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2019年04月11日(木)更新

謎と親切に満ちた町

町を歩くといろいろなものと出くわします。
まあ、まち歩きの楽しみの一つでもあります。

今週は北海道・白老町に出張でした。

冬場は寒くてとてもまち歩きという気になれませんが、
出張中の3日間は素晴らしい好天続きでした。


二日目のアポとアポの間に時間があったので、駅前をぶらぶらと歩きました。
車移動が多い町では、坊主頭にリュックを背負った人間が歩いていると結構目立ちます。

とそのときに、目に入ったのが画像の風景。
廃屋の前に木彫りの熊が並んでいるのです。

 

よく見ると下駄まであります。
どれも年月が経っており、各所にひび割れが目立ちます。



白老はアイヌの町でもあるのですが、何のためにこれがおいてあるのか?
意味不明、謎です。


ぼうっと見上げていると、子供を乗せた若いお母さんが通りかかり、優しい笑顔で
「雪で崩れたんですよ、落ちてきたら危ないので気を付けてください」のひと言。

撮影しなかったのが悔やまれるのですが、
その自転車らしき乗り物がまた謎です。

大人用の自転車を横に2台つなげたもので、
両方でペダルをこげるのですが、子供は地面に足がつきません。


雰囲気は全然違うけど、構造はこんな感じです。


「不思議な自転車ですね」
「知り合いにもらったんですよ」
「えっ、前にナンバープレートがありますね、もしかして遊園地のもの?」
「ああ、そうかもしれませんね」

北海道・白老は謎と親切に満ちた町です。



■「5月度ブランディングセッション」━━━━━━━━━━ 



◆テーマ
「人に寄り添う経営」

●日 時:2019年5月15日(水)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム(中央会館)7階 ローズ

◆ゲストスピーカー
人の日常によりそう経営でありたい
行列ができるコッペパン専門店が生まれた理由 

吉田知史氏 株式会社吉田屋/吉田パン 取締役取締役


▼お問合せ・お申込みは下記からどうぞ
株式会社クエストリー
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx 
または 03-5148-2508まで

2019年01月19日(土)更新

「神楽坂」界隈の探訪

このところの興味関心は「界隈」や「横丁」
天気もいいので、ちょっと気になっていた「神楽坂」に出かけてみた

神楽坂は何度か訪問したことはあるけれども、じっくりとは見たことはない

神楽坂という言葉からは、花街だった頃の優雅な響きが感じられるが、
いまではカフェや雑貨の店、路地裏の飲食店などが人を惹き付けているらしい


まずは「赤城神社」に参拝、何かおしゃれですよね
建築家・隈研吾さんの監修により、2010年に大幅にリニューアルされ、
ガラス張りのモダンな社殿に生まれ変わったのだという
 
女性の願いを叶えるパワースポットとして人気


続いて、赤城神社の近くの「亀井堂」さんに立ち寄る
ここの一番人気はふわふわのクリームパン
購入して食べたが、たしかにふわふわで美味しい

外観からはそう見えないが、本当は和菓子屋さん


次は昭和10年創業の和菓子の「梅花亭」さん
ここではうぐいす餅と豆大福を購入
なんだか買い物ツアーっぽくなってきたぞ。
 
もともとは池袋にあったが神楽坂に移転、あっというまに人気店に。


神楽坂の顔ともいえる「毘沙門天善國寺」
創設400余年の歴史、水戸黄門も参拝したとか
そう大きくはないが、独特の雰囲気が惹き付けるね
 
本堂の前には二体の狛虎が鎮座している(狛犬ではなく「狛虎」)


神楽坂は美味しい店が軒を並べている
こちらはフランス生まれのパン屋さん「PAUL」
ウインドウに並んでいるパンに魅せられて店内へ。
 
カフェもあり満席状態、みんな美味しいところを良く知っている


再び坂を上がって本命の「かもめブックス」へ
ここで「ミレニアム5・上下」と「ソトコト」を購入
荷物になるし、ここで買う必要はないのだが何か買いたくなるのはブランドの力

外観はしょぼいが店内は本とカフェで充実している


もう一つの本命が商業施設「la Kagu」
新潮社の旧倉庫を新潮社とサザビーリーグがコラボして開発した物件
外観は素敵ですが、テナントはいまひとつの感じかな
 
周囲を本に囲まれた小さなホールはいいですね、ウチもこういう空間がほしい


神楽坂の魅力は表通りよりも裏通りや坂の路地裏
昼間は閉まっている店も多いけど、下町の風情があり好きですね

人と人が行き交い、立ち止まって挨拶を交わして語り合う
ごちゃごちゃした人間臭いところが「界隈」の魅力だと思う

  
  

チェーン店も少なく、地元のお店や個店ががんばっている印象
坂という条件もあるのだろうけど、どこもそれほど大きくないね

ということで、約3時間の「神楽坂」界隈の探訪でした
今度は夜に飲みに行こう、良さそうな店もチェックしたしね

2019年01月13日(日)更新

古本と肴

風邪気味でいまひとつ体調がピリッとしない1日、
朝からダラダラと過ごしているうちに夕方です。

まあ、こういう時は無理をしないに限ります。

本を読んでも集中できず、午後からはAmazonビデオを見て過ごしました。
4時すぎに近くの書店まで散歩。


雑誌を一冊買って、もう少しぶらぶら。

出会ったのは路地裏のこの店、「古本と肴 マーブル」というのが気になります。

「マーブルチョーク」というのがあるけど、
扉にはチョーク風の手書きの文字とイラストが書かれています。

イラストはたぶん猫だと思うけど……。




案の定、今日も閉まっていました。

というのは、この店は知っていましたが、
開いているのを見たのは、夏の夜に一度だけです。

その時は用事があったので、外から眺めただけ
狭い店内のカウンターで数人がビールを飲んでいました。

カウンターの後ろは古本の棚、店頭にも本が並んでいるのを見ると、
どうやら古本屋さんが夜は飲み屋になっているようです。

いや、飲み屋が古本も売っているのかもしれない。


「当店は古本屋です。本だけのお客様もお気軽にどうぞ」
そうはいっても、閉まっていては入りようがありません。

こうなると妙に気になるものです。
そのうち、仕事帰りに寄ってみようかな。

2019年01月12日(土)更新

三鷹の居酒屋「婆娑羅」訪問

昨日は武蔵野市にあるお取引先の武蔵野東高等専修学校を訪問。

二つの打ち合わせを終えて、学園の常務理事といっしょに
三鷹駅近くの「婆娑羅(ばさら)」という居酒屋に行きました。
https://tabelog.com/tokyo/A1320/A132002/13034285/​​​​​​​


「婆娑羅」とはインドの暴れ者で見栄を切る神様のこと


店頭の縄のれん、もつ焼きの赤提灯、コの字のカウンター、無口な店主
まあ、古き居酒屋の定番を揃えたようなお店です。

どうやら吉田類の「酒場放浪記」にも登場したようです。

17時半の開店と同時に入ったのですが、
30分もすると満席、ほぼ常連さんのようです。



撮影不可のような気がしましたが、まあいいか。


始めてなので勝手が分からなかったので、とりあえず美味しそうなものを注文。

しめ鯖、煮込み豆腐、もつの味噌焼き、和風出しのニラ玉、
どじょう鍋、ネギそば……日本酒、ワイン、ホッピーとよく飲み、食べました。


年配の人が多いので大声を上げる客もおらず、
店内は落ち着いたいい雰囲気は感じでした。

味の方は……まあまあかな。



お店も渋いが、若きコレトレーンも渋い

トイレにはなぜかコルトレーンの『ブルー・トレイン』のポスター、

この店には似合わないようでいて違和感なし、
個人的にはこれが一番「おっ!」でした。


 


┏┓
┗■「1月度ブランディングセッション」━━━━━━━━━━ 

 



◆テーマ
地域を味方につける経営
魅力的な地域のコンテンツを見つけて活用する  
  

●日 時:2019年1月16日(水)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム(中央会館)7階 ジャスミン


【ゲスト講師】
久米信行氏 久米繊維工業 取締役相談役

▼お問合せ・お申込みは下記からどうぞ
株式会社クエストリー
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx 
または 03-5148-2508まで

2017年03月06日(月)更新

学生時代を思い出して、ぶらぶら散歩

先週の土曜日に新宿方面に用事があって出かけたときのこと、
ふと思い出して、学生時代に2年半ほど住んでいた初台駅で下車しました。

初台駅から歩いて10分ほどのところの代々木警察署の裏のアパートに
大学4年から就職した1年目まで住んでいました。



数えれば、かれこれ40年も前のことです。
1階に3部屋、2階に同じく3部屋あったのを覚えています。

僕が住んでいたのは、2階の奥の部屋でしたが、
不思議なことに入り口は1階で、扉を開けると2階に上がる急な階段がありました。

ここで弟と2年、その後はいまのかみさんと半年ほど暮らしました。
(まるで『神田川』の世界・・・)



さて、駅から歩いて向かっていると、
当然のことですが、街は様変わりしています。

甲州街道はそのままですが、
駅前には「東京オペラシティ」という複合施設がそびえています。

ここはかつては東京工業試験場(何か暗かった印象)だったと記憶しています。



甲州街道沿いを歩いていくと、代々木警察署が見えてきました。
建物はおおよそ当時のままでした。

代々木警察といえば、学生時代に深夜に酔って帰った時に、
自宅の鍵が見当たらず、ドアをどんどんと叩いて弟を起こしていると、
二人連れの警察官にライトで照らされ、職務質問を受けたことがありました。

ドアを開けて出てきた弟が驚いたのを覚えています。




さて、そんなことを思い出しながら、警察署を右に曲がると
アパートの手前の大家さんの家が見えてきました。

立て替えられたようで、いまはわりかし新しい建物です。

また、思い出したのは、大家さんはご主人をなくした
年配(当時60歳くらいだったと思う)のおばさんで、
すぐ近くに息子さんご夫婦が暮らしていました。

このおばさんがすごくいい方だったのです。

2階の僕の部屋の下が大家さんの台所だったのですが、
「櫻田さん、お皿もってきなさい」といっておかずを分けてくれました。

テレビを買い替えたときには、古いテレビを譲ってくれました。

「結婚するので、引っ越します」と伝えると、
何かは忘れましたが、プレゼントを渡されました。


さて、大家さんの家の隣りが、アパートだったのですが、
何とアパートは取り壊されて、駐車場になっていました。

 

駐車場の奥に入って、ここが部屋の入り口だったなあと、しばし感慨に浸っていました。

駐車場の端には梅の花が咲いていましたが、
梅の木があったことは思い出せませんでした。

梅の花に気が付く年齢ではなかったのだと思います。



まあ、そんなことで、ちょっと胸が熱くなった
土曜日の感傷のぶらぶら散歩でした。
 
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