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2019年01月11日(金)更新

界隈の活性化から地域の活性化へ

弊社は事業コンセプトに「ブランディングで地域と中小企業の未来を輝かせます」を掲げていますが、
「地域の未来を輝かせる」のはなかなか難しい……難問です

プロジェクトを進めていく最中に、さまざまなしがらみや利権や損等が絡んできます。

地方の行政さんの仕事もありますが、これも悩ましいことの連続です。
一番は費用の出所とそれの扱いについての考え方です。



北海道・白老町の駅前近く、人が歩いていないですね


何かをしようとしたときに、
一般の企業は利益からの捻出や借り入れをして自前で資金を調達します。

すべてがそうだとは思いませんが、行政さんの多くはその感覚が希薄です。



いま世の中に地域活性化、地域創世という言葉が氾濫しています。
怪しいコンサルタントが助成金を当てしたプロジェクトに取り組んでいるのも事実です。

弊社もその一つと見られることに憤りを感じます。


そもそも地域の活性化の主役は、そこに住み、暮らしを営む人たちです。

先日お会いした方は地域創世ではなく、
「地元創世」という言葉を使っていましたが、やはり主体は地元です。


そんなこんなで、地域とあれこれ関わっているのですが、
このところ考えるのは地域ではなく「界隈(かいわい)の活性化」です。

界隈とは付近、近
、周のことです。
近所よりも
く、地域よりも狭い……半径5km以内、いやもっと狭いかな。


白老駅の駅舎です

行政も界隈だけでは大きな成果が
えないので手を付けません。

だからこそ界隈に根を下ろした小さな企
や店の果たす役割は大きい。
界隈の活性化は地元企業や店の繁栄と裏表の関係です。


界隈を活性化にするには、界隈に「人が集まってたまる場所」を作ることだと思います。

というと、すぐに箱モノを想像する人が多いのですが、
要はカフェでもレストランでも公園でいいので、人がたまる場所と集まる仕組みを作ることです。

これをいま北海道の「白老」で進めています。

楽観的に聞こえるかもしれませんが、
顔見知りの界隈の人が集まり、たまれば、何かが動き出す、そう思うんです。

小さな界隈が活性化し、他の界隈と連携することで、地域の活性化の兆しが見えてきます。





┏┓
┗■「1月度ブランディングセッション」━━━━━━━━━━ 

 



◆テーマ
地域を味方につける経営
魅力的な地域のコンテンツを見つけて活用する  
  

●日 時:2019年1月16日(水)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム(中央会館)7階 ジャスミン


【ゲスト講師】
久米信行氏 久米繊維工業 取締役相談役

▼お問合せ・お申込みは下記からどうぞ
株式会社クエストリー
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx 
または 03-5148-2508まで

2019年01月10日(木)更新

ブランドは「なる」もの


Macの古いデータを整理していると、こんな文章が出てきました。
いまも思いは変わらないので、加筆修正して掲載します。



2003年にクエストリーを設立した頃は、
「ブランド」という言葉を使いますとちょっと怪訝な顔をされました。

多くの方はブランドから、高級品(=高額品)、海外の一流品という印象をもたれました。

カルチェ、ブルガリ、ロレックス、オメガ、ベンツ、BMW
………などを思い受け浮かべたのです。


ブランドの語源は、ノルウェー語の「家畜の焼印」、
自分の牛をよその牛を区別するために、焼ごとで印を付けていたのが始まりです。

まあ、この辺はブランドの入門書に書かれていますのでお読みください。



「中小企業がブランドになる」と話しますと、
お取引先の多くは半信半疑の表情でこんな風に答えてくれました。

「そうなれればうれしいですね」……半信半疑の表情でしたが。

中には「ブランドなんかで飯が食えるか」という手厳しい声もありましたね。
(途中からは失礼を顧みず「ブランドにならなくて飯が食えますか」と伝えました)



もちろん、当時もブランド、ブランディングという言葉を使う方もいました。
自社の経営や商品に強い自信を持ち、その価値を高めようとしている経営者でした。

うれしいことに中小企業でもブランディングに取り組みたいという方もいました。
(ブランド品を品揃えすることがブランディングだと思われた経営者もいましたが………)



実はここが今回一番伝えたかったことですが、
僕たちはいまでも「中小企業がブランドになる」と言っています。

正直に申しあげると、初期の頃に言っていたのは「中小企業をブランドにする」
「なる」と「する」、一文字の違いですが、ここにブランドの本質があります。



いくら自分でブランドと言っても世の中が認めなければ、
それは単なる自己満足でしかありません(もっというと傲慢かな)。

お客さまや世の中が「あなたの○○○は私にとってブランドだ」と思ってくれて、
初めてブランドになるのだと気付きました。



ブランドは目指すものではありますが、自分が勝手に宣言するものではありません。
ひたすら目指していった結果が「ブランドになる」のです。

この思いはいまでも変わりません。ブランドは「なる」ものです。




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2019年01月09日(水)更新

Mailes Davis 「'ROUND ABOUT MIDNIGHT」

たまには好きなジャズの投稿です。

休日にAmazonミュージックでジャズを聴いていると、
Mailes Davisの「'ROUND ABOUT MIDNIGHT
が流れました。



僕が初めて買ったジャズのレコードは、
このMailes Davis
の『'ROUND ABOUT MIDNIGHT』です。


自宅にあったはずと探しましたら……ありました。
めちゃかっこいいジャケットです。


レコードプレーヤーがないので、聴くことができないのが残念。

自宅に100枚ほどのジャズのレコード、会社には400枚近くのCDがあります。

どちらも宝物、処分などできません。 



『'ROUND ABOUT MIDNIGHT』は、
1955年
にマイルスがコロンビアに移籍した一作目のアルバムです。

Mails Davis 「‘ROUND MIDNIGHT」
https://www.youtube.com/watch?v=GIgLt7LAZF0


1955年といえば、僕が生まれた年です。
日本は戦後10年、その頃にこんなすごい演奏が録音されていたとはねえ。

とにかくこのマイルスのミュートの演奏はクールのひと言。



ちなみに、マイルスはコロンビアと契約をしたときに
当時契約をしていたプレスティッジから残りの契約履行を迫られます。


プレスティッジとの契約を履行するために、
マイルスは1955年5月11日と10月26日にレコーディングをします。



これは二日間で4枚分のレコーディングをしたので
「マラソンセッション」といわれています。


しかも、すべてワンテイクだったのですから、やっぱり天才です。



この音源から『ワーキン』『スティーミン』『リラクシン』『クッキン』の
アルバム4枚が発表されました。

どれもマイルの代表的な名盤です。

巡り合わせというのは何とも不思議なものですね。



 


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2019年01月08日(火)更新

「足もとの宝ものミーティング」を開催します

1月16日(水)のブランディングセッション終了後の
アフターセッション(交流会)で「足もとの宝ものミーティング」を開催します。


日本各地には量は少ないのですが、ていねいに作られている食材がたくさんあります。
地元や近隣商圏で消費されているので、知られていないケースが少なくありません。


クエストリーではそれらのブランディングを支援しています。


一人でも多くの人に知ってもらいたい、食していただきたい、他の人に勧めてほしい
そんな思いから、ブランディングクラブでも応援をしようと思い、
足下に眠っている食材を発掘する「足もとの宝ものミーティング」を開催します。


時間と場所は奇数月に一度開催しているブランディングセッション終了後に

クエストリーの社内で開催しているアフターセッション(交流会)の始めの30
分間を使って行います。



具体的な内容は次の通りです。生産者から食材を提供していただきます。

それをクエストリーの料理大好きな金田百美子が、
事前に生産者と打ち合わせを行い、料理いたします。

それを参加者に試食していただく内容です。


生産者からは食材の説明資料をいただきます。
また、
Webによるビデオミーティングで、
食材の特徴、つくり方、歴史、背景などをご説明していただきます。

もちろん、当日生産者にご参加いただくこともあります。

試食後には、生産者とフリートーキングでディスカッションを行い、
参加者には簡単なアンケートにお答えいただきます。

これは生産者に後日お届けいたします。概ねこんな感じですが、やりながら修正していく予定です。



1月16日(水)の「足もとの宝ものミーティング」では、
会員の北海道・白老町の虎杖浜地区にある蒲原水産さんの「虎杖浜たらこ」を取り上げます。

代表取締役社長の蒲原亮平さんは現在33歳、27歳で3代目の社長に就任しました。



虎杖浜でたらこの生産が盛んになった理由を蒲原さんは次のように語っています。

「スケトウダラの卵の完熟期は12月の第1週~3週頃です。
回遊魚なのですが、虎杖浜沖にくるのがその完熟期に差し掛かり、漁が盛んになりました」

虎杖浜たらこは小粒でありながらベタつかず、サラサラとした味付けが特徴です。
同社では少ない塩分と調味料で「薄味でも美味しいたらこづくり」を目指しています。

ぜひ、ご試食していただき、その味わいをお確かめください。

 

 

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2019年01月07日(月)更新

「スーパーまるおか」のすごさ・・・ブランディングクラブ会報vol.854を配信

ブランディングクラブの新年最初の会報Vol.854を本日配信しました。

前号と本号のブランディング対談にご登場いただいたのは
美味しさと健康に寄与する事を信念とした「スーパーまるおか」さん(群馬県高崎市)です。

取材させていただいたのは、代表取締役の丸岡守さんです。
丸岡社長、お忙しい中、お時間を取っていただきましてありがとうございました。
http://www.e-maruoka.jp/




取材を通じて「スーパーまるおか」のすごさを実感したのですが、
会報では、ブランディングのキーワードとして、次の二つを冒頭に掲載しています。

一つ目ののキーワードは


「食は命」


品質へのこだわりと利益の確保、理想と現実のギャップに苦しんだ末に
丸岡社長がたどり着いたのは「体によくておいしいもの、かつ心を満たしてくれるもの」でした。

それを支えているのは「本当においしいものには人を幸せにする力があります」
この言葉に丸岡社長の思いが凝縮されています。




二つの目のキーワードは


「心に余裕がある方」


丸岡社長が語る自店の顧客像は「心に余裕がある方」です。

売れることも大事ですが、「おいしいものが食べたい」「家族が喜ぶものを食べさせたい」という
顧客の思いに答えていった結果が、独特の品揃えになりました。


約5000点の商品は、社内で試食会を行い、吟味されて揃えられたものばかりです。

店内を見ていると、欲しいもの、買いたいものばかりでした。




詳しくは会報に6ページに渡り掲載されていますので、会員のみなさんぜひお読みください。
また、会員以外でお読みになりたい方はご連絡をください。お送りいたします。


丸岡社長の著書が商業界さんから出版されています。
『おいしいものだけを売る-奇跡のスーパー「まるおか」の流儀』

https://www.amazon.co.jp/dp/B07FKDF4H2/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

また、丸岡社長は2月に開催される「第87回商業界ゼミナール」にご登壇されます。
https://www.shogyokai.co.jp/sseminar_2018/



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