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2014年06月02日(月)更新

ファンと上顧客の違いとは?

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

 
今日から6月です。月日の経つのは本当に早いですね。
すでに情報をリリースしていますが、6月24日(火)に
「小さくても光り輝くブランドセミナー」を東京・銀座で開催します。

テーマは「ファンづくりの10の原則」です。
ということで、少しずつ「ファン」についてブログに書いていこうと思います。
 


 
僕たちは普段に何気に「ファン」という言葉を使っています。
「○○○のファンです」「ファンだから応援する」「ファンが大集合」……

でも、このファンって、実はわかるような、わからないような曖昧な言葉ですね。
 
ウィキペディアでは「特定の対象に対する応援者、愛好者のこと。
狂信者を意味するファナティスト(fanatist)の略」と解説されています。

まあ、「熱心な支持者や愛好者」というのが一般的な理解だと思います。
 

ビジネスや商売で考えるとどうなるのでしょうか。
あなたの会社や店のことを「好きで好きでたまらない存在」がファンではないでしょうか。
 
好きを超えて、愛情やあこがれを感じていると言っても過言ではありません。
 

それとファンにはサポーターの意味も含まれています。
大げさに感じるかもしれませんが、何らかの形で経営に参画をしたいと感じているのがファンです。
 
5月に岩手の握手会でメンバーらが襲われた事件を受け、
AKB48のファンもイベントの警備強化に協力する意向を示していることが昨日報道されました。
 
ファンで結成する応援グループが今後、握手会場などで、
ファンに警戒を呼びかけるプラカードを持ち、安全な運営を呼び掛ける運動を始めるというのです。

やっぱりファンは強力なサポーターなんですねえ。


 

個人的なサポーターではなく、
ファンは「AKB48」ように一方向性ではなく、双方向性を持っています。 

互いに交流し合い、ファン同士が仲間意識で結ばれ、
主体である存在も巻き込んで一種のコミュニティを形成します。
 

ところで、ファンに似た言葉に「上顧客」があります。
しかし、その意味するところはファンとはちょっと異なります。
 
上顧客は必ずしも、あなたの会社や店を「好きで好きでたまらない」わけではありません。
利便性や効率性から利用する上顧客もいます(むしろこの方が多いのかもしれません)。
 
また上顧客はあなたの会社や店の経営に何らかの形で参加しようとは思いません。
クレームも経営参加と言えばそうかもしれませんが……。
 
さらに、上顧客は会社や店側から一方的に購入の頻度と金額を基準としてグルーピングされます。
あなたの会社や店のサポーターの役割を積極的に果たすわけではありません。
 
お互いに知り合いならば別ですが、上顧客同士が積極的に交流することはありません。
もちろん、仲間意識で結ばれたコミュニティを主体的に作ろうとは思いません。
 
 

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