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2013年02月22日(金)更新

26年前の今日、ポップアートの旗手が世を去りました。

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースるクエストリーの櫻田です。





今日2月22日は「アンディ・ウォーホル(1928年8月6日 - 1987年2月22日)」の26回目の命日です。

「アンディ・ウォーホル」は20世紀を代表するアメリカの画家・版画家・芸術家でポップアートの旗手。
ロックバンドのプロデュースや映画制作なども手掛けたマルチ・アーティストですね。

「アンディ・ウォーホル」のトレードマークは銀髪でした。
一目で「ウォーホル」とわかるアイコンですね。


「ウォーホル」が亡くなる前年にプランタン銀座で開催された「アンディ・ウォーホル展」をみました。
確か、古いシステム手帳の中に展示会のチケットがあったはずと探して見ると・・・ありました。

入場チケットには「ウォーホル」の代表作の「マリリン・モンロー」が掲載されています。
でもどんな展示会だったかは正直まったく覚えていません。誰かに誘われて見に行ったのかなあ。





「ウォーホル」は次のような言葉を残しています。

「物事はだいたい、とてもゆっくりと起きるから、普通はみんな、それに気づきもしないんだ」
「時が経てば変わる、なんて言う人がいるけど、本当は、自分自身で変えなくちゃいけないんだ」


先々のことはわかるようでいて、わかりません。
「ウォーホル」が言うように、未来はいまにあり、気がついたら日常になっています。

ブランディングプロジェクトでもよく話のですが、
正解なんかない、自分たちが信じられるものが正解です。

「アンディ・ウォーホル」の言葉通り、自分自身で変えなくちゃね。

2013年02月21日(木)更新

価格競争はやはり不毛な競争です

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースするクエストリーの櫻田です。





こんな例え話があります。

二人の農夫が市場で野菜を売り始めました。
同じ野菜を、同じ土地で、同じような方法で育てたので
出来映えにはほとんど遜色はありません。

農夫たちは隣よりも数多く販売し、たくさんの売上を作りたいと思いました。
翌日には、一人が朝早く野菜を並べました。
その翌日にはもう一人がそれよりも早い時間に並べました。

3日目には片方の農夫がいままでよりも多い量の野菜を並べました。
4日目には隣も同様に量を増やしました。

5日目には泥を洗ってきれいにして並べました。
6日目には、隣も同じように泥を洗いました。

7日目は料理しやすいように、不要な部分をあらかじめカットして並べました。
8日目は隣も同じように不要な部分をカットしました。

9日目になると片方が値段を一割下げました。
10日目には隣は二割下げました。

11日目には思い切って三割下げました。
12日目になると隣は半額の五割引きの値段を付けました。

二人の値引き競争はどんどん進み、
やがて気が付くと二人の姿は市場から消えてしまいました。

なぜならば、野菜のタネを買うお金を稼げなくなってしまったからです。



これは例え話ではなく、実際に世の中で起きていることです。

「安くなるのはいいことじゃないの」と思うかもしれませんが、
価格競争になると接客が荒れていきます。

売り手側に「これだけ安くしているんだから・・・」という気持ちが生まれます。
これが社員に伝わり、いつの間にか接客が荒れてくるのです。


それにバーゲンの催事をやっても前ほど成果が上がらなくなっていますよ。
それでも「価格を下げることが一番の方法だと信じている」経営者の何と多いことか・・・。

悲しいかな、消費欲求が高かったときの成功体験から抜け出せないんですね。



株式会社クエストリー:ホームページ http://www.questory.co.jp/

株式会社クエストリー:法人Twitter https://twitter.com/QUESTORY

櫻田弘文:Facebook http://www.facebook.com/home.php#!/hirofumi.sakurada

2013年02月20日(水)更新

今月の請求書に同封した手紙

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースするクエストリーの櫻田です。





今日は20日締めの請求書を発行する日です。
毎月、請求書にはメッセージを同封させていただいています。

今月は次のような内容でした。(文面は同じですが、実際はもう少し手紙風です)


いつもありがとうございます。2月度のご請求書を送らせていただきます。
 
まだまだ寒い日々が続いていますが、季節の草花の変化にも春の気配を感じます。
個人的には憂鬱な花粉の季節の到来でもありますが・・・。

皆様、お身体をくれぐれもご自愛ください。
 
以前、「電通」の4代目社長、吉田秀雄氏によって1951年につくられた「鬼十則」をご紹介しました。

吉田氏は電通創立51周年の席で
「今日の電通人に望むところのものは、個人としては仕事の鬼にとなれ、
職業人としては、広告の鬼となれということであります」と挨拶されたと言います。

体育会で片付けず内でください。その意味するところは実に奥深いと思います。
 
今回はその吉田氏が「鬼十則」」を社内に配布した1年半後に、
再び社員に配布した電通の「責任三か条」をご紹介します
(参考文献:われ広告の鬼とならん)。

 
責任三か条!その1
命令、復命、連絡、報告はその結果を承認し、その効果を把握する
まではそれをなした者の責任である。
その限度における責任は断じて回避できない。
 
責任三ヶ条!その2
一を聞いて十を知り、これを行う叡智と才能がないのならば、一を
聞いて一を完全に行う注意力と責任を持たねばならぬ。
一を聞いて十を誤る如きものは百害あって一利もない。正に組織活
動のガンである。削減せらるべきである。
 
責任三ヶ条!その3
われわれにとっては形式的な責任論はもはや一片の価値もない。
われわれの仕事は突けば火を噴くのだ。
われわれはその日その日に命をかけている。

  
いかがでしょうか?厳しいとお感じですか?

私たちもまだまだ未熟なところが多々ありますが、
「責任を全うする会社」でありたいとあらためて思います。

メンバー全員、肝に銘じます。
 
株式会社クエストリー 櫻田弘文



冒頭の画像は木村伊兵衛氏が1953年に撮影した吉田秀雄氏です。しびれますね。

2013年02月19日(火)更新

「モハメド・アリ」と「針鼠の概念」

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースするクエストリーの櫻田です。





なんだかよくわからないブログのタイトルですが、
「モハメド・アリ」はあまりにも有名な天才的なプロボクサーのことです。

デビュー当初は「カシアス・クレイ」と呼ばれていましたが、
1964年に「ネーション・オブ・イスラム」への参加を機に、
リングネームのみならず本名自体を「モハメド・アリ」に改名しました。


ヘビー級に華麗なフットワークと鋭い左ジャブを活用する
アウトボクシングを持ち込んだ彼のボクシングスタイルは
「Float like a butterfly, sting like a bee 蝶のように舞い、蜂のように刺す」といわれました。

1960年のローマオリンピックではライトヘビー級で金メダルを獲得し、
プロに転向してからも連戦連勝、ついにヘビー級のチャンピオンに昇り詰めていったのです。

しかし、黒人の自由を求める言動やベトナム戦争に反対する過激な発言などが
世間の誹謗と中傷を呼び、王座を剥奪されたばかりか、
4年間もの出場停止処分を受けてしまいます。

悔しさのあまり、オリンピックの金メダルを川に投げ捨てた逸話もよく知られるところです。

復帰した後は数々の華やかな戦歴を残し、「アリ」は1980年に引退するのですが、
その後、「アリ」の姿は公の場からは消してしまいました。

ボクシングの後に「アリ」を待っていたのは、パーキンソン病との戦いだったのです。

再び世界の人たちが「アリ」の姿を見たのは、
1996年のアトランタオリンピックの開会式で聖火を聖火台に点火するシーンでした。

ふるえる手でトーチを持つ姿は人々に感動を呼び起こしました。





また、昨年開催されたロンドンオリンピックの開会式では、
オリンピック旗運搬の際に、実に3年ぶりに公の場に姿を現しました。


その天才的ボクサー「モハメド・アリ」がこんな言葉を残しています。

「人は世界一のゴミ収集人になれる。
世界一のモデルにだってなれる。
たとえ何をやろうと、それが世界一なら何も問題はない。」


なるほど、納得です。


この「アリ」の言葉で思い出したのが、
「ビジョナリ―カンパニー2・・・飛躍の法則」に出てくる「針鼠の概念」というのが出てきます。

すみません、やっと「針鼠の概念」が出てきました。

「針鼠の概念」の原典は古代ギリシャ語の寓話です。

「狐はたくさんのことを知っているが、針鼠はたった一つ、肝心要の点を知っている」

「ビジョナリ―カンパニー2・・・飛躍の法則」では
その肝心要の一点を3つの円が重なる部分で示しています。

ひとつめの円は「情熱を持って取り組めるもの」、もうひとつの円が「経済的原動力になるもの」
そして、3番目の円が「アリ」の言うところの、「自社が世界一になれる部分」です。

「世界一」の基準は何かというと難しいのですが、少なくても「アリ」が言うように
「たとえ何をやろうと、それが世界一ならば問題ない」、この辺りにヒントがあるように感じます。

あなたはどの分野で世界一になろうとしているのですか?

2013年02月18日(月)更新

店は24時間見られています

「人々が幸せになるブランド」をプロデュースするクエストリーの櫻田です。


週の始まりの今朝の話。

東京駅で乗り変えて有楽町駅まで行こうとしたところ、
人身事故で山手線も京浜東北線も止まっていました。

オーマイガ―、とは思わずに、すぐに東京駅から会社まで歩こうと思いました。
(帰宅する時に東京駅まで歩くことが多いので、この程度はへいちゃら)

いつものコースとは違う道をすたすたと歩いて行くのは、
ちょっと寒いけど気持ちがいいですね。

曇っている朝でしたので、遠くにコーヒーショップのネオンサインがぼんやりと見えると、
海外に出張した時には、よく朝早く街を歩き回ったことを思い出しました。

ちなみに下の画像はイタリアのヴェネチアの朝の風景。
1月の半ばでしたが、船で通勤する人が多かったなあ。





さて、東京駅から銀座を抜けて歩いたのですが、
店のほとんどはまだ開店前。ショーウインドウを見ながら歩くのもいいものです。

歩きながら思ったのは、店は開店時間中は通行客にどう見られるかを気にするけど
閉店している時間は意外と無防備だということ。


飲食店やテイクアウトの店で見かけるは、
店の中にゴミ袋が置かれたままの状態や店の前に積み上げられていること。

ゴミの収集時間や場所の問題はあるんだろうけどね。
僕みたいにたまたまならばともかく、通行客はほとんど同じ時間帯に店の前を歩きます。

ゴミ袋が店内に山のように置かれた店には
営業時間にもそのことを思い出して、入るのを躊躇するかもしれない。

その反対に花鉢や花壇がきれいに手入れされているとうれしくなってしまう。
ホテル「モントレ銀座」の前を通った時にそう思いました。


店は24時間、一日中人の目にさらされています。
このことを知っている店は意外と少ないのかもしれないませんね。
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