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2017年01月05日(木)更新

求められているのは、競争ではなく変化です

クエストリーが主催しているブランディングクラブの新年最初の会報に
約5,300字の年頭所感としての原稿を書きました。

タイトルは、
「古い殻を壊していく状況を楽しもう!企業価値を高めるための9つの取り組み」

その中の一部を抜粋してブログに掲載いたします。


14年前に、株式会社クエストリーを立ち上げ、
中小企業のブランディングを主軸にして事業活動を始めた頃は、
ブランディングという言葉はなかなか通じませんでした。

しかし、いまから6年ほど前から、明らかに潮目が変化してきました。

量と価格とスピードの同質化競争の先には、
不毛な戦いしかないことを多くの経営者が実感を持って受け止め出したのです。

いま思うと、その変化を大きく後押ししたのは、
東日本大震災と福島の原発事故だったように感じます。

まだ遅くはありません。

「眠っている価値のタネを見つけ、それを顧客の価値に変換し、仕組みにし、伝えること」が
変化へのシナリオです。

私たちは、それを「ミッションの確立と浸透」というプロジェクトで推進してきました。

求められているのは、競争ではなく変化です。

そのことに気付いた経営者は自らの過去を否定し、
自社の力を存分に発揮出来る新しいステージを築いてきました。

究極は競争しないで繁盛する独自のステージづくりです。




昨年世を去ったデビット・ボウイは、こんな言葉を残しています。極めて同感です。

「パンクこそ、非常に価値のある変化なんだ。
古い殻を壊していくっていう状況はおもしろいよね。
それは、僕自身も常に心掛けてきたことなのさ」



┏┓
┗■【お知らせ】━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
「1月度ブランディングセッション」のご案内
 


◆テーマ
「~書店に学ぶ~リアル店舗だからこそできるあたらいいニーズの作り方」
     
●日 時:2017年1月18日(水)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム 7F ミモザ
 
■ゲスト:広瀬一成 氏 株式会社 アサヒ商会 代表取締役
人生をときめかせる文房具専門店「Hi-NOTE」を作った理由
 
文具の卸業と小売業を行っていた家業のアサヒ商会は、
ネット通販のシェア拡大や大手との競争により、苦戦を強いられ、迷走を続けていました。
社内のモチベーションも著しく低下していたのです。

そのアサヒ商会に2009年6月に入社、同年12月に3代目社長に就任した広瀬社長は、
様々な改革に着手し、2010年には小売店部門を「Hi-NOTE」として全面的なリニューアルを行い、
新しい展開をスタートさせたのです。

リニューアル後の6年間で、売上高は約175%、来店客数は280%の伸びを示しています。
また、2012年には2店舗目の伊勢崎店をオープンさせました。
 
▼お問合せ・お申込み
株式会社クエストリー
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx 
TEL.03-5148-2508  FAX.03-5148-2705

2017年01月04日(水)更新

地下鉄で隣り合わせた親子のこと

東京は年明けから暖かい日が続いています。

でも、今日は少し風邪気味なので、厚手のダウンを着込み、
マフラーでしっかりと防寒をして出かけました(途中で脱ぎたくなりましたが・・・)。

さて、会社に行く前に、神田明神に初詣に行き、
初詣を終えて、秋葉原駅で地下鉄に乗った時のことです。


運良く座れたのですが、しばらくするとダウンの左袖が引っ張られるのです。

隣を見ると、若いお母さんに抱っこされた男の赤ちゃんが
ニコニコしながら僕のダウンを引っ張っているではないです。

この子がめちゃくちゃ可愛いいのです。
しかも、何ともとも言えない愛嬌があります


お母さんに「何ヶ月ですか?」と尋ねると、戸惑った表情でこちらを見つめます。
そして、何を言っているかはわかりませんでしたが、戻ってきたのは中国語でした。


同じことを英語で尋ねると「Ten Mouth」との返事でした。

お母さんに、どこから来たのと質問すると「中国」との返事。
観光出来たのと尋ねると、隣のご主人が面倒くさそうに「Visit」との答え、

まあ、大体こういうときの男はダメだね。
緊張しているだと思うけれども、愛想がまったくなし。


そういえば、僕が初めて海外に行ったのは新婚旅行のグアムでした。

入国手続きのときに「How are you」と尋ねられ、
ドキドキしながら、こちらが返したのは、おうむ返しの「How are you」。
いま思えば、本当に恥ずかしいなあ。


おそらくこれからはもっと電車の隣に
海外の人が座っているよようなことが増えると思います。

日本人の多くは言葉の壁を感じているのかもしれませんが、
やっぱり大事なのは言葉よりも気持ちです。

それと素直に会話を交わしたいという気持ちかなあ。
これからはもっと積極的に話しかけようと思いました。

どうでもいいことですが、男の赤ちゃんのお母さん、すごい美人でした。

2017年01月03日(火)更新

NHKの歴史秘話ヒストリアスペシャル「東大寺・七重塔」

今夜のNHKの「歴史秘話ヒストリアスペシャル」
今回は「東大寺・七重塔」でした。


東大寺・大仏殿

室町時代に落雷で消失し、いまは存在しないのですが、
かつてここに高さ約100mの七重塔があったのだそうです。

1300年前にどうして100mの塔が建てられたんだろう?
う~ん、すごく興味をそそられます。


それにしても歴史というのは事実の積み重ねでしかないのだけれど、
現代人の思いを気持ちいいほど裏切るね。


番組には宮大工の小川光男さんが登場していました。

だいぶ前に夢中になって読んだ西岡常一さん(小川さんは西岡さんのお弟子さんです)と
塩野米松さんの名著「木のいのち、木のこころ」シリーズ三部作を思い出しました。



僕のあの三冊はどこへ行ったんだろう。
たぶん会社に二冊あり、もう一冊の行方は何となく知っているんだけどなあ。


そういえば、随分前に塩野さんに講演をお願いをして
断られたことも思い出しました(あの頃は個人的に会いたいだけでお願いしていたなあ)。


それはそれととして、今年は何としてもゆっくりと奈良に行こうと思うのです。

NHKの歴史秘話ヒストリアスペシャル
http://www4.nhk.or.jp/historia/x/2017-01-03/…/21584/1458308/


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文具の卸業と小売業を行っていた家業のアサヒ商会は、
ネット通販のシェア拡大や大手との競争により、苦戦を強いられ、迷走を続けていました。
社内のモチベーションも著しく低下していたのです。

そのアサヒ商会に2009年6月に入社、同年12月に3代目社長に就任した広瀬社長は、
様々な改革に着手し、2010年には小売店部門を「Hi-NOTE」として全面的なリニューアルを行い、
新しい展開をスタートさせたのです。

リニューアル後の6年間で、売上高は約175%、来店客数は280%の伸びを示しています。
また、2012年には2店舗目の伊勢崎店をオープンさせました。
 
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2017年01月02日(月)更新

こればっかりはデジタルよりもアナログ!

新年二日目、今夜は娘夫婦と一緒に夕食を楽しみました。
わがままな娘だと思うのですが、仲良く幸せに暮らしている様で何よりです。

親としては、近況を語り合い、たわいもない会話の時間がとても嬉しく感じます。


食事を終えて、いっしょに自宅に戻り、取り出したのは写真アルバムでした。



きちんと整理していないのですが、
かみさんが思いついた時に綴った写真を見ながら、
このときはこうだった、これはあの場所だろう、こんなことがあった・・・

娘の旦那もへえっと声を出しながら、興味深げに見入っていました。


デジタルでもこの感覚は味わえると思うのですが、
でも、古びたアルバムのページをめくりながら、あるいは行きつつ戻りながら、
会話を重ねる時間はアナログならでは楽しみではと思ってしまいます。

アルバムというのは写真を綴るものではなく、時間をつづるものなのですね。


当たり前のことですが、アルバムの中ではみんな若い。
僕の頭には黒々とした髪の毛があるしねえ。

アルバムを見ながら、こちらもかみさんも歳を重ねたことを実感しました。


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文具の卸業と小売業を行っていた家業のアサヒ商会は、
ネット通販のシェア拡大や大手との競争により、苦戦を強いられ、迷走を続けていました。
社内のモチベーションも著しく低下していたのです。

そのアサヒ商会に2009年6月に入社、同年12月に3代目社長に就任した広瀬社長は、
様々な改革に着手し、2010年には小売店部門を「Hi-NOTE」として全面的なリニューアルを行い、
新しい展開をスタートさせたのです。

リニューアル後の6年間で、売上高は約175%、来店客数は280%の伸びを示しています。
また、2012年には2店舗目の伊勢崎店をオープンさせました。
 
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2017年01月01日(日)更新

元旦の新聞広告で思うこと!

インターネットでさまざまなニュースや情報を簡単に手に入れることができる時代です。
でも、ネットで見つけにくいのが、企業が元旦の新聞に出稿した広告だと思うのです。


かつては、ここに時代の価値観が濃厚に表れていました。
毎年楽しみに、元旦の新聞を開いていた時がありました。

その匂いは、だいぶ薄まったとはいえ、まだまだ捨てたもんじゃあない。
(ちょっと上から目線で、出稿している企業さんからは叱られそうですが・・・)

ということで元旦の日経新聞をていねいに読んでみました。


確かに、ハッとするような広告は少なくなりましたが、
今年目をひいたのは西武さんと・そごうさんのこの広告でした。

​​


女優の樹木希林さんをモデルに使い、
テーマは「年齢を脱ぐ。冒険を着る。

ボディコピーにはこんな風に書かれています。
(コピーライターは誰だろう?)


今年、あなたはひとつ歳を取る。
その度に、年相応にとか、
いい歳をしてとか、つまらない言葉が、
あなたを縛ろうとする。

あなたは、耳を貸す必要なんてない。
世間の見る目なんて、
いつだって後から変わる。
着たことがない服に袖を通して、
見たことのない自分に心踊らせる。
ほかの誰でもない「私」を楽しむ。
そんな2017年が、
あなたには必要なのだから。



ネットで検索してみると、樹木希林さんのスペシャルムービーも見れます。
こちらも併せてご覧いただくといいかもしれません。
http://www.sogo-seibu.jp/watashiwa-watashi/

でも、あえていうと、広告的なアプローチとしては
使い古された手法だと思うし、ビジュアルもオーソドックスです。

それほど斬新さは感じないけれども、すごく大事なことを伝えたいのはわかる。


もう、モノでは人は動かないし、消費は生まれません。
機能やクオリティの一定の高さはもはやスタンダードです。

これがなければスタートラインにもつけません。
マーケティングは、人の感情や気持ち、精神を充足させることを考えざるを得ない時代です。

そういう意味では、多くのマーケッターや広告マンがわかっていると思いますが、
何かもうひとつ足りないと感じてしまいます。

広告会社やデザイン会社の顔が見えてしまい、
西武さんやそごうさんが本気でこのことを
実現しようとしているのかが伝わらないのです。

広告だけではなく、売り場も含めて、関わる人の思いや言葉から
企業の価値が伝わる時代です。

だからこそ、「百貨店頑張れ!」と言いたくなるのは僕だけだろうか。



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