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2018年10月02日(火)更新

便利は実は不便!

府中って大きな街なんですね。
今日の午後、仕事で府中市に行った時に感じたことです。

それはそれとして、仕事を終えて、新宿まで京王線で移動し、都営新宿線に乗り換え、
さらに市ヶ谷で有楽町線で乗り換えて会社に戻る予定でした。

というか、会社のメンバーがいっしょの時は、ほとんどお任せ状態!
言われた通りいっしょに動くだけなのです。


さて、市ヶ谷駅で有楽町線に乗ろうとした時に、
すでに車両に乗っている人たちがいっせいに降りてきて、ホームできょろきょろしています。

どうやら何か事故があったようで、有楽町線はたったいま不通になったのです。


「JRで秋葉原駅まで行き、日比谷線で築地に移動して会社に戻ります」
メンバーに言われるまま、地下鉄市ヶ谷駅の改札に向かうと長い列が出ていました。

振り替えのチケットをもらうための列だと思い、
スマホのスイカで自動改札を抜けようとすると、ピンポン!ありゃらです!

考えてみると、先ほど改札を入ったままなので、
スイカをクリアしてもらわなければならないと気づきました。

この長い列はそのためだったのです。
仕方ないので最後尾に並びました。


「紙のチケットの時代は、もにゃもにゃといって改札を出ることができたのになあ」
やっぱり便利なことは実は結構不便なことでもあるのですね。

便利なことの裏側には不便なことが潜んでいる、
そんなことを感じた市ヶ谷駅での出来事でした。

ちなみに地下鉄の不通の原因はドアが閉まらなくなった車両故障で、なんだかなあ。

2018年07月08日(日)更新

相手の不合理を合理的にして返す

実は先日もあったのですが、
仕事で不合理だと思うことってあります。


酒でも飲まなければ「やってられないよ」
そう思う時って結構あります。


相手はそう思っていないと余計厄介です。



不合理とは「道理や理屈に合っていないこと、筋の通らないこと」です。
無理難題と言ってもいいかもしれません。

例えば「発注し忘れたので、通常1週間かかるのを3日でやってほしい」
しかも「予算は変わらずに」……
こんなことって日常的におきます。

断るのは簡単です。
でも断ったら感情的にこじれることもありますし、
もしかすると次の仕事はないかもしれません。
中には断れない相手の場合もあります。

そんなときにはどうしたらいいのでしょうか?


仕方なくやるのも方法ですが、
次からはそれが基準になってしまうことも少なくありません。

「相手の不合理を合理的にして返す」

これが一番の対応策です。合理的とは
「論理にかなっていること、目的に合っていて無駄のないこと」です。


相手の言っている無理難題を切り分けし、整理し、
「こうしたら要望に応えることが出来ます」という

仕組みにして解決策を提示することです。


仕組みとはシンプルでわかりやすい解決策です。
課題の多くはこんがらがった取り組みにあります。
切ったりつないだりすることで、解決が可能になります。

先ほどの例ならば「週始めにこちらから発注確認をいたします」
「この3パターンのどれかを選んでいただければ、3日で納品します」
等の提示です。


本来は相手側で解決しなければならないことを、
こちらから解決策を提示することで、
単なる外注先からパートナーとしての立ち位置を築くことが出来ます。

 

2018年07月06日(金)更新

「とりあえず」は要注意です!

日常生活でよく使われる言葉の一つが「とりあえず」。
「とりあえずビール」は代表的な使い方です。



この「とりあえず」、仕事でもよく出てきますねえ。

「とりあえず」は便利な言葉なんですが、これがよく出てくる仕事は要注意です。

「よくわからないけど、とりあえずやってみてください」こんな感じです。

だいたい不十分なことが多い場面で出てきますね。
もちろん、条件がきれいに整った仕事などそれほど多くはありません。


もっと厄介なのは「とりあえず」が口癖のような人。
こういう人の仕事は途中で流れたり、方向がぶれることが多いのです。

本人はそれほど難しく考えていないのだろうけど、
スケジュールやコストでトラブルになることも多い。


「とりあえず」が口癖の人の対処法は次の通りかな。

「とりあえず」とはいつまでのことなのか、
どういう状態になったら本稼働なのか、
条件がある程度整うまで待てないのか・・・

これらをしっかりと確認してから仕事を進めることですね。
いずれにしろ、自分でも「とりあえず」は要注意です。

2018年07月04日(水)更新

ひと声、ひと手間、ひと工夫

商品の機能や特徴で差別化を図ろうとしてもなかなか難しい時代です。
しかし、いつの時代でも商売の基本は「お客さまを喜ばせる」に変わりはありません。


大事なポイントは「喜ばせ方」が変化していることです。


随分前のことですが、東京・中野のジュエリーショップからこんなことを学びました。

その店では、珈琲や紅茶などのお飲物を来店客にお出ししているのですが、
カップのサイズに比べ、やや大きいソーサーを使っていました。


ソーサーの脇には小さなガラスの器が載せられ、
そこには小花が一輪活けられていました。


これだけのことなのですが、
お客さまはそれを見るたびに「あら素敵」とうれしそうな声を上げ、
これが会話の糸口になっていたのです。



この事例を多くの店に伝えしましたが、実行した店はそれほどの数ではありません。
始めてもやめてしまったところもたくさんあります。


理由は「めんどうだから」。
でも、めんどうなことをやるから喜ばれるのではないでしょうか。


繁盛している店を見ると、そこには「ひと声、ひと手間、ひと工夫」があります。

誰でも実行出来ることを、実践し、継続し、
その店ならではの魅力に育て上げるのは、一朝一夕にはできません。



先ほどの花一輪のことですが、「手間がかかりませんか?」と尋ねると、
「小さい店なので、5個ほど用意しておけば充分使い回しができます」とのこと。


継続には思いだけではなく、仕組みの力も必要ですね。

2018年07月03日(火)更新

手段は簡単に目的化する

仕事の現場には実に多くの「落とし穴」が潜んでいます。
時にはその落とし穴を自ら掘っているケースも見受けられます。


落とし穴の一つが「手段の目的化」です。

まあ、結構痛い思いをしているからね。
自戒を込めて書いてみたいと思います。

頭ではわかっているつもりでも、手段は簡単に目的化します。
怖いのはそれに誰も気が付いていないことです。


最初は目的が明確なんです・・・が。
気が付くと手段が目的に変わってしまった経験が誰しもあると思います。

目的のない行動は、やらなくてもいい行動、これは言い切れます。




例えば、よくあるのが情報収集の目的と手段の取り違えです。

情報を集めることに集中し、その情報から何を分析し、
何のために活かすのかがわからなくなるのです。



目的の曖昧な仕事は、やることの焦点が絞られていないので、
あれもこれもと作業量が増え、ムダが多くなりますねえ。


反対に目的が明確な仕事は、しなくていいことが明らかなので、
作業量は減り、結果的に効率も上がります。

この差は本当に大きい。もちろん時間も効果もです。



でも、なぜ僕たちは手段を優先するのだろうか。

不思議なことに「なぜやるか」ということよりも
「どうやるか」に重きを置きがちです。


なぜならば、後者の方が具体的でわかりやすく、
すぐに取りかかれるからです。



目的を手段にしないためには、目的が・・・
「はっきりと描かれていること」、
「目に見えるようになっていること」、
「常に目的を振り返ること」・・・この3点が大事。

達成や実現のために、手段があるわけでいわばツールでしかありません。
いや、ホントこれってすごく大事なことですねえ。
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