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2017年10月08日(日)更新

11月度ブランディングセッションのご案内

クエストリーの櫻田です。

かなり更新の間が空いてしまいましたが、全国をあっちにこっちにと日々動いております。
時々、体力と気力がストンと落ちますが、まだまだがんばります。


今回のテーマは、11月15日(水)に銀座ブロッサムで開催する
「11月度ブランディングセッション」のご案内です。

ブランディングセッションは2ヶ月に一度開催するブランディングを事例から学ぶ集まりです。


今回のゲストスピーカーは、
山梨県甲府市で飲食店の「Four Hearts café(フォーハーツカフェ)」を3店舗、
「Liber(リベル)」を1店舗運営している
株式会社 LOCAL STANDARDの代表取締役の大木貴之さんです。


大木さんとの出会いは7年ほど前のことでした。

市内のお取引先の社長さんと飲んでいて、二人ともだいぶご機嫌になった頃、
その社長さんがおもしろい人を紹介すると連れて行ってくれたのが、Four Hearts caféでした。


すでに、営業が終わっているのにもかかわらず店内に入り、
名刺交換をしたのが大木さんとの付き合いの始まりでした。

それから山梨(生まれた故郷です)に行くたびに立ち寄り、あれこれと話すようになりました。


大木さんの根幹に常にあったのは「疲弊する地域に人が集まり、お金が落ちるようにすること」。

ご自分の店の経営もありますが、
行政の補助金に頼らずに店も人も稼げる仕組みづくりを思考錯誤していた時期でした。

そうは言っても地方の疲弊度は相当に厳しいものがあり、
大木さんの取り組みは必ずしも順調ではない時期もあったと思います。

やがて、「ワインツーリズムやまなし」というイベントにより、
その思いは一つひとつ形になっていきます。

「ワインツーリズムやまなし2017・秋」の詳細はこちら
http://www.yamanashiwine.com


この辺りまでのことは、弊社が主催するブランディグクラブの会報に掲載し、
2014年のブランディングセミナーでは
「ワインツーリズムやまなしの仕組みとデザインの力で山梨を元気にする」
というテーマで講演をしていただきました。


あれから3年が経ち、衰退する甲府の中心部にも若手が新店舗を出すようになり、
少しずつ変化しているようにも感じられます。

今回は前回の講演からさらに一歩踏み込み、
「地域内循環型経済」について講演をしていただきます。

聞きなれない言葉かもしれませんが、
地域の資源を使って地域にお金が落ちる仕組みづくりにご興味がある方は、ぜひご参加ください。

難しい集まりではなく、すごくおもしろい参加者ばかりですよ。

あっ、セッションの後には交流会があります、これがまた楽しいのです。
 

詳しくはクエストリーのサイトからどうぞ→ http://www.questory.co.jp

ということで今日はここまで!


┏┓
┗■
「11月度ブランディングセミナー」━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆テーマ
 Four Hearts Cafeの17年間の取り組みから学ぶ
 
地域の資源を使って、地域にお金が落ちる仕組みづくり
      
●日 時:2017年11月15日(水)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム(中央会館)7F ローズ

【ゲスト講師】
 大木 貴之氏 (株式会社 LOCAL STANDARD 代表取締役

▼お問合せ・お申込み
株式会社クエストリー
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx または 03-5148-2508

2017年02月27日(月)更新

目指すべきお客様を絞り込む勇気

いまのお客様は提供される満足度、あるいはその反対の不満度に対して非常に敏感です。

なぜならば、数多くのサービスの体験によって、
求める満足度のハードルが高くなり続けているからです。

不満は離反客を生み出します。

お客様は言葉に出して不満を述べないだけで、静かに去っていくだけです。
これが本当に恐いのです。


もしあなたが会社から、すべてのお客様に高い満足を提供するように指示されたとします。
あなたはそれが出来ますか?

はっきり言って無理ですよね。
いや無理というよりも無茶なことといわざるを得ません。

商売において、すべてのお客様を対象にするということは、
一見当たり前のように感じますが、実は非常に困難な道をゆくこととなります。

自店の目指すべきお客様を規定しない商売は、
目の前のお客様を追いかけ、ひたすら迎合して行く商売になります。

別な見方をすると、不特定多数を相手にすることは、膨大なコストが発生します。
大きな人的なエネルギーも必要になってきます。

すべてのお客様に満足していただくことは、非常に難しい道なのです。

 
いま必要なのはお客様を絞ることです。勘違いしないでくださいね、
お客様を切り捨てることではないのですから………。

いらっしゃっていただく方はすべてお客様です。
でも、その中から目指すべきお客様を絞ることです。


「顧客を絞る→来店客が減少する→売上が減少する」
こういう見方をする経営者がいます。

「顧客を絞る→満足度が向上する→評判が高まる→利用客が増える→売上が向上する」
こう考える経営者もいます。


確かに絞るということは怖いですよね。
一時的には客数が減る可能性があります。

しかし、「失うもの多し、されど得るもの多し」ですよ。

絞ることによって、満足度の方向性が定まってきます。

虫眼鏡で太陽の光を集めると、次第に熱を持ち、
やがて煙が出てきて火がつくのと同じことです。

店のパワーも同じです。1点に集中することによって高い満足度を創り出すことが出来ます。
 

2017年02月05日(日)更新

独自性の作り方

3月8日(水)に「第35回ブランディングセミナー」を開催いたします。

今回のテーマは「ブランドは独自性!見方を変えたら世界が変わる」です。

セミナーでは、3名の講師を招き、独自性の作り方を考えます。


「独自性は作れるのか?」・・・そう思われる方もいるかもしれません。

しかし、これまでブランディングを通じて学んだことは
最初から独自性がある企業は少なく、意志を持って独自性にたどり着いたのです。

詳しくは、セミナーでご説明いたしますが、
独自性を作り上げた企業にはいくつかの共通点があります。


それは、下記の4つのステップを踏んでいるということです。

「強みを見つけて、絞り込み」

「消費者視点で、価値に換え」

「市場を見極め、立ち位置を決め」

「揺るぎない覚悟を決める」



4つのステップの先の3つは方法論、大事なのは最後です。

そうです、覚悟を決めないと独自性は生まれません。
極めれば、独自性は覚悟から生まれるといっても過言ではありません。

独自性に関心がある方はぜひ、下記のセミナーにご参加ください。

必ずや、自社の立ち位置の作り方が見つかり、
独自性の経営への最初の一歩が踏み出せます。


┏┓
┗■【お知らせ】━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
「第35回ブランディングセミナー」のご案内

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◆テーマ
「ブランドは独自性!見方を変えたら世界が変わる」
     
●日 時:2017年3月8日(水)13:30~18:00(受付開始 13:10)
●会 場:東京国際フォーラム Gブロック4階・408会議室 

現在の厳しい経営環境を一時的な景気の問題としてとらえることは、
物事の一面からの判断でしかありません。
成熟した消費の価値観の変化、ITによる膨大な情報力、グローバルな市場経済等は、
経営のあり方を大きく変えてしまいました。

みんなと同じ方向に向かい、一生懸命に努力をすれば、結果がついてくる時代ではないのです。
これまでと同じやり方を踏襲するだけでは、中小企業は生き残れません。
気付かないうちに大きな波に呑み込まれてしまいます。

荒海に呑み込まれないための羅針盤は「独自性」です。
本セミナーでは「ブランドは独自性!見方を変えたら世界が変わる」をテーマに、
独自性を生み出すための視点転換の考え方を、3名の講師の講演をもとに具体的に学びます。
 
▼お問合せ・お申込み
株式会社クエストリー
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx 
TEL.03-5148-2508  FAX.03-5148-2705

2017年01月30日(月)更新

掃除をするプロの姿の美しさ

会社への出勤時に、地下鉄銀座線の銀座駅から地上に上がり、
中央通りにある「松屋銀座」の正面を通ります。

その時に思わず探してしまうのが、
中央通り沿いの入り口のガラス面を清掃している方です。


 
数ヶ月前に気付いたのですが、その清掃が実に見事なのです。

ガラスワイパー持ち、身体全身を使ってガラス面をきれいにしていきます。 
上から下へ、横から横へと、踊るように身体を動かしてきれいにしていきます。

初めて見た時には、思わず足を止めてしまいました。

おそらく、外部の清掃会社が請け負った仕事だと思いますが、
額に流れる汗と真剣な表情にプロとしてのすごさを感じました。

 
これは会社のメンバーから聞いた話しをもうひとつ。

この方が清掃しているのは、中央通り沿いの入り口のガラスで、
もうひとつ奥に店内に入る扉があります。
 
ある時、お客さまが掃除をしているのを遠慮して外で待っている時に、
清掃を途中でやめて、笑顔で中へご案内していたそうです。
 

ここまで書いて思ったことは
「松屋銀座の方々はこの清掃をされている人のことを知っているのだろうか」。
 
ブランドは表舞台の人たちだけが支えているのではなく、
裏方や縁の下の力があってこそブランドは光り輝きます。

そんなことを感じさせてくれたプロの仕事でした。



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┗■【お知らせ】━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
「第35回ブランディングセミナー」のご案内

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◆テーマ
「ブランドは独自性!見方を変えたら世界が変わる」
     
●日 時:2017年3月8日(水)13:30~18:00(受付開始 13:10)
●会 場:東京国際フォーラム Gブロック4階・408会議室 

現在の厳しい経営環境を一時的な景気の問題としてとらえることは、
物事の一面からの判断でしかありません。
成熟した消費の価値観の変化、ITによる膨大な情報力、グローバルな市場経済等は、
経営のあり方を大きく変えてしまいました。

みんなと同じ方向に向かい、一生懸命に努力をすれば、結果がついてくる時代ではないのです。
これまでと同じやり方を踏襲するだけでは、中小企業は生き残れません。
気付かないうちに大きな波に呑み込まれてしまいます。

荒海に呑み込まれないための羅針盤は「独自性」です。
本セミナーでは「ブランドは独自性!見方を変えたら世界が変わる」をテーマに、
独自性を生み出すための視点転換の考え方を、3名の講師の講演をもとに具体的に学びます。
 
▼お問合せ・お申込み
株式会社クエストリー
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx 
TEL.03-5148-2508  FAX.03-5148-2705

2017年01月23日(月)更新

これがミッションが風化する4つのパターンです

ブランディングのためにミッションの確立のお手伝いをすることがとても多いのです。

いつも語っていることですが、ミッションは確立することが目的ではなく、
浸透させて、会社をブランドにしていくことが本来の目的です。

もう、口が酸っぱくなるほど言っています。


でもね、感じるのは、ミッションの浸透はなかなか手ごわいということ。
かなりのエネルギーを傾けて作ったのにもかかわらず風化してしまうミッションもあるのです。

これは悲しいというよりも、経営的にやばいのです。



具体的に、どんな言葉が現場から出てくると危険信号なのでしょうか。

まずは「会社がやれっていっているから」。
つまり、やりたくはないけど、仕方なくやっているということです。

根本的に当事者意識が欠落し、何のためのミッションなのかが見えなくなっているのです。

これはほとんどの場合は上の責任です。
ただミッションを社員の頭の中に投げ入れているだけなんです。
朝礼でまったく気持ちが入っていない唱和を聞くと、やらなければいいのにと思ってしまいます。


2つ目は「ウチは特別だから」。
要はウチの会社は特別だからミッションは合わないということなのです。
これって製造業や職人的な会社に結構多いのです。

大人だから、面と向かっては言わないけれども、
これってかなりいやらしい見方ですよ(あっ、言っちゃった)。

単純なねじ曲がった既得権としか思えません。

そんなに特別な会社って世の中にはそうそうありません。
あったとしても、ミッションを拒絶する理由にはなりません。
単なる個人的なプライドを露呈しているだけですよ、ちょっと恥ずかしい。


3つ目は「もうできているよねえ」。
何ができているかと問いかけると、途端に声が小さくなります(別に脅しているわけではありません・・・)。

部分だけを見て、勝手に出来ていると納得してしまうパターンです。

おいおい、自分だけの小さな見方です勝手に判断するなよ、そう言いたくなります。
第一、出来ているかどうかを判断するのは、お客様や世間ですよ。

これって「ブランドにする」という言葉に反論したくなることと共通しています。
するのではなく、なるのがブランドですよ。


4つ目は「まあ、あれは建前だから」。
これが出始めると状況は相当によくない。突き詰めると、本音はやりたくないのです。

言い方を換えると、自分の都合で逃げているだけなのです。
トップや幹部がこの言葉を言い出す時があります。

この言葉を聞くと、本当に腰を抜かしそうになるなあ。

ミッションに建前も本音もありません。やるかやらないかです。
嫌ならば、そこいらの普通の会社でいけばいいのです。

あなたは「誰を、何を通じて、どのように幸せにする」ために仕事をしているのではないのか?
理屈でも、感情論でもなく、本当にそう言いたくなるのです。


さてさて、いかがでしょうか?
あなたの会社にはこの4つの言葉がはびこっていませんか?

ちょっと耳をすませて、チェックしてくださいね。
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