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2009年06月15日(月)更新

映画「レスラー」を観る

「店がブランドになる」ことを支援・プロデュースしているクエストリーの櫻田です。

先週の土曜日の夜、映画「レスラー」を観ました。
主役はかつて「ナインハーフ」や「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」等で
セクシー俳優として人気があったミッキー・ローク。サントリーのリザーブのCMにも出ていました。

最近さっぱり名前を聞かないなあと思っていましたら、
この映画でヴェネツィア国際映画祭の金獅子賞を受賞、
さらにゴールデン・グローブ主演男優賞も受賞しました。見事な復活です。

ミッキー・ロークが演じているのは、80年代に人気を誇ったが、
いまは落ち目でどさ回りをしているプロレスラー、ランディ・ザ・ラム。
なんともせつない映画でしたね。
どうしても、波瀾万丈の人生を送ってきたミッキー・ロークを重ねてしまいます。

当然、プロレスシーンが多いのですが、かなり本格的です。
有刺鉄線の試合や流血もありますので、そういうのが苦手の方はちょっと辛いかも。
ミッキー・ロークは老いた体で怪演しています。

ネタばれになるので、詳しい内容は避けますが、
人生は自分の思うようにはいかなくて、
男(女性も)にはこういう気持ちになることがあるよね、そう思わせる映画です。
(すみません、何が何だかわからないようなコメントで……)

1ヶ月ほど前に、やはりベテラン俳優のクリント・イーストウッドが
監督・主演した「グラン・トリノ」を観ました。
元軍人で自動車工の仕事を引退したウォルトの生き方を、
アジア系移民との交流を軸にして描いた作品です。

この映画も男の気概を描いてよかったけれども、
個人的には「レスラー」のランディ・ザ・ラムに共感してしまいます。
こういうところ、自分にもあるようなと思ってしまうのです。

「グラントリノ」のエンドロールに流れる曲はフランク・シナトラの「 Come fly with me」、
「レスラー」のエンドロールはブルース・スプリングスティーンです。どちらもいいですね。

ところで、映画を観て自宅に帰ると、
プロレスラー三沢光春さんが試合中に亡くなったというニュースが流れました。本当に驚きました。
三沢選手はプロレスの復活をかけ、ノアを組織し、社長を務めながら、
リングに上がり続けていた方だそうです。
ショー化されているとはいえ、プロレスはやはり格闘技ですね。ご冥福をお祈り申し上げます。


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