大きくする 標準 小さくする

2010年11月26日(金)更新

主婦の店「さいち」の佐藤社長の講演

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

仙台の秋保町にある「主婦の店・さいち」をご存知ですか。
人口4700人の過疎地にありながら、おはぎが平日6,000個も売れるという驚異的なお店です。

さいち

㈱佐市の代表取締役の佐藤啓二氏が書かれた「売れ続ける理由」(ダイヤモンド社)を読み、
ぜひ、ご本人からお話をと思っておりましたが、本日、商業界主催のセミナーで、
佐藤社長の講演をお聞きする機会に恵まれました。

謙虚な語り口から誠実なご商売の姿勢が伝わってきました。
おはぎのすごさだけが独り歩きしていますが、お話の一言々々が参考になりました。

“お客様の声は宝物”と語り、“社員の幸せを一番に考え、
それをサポートするのがさいち”という経営観にしびれました。

講演の中でメモした内容をご紹介いたします。

「さいちの三つの心」
1、家庭の味よりもさらに美味しいこと
2、毎日食べても飽きがこないこと
3、時間が経ってもそのおいしさが失われないこと

「さいちのためにやってくれ」と社員に行ったことはない。
何よりも自分自身(社員)が幸せになってくれ、さいちがサポートする

競争相手は同業ではなく家庭の味。お客様の声は宝物です。

一人のお客さまでいいので、よかったと言って欲しい。まずは一人に喜んでいただくことです。

お惣菜は作る種類を増やすのではなく、まずは美味しいものを作ることが大事、味は絶対に飽きない。

お客様が喜んで買ってくれる顔を想像して作る

家庭不和の人が作る海苔巻きは固い

お客様との約束は徹底してやる

いいものを作る、売上、利益、拡販は後から付いてくる

商売は牛のよだれのように細く長く

地元のお客様の所得が上がらなければ、値段は上げない

作り方よりも、まずは作る姿勢を覚えてもらうことが大事

仕入先とは完全に信頼関係、値段交渉はしない

おはぎは、これまでも平日5,000個売れていたが、いまでは6,000個売れる。
11月21日(日)は15,000個、23日(火・祝)は12,000個売れた。


-----------------------------------------------------------------------------------------------------

     
(株)クエストリー社長/櫻田弘文のブログ&フォトエッセイ

     
(株)クエストリー金田百美子のブログ    (株)クエストリー橋本典子のブログ

     
(株)クエストリー工藤典子のブログ     (株)クエストリー岡本亮二のブログ

-------------------------------------------------------------------------------------------------------

      
クエストリー・ブランディングレポート     (株)クエストリーホームページ