対する支持は強いですよ。
それにお客様だけではなく、社内も和やかな雰囲気になります。


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2014年02月24日(月)更新

立ち位置って何だろう

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。


3月11日(火)に東京国際フォーラムで開催する
「第29回ブランディング」セミナーのテーマは「立ち位置の明確化」です。

セミナーの詳細はこちら→http://www.questory.co.jp/


この「立ち位置」や「ポジショニング」ってビジネスやご商売でよく使われます。
でも結構あいまいに使われているような気もします。

 
その一人だからわかりますが、経営者は不安な塊かもしれません。

いまやっていることが正しいのか、他にもっといい方法がないのか、
ライバルは何をしているのか・・・常に気になって仕方がないはずです。

気になるのは当たり前のことです。責任があるのですから不安にもなります。
でもそのときにどうするかです。
不安で自分の「立ち位置」が見えなくなると危険です。

 
ブランドとは「幸せの記憶のスタンプ」です。
ということは・・・
「目指すべき相手にどのように記憶して欲しいのか」、これがブランドの「立ち位置」です。

もっと具体的に言いますと「誰を、何を通じて、どうのような幸せにするのか」
これが「立ち位置」を明確にする問いかけです。
 
 

 
セミナーでは第1部の問題提起に続くクロストークにお二人の方がご登壇されます。

吉村憲一郎さん(バル.ジャパン)、安生浩さん(リヨンブルーアンテルナショナル)です。
お二人とも「立ち位置」を明確に定め、景気の変動にぶれない経営をされています。
 
弊社のブランディングディレクターの岡本亮二が、
まずは吉村さん、続いて安生さん、そして最後はお二人とごいっしょにクロストークを行います。

繁盛店の立ち位置の定め方、独自の世界観の生み出し方をぜひお聞きください。

 

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2014年02月24日(月)更新

過去の成功や失敗体験から抜け出す

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。


ソチオリンピックが閉幕しましたね。
どうしても書いておきたいことがあったので、朝からブログを更新です。

それほど熱心にテレビを観たわけではありませんが、メダリストの活躍には胸が踊りました。
もちろん、メダルに届かなかった選手もすごかったですね。

 
頭ではわかっていても、実際にはなかなか振り切れなかったり、踏み出せないことってありますよね。
その一つが過去の成功や失敗の体験です。

何かことを起こす時に、うまくいった体験、
あるいは失敗した体験に縛られて第一歩が踏み出せません。
 
似ているようですが、冷静に考えると、いまは過去とは条件も環境も異なります。
いかに過去を振り切れるかです。また、同じように先々もわかりません。




思い出されるのは、ソチ五輪の女子フィギアに出場した浅田真央選手です。
ショートプログラムでまさかの15位。誰もがその結果に驚かされました。
 
もちろん一番動揺したのはご本人だと思います。
しかし、翌日のフリーの演技ではメダルにこそ届かなかったものの
自己最高得点を出して8位に入賞しました。

この演技には本当に感動しました。演技後の浅田選手の涙と笑顔にこちらも思わずもらい泣きでした。
 
しかし、浅田選手はどうやって前日の失敗を振り切ったのでしょうか。
コーチや周囲からの励ましやアドバイスはもちろんあったと思いますが、
精神的に相当追い詰められていたはずです。

フリーの演技終了後のインタヴューで浅田選手は次のように語っています。
 
「とりあえず自分のことに集中して、自分がやりたい演技をしようと思った。
いろいろあったが、一つひとつクリアにしていったので、
この試合もジャンプ一つひとつをクリアに飛んでいこうと思った。」

 
このコメントの中にあるキーワードは
「自分のことに集中」「自分のやりたい演技」「一つひとつクリア」の3つです。

「自分のやりたいことに、集中して、一つひとつクリアする」
これが過去を断ち切るポイントなのかもしれません。
 
とくに「自分のやりたいことに」というのがすごく大事ですね。
やりたくないことってやっぱり中途半端になりがちです。

好きなこと、やりたいことは少々の苦労があっても続けられます。
自分を信じて、結果を恐れずに前に進むことができますね。


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2014年02月20日(木)更新

大事なのは『伝える』のではなく『伝わる』こと

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
 

毎週金曜日に「クエストリー・ブランディングクラブ」の会報をメールで会員に配信をしています。

会報のメインコンテンツは「ブランディングの視点」と「ブランディング対談」。
今週の「ブランディングの視点」のテーマは、「大事なのは『伝える』のではなく『伝わる』こと」。    

テーマの要点は次のような内容です。


これは先週号、Vol.606です。
 

「大事なのは『伝える』のではなく『伝わる』こと」

ブランディングでよく言われることに、「知られなければ存在しないのと同じ」があります。
あなたは会社も知ってもらうためにさまざまな手を使い、情報を伝えようとしているはずです。
 
しかし「伝える」ことと「伝わる」ことは別物ですね。
たくさんの情報を伝えているつもりでも伝わっていなければ、
底の抜けた桶で水をすくうようなものです。

一方通行の伝わらないメッセージは単なるノイズでしかありません。
 
「伝える」ことよりも「伝わる」ことを意識している会社と
そうでない会社では大きな差が生まれてきます。これは個人も同じですね。

微差僅差は絶対差ということをブランディングでよく使いますが、ホントその通りです。
 
コミュニケーションの目的は「何を伝えたか」ではなく、「どう伝わったか」にあります。
「伝わる」情報発信には3つの大事なポイントがあります。

一つ目は「伝えたい相手は誰なのか」です。
二つ目は「相手の立場に立った内容なのか」です。
そして三つ目が「あなたらしさがこもっているか」です。

 

すみません、この3つのポイントの具体策は申し訳ないのですが、会員だけに公開です。
 
 
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2014年02月19日(水)更新

「楽則能久」で行こう!

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

 
この「楽則能久」という言葉の出所は
昔の中国の春秋戦国時代の「子産」という人が書いた
「国を治めるに当たって住民が苦しめられずに楽ができればその国は長く続きますよ」
という趣旨の手紙の内容だそうです。
 
「楽」は、文字通り楽しい。「則」 は、則ち。
能久の「能」は、能力の能、能く(よく)という意味ですね。「久」は文字通り久しい。

つまり「楽しまねばすなわち久しからん」
もっとわかりやすく言うと「楽しいと長続きする」ということです。

 
ブランディングや経営に当てはめれば
「少しくらい苦しくても、楽しいと思えるなら長続きする」と言うことになります。

やっぱり好きなことをやるのが続きする秘訣です。
あるいはいまやっていることを好きになることですね。

好きこそがパワーの源です。


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会社概要

(株)クエストリーは2003年に「店がブランドになる」ことを支援・プロデュースするために設立されました。「店がブランドになる」ためのプロセスをわかりやすく整理し、具体的な成果につながるコンサルティング、プロデュース、クリエイティブを展開しています。代表取締役の櫻田弘文は、これまでに300社以上...

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個人プロフィール

1955年生まれ、自然豊かな山梨県南アルプス市で育つ。高校卒業後、大学に進むが、学業には目を向けず、芝居に夢中になる日々を過ごす。大学卒業後、広告・マーケティング会社に入社。5年区切りで、コピーライティング、広告プランニング、マーケティング、店舗開発、マネージメント指導などの業務を経験する。2...

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