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2009年07月20日(月)更新

映画「湖のほとりで」を観る

「店がブランドになる」ことを支援・プロデュースしているクエストリーの櫻田です。

先週の土曜日の夕方、ホテル西洋銀座に併設されている銀座テアトルシネマで
「湖のほとりで」(監督:アンドレア・モライヨーリ)という映画を観ました。

この映画は、イタリアのアカデミー賞ともいうべき“ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞”で、
史上最多の10部門を独占した話題作。この日が封切り初日でした。

「湖のほとりで」オフィシャルサイト→http://www.alcine-terran.com/lake/

湖のほとりで
「湖のほとりで」オフィシャルサイトより

本を読んでいて、残りページが少なくなるのが惜しくなる時ってありませんか。
今回の作品は、そんな上質なミステリー小説を読んだような気分にさせてくれる映画でした。
(よくわからないですよねえ)

イタリアの小さな村の湖のほとりで起きた美しい少女アンナの殺人事件を
ベテラン警部のサンツィオが解明していくストーリーですが、
これが単なる刑事ものではなく、奥深い人間模様を織り込んだ作品になっています。

舞台となるイタリア北部の森と湖の美しさは見ごたえがあります。
湖のほとりに横たわる少女アンナの白い死体は、まるでイタリアの古典絵画のよう。

謎が謎を呼び、絡まった糸が徐々にほぐれていく………。最後まで、緊張感が途切れませんでした。
一つひとつのシーンが重層的になっており、職人技のように計算され尽くした感のある映画です。

音楽もよく組み立てられていて、派手さはないのですが、同じメロディーが繰り返され、
重層な作品の横糸の役割を担っているように感じました。

イタリア映画ですと個人的には、「ニュー・シネマ・パラダイス」が一番好きですが、
この「湖のほとりで」は久々のイタリア映画のお勧め作品です。
よかったら観てください。たぶん、損はしないと思います。


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