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2012年06月09日(土)更新

「I have a dream:私には夢がある」

 「人々が幸せになるブランドをプロデュースする」クエストリーの櫻田です。
 

野田首相が大飯原発の再稼働を明言しましたね。

「国民の生活を守るためには再稼働すべきが私の判断だ」ということですが、
本当に原発の再稼働で「国民を守れる」のでしょうか。
 
「原発を停めたままでは日本の社会は立ち行かない」と言うけれども、
原発の危険性と隣り合わせの生活を国民が望んでいるのでしょうか。

まあ、絶対的な安全はないのですが、
福島原発の事故で国全体が青ざめたのはほんの1年ちょっと前のことですよ。
 
その事故の処理も終わっていないのに再稼働です。
「この国は本当にどうなっていくのか」‥‥‥そう思わずにはいられません。

他人事ではなく、一人ひとりに迫っていることです。しっかりと行方を見守る必要がありますね。
 

少々、気が重くなるような話題を書いてしまいましたが、
今回のタイトルは、アメリカ公民権運動の指導者だった
「マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師」の有名なスピーチの一節です。

いまから49年前の1963年8月28日、ワシントンDCのリンカーン記念堂の演題に立った
キング牧師は25万人の参加者を前に演説を行います。

その中で「I have a dream」を9回も繰り返しているのです。

http://www.youtube.com/watch?v=sX6-z9Vcw0A
 

スピーチの出だしだけ紹介しておきますね。

私は同胞達に伝えたい。今日の、そして明日の困難に直面してはいても、私にはなお夢がある。
それはアメリカン・ドリームに深く根ざした夢なのだ。

つまり将来、この国が立ち上がり、
『すべての人間は平等である』というこの国の信条を真実にする日が来るという夢なのだ。

私には夢がある。ジョージアの赤色の丘の上で、
かつての奴隷の子孫とかつての奴隷を所有した者の子孫が
同胞として同じテーブルにつく日が来るという夢が。


 
その後1964年に公民権法が制定され、法律上では人種差別は終わりを告げます。

同年キング牧師はノーベル平和賞受賞しますが、
4年後の1968年4月4日、遊説中のテネシー州メンフィスのモーテルで暗殺され亡くなります。

享年39歳でした。

 
「I have a dream:私には夢がある」‥‥‥やはり、夢がない社会や時代はだめですね。
 
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