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2016年08月16日(火)更新

夏休みの読書感想文    

「中小企業のブランディングをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。
 

読書でよくない癖だなあと思うのは、読みかけの本があるのに、
他におもしろそうな本があると投げ出してしまうこと。

途中にしおりが挟まったままの本が5~6冊テーブルの上に重なったままです。
 

かみさんからはテーブルの上の本を片付けてと言われているのですが、
本棚に入れてしまうと読まなくなってしまう気がするのです。

ということで、夏期休暇の合間に読みかけの本を片付けようと思いました。

 
ところが、休暇二日目に日帰りの出張の往復で読んだのは
先日購入したばかりの『キリンビール高知支店の奇跡~勝利の方程式は現場で拾え!』(田村潤著)。

著者の田村潤さんは、キリンがスパードライに追い上げられていた1995年に、
キリンの代表的苦戦エリアの高知支店に支店長として赴任した方。

アサヒからトップシェアを奪還するために取り組んだ活動が紹介されています。
 キリン復活の源は一時的ノウハウではなく、
理念とビジョンの再構築だったというところに共感できました。

 

出張から戻ったからの3日間はのんびりとした休暇でした。

近場の外出や娘夫婦や息子との食事もありましたが、
他は涼しい部屋でジャズを聴きながらの読書……至福の時間です。

読みかけだった本がスイスイと読めました。

おもしろい本はメモを取るのですが、どれもメモ、メモ、メモでした。
どうして途中で投げ出したんだろう。読んだ本は次の4冊です。

 
『自らが源泉~ビジネスリーダーの生き方が変わる』(鈴木博著)
とくに「ゲシュタルトの祈り」という詩に強い共感を受けました。
時間をおいて、再読の必要がある一冊です。

 

『低成長時代に業績を伸ばす社長の条件』(関根威著)
一人当たりの労働生産性とブランディングの関係が気になって読んだ一冊。
これもすごく勉強になりました。自社のことに当てはめてあれこれと考えることができました。

 

『400のプロジェクトを同時に進める 佐藤オオキのスピード仕事術』(佐藤ナオキ著)
ハウツーっぽいタイトルですが、ところがどっこいクリエイティブの本質が書かれています。
さすが世界が注目するデザイナーです。弊社のデザイナーに回します。

 
『TUTAYAの謎~増田宗昭に川島蓉子が訊く』(川島蓉子著)
この本は増田さんと川島さんの対談集なのですが、増田さんの話が素晴らしい。
先月、枚方T-SITEを観たばかりなので、刺激的でした。参考になることがいっぱいありました。



とまあ、久しぶりに「本を読んだあ」という感じの3日間でした。
でも、まだ積んだままの本がたくさんあります。

まあ、気分に任せてぼちぼちと読んでいきます。
 
 

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