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2015年04月07日(火)更新

甲府から富士吉田へ、90分間の春のバスの旅

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。


先週の土曜日から山梨の実家に戻り、幼なじみとの会食、
日曜日はお墓参りに行き、後は風邪気味だったので実家でごろごろとして過ごしました。

翌日の月曜日は山梨県の富士吉田市と河口湖町で仕事でした。


JRで移動とも思ったのですが、時間的にも余裕があったので
甲府駅から路線バスで90分かけて、富士吉田市の富士山駅に移動しました。

甲府駅前のバスターミナルから乗車したのは、僕も含めて二人だけ。
これから30分ほどは年配のご婦人との二人旅でした。


甲府駅から笛吹市に入ると、笛吹川の河川敷が目に飛び込んできます。
天気もよく途中下車して、ぶらぶらと散歩をしたくなります。


県立博物館(ここもお勧めです)の前のロータリーを一周すると、
路線は葡萄畑が広がるエリアを走ります。

この路線は標高差が大きく、山間部を抜けるときに、
ちょうど桜とピンクの桃の花が咲いていて、なかなか見応えのある風景でした。


今度はリニアモーターカーの試験線が見えてきます。
2027年に開業予定で、東京→大阪が約1時間だそうです。

そんなに早い必要があるのかと思えてしまいます。
どこか風景になじめない異質な感じがしました。


バスは坂道をぐんぐんと上り、御坂峠を越えると前方に富士山が見えてきます。
やはり富士山はいいですねえ。存在感がまったく違います。


下り坂を降り切ると今度は河口湖が見えてきます。
富士山と河口湖の組み合わせも絵になります。

このあたりから、乗車してくるのはアジア系の旅行者が多く、
社内は一気ににぎやかになりました。


河口湖駅は各国の旅行者でいっぱい、日本人の方が少ないくらいです、
富士山の魅力はやはり大きいですねえ。

途中、富士急ハイランドが横目に見えてきますと、そろそろ終着駅です。
斜めに横切っているのはジェットコースター「フジヤマ」です。


ここが今回の終点の富士山駅です。ここには富士登山の玄関駅のシンボルとして
高さ約7mの朱色の大鳥居が建立されています。


まあ、90分間のバスの旅を、これだけ楽しめて、しかも料金は1,570円。
いやあ、これには大満足でした。この後の仕事もいい感じで進みましたよ。



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2015年02月23日(月)更新

やったほうがいいことはすべてやる

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
 
 
先週訪問したお取引先の小売店で、
先日放送されたNHKの「プロフェッショナル・仕事の流儀」に登場した
「グランドハイアット東京」のチーフコンシェルジュの阿部佳さんの話になりました。

この番組は僕も出張先のホテルで見ました。
早めに寝るつもりでしたが、最後まで見入ってしまいました。
 


番組ではさまざまな実例を挙げてコンシェルジュの仕事を紹介していました。
阿部さんがお客様に向き合うときに大切にするのは「言葉の向こうの心を読む」こと。

「コンシェルジュの仕事の8割9割はどれだけ相手に近づけるかということ」だと言います。
 
さらにこうも語っています。
「考えていること、イメージしていることが、これだ!っと合ったときに、
これをして差し上げればこの方は喜んでくださる、ということがわかる。それが醍醐味」。

お取引先の社長は、ホテルも小売業も同じ、これが求められていると語っていました。

 
個人的になるほどと思った阿部さんの一言は
「やるべきことだけではなく、やったほうがいいことはすべてやる」。

期待通りでは可もなく不可もなく、期待以上、期待をはるかに超えるには、
後者の「やったほうがいいことはすべてやる」これに尽きますね。
 

それにしても真のプロフェッショナルは実に自然体です。

力むこともなく、偉ぶることもなく、
「コンシェルジュの仕事は趣味」と語る阿部さんの素敵なこと。

お会いしてみたい方がまた一人増えました。
 


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2015年02月16日(月)更新

社内に飾られた雛人形

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
 
 
クエストリーでは季節の行事や習慣を
出来るだけメンバーといっしょに感じるようにしています。

2月3日(火)には節分の豆まきをしましたが、
いまは雛祭りに向けて雛人形が社内に飾られています。

貝合わせの雛人形はメンバーの金田の私物、
ミニチュアの道具は先日浅草橋で購入してきたらしい。

今日は出社したらひなあられが加わっていた。


 
家庭で失われつつある季節の行事や習慣を大事にするのは、
金田の影響が大きいと思う(彼女はこういうことをすごく大事にする)。

まあ、社長としてはメンバー全員が楽しんでくれたらいいし、
忙しい毎日に節目があることは大歓迎です。
 
 


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2015年02月13日(金)更新

情報は引き出しにしまって忘れてしまおう

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
 
 
情報収集に熱心な人って結構います。

新しい店がオープンすれば足を運ぶし、いろいろなメディアにもよく目を通しています。
新しい情報や知識でいっぱい。こういう人に多いのは、評論家風なタイプかな。
 
情報を集めることは、もちろん悪いことではないけど、
集めることで満足してしまう人も少なくありません。

いくら情報を集めても、それを編集しないと宝の持ち腐れになってしまいます。
情報の量よりも編集の質が問われていますね。
 
あっちとこっちを、くっつけ、組み合わせ、こねくり回し、
練りこみ、変形させて、いままでになかった新しい価値を生み出すこと。

ちょっと乱暴な言い方かもしれないけど、これが情報編集だと思う。

もちろん誰かを幸せにする価値でなければダメだけど………。

でも、情報編集はうんうんと唸ってするものじゃあないね。

いろいろな情報を記憶の中の引き出しにしまっておく。

時々その引き出しを上下や右左に入れ替えたり、
思い切って捨ててしまったりしているうちに、これっておもしろいねってことになる。
 
ポイントは、引き出しにしまったら、一度忘れてしまうこと。

そうでなくても、よっぽど強烈の情報でなければ普通はすぐに忘れます。
僕なんか最近とくにその傾向が強いなあ。忘れてはいけないことまで、すぐに忘れてしまう。

 
忘れていた情報が新しい価値として編集されるのは、人と話しているときに多いね。

紙に向かってあれこれメモやいたずら書きをしていても出てくるけど、
話しているときのほうが圧倒的に多い。

そういう意味では、情報編集には雑談が大事ですねえ。



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2015年02月02日(月)更新

「逃げる」・・・毎月届くハガキより

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。


日向は暖かいのですが、日陰に入るとぐっと寒さを感じますね。
とくにビルの谷間は、日向が少なく、日陰が多いなあ。

人生も似たようなもので、日向ばかりではなく、日陰もたくさんあります。
あっ、別に落ち込んでいるわけではありませんよ。


さて、毎月1日になると、1枚のハガキが届きます。

もう25年ほど前に前職の会社の時に知り合い、
何度かいっしょに仕事をした店舗設計事務所の代表の方からです。

事務所が静岡県ということもあり、最近はご無沙汰しています。
それにも関わらず、毎月送ってくださるので、届くたびに恐縮してしまいます。

その都度、いろいろな言葉や文章が印刷されているのですが、
今月は「逃げる」という内容でした。読んで納得です。




「人間各々の価値は、その人が熱心に追い求める対象の価値に等しい」
ローマの哲人、マルクス・アウレリウスの言葉です。

何を追い求めているか。
それがそのまま、その人の価値になる。
追い求めているものの内容が、その人の人間を決定するということです。

古今東西、不変の真理というべきでしょう。

現状に悶々と楽しまない人もいるかもしれません。
そういう人のために、2つの言葉。

「つらいから逃げるのではない。逃げるからつらくなるのだ」
ウイリアム・ジェームス

「いやだな、つらいなと思ってもやらなかればならないことがある。
その、いわば『修行』を捨ててしまうのは、みずから『宝』を捨てることである。」
松下幸之助




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2015年01月30日(金)更新

お金ってなんだろうねえ

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。


朝から降っていた東京の雪は午後遅くになって雨に変わりました。
1月も明日で終わり、もう2月ですねえ。

会社や店を経営するには売上や利益は大事です。
売上や利益がなくてもいいという経営者はいないはずです。
それに売上や利益がなければ会社を維持することはできません。
 
しかし、それに振り回されるとなるとちょっと話は違います。
「売上が上がった、下がった」「利益が出た、出なかった」で
一喜一憂するよりも、もっと大事なことがあるのでは………?


 
お金に対する自分なりの考えを持つことはブランディングではすごく大事なことです。
もちろん、売上や利益が一番であっても反対はしません。それもひとつの考え方だから……。
 
「売上や利益は、仕事を続け、幸せになるための必要条件にしか過ぎない」と思うのです。
お金を儲けて幸せになるのではなく、幸せになるための基礎としてお金が必要なのです。
 
大事なのは、売上や利益の前に、まずは目指すべき顧客にとことん尽くすこと。
「ギブ アンド テイク」というレベルの寂しい話ではなく、
相手のために本気で貢献することです。
 
「売上や利益が欲しい、欲しい」ということの前に、
顧客があなたから大事にされていると感じれば、商売やビジネスはきっとうまくいく。
そんな風に思うなあ。
 


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2015年01月06日(火)更新

実際にやってみて、自分で作り上げるしかない

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
 

新しいプロジェクトに取り組んでいる途中で、
“ウチには向いていない”という言葉を時々耳にします。

この言葉を聞くと、瞬間的に“ちょっとやった程度で向いているかどうかどうしてわかるんだ、
とことんやってからいって欲しい”と言いたくなります。


向いていないのではなく、しんどくてやりたくないだけのこと、自信がないから揺れているのです。

こういう方に限って、“昔の方がよかったとか、これまでのやり方がいい”といい出します。
なんとかしたくて、新しいことに取り組んでいるにもかかわらずです。


確かに正解がない時代ですから、いまよりもいい方法や対策があるかもしれません。
ただし、万人向きのものはありません。

苦しくても、大変でも、自分流のやり方を作っていくしかないのです。
そのためには、やってみなければ、わからないのです。


複雑な要素の絡み合った課題は、一直線に解決には至りません。

解決のイメージは、自分の立ち位置を決め、軸をしっかりと持ち、
その周りをらせん状に上に昇っていくことです。

時には下がることもありますが、立ち位置と軸がしっかりしていれば何とかなります。






1月21日(水)に「1月度ブランディングセッション」を開催します



クエストリー:http://www.questory.co.jp
 
 

2015年01月05日(月)更新

ジュール・ヴェルヌの「十五少年漂流記」を再読

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。


明けましておめでとうございます。今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

年末年始休暇は本の虫でした。久しぶりにゆっくりと本を5冊読みました。

読んだ本は、「行動観察の基本」(松波春人著)、「寄り添う力」(石井淳蔵著)、
「日本で一番しんせつな会社を作る」(根岸榮治著)、「彼女の哲学」(海老沢泰久著)

そして、「十五少年漂流記」(ジュール・ヴェルヌ著)です。


あらすじはこちらから:ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/十五少年漂流記


「十五少年漂流記」は、読みかけの本を読むつもりが、
たまたま本棚にあったのを新潮文庫を手に取ったのです。

読み始めたら2時まで止まらない。翌朝に続きを読み終わりました。

ストーリーもだけど、波多野完治さんの翻訳の素晴らしさが光る一冊です。


初めて読んだのは小学生の時、図書館から借りて読みました。
これがきっかけでヴェルヌにはまり、
「八十日間世界一周」「海底二万里」「地底旅行」などを読んだ覚えがあります。

「十五少年漂流記」は、その後も何度も読み返したけど、やっぱりおもしろい。
今回再読してこんなに長い小説だったのかと驚きました。

小学生のときに読んだのはダイジェスト版だったのではと思うほどです。


それにしても、人の記憶って実に曖昧ですねえ。中盤にこんな場面が出てきます。
15人の少年たちは無人島で暮らすにあたり、大統領を選出します。

大統領に選ばれたゴードンは毎日の生活を貫く3つの精神を決めます。
それは次のような内容です。何か現実の仕事に置き換えても通用しませんか?


①一度行おうと決めたことは、必ずやり抜くこと
②機会を失ってはならない
③疲れることを恐れるな、疲れることなしには、値打ちのある仕事は成し遂げられない



こんな場面はすっかり忘れていました。
しかも、結末が「そうだったんだあ」と初めて読んだような気持ちなりました。


ジュール・ヴェルヌの小説、もう少し読んでみるかな。


ジュール・ヴェルヌさんてこんな感じの方です。
ウィキペディア→http://ja.wikipedia.org/wiki/ジュール・ヴェルヌ





1月21日(水)に「1月度ブランディングセッション」を開催します。


クエストリー:http://www.questory.co.jp
 
 

2014年12月26日(金)更新

実践がすべてを決める

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
 

今日が仕事納めの会社も多いと思います。クエストリーは明日が仕事納めです。
 
振り返れば、今年もたくさんの素晴らしい出会いがありました。
 
ブランディングのプロジェクトを通じて
すごいことにチャレンジをされている方々にもお会いすることが出来ました。


 
そんな中で感じたのは、当たり前のことですが
「実践がすべてを決める」。


料理の本をいくら読んでも、実際に作ってみないとおいしいかどうかはわかりませんよね。
 
例えば、しんなりとなるまで炒めるといっても、
やってみないとどの程度がしんなりなのか見当が付きません。

海外に旅行に行きたいと思い、ガイドブックを何冊も購入しても、
実際に行かないとリアルな体験はできません。
 
 
ブランディングも同様です。いくら知識を学んでも実際に使わなければ磨かれません。
 このことがわかっていても、実践につなげる人は意外と少ないものです。
 

なぜでしょうか?次の4つのタイプがあるように感じます。


 
1つ目は、理解したつもりでも、やり方がわからなくてあきらめてしまうタイプ。
でもまあ、やろうとしただけ、ましかもしれませんね。
 

次は、周りの目が怖くて取りかかれないタイプ。
新しいことはとくにそうですよね。失敗した時の周りの評価を気にしてしまうのです。
 

3つ目は、日々の仕事に流されてしまうタイプ。
新しい事って結構面倒です。これまでやってきたことの方がはるかに楽なのです。
 

4つ目は、すぐに成果につながりそうもないのでやらないタイプ。
すぐ成果につながることって、そう簡単にはありません。


やはり物事には少々の辛抱は必要、
まさに実践に基づく継続は大きな力になりますね。

そんなことを感じる2014年の年末です。 
 


1月21日(水)に「1月度ブランディングセッション」を開催します


クエストリー:http://www.questory.co.jp
 

2014年12月15日(月)更新

1月度ブランディングセッションのテーマキーワードは「共感」です。

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。


1月21日(水)に東京・両国の国際ファッションセンタービルで
「クエストリー・ブランディングクラブ」の「1月度ブランディングセッション」を開催します。

今回のテーマは「モノが売れる!『共感』を生み出す商品のつくり方」です。


●お客様があなたの会社の名前を聞いた時、商品を見た時、触れた時に
 「幸せな気持ち」になることがブランドの条件です。
 つまり、ブランディングとは、お客様の頭の中に
 「幸せの記憶のスタンプ」を捺し続ける活動です。

●強いブランドに必ず共通することは、「熱烈なファン」がいることです。
 ファンは、ブランドの仲間であり、伝道者であり、パートナーなのです。
 そのファンを生み出すキーワードは、「共感」にあります。

●物が売れない「モノ離れ現象」の時代では、単にモノの品質や機能といった
 基本的な価値での差別化を図ったところで、結局は価格競争となります。
 最近の消費者は、モノを所有する満足感だけではなく、
 商品の持つストーリー、世界観、楽しさに共感し、
 誰かとその想いをシェアしたい傾向にあります。
 ソーシャルメディアの普及によって、その傾向がますます加速している今、
 この「共感」を生み出す商品づくりが求められています。

●では、「共感」を生み出すにはどうすればいいのでしょうか。
 今回お招きする伊藤康一さんは、共感を生み出す達人です。
 Tシャツやハンコというモノにキャラクターという付加価値をつけて、
 独自の共感づくりを提案しています。
 伊藤さんが、どのようにしてお客様の共感を生み出す商品・世界観をつくり、
 多くの支持を得ているのか、その実践事例を語っていただきます。乞うご期待!





クエストリー:http://www.questory.co.jp
 
 
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会社概要

(株)クエストリーは2003年に「店がブランドになる」ことを支援・プロデュースするために設立されました。「店がブランドになる」ためのプロセスをわかりやすく整理し、具体的な成果につながるコンサルティング、プロデュース、クリエイティブを展開しています。代表取締役の櫻田弘文は、これまでに300社以上...

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個人プロフィール

1955年生まれ、自然豊かな山梨県南アルプス市で育つ。高校卒業後、大学に進むが、学業には目を向けず、芝居に夢中になる日々を過ごす。大学卒業後、広告・マーケティング会社に入社。5年区切りで、コピーライティング、広告プランニング、マーケティング、店舗開発、マネージメント指導などの業務を経験する。2...

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