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2012年06月06日(水)更新

「エールフランス」のポスターはブランディングデザイン

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

JR東京駅の八重洲口と丸の内口の間の通路に
「AIR FRANCE:エールフランス」のポスターが貼られていますが、これがなかなかいいのです。





「エールフランス」のポスターは昔から独特のセンスを持っていました。
とくにフランスポスターデザインの巨匠「レイモン・サヴィニャック(1907~2002)」が描いた
1956年版のポスターは有名です。

彼は「世界で一番長いネットワーク」を表現するために、首の長さが自慢のキリンを描いています。
体には「エールフランス」がカバーしている国の国旗が貼り付けられています。
いま見ても新鮮ですね。単なる企業広告を超えてアートの世界観を醸し出しています。
 




「レイモン・サヴィニャック」に限らず、「エールフランス」のポスターは
昔からその群を抜いたアート感覚のセンスで群を抜いていました。

「エールフランス」のポスター専門のサイトがあるくらいです。
ぜひ、ご覧になってください。そのデザインの美しいこと。
http://www.art-aviation.com/Air_france/AFFICHE1.htm
 

僕自身もそう感じていますが、広告がおもしろくないという声がよく聞かれます。
でも、「エールフランス」のポスターを見ると、ブランドの世界観を作り出すためには、
やはりデザインの力が大きいなあと思います。手を抜いてはいけませんねえ。

「レイモン・サヴィニャック」はこんな言葉を残しています。

「ユーモアは魔法の薬。
ストレスから心を開放し、頭を回転させ、自由な発想を育む。それは日々、味わうべきもの」

フランス人らしいエスプリにあふれた言葉ですね。
同時に、ブランディングにおいても大事なことではないでしょうか。



<7月度ブランディングセッションのご案内>

日  時:7月11日(水)PM13:45~17:00(受付開始13:15)
会  場:銀座ブロッサム(中央会館)7階・ジャスミン

参加料:「ブランディングクラブ」発足記念につき、
     限定30名様まで無料!
     (残数が少なくなっています。お申し込みはお早めに)
 
詳細は→http://www.questory.co.jp/

 

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