㈱クエストリー 社長 櫻田弘文「ブランディング」通信 | 経営者会報 (社長ブログ)
「店がブランドになる」ことを支援・プロデュース! コンサルティング会社・社長のジャム・セッション
2018年10月02日(火)更新
便利は実は不便!
今日の午後、仕事で府中市に行った時に感じたことです。
それはそれとして、仕事を終えて、新宿まで京王線で移動し、都営新宿線に乗り換え、
さらに市ヶ谷で有楽町線で乗り換えて会社に戻る予定でした。
というか、会社のメンバーがいっしょの時は、ほとんどお任せ状態!
言われた通りいっしょに動くだけなのです。
さて、市ヶ谷駅で有楽町線に乗ろうとした時に、
すでに車両に乗っている人たちがいっせいに降りてきて、ホームできょろきょろしています。
どうやら何か事故があったようで、有楽町線はたったいま不通になったのです。
「JRで秋葉原駅まで行き、日比谷線で築地に移動して会社に戻ります」
メンバーに言われるまま、地下鉄市ヶ谷駅の改札に向かうと長い列が出ていました。
振り替えのチケットをもらうための列だと思い、
スマホのスイカで自動改札を抜けようとすると、ピンポン!ありゃらです!
考えてみると、先ほど改札を入ったままなので、
スイカをクリアしてもらわなければならないと気づきました。
この長い列はそのためだったのです。
仕方ないので最後尾に並びました。
「紙のチケットの時代は、もにゃもにゃといって改札を出ることができたのになあ」
やっぱり便利なことは実は結構不便なことでもあるのですね。
便利なことの裏側には不便なことが潜んでいる、
そんなことを感じた市ヶ谷駅での出来事でした。
ちなみに地下鉄の不通の原因はドアが閉まらなくなった車両故障で、なんだかなあ。
2018年10月01日(月)更新
ボディソープとシャンプー
台風の影響(メンバーの一人が出社できたのは14時半ごろ)もあり、
何やらわさわさした1日でした。
固まっている仕事を片付けようと思ったけれども、
めんどうな原稿に手を焼き、19時半過ぎにもう電池切れ……。
すぐに帰る気にもなれず、会社を立ち上げたメンバーと
社内でワインを開けながら1時間ほどたわいもない話しをした。
それはこんな話しです。
「ここ数ヶ月ほど、ボディソープとヘアシャンプーが苦手で使っていないんだよね」
ボディソープとシャンプーを使うと、
洗い落とした時にどこか落とし切れていないような気がして、
これが気になりいつの間にか使わなくなったのだ。
身体はソープを使わずに、寺田元さん(タオルはまかせたろう.com/京都工芸)から
2年ほど前にいただいたタオルだけで洗うと汚れが落ちて気持ちいい。
タオルはまかせたろう.com→https://www.makasetaro.com/
頭は坊主なので、シャワーを流しながらごしごしで十分です。
そう言うと彼女は「身体は同感、しかし頭皮を洗うにはシャンプーが必要」
「いやいや、頭もなしでいいでしょう」と反論。
まあ、個人の好みの問題なので正解があるわけでもないし……。
それでも、そうかなあと思い、
自宅に帰りお風呂に入り、いつも通り頭をごしごしと念入りに洗った。
風呂上がりにワインを飲みながら、やっぱりシャンプーなしでも問題ないと思う。
たくさんの人に聞いたわけではないけど、
ボディソープ、ヘアシャンプーを使わない人って結構いるような気がするけどなあ。
2018年08月23日(木)更新
異端の精神や異端児を大歓迎する社風を育てよう。
今日の正解が明日も通用するという保証はどこにもありませんね。
変化に巻き込まれるのではなく、
自ら変化をつくり出していくことが、変革の時代の生き方です。
そのキーワードは「イノベーション」です。
日本では「技術革新」と訳されることが多いイノベーションですが、
この言葉を生み出したヨーゼフ・シュンペーターの解釈は「新結合」です。
「想定外の分野をつなぎ合わせることで、従来とはまったく異なる価値を生み出すこと」
これがイノベーションの本質です。
予想外のことに遭遇すると動揺しますが、見方を変えるとチャンス。
想定外を嫌うのではなく、「イノベーションのきっかけがやってきた」と考えましょう。
いつの時代もイノベーションは小さな気付きから生まれます。
そして、その気付きをイノベーションに発展させるアイディアが求められています。
ところが、当たり前だと思っていたことに違和感を覚え、
既成の枠にはまらない柔軟なアイディアを生み出す人は、
組織の中では異端に見られがちです。
経営者の役割は、異端児やイノベーターを見つけ、組織からスピンアウトしないようにすること。
異端の精神や異端児を大歓迎する社風を育てましょう。
┏┓
┗■「9月度ブランディングセミナー」━━━━━━━━━━
◆テーマ
良い店づくりがいい町づくりへ
また来たくなる店づくりで地方から日本を元気に
●日 時:2018年9月12日(水)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:コンワホール(東銀座・コンワビル地下1階)
【ゲスト講師】
山根浩揮氏
有限会社いっとく 代表取締役
有限会社まんぷく 代表取締役
株式会社阿呆商会 代表取締役
一般社団法人IZAKAYANIPPON 代表理事
NPO法人空き家再生プロジェクト 副代表理事
NPO法人居酒屋甲子園 4代目理事長
▼お問合せ・お申込みは下記からどうぞ
株式会社クエストリー
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx
または 03-5148-2508まで
2018年08月21日(火)更新
あなただけの道を切り開いてください
母校のプリンストン大学の卒業式で語った内容がなかなか興味深いのです。
とくに後半の「あなただけの道を切り開いてください」という部分に惹かれます。
それはこんな内容です。
何もせずぼーっと人生を生きるのか、それとも自分の好きなことを追及していくのか?
皆と同じでいるか、それとも他の誰とも似ていないオリジナルでいるか?
安定を選ぶか、それとも挑戦し続けるか?
批判されたら落ち込むか、それとも自分を信じるか?
間違いを犯したらそれを隠そうとするか、それとも謝るか?
恋をする。傷つくことを怖がって何もしないでただ見ているだけか、
それとも思い切って行動に移すか?
安定を取るか、それとも「バカじゃないのか?」と思われるようなことをやってみるか?
困難な状況に陥ったら、そこで諦めるか?それともがむしゃらになってやるか?
言い訳や批判ばかりするのか、それともやってみるか?
他の人を蹴落としてまで賢くなるか、それともやさしくなるか?
80歳になったあなたが、あなたの過去を振り返るとしましょう。
その時に一番心に残っていること、思い出すことは
あなたが下してきた決断の数々であると私は信じています。
あなたが何を選ぶか、あなたが下す決断が「あなた」をつくっていきます。
あなただけの道を切り開いて下さい。
ジェフ・ベゾス氏は、自分の信じることを選び、判断を下し、
「Amazon.com 」をつくり上げました。
あなたはどんな道を切り開いているのでしょうか?
┏┓
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●日 時:2018年9月12日(水)13:30~17:00(受付開始 13:10)
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山根浩揮氏
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株式会社クエストリー
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx
または 03-5148-2508まで
2018年08月20日(月)更新
止むに止まれぬ思い
僕らの世代は感覚的にわかるけど、若い世代はいまひとつピンとこない。
でも、ピンとこないのをダメだとも思いません。
ある時「熱くなるってどういうことですか」と尋ねられたことがありました。
その時はパフォーマンスも必要じゃないのという曖昧な返事で済ませました。
でも、最近「ああこういうことが熱さの源なんだ」と感じるようになりました。
それは「止むに止まれる思い」です。
辞書的な解釈では次の通り。
「やめようとしても、やめられない。そうするよりほかない」
ネガティブにとらえられがちかもしれませんが、
「何としても達成する」「どんなことがあってもやり遂げる」という
感情のほとばしりだと理解しています。
ブランディングに取り組んでいると、
理屈が通らない矛盾や社会的な課題にぶち当たることがたくさんあります。
「どう考えてもおかしい」そう思う瞬間が多々あるのです。
そういうものだとやり過ごせばいいのかもしれませんが、
そうはできない「止むに止まれぬ思い」に駆られるのです。
もちろん、簡単に解決できることではありません。
でもね、やり過ごすのは我慢できない。
「やっぱりおかしいじゃないか、よしやってやるぞ」
こうなると黙っていても熱くなります。
幕末の志士に大きな影響を与えた「吉田松陰」はこういう言葉を残しています。
「かくすれば かく なるとしりながら やむにやまれぬ 大和魂」
「こうすればこうなるとわかっていながら、やらずにはいられないのが日本人の魂だ」
こんな感じの意味だと思います。
経営も同じです。理不尽で本質が通じないことの連続です。
そんな時にどうするかです。
熱くなって何とかしよう行動を起こすか、
冷めたままそんなものとやり過ごすか
創業社長の「熱くなれ」は「前者になれ」と言いたいのだと思います。
2018年07月22日(日)更新
ねっちこい経営
おはようございます。
今日はこれから都内のお取引先で新年度経営計画の立案ミーティングです。
経営計画でいつも思うことは「ねっちこさ」です。
年度計画をしっかりと組み立ている中小企業はそれほど多くはありません。
売上と利益目標くらいで済ませているところが結構多いと思います。
ましてや、それは全社員で共有する
経営計画発表会を行っているところはもっと少ない。
さらに、それを日々の仕事につなげているところはほんのひと握りです。
少しくらい荒っぽい計画でも
現場の一つひとつの行動に経営計画がしみ込んでいることは強いですねえ。
そのためには、泥臭く聞こえるかもしれませんが、ねちっこさが必要です。
「あれどうなっている」「決めたことは実行できているかな」
そんな言葉をねっちこく繰り返している現場は生き生きとしています。
もちろん、計画通りいかないことの方が多いかもしれない。
でもね、ねっちこくやっていると、
全員のアンテナが高く、感度がよくなり、
軌道修正もタイミングを逃さずにスピーディです。
一番良くないのが、計画を作ってそのままにしておくこと。
そのうち、忘れられ、計画そのものが風化していく。
これでは企業は成長しません。ブランドになれるわけがないね。
・・・と自戒を込めて思うのです。
2018年07月18日(水)更新
忘れさせない、飽きさせないことがブランディングの基本
SNS消費がテーマなのですが、
ブランディングの観点からこんなことを話そうと思っています。
ブランドとは「幸せの記憶のスタンプ」です。
顧客の記憶の中に
幸せを産んで、育んでいくのがブランディングということになるね。
ブランドは目に見えないだけに
それを主体的にコントロールするのは簡単じゃあない。
もちろん、顧客と企業との間には契約やルールはありません。
顧客は企業と自由に距離を取り、自分の好むタイミングで接してきます。
企業にできることは、顧客が興味を持ってくれた時に
近づきたいと思えるような場を創り上げること。
言葉では簡単だけど、結構手間のかかることです。
まあ、手間がかかるのがブランディングだけどね。
避けなければならないのは企業の存在を
「忘れること」、そして「飽きること」だね。
企業ができることは、忘れられないように定期的に情報を発信すること。
SNSの活用がそのポイントだと思うので、
講演ではまずはそんなことを話します。
でもね、たくさんの情報が日々更新される中で、
頻度が少なければすぐに膨大な情報の中に埋もれてしまいます。
このあたりはゼタバイトのことを話すかな。
頻度を高めるには、企業側から一方的に情報を出すだけではダメ、
顧客から企業に近寄り、情報を発信してもらうような仕組みが必要です。
イベントなどの接点でハッシュタグをつけて投稿してもらうのもその一つだね。
もう一つ大事なのは飽きさせないことです。
忘れていなくても、いつも同じような情報だけでは飽きてくるよね。
鮮度の高い情報を定期的に発信するこからこそ、
企業に対する興味や関心が生まれてくるわけです。
ところで鮮度の高い情報って何でしょうか。
それはやっぱり「人間」だと思うのです。
人の考えや行動ほどおもしろくて鮮度の高い情報はありません。
臆することなく、自分の考えやそれに基づく行動をどんどん発信しよう。
2018年07月12日(木)更新
同調圧力が強すぎる組織は劣化していきます
それは「同調圧力」、同調させるために圧力がかけることです
つまり、意思決定を行う際に、少数意見を持っている人に対して
暗黙のうちに多数意見に合わせることを強制することを指します。
みんなと違う意見を持っていることを言い出しにくい状態です。
個人的な見解ですが、コミュニケーションとは
みんなで意見を揃えることではなく、
「違いをはっきりさせること」です。
「反対」と思っていても言い出せない状態は、
良好なコミュニケーションではありません。
和を重んじる日本企業は、海外に比べ同調圧力が強いといわれます。
仲間外れを恐れる余り、同調圧力に屈しやすいのが普通です。
同調圧力はいい方に働けば強いチームワークにつながりますが、
強くなり過ぎるとさまざまな支障がでます。
キャリアが少ない人や変わった個性が
潰されていくケースも少なくありません。
一番の問題は、同調圧力が強い組織は
新しい発想やアイディアを受け入れにくいことです。
異なる個性や意見の違いのぶつかり合いが既存の殻を破るチャンスです。
それが機能しなくなると、組織の劣化が急速に始まります。
どうしたら同調圧力をいい方に働かせることができるのでしょうか。
まずは当たり前のことですが、
一人ひとり異なる考えを持っていることを理解する。
とくに上司や上に立つ人にとって必要なことです。
もう一つは「意見を言う」「違いをはっきりさせる」
これらはコミュニケーションであり、
大事な仕事の一つだという社風を育てることです。
あなた会社の同調圧力を一度チェックしてみてください。
2018年07月10日(火)更新
まずは一人の伝道師から
多様化、個性化する消費者ニーズに対応できず、結果として満足度は低くなります。
可能な限り多くの人々を引きつけたいと思うのは当然ですが、
「すべての人に好かれる」「全員がいいと言ってくれる」ものはあり得ません。
みんながほしいと思うような商品やサービスを追いかけるのは疲れませんか。
「こっちを立てればあっちが立たず」という矛盾の中で、仕事を進めざるを得ません。
それよりも自分が好きなこと、やりたいことを仕事にしましょう。
普通や一般的から外れることを恐れる人が少なくありません。
でちょっと変だと思われてもいいじゃあないですか。
誰にも嫌われないような生き方は魅力的ではありませんよ。
「特殊、亜流、少数派」……これらは褒め言葉だと思いましょう。
僕なんか特殊だってよくいわれます。
「普通の感覚ではついていけない」と思われたらしめたものです。
不毛な同質化競争から抜け出す一歩を踏み出しているのですから。
まずは自社を大好きな一人の伝道者を生み出しましょう。
中小企業のブランディングってここからです。
2018年07月08日(日)更新
相手の不合理を合理的にして返す
仕事で不合理だと思うことってあります。
酒でも飲まなければ「やってられないよ」
そう思う時って結構あります。
相手はそう思っていないと余計厄介です。
不合理とは「道理や理屈に合っていないこと、筋の通らないこと」です。
無理難題と言ってもいいかもしれません。
例えば「発注し忘れたので、通常1週間かかるのを3日でやってほしい」
しかも「予算は変わらずに」……
こんなことって日常的におきます。
断るのは簡単です。
でも断ったら感情的にこじれることもありますし、
もしかすると次の仕事はないかもしれません。
中には断れない相手の場合もあります。
そんなときにはどうしたらいいのでしょうか?
仕方なくやるのも方法ですが、
次からはそれが基準になってしまうことも少なくありません。
「相手の不合理を合理的にして返す」
これが一番の対応策です。合理的とは
「論理にかなっていること、目的に合っていて無駄のないこと」です。
相手の言っている無理難題を切り分けし、整理し、
「こうしたら要望に応えることが出来ます」という
仕組みにして解決策を提示することです。
仕組みとはシンプルでわかりやすい解決策です。
課題の多くはこんがらがった取り組みにあります。
切ったりつないだりすることで、解決が可能になります。
先ほどの例ならば、「週始めにこちらから発注確認をいたします」
「この3パターンのどれかを選んでいただければ、3日で納品します」
等の提示です。
本来は相手側で解決しなければならないことを、
こちらから解決策を提示することで、
単なる外注先からパートナーとしての立ち位置を築くことが出来ます。
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