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2016年12月02日(金)更新

関わる人たちのいい空気が、居心地のいい場を作る

2週間に一度ほどの頻度で、ブランディングクラブの会報に掲載している
ブランディング対談のために、素晴らしい経営者の方々とお会いします。

今週の月曜日は都内のカフェの取材だったのですが、ちょっといつもとは違っていました。
というのは、その店の若き経営者のことを、実は三歳くらいから知っているのです。

お取引先の息子さんであり、自分の子供と同年代なので、折にふれては気になっていました。
いつもの取材よりも楽しみなのは言うまでもありません。

都内でカフェをやっているのは知っていましたが、店を訪問するのははじめてです。

取材をしながら、2時間ほど過ごしましたが、何ともいい雰囲気です。
関わる人たちのいい空気が、居心地のいい場所をつくるということをあらためて感じました。

まあ、詳しい情報はネットを見ていただければおわかりいただけると思いますので、
ブログには当日撮影した写真を載せます。雰囲気がおわかりになると思います。

お店の名前は「PADDLERS COFFEE(パドラーズコーヒー)」
場所は、渋谷区西原、京王線の幡ヶ谷駅から歩いて5分程度の住宅街にあります。
http://paddlerscoffee.com

 

 

 

2016年11月28日(月)更新

「みんなにいい顔はできない」

江東シーサイドマラソンの10kmの部を完走した昨夜、
ワインを飲みながら、この本を開きました。

村上春樹著「走ることについて 語るときに 僕の語るとき」(文藝春秋)です。

何度か読み返しているのですが、こんな文章があったことを忘れていました。
これって、すべての商売に当てはまります。

「みんなにいい顔はできない」、平ったく言えばそういうことになる。
店を経営しているときも、だいたい同じような方針でやってきた。
店にはたくさんの客がやってくる。
その十人に一人が「なかなか良い店だな。気に入った。また来よう」
と思ってくれればいいそれでいい。
十人のうちの一人がリピーターになってくれれば、経営は成り立っていく。
逆にいえばえ、十人のうちの九人に気に入ってもらえなくても、べつにかまわないわけだ。
そう考えると気が楽になる。
しかしその「一人」には確実に、とことん気に入ってもらう必要がある。
そしてそのためには経営者は、明確な姿勢と哲学のようなものを旗じるしとして掲げ、
それを辛抱強く、風雨に耐えて維持していかなくてはならない。
それが店の経営から学んだことだった。


ここでいうところの店とはかつて村上春樹さんが経営していた
千駄ヶ谷にあった「ピーターキャット」です。

実は僕は村上春樹さんが群像の文学新人賞で鮮やかにデビューする前に、お会いしたことがあります。 
いまから30年以上前、まだ結婚する前のことです。 
当時、付き合っていたかみさんが千駄ヶ谷のアパートに住んでいました。 

千駄ヶ谷駅から東京都体育館を左手に見ながら道なりに進むと、鳩の森神社に突き当たるのですが、 
その少し手前の角ビルの2階にあったのが「ピーターキャット」。

ここが先の文章に出てくるお店です。

書いてある内容にも共感出来ますし、何か読んでいて懐かしくなりました。


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「1月度ブランディングセッション」のご案内
 
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◆テーマ
「~文具に学ぶ~リアル店舗だからこそできるあたらいいニーズの作り方」
     
●日 時:2017年1月18日(水)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム 7F ミモザ

 
■ゲスト:広瀬一成 氏 株式会社 アサヒ商会 代表取締役
人生をときめかせる文房具専門店「Hi-NOTE」を作った理由
 
文具の卸業と小売業を行っていた家業のアサヒ商会は、
ネット通販のシェア拡大や大手との競争により、苦戦を強いられ、迷走を続けていました。
社内のモチベーションも著しく低下していたのです。

そのアサヒ商会に2009年6月に入社、同年12月に3代目社長に就任した広瀬社長は、
様々な改革に着手し、2010年には小売店部門を「Hi-NOTE」として全面的なリニューアルを行い、
新しい展開をスタートさせたのです。

リニューアル後の6年間で、売上高は約175%、来店客数は280%の伸びを示しています。
また、2012年には2店舗目の伊勢崎店をオープンさせました。
 

▼お問合せ・お申込み
株式会社クエストリー
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx 
TEL.03-5148-2508  FAX.03-5148-2705

2016年11月27日(日)更新

「第36回江東シーサイドマラソン/10 km」を走ってみて!

昨年の9月頃のこと、風邪をひいたことをきっかけに体調が良くない日が続きました。
咳が止まらず、お医者さんの見立ては咳喘息の一歩手前tのこと。

父親も肺を患ったこともあり、言いたくはないけれども、歳かなあと思っていました。

そんな頃、仕事北海道がらみの交流会で市民ランナーの方と出会いました。
初めてお会いした方ですが、体調のことを話すとランニングを勧められました。

「いやいや、とても無理です」と答えると、
「櫻田さん、100mならば歩いてもいけるでしょう、まずはそこからですよ」と言われました。

その方の一言(お名前も忘れてしまいましたが・・・)が忘れられずに、11月から走り始めました。

最初は1.5kmを3回ほど休みながら走ったのですが、
不思議なことに嫌な思いは全く感じませんでした。むしろ楽しかった!

そうはいっても、日曜日に走るだけの週一ランナーが7ヶ月ほど続きました。


今年の6月に社員旅行で香港に行った時も走ったのですが、
帰国してからしつこい風邪に悩まされ、つくづく体力の衰えを感じました。

なんとか風邪も治った時に、これはまずいよなあ、
ということで平日も走ろうと思ったのです。

早めに手を打てばいいのに、まずい状況になってからやり始めるのは、性格かもしれません。



そんなある日、江東区報で「第36回江東シーサイドマラソン」の記事を見かけ、
走り始めて1年の節目という軽い気持ちで、10kmの部に応募しました。

当選の通知が届きましたが、まだ先のことと思い、軽く考えていました。
このままではまずいんじゃあないのと思ったのはこの2ヶ月間ほどのこと。

正直言って、今日まで10㎞を走り切ったのは2回しかありません。
しかも、そのうちの1回は休み休みのランニングでした。


本当に走りきれるのかという不安を抱えながらの今日の大会でしたが、
なんとか走りきることができました。

よく言われることですが、一人で走っている時と、大会で走るのは雰囲気が違います。
なんとか走り切れたのは、周囲や沿道の応援があったからです。

がんばれの一言が、前に進む気持ちを後押ししてくれたのは間違いありません。


制限時間の70分以内にゴールすることを目標にしていたのですが、
1時間と21秒でゴールすることができ、自分でもびっくりしています。

いまさらながらですが、その気になれば、
なんとかやれるものだということが実感できたことが、今回のランニングの収穫でした。

走り終わった後のビール最高、美味しかったあ!
来年の春頃には「ハーフマラソン」にチャレンジしてみたいと思います。

2016年11月25日(金)更新

ベニー・グッドマンの言葉    

カレンダーが忘年会で埋まる時期となりました。

体調を崩さないようにしなければと思います。仕事を考えると、風邪はひけません。
 

今日は久しぶりに会社で仕事でした。片付けなければ細かなことが多く、
思ったようには仕事が進みませんでしたが、まあこんな日もあります。
 

それでも、一日中、ジャズを聞きながら仕事ができるのはうれしいことです。
 
よく聴くのは50年代から70年代ですが、
仕事に詰まったときや疲れた時には、スウィングの王様「ベニー・グッドマン」がいいですね。


 
そのベニー・グッドマンがこんな素敵な言葉を残しています。
 
「Do not count what you have lost. I count the remaining ones」
(失ったものを数えるな。残ったものを数えよ)

 

どんなに後悔をしても、失ったものは戻ってきません。
失ったものをあれこれと考え始めると、頭が混乱し、前に向かうことが出来なくなります。
 
それよりも、手元に残ったものを見つめること。
そして、次に何が出来るかを考えて、前に進んでいくことの方がはるかに大事です。
 

確かに、失ったものを数え始めると、要チェックですね。

それよりも、美味しい料理とお酒で、心と身体をリラックスさせた方がいいですねえ。
そんなことを感じる金曜日です。

僕は明日は仕事ですが、明後日はあることにチャレンジです。
それでは、仕事の方も、お休みの方もよい週末を。
 
 
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◆テーマ
「~文具に学ぶ~リアル店舗だからこそできるあたらいいニーズの作り方」
     
●日 時:2017年1月18日(水)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム 7F ミモザ

 
■ゲスト:広瀬一成 氏 株式会社 アサヒ商会 代表取締役
人生をときめかせる文房具専門店「Hi-NOTE」を作った理由
 
文具の卸業と小売業を行っていた家業のアサヒ商会は、
ネット通販のシェア拡大や大手との競争により、苦戦を強いられ、迷走を続けていました。
社内のモチベーションも著しく低下していたのです。

そのアサヒ商会に2009年6月に入社、同年12月に3代目社長に就任した広瀬社長は、
様々な改革に着手し、2010年には小売店部門を「Hi-NOTE」として全面的なリニューアルを行い、
新しい展開をスタートさせたのです。

リニューアル後の6年間で、売上高は約175%、来店客数は280%の伸びを示しています。
また、2012年には2店舗目の伊勢崎店をオープンさせました。
 

▼お問合せ・お申込み
株式会社クエストリー
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx 
TEL.03-5148-2508  FAX.03-5148-2705
 
 

2016年11月24日(木)更新

「リスク」という言葉で思うこと

一泊二日の東北出張から戻ってきました。
仙台も盛岡も雪は降っていませんでしたが、寒いの一言。

2社のお取引先を訪問したのですが、そこで感じたことは「リスク」という言葉です。


リスクを冒す、リスクを背負うなどさまざまな形で使われるリスク。
これは何者なのか?

ウキペディアには「ある行動に伴って(あるいは行動しないことによって)、
危険に遭う可能性や損をする可能性を意味する概念」と書かれています。


確かに、誰でもやり慣れたいまの方法が楽だし、新しいことで失敗したくはありません。

しかし、やり慣れた方法やこれまでのやり方がうまくいかなくなっている時には、
やはりリスクを持って改革に乗り出さなければなりません。

リスクの多くは、いまよりも売り上げが落ちる、
利益が減ってしまうという不安ではないでしょうか?


しかし、いままでのやり方や方法に固執しても、何も生まれないのにも関わらず、
しがみつくことの方が大きなリスクと思ってしまいます。

うまくいかなければやり直せばいい・・・そうんな風に思うのですが、
これって考えにくいことなのかなあ。

2016年11月23日(水)更新

「格好悪い自分を知っていること・・・」

こんばんは、出張先の盛岡のホテルです。

天気予報によると、東京は今夜から明日にかけて、雪が降るかも・・・。
盛岡は冷え込んではいるものの、雪は降ってはいません。


ホテルで明日のミーティングの資料を作り、
一息ついたところでAmazon ビデオで「しあわせのパン」という作品を観ていました。



実は昨夜も観ていたのですが、
途中でうとうとして、わからからなくなったの途中から再見です。

最近、パン屋さんが気になってるので観たのですが、温かみのあるいい映画でした。

画像は、映画とは関係がありませんが、
先月帯広に出張で出会ったパン屋さんのアイコン、これもいいですね。



作品は3つのストーリーにわかれているのですが、
2つ目のストーリーにその中でこんなセリフが出てきます。

「格好悪い自分を知っていることが大人だと思います。」
「もがいたことのある人間じゃないと、幸せはないと思うのです」


このところ、いろいろなことが続いたので、ちょっとだけ気持ちが楽になりました。


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2016年11月21日(月)更新

本好きの虫が思うこと

読書の秋ですね。
自宅と会社の机の上に読みたい本が山積み状態になっています。

読みきっていない本がたくさんあるのに、
おもしろそうと思うと書店ならばすぐに持ってレジに、
ネットならばカートに入れてしまします。

しかし、たまってくると、読んでいないことが少しストレスになります。

子供の頃から本当に好きでしたので、読むことに抵抗はありません。
問題はなかなか時間が取れないことです。でもこれって言い訳かもしれない。

読書のためにまとまった時間は取れなくても、
小さな時間を積み上げればいいことなのは、自分でも十分わかっているつもりです。

例えば、1日に15分間の読書を365日間続けると、
5475分、つまり91時間以上の読書時間が取れるということです。

こんな見方もできます。

●01の法則・・・Ⅰ.01×365日=37.8 
●99の法則・・・ 0.99×365日=0.33  

コツコツと努力したものと、少しだけとさぼったものでは、
1年後には計算上では1230倍の差になります。

やっぱりコツコツと本を読もうと思うのです。


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2016年11月20日(日)更新

久しぶりに欲しいモノ

まさに小春日和にふさわしい晩秋の1日、暖かな日曜日でした。

午前中のランニングは10.21km、ラップは6min/km、
昨夜は2時頃まで起きていたので、やや睡眠不足でしたが、気持ちよく走れました。


画像はイメージです。


ランニングの時はいつもはウエストポーチにi Phoneを入れているのですが、
今日はGショックの腕時計のストップウォッチ機能を使いながら走ってみました。

時間を気にしながら走ることはあまりなかったので、ちょっと新鮮な体験でした。
でもね、人って体験すると欲が出るんだなあと思うことがあったのです。


午後仕事をしながらFBを見ているときのことです。
知り合いがフルマラソンに出場したコメントが投稿され、
そこにランニングウォッチの「Garmin:ガーミン」のことが書かれていました。


Garmin:ガーミン・・・デザインがちょっとなあ。

たまたま今日はGショックを使っただけで、
実はランニングウォッチのことはそれほど興味はありませんでした。

というよりも、ランニングウォッチの知識もなかったし、必要性も感じなかったのです。

ところが「Garmin:ガーミン」は何とGPS機能が付いているというではないですか。

たかが時計にGPS機能ですよ、でもすごく気になるのです。
他にも、いろいろとランナーにとっていいよなあという機能が装備されているのです。


ものに対する執着はこの年齢になるとさほどありません。
しかし、このランニングウォッチはすこぶる惹きつけられました。

それから30分ほど、ネットでランニングウォッチを検索していました。

EPSONやSEIKOのスポーツウォッチもいいと思うし、Gショックの高機能のものもいいなあ。
SUUNTOというブランドのGPSウォッチも気になります。


このEPSONが気になるのです。
デザインもオーソドックスです。


とうことで、久しぶりに買うかどうか相当迷っている自分がいます。
そんな自分をみると、つくづくモノの価値って不思議だと思うのです。

おそらく、100人いればランニングウォッチに興味を示すのは数人だと思います。
でもその数人は相当強い思いでランニングウォッチをあれこれと調べると思うのです。

間違ってウチのカミさんにランニングウォッチを勧めても買うことはありません。
当たり前のことですが、価値を感じないからです。


ニーズのボタンの掛け違い・・・これってランニングウォッチだけのことではありません。
目指すべき対象者を替えるだけ、大きく支持を集める商品やサービスがたくさんあります。

あなたの価値を支持してくれるのは誰ですか?

ちなみに、ランニングウォッチを購入するかどうか、
購入するとしたらどれがいいのか・・・まだ迷っています。

でも欲しいなあ。GPS機能は必要ないから、初心者向けのモノを買おうかなあ。

2016年11月18日(金)更新

「ないもの」探しよりも、「あるもの」探し 

ちょうど1年前に千葉から都内に引っ越しをしました。
その時に思い切りモノを処分しました。

それほど好きな言葉ではないのですが、いわゆる断捨離というやつです。
 
身の回りのものが、四分の一程度になってもまったく生活に支障はありません。
むしろもっと少なくてもいいくらいです。

しかし、引っ越してから、次第にモノが増えていくことに懸念を感じます。


そういえば、京都・竜安寺のつくばいには、
「吾唯知足(われ ただ たるを しる)」と刻まれています。

あれもこれもと、際限なく求めるのではなく、自分にとって必要なもの、必要な量を知る。
そして、その必要なもので満足することを知る、という意味だと思います。 



もしかすると、経営も同じではないでしょうか?

「あれがあれば、こういった条件ならば」
無意識に口をつく言葉にはっとする瞬間があります。どれも足りないことへの不満と嘆きです。
 
足りないことへ不満を言って、いくら嘆いても答えは見えてきません。
なぜならば、それは「ないモノねだり」だからです。

「ないもの」はいくら求めても、自分の足元にはやっぱりないのです。
 

「ないもの」を追いかけるよりも、目を向けるべきは目の前の「あるもの」です。

当たり前で普通のものにこそ、実は大きな価値があることに多くの経営者は気が付いていません。
 

ブランディングで大事なのは、目の前の「あるもの」を、
他にないものに磨き上げる創意と工夫です。

例えば、掃除一つでも大きなブランディングのタネになります。
 

目の前にあるブランディングの価値のタネに気が付く人とそうでない人では、
やがて大きな違いが生まれます。

思い込みを捨てて、気持ちをフラットにして自分の周りを見回してください。
 あなたならでは価値のタネはあなたの足元に眠っています。

それを掘り起こしたところが、ブランディングのステップを、
いまよりも一段上に上がれるのだと思います。
 
 
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2016年11月17日(木)更新

もっととんがろう!  

不思議に思うことのひとつ。

商品を作ったり、並べておけば、お客様が勝手に来てくれて、
買ってくれる時代などもはやありえない。
 
モノ余りのいまは、むしろできるだけモノを少なくして暮らそうと思う人が多い。
所有することが価値ではなくなっています。
 

作ること、並べることの待つ商売から、対象者を定め、そこにアプローチし、
関係を育てていくことは当たり前だと思うのですが、
実際にそれをやっているところは本当に少ない。

 
なぜやらないのか?
それは絞り込むと販売機会が少なくなると思っているからです。
 
しかし、これは明らかに錯覚でしかありません。
それよりも、絞り込むことにより、相手の期待や要望が見えてくることの方が大きい。
 

そりゃあそうでしょう。1
00人全部を満足させることなど不可能だけれども、一人ならばできますよね。
「どうしたらいいですか?」と直接聞けばいいのだから。
 
こういうと、必ず一人のお客さまでは商売やビジネスにならないという人がいます。
でもね、似たような期待や要望を持っている人は何人かいるはずです。
 
100%同じでなくても、80%ぐらいはいるはずです。
絞ればその周辺が動きます。しかし、これはやったことがないとわかりません。
 

絞ってとんがらないことの方がリスクなのです。
どこにでもあるようならば、明らかに同質化競争に陥ります。
 
「わかってはいるんだけど」といいながら、
日々同質化競争まっしぐらみたいな状況を繰り返している企業がなんと多いことか?
 

しかし考えてみてください。
絞ればとんがりますよ。とんがれば目立ちますよ。目立てば選ばれやすくなりますよ。
 
富士山のシルエットは誰でも描けます。
記憶に残り、富士山という存在が記憶の奥底にスタンプされているからです。
 

もっと、とんがろう!
まずは目指すべき対象者を絞り込もう。理想顧客を明確にすれば、商売の仕方ががらりと変わります。
そして、その目指すべき顧客の要望と期待を、五感を研ぎ澄ませ、つかみとろう。
 
 
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会社概要

(株)クエストリーは2003年に「店がブランドになる」ことを支援・プロデュースするために設立されました。「店がブランドになる」ためのプロセスをわかりやすく整理し、具体的な成果につながるコンサルティング、プロデュース、クリエイティブを展開しています。代表取締役の櫻田弘文は、これまでに300社以上...

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個人プロフィール

1955年生まれ、自然豊かな山梨県南アルプス市で育つ。高校卒業後、大学に進むが、学業には目を向けず、芝居に夢中になる日々を過ごす。大学卒業後、広告・マーケティング会社に入社。5年区切りで、コピーライティング、広告プランニング、マーケティング、店舗開発、マネージメント指導などの業務を経験する。2...

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