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2019年01月17日(木)更新

僕の地元のイチ押しは「高尾穂見神社」

昨日の「1月度ブランディングセッション」のテーマは「地域を味方につける経営」でした。

セッションはいつもアイスブレイキングを兼ねた参加者の自己紹介から始まるのですが、
今回はゲストの久米さんからのご提案で「地元のイチ押し」を語っていただきました。

「へえ、そんなところ、そんなものががあるんだ」というようなイチ押し続出でした。
久米さんからは「みなさん、レベルが高い」というコメントをいただきました。



地元はいま住んでいることでも、会社近辺でも、故郷でもOK!


ところで、僕の「地元のイチ押し」を考えてみたのですが、
浮かんできたのが故郷の山梨県南アルプス市高尾地区にある「高尾穂見神社」です。

この神社は櫛形山の標高870mの山腹にあり、
五穀豊穣、養蚕成就、商売繁盛のご利益で知られています。

創建年代は明らかではありませんが、相当古いのは間違いありません。
平安時代にまとめられた「延喜式」にも載っているそうです。

毎年11月の下旬には夜祭りが行われ、県内外から大勢の参拝者が訪れます。
残念ながら行ったことがないのです。


 
周りを森に囲まれた拝殿です


これまで何度か行ったことはありますが、
山の中なので気軽に行けるところではありません。

神社のある高尾地区も住んでいるのはもう数軒だけのようです。
そういえば、中学の時に同級生がいたけど、毎日役場の車が送り迎えをしていたなあ。

3年ほど前に弟夫婦と久しぶりに行ってみましたが
何ともいえない神々しさが感じられました。


 
神楽殿、夜祭りでは太々神楽が奉納されるそうです、見てみたいなあ。

 
拝殿の狛犬です、確か木製だったと思います。

 
こういう細部も見応えがあります

 
御神木の大杉です、風格があります

2019年01月15日(火)更新

最初は無視され、次に笑われ、攻撃される、最後はマネされる

Amazonビデオで『ブルゴーニュで会いましょう』を観る。
作品自体はやや平凡、ワインをテーマにした作品は結構ありますね。

個人的には『サイドウェイ』という作品が好きです。
2004年に製作されたワイナリー巡りのロードムービーです。


それはそうとして『ブルゴーニュで会いましょう』には
こんなセリフが出てきます。

昔ながらのワインづくりに取り組む主人公が語るのですが、
「最初は無視、次に笑われ、最後はマネされる」





このセリフの前に「ガンジーの言葉」という説明がある通り、
出典はインドの政治指導者「マハトマ・ガンジー」と言われていますが、
どうやら実際にはアメリカの労組の委員長の言葉のようです。

委員長の言葉も映画のセリフとは異なり、
「最初は無視され、次に笑われ、それから戦いを挑まれる。そして最後にあなたが勝つ」





まあ、それはそうとして、この言葉はブランディングにも当てはまります。

ブランディングの大きな要素は差別化です。
差別化は人と違うことをするのですから、覚悟と勇気がいります。

不安もあるし、失敗したらどうなるのだろう……まあここでやめる人が多いのですが。
しかも、やっていることを周囲は「無視する」「笑う」「攻撃する」

それでも愚直にやリ続けて成果が出ると他者が「マネを始める」ですね。

マネをされても、「無視されること」「笑われること」「攻撃されること」に再度焦点を絞ればいい。
これがブランディングのプロセスです。

2019年01月10日(木)更新

ブランドは「なる」もの


Macの古いデータを整理していると、こんな文章が出てきました。
いまも思いは変わらないので、加筆修正して掲載します。



2003年にクエストリーを設立した頃は、
「ブランド」という言葉を使いますとちょっと怪訝な顔をされました。

多くの方はブランドから、高級品(=高額品)、海外の一流品という印象をもたれました。

カルチェ、ブルガリ、ロレックス、オメガ、ベンツ、BMW
………などを思い受け浮かべたのです。


ブランドの語源は、ノルウェー語の「家畜の焼印」、
自分の牛をよその牛を区別するために、焼ごとで印を付けていたのが始まりです。

まあ、この辺はブランドの入門書に書かれていますのでお読みください。



「中小企業がブランドになる」と話しますと、
お取引先の多くは半信半疑の表情でこんな風に答えてくれました。

「そうなれればうれしいですね」……半信半疑の表情でしたが。

中には「ブランドなんかで飯が食えるか」という手厳しい声もありましたね。
(途中からは失礼を顧みず「ブランドにならなくて飯が食えますか」と伝えました)



もちろん、当時もブランド、ブランディングという言葉を使う方もいました。
自社の経営や商品に強い自信を持ち、その価値を高めようとしている経営者でした。

うれしいことに中小企業でもブランディングに取り組みたいという方もいました。
(ブランド品を品揃えすることがブランディングだと思われた経営者もいましたが………)



実はここが今回一番伝えたかったことですが、
僕たちはいまでも「中小企業がブランドになる」と言っています。

正直に申しあげると、初期の頃に言っていたのは「中小企業をブランドにする」
「なる」と「する」、一文字の違いですが、ここにブランドの本質があります。



いくら自分でブランドと言っても世の中が認めなければ、
それは単なる自己満足でしかありません(もっというと傲慢かな)。

お客さまや世の中が「あなたの○○○は私にとってブランドだ」と思ってくれて、
初めてブランドになるのだと気付きました。



ブランドは目指すものではありますが、自分が勝手に宣言するものではありません。
ひたすら目指していった結果が「ブランドになる」のです。

この思いはいまでも変わりません。ブランドは「なる」ものです。




┏┓
┗■「1月度ブランディングセッション」━━━━━━━━━━ 

 



◆テーマ
地域を味方につける経営
魅力的な地域のコンテンツを見つけて活用する    

●日 時:2019年1月16日(水)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム(中央会館)7階 ジャスミン

【ゲスト講師】
久米信行氏 久米繊維工業 取締役相談役

▼お問合せ・お申込みは下記からどうぞ
株式会社クエストリー
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx 
または 03-5148-2508まで

2019年01月07日(月)更新

「スーパーまるおか」のすごさ・・・ブランディングクラブ会報vol.854を配信

ブランディングクラブの新年最初の会報Vol.854を本日配信しました。

前号と本号のブランディング対談にご登場いただいたのは
美味しさと健康に寄与する事を信念とした「スーパーまるおか」さん(群馬県高崎市)です。

取材させていただいたのは、代表取締役の丸岡守さんです。
丸岡社長、お忙しい中、お時間を取っていただきましてありがとうございました。
http://www.e-maruoka.jp/




取材を通じて「スーパーまるおか」のすごさを実感したのですが、
会報では、ブランディングのキーワードとして、次の二つを冒頭に掲載しています。

一つ目ののキーワードは


「食は命」


品質へのこだわりと利益の確保、理想と現実のギャップに苦しんだ末に
丸岡社長がたどり着いたのは「体によくておいしいもの、かつ心を満たしてくれるもの」でした。

それを支えているのは「本当においしいものには人を幸せにする力があります」
この言葉に丸岡社長の思いが凝縮されています。




二つの目のキーワードは


「心に余裕がある方」


丸岡社長が語る自店の顧客像は「心に余裕がある方」です。

売れることも大事ですが、「おいしいものが食べたい」「家族が喜ぶものを食べさせたい」という
顧客の思いに答えていった結果が、独特の品揃えになりました。


約5000点の商品は、社内で試食会を行い、吟味されて揃えられたものばかりです。

店内を見ていると、欲しいもの、買いたいものばかりでした。




詳しくは会報に6ページに渡り掲載されていますので、会員のみなさんぜひお読みください。
また、会員以外でお読みになりたい方はご連絡をください。お送りいたします。


丸岡社長の著書が商業界さんから出版されています。
『おいしいものだけを売る-奇跡のスーパー「まるおか」の流儀』

https://www.amazon.co.jp/dp/B07FKDF4H2/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

また、丸岡社長は2月に開催される「第87回商業界ゼミナール」にご登壇されます。
https://www.shogyokai.co.jp/sseminar_2018/



┏┓
┗■
「1月度ブランディングセッション」━━━━━━━━━━ 



◆テーマ
地域を味方につける経営
魅力的な地域のコンテンツを見つけて活用する  
  

●日 時:2019年1月16日(水)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム(中央会館)7階 ジャスミン


【ゲスト講師】
久米信行氏 久米繊維工業 取締役相談役

▼お問合せ・お申込みは下記からどうぞ
株式会社クエストリー
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx 
または 03-5148-2508まで

2019年01月06日(日)更新

小さな映画館が生き残った理由

今年初の映画は「飯田橋ギンレイホール」で『輝ける人生』、
なかなかの佳作、いい作品でした。


この作品の話はあらためてとして、
今回は映画館「ギンレイホール」のことです。

http://www.ginreihall.com/





会社を銀座の近くに設けたのは、実は映画館が近いからでした。

なかなか時間が取れないのですが、
いまでも月に一度程度はいまでも映画館に足を運んでいます。 


学生時代は年間に200本近くの映画を見たのですが、
そのほとんどは2本、3本立ての名画座でした。
朝から夕方まで見続けたこともあったなあ。


よく通ったのは2015年に閉館した「新宿ミラノ座」


ところが、名画座やミニシアターが街からどんどん消えていっています。
きっかけはレンタルビデオの普及でした。


さらにシネマコンプレックスが登場しました。
デジタル映写システムへの移行は多額の費用がかかり、
設備投資できない映画館は閉館に追い込まれました。


他にも建物の耐震性や老朽化、後継者難もあります。

しかし、最大の要因は若い世代の映画離れです。
ヒット作は観ても、継続的に映画を観る人は少ないと思う。



1974年開業した「ギンレイホール」も、
一時期は閉館の危機に瀕していたようです。

今回の訪問は2年ほどぶりかな。
確かに外観はレトロ、館内も古く、スクリーンも小さい。
席と席の間も狭いのです。


昨年開業したミッドタウン日比谷は13スクリーンで約3000席、
一方ギンレイホールは1スクリーンで202席、
規模や設備では勝負になりません。




名画座世代はOKだけど、シネコン世代はどうかな

しかし、その「ギンレイホール」はしっかりと生き延びていました。
そこには中小企業のブランディングに通じる取り組みがあります。


一つはお客さまを絞り込んでいること。
8年前に引き継いだ女性支配人は女性を対象者としたのです。

当日も女性客が6割ほどでした、しかも年配層が多い、


顧客の絞り込みにより限られた資金や資源を集中化できます。
マイナスよりもプラスが多いのは多くの事例が教えてくれます。
まあ、あとは覚悟かな。



二つ目のポイントは上映作品のセレクト。

僕もシネコンをよく利用しますが、ヒット作が中心です。
B級の拾い物のような作品に出会うことはなくなりました。


名画座というのは、言葉通りに
その映画館がセレクトした作品に価値があります。


同館の上映作品はそこそこのヒット作と無名作品の組み合わせが絶妙です。



今回の上映作品です、観たのは左の作品、2本続けてはちょっと・・・

三つ目のポイントは、会員制の「ギンレイ・シネマクラブ」です。

1997年に1年間映画見放題の
「シネパスポート」を全国で初めて導入したのです。


10,800円(税込み)の年会費でいつでも何回でも入場できるのです。
他にも2人のペア会員、また5人の法人会員カードもあります。http://www.ginreihall.com/cinemaclub.html

しかも、一度の入場で2作品を観られる二本立てが継続されています。
二本はちょっとしんどくても、会員になら別の日にもう1本を観られます。


他にも、月1回の「オールナイト上映」や秋の「神楽坂映画祭」など、
地道な取り組みが実を結び、
昨年の入館者数は15万人を超えたといいます。



中小企業が苦しんでいるのは大手との同質化競争に終始しているからです。
ないもの探しをしてもマイナス条件しか浮かんできません。


大事なのは、ないものを探しよりも「あるもの探し」です。
見つけ出した価値のタネを絞り込めば、打つ手がいくらでも見えてきます。



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┗■「1月度ブランディングセッション」━━━━━━━━━━ 



◆テーマ
地域を味方につける経営
魅力的な地域のコンテンツを見つけて活用する    


●日 時:2019年1月16日(水)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム(中央会館)7階 ジャスミン


【ゲスト講師】
久米信行氏 久米繊維工業 取締役相談役

▼お問合せ・お申込みは下記からどうぞ
株式会社クエストリー
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx 
または 03-5148-2508まで

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