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2017年01月01日(日)更新
元旦の新聞広告で思うこと!
インターネットでさまざまなニュースや情報を簡単に手に入れることができる時代です。
でも、ネットで見つけにくいのが、企業が元旦の新聞に出稿した広告だと思うのです。
かつては、ここに時代の価値観が濃厚に表れていました。
毎年楽しみに、元旦の新聞を開いていた時がありました。
その匂いは、だいぶ薄まったとはいえ、まだまだ捨てたもんじゃあない。
(ちょっと上から目線で、出稿している企業さんからは叱られそうですが・・・)
ということで元旦の日経新聞をていねいに読んでみました。
確かに、ハッとするような広告は少なくなりましたが、
今年目をひいたのは西武さんと・そごうさんのこの広告でした。
女優の樹木希林さんをモデルに使い、
テーマは「年齢を脱ぐ。冒険を着る。」
ボディコピーにはこんな風に書かれています。
(コピーライターは誰だろう?)
今年、あなたはひとつ歳を取る。
その度に、年相応にとか、
いい歳をしてとか、つまらない言葉が、
あなたを縛ろうとする。
あなたは、耳を貸す必要なんてない。
世間の見る目なんて、
いつだって後から変わる。
着たことがない服に袖を通して、
見たことのない自分に心踊らせる。
ほかの誰でもない「私」を楽しむ。
そんな2017年が、
あなたには必要なのだから。
ネットで検索してみると、樹木希林さんのスペシャルムービーも見れます。
こちらも併せてご覧いただくといいかもしれません。
http://www.sogo-seibu.jp/watashiwa-watashi/
でも、あえていうと、広告的なアプローチとしては
使い古された手法だと思うし、ビジュアルもオーソドックスです。
それほど斬新さは感じないけれども、すごく大事なことを伝えたいのはわかる。
もう、モノでは人は動かないし、消費は生まれません。
機能やクオリティの一定の高さはもはやスタンダードです。
これがなければスタートラインにもつけません。
マーケティングは、人の感情や気持ち、精神を充足させることを考えざるを得ない時代です。
そういう意味では、多くのマーケッターや広告マンがわかっていると思いますが、
何かもうひとつ足りないと感じてしまいます。
広告会社やデザイン会社の顔が見えてしまい、
西武さんやそごうさんが本気でこのことを
実現しようとしているのかが伝わらないのです。
広告だけではなく、売り場も含めて、関わる人の思いや言葉から
企業の価値が伝わる時代です。
だからこそ、「百貨店頑張れ!」と言いたくなるのは僕だけだろうか。
┏┓
┗■【お知らせ】━━━━━━━━━━━━━━━━━
「1月度ブランディングセッション」のご案内
◆テーマ
「~書店に学ぶ~リアル店舗だからこそできるあたらいいニーズの作り方」
●日 時:2017年1月18日(水)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム 7F ミモザ
■ゲスト:広瀬一成 氏 株式会社 アサヒ商会 代表取締役
人生をときめかせる文房具専門店「Hi-NOTE」を作った理由
文具の卸業と小売業を行っていた家業のアサヒ商会は、
ネット通販のシェア拡大や大手との競争により、苦戦を強いられ、迷走を続けていました。
社内のモチベーションも著しく低下していたのです。
そのアサヒ商会に2009年6月に入社、同年12月に3代目社長に就任した広瀬社長は、
様々な改革に着手し、2010年には小売店部門を「Hi-NOTE」として全面的なリニューアルを行い、
新しい展開をスタートさせたのです。
リニューアル後の6年間で、売上高は約175%、来店客数は280%の伸びを示しています。
また、2012年には2店舗目の伊勢崎店をオープンさせました。
▼お問合せ・お申込み
株式会社クエストリー
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx
TEL.03-5148-2508 FAX.03-5148-2705
でも、ネットで見つけにくいのが、企業が元旦の新聞に出稿した広告だと思うのです。
かつては、ここに時代の価値観が濃厚に表れていました。
毎年楽しみに、元旦の新聞を開いていた時がありました。
その匂いは、だいぶ薄まったとはいえ、まだまだ捨てたもんじゃあない。
(ちょっと上から目線で、出稿している企業さんからは叱られそうですが・・・)
ということで元旦の日経新聞をていねいに読んでみました。
確かに、ハッとするような広告は少なくなりましたが、
今年目をひいたのは西武さんと・そごうさんのこの広告でした。
女優の樹木希林さんをモデルに使い、
テーマは「年齢を脱ぐ。冒険を着る。」
ボディコピーにはこんな風に書かれています。
(コピーライターは誰だろう?)
今年、あなたはひとつ歳を取る。
その度に、年相応にとか、
いい歳をしてとか、つまらない言葉が、
あなたを縛ろうとする。
あなたは、耳を貸す必要なんてない。
世間の見る目なんて、
いつだって後から変わる。
着たことがない服に袖を通して、
見たことのない自分に心踊らせる。
ほかの誰でもない「私」を楽しむ。
そんな2017年が、
あなたには必要なのだから。
ネットで検索してみると、樹木希林さんのスペシャルムービーも見れます。
こちらも併せてご覧いただくといいかもしれません。
http://www.sogo-seibu.jp/watashiwa-watashi/
でも、あえていうと、広告的なアプローチとしては
使い古された手法だと思うし、ビジュアルもオーソドックスです。
それほど斬新さは感じないけれども、すごく大事なことを伝えたいのはわかる。
もう、モノでは人は動かないし、消費は生まれません。
機能やクオリティの一定の高さはもはやスタンダードです。
これがなければスタートラインにもつけません。
マーケティングは、人の感情や気持ち、精神を充足させることを考えざるを得ない時代です。
そういう意味では、多くのマーケッターや広告マンがわかっていると思いますが、
何かもうひとつ足りないと感じてしまいます。
広告会社やデザイン会社の顔が見えてしまい、
西武さんやそごうさんが本気でこのことを
実現しようとしているのかが伝わらないのです。
広告だけではなく、売り場も含めて、関わる人の思いや言葉から
企業の価値が伝わる時代です。
だからこそ、「百貨店頑張れ!」と言いたくなるのは僕だけだろうか。
┏┓
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「1月度ブランディングセッション」のご案内
◆テーマ
「~書店に学ぶ~リアル店舗だからこそできるあたらいいニーズの作り方」
●日 時:2017年1月18日(水)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム 7F ミモザ
■ゲスト:広瀬一成 氏 株式会社 アサヒ商会 代表取締役
人生をときめかせる文房具専門店「Hi-NOTE」を作った理由
文具の卸業と小売業を行っていた家業のアサヒ商会は、
ネット通販のシェア拡大や大手との競争により、苦戦を強いられ、迷走を続けていました。
社内のモチベーションも著しく低下していたのです。
そのアサヒ商会に2009年6月に入社、同年12月に3代目社長に就任した広瀬社長は、
様々な改革に着手し、2010年には小売店部門を「Hi-NOTE」として全面的なリニューアルを行い、
新しい展開をスタートさせたのです。
リニューアル後の6年間で、売上高は約175%、来店客数は280%の伸びを示しています。
また、2012年には2店舗目の伊勢崎店をオープンさせました。
▼お問合せ・お申込み
株式会社クエストリー
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx
TEL.03-5148-2508 FAX.03-5148-2705
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