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2014年10月24日(金)更新

「アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ」の言葉

「小さくても光り輝くブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。


今週の22日(水)は「一般社団法人 日本ポストプロダクション協会」の
「第22回営業実践講座」で講演でした。

「日本ポストプロダクション協会」は映像や音響の編集を仕事にしている会社の集まりです。
「日本ポストプロダクション協会」→http://www.jppanet.or.jp

講演のテーマは「ブランド価値の見つけ方、育て方」です。


今回もそうでしたが、とくにミッションに関するときには、
講演の最後に、小説「星の王子様」で知られる
フランスの作家「アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ」の言葉を紹介します。

ちなみに彼は、作家であると同時に、飛行することに魅せられた男です。
むしろこちらの方が本業です。

第二次世界大戦下の1944年7月31日、
サルディーニャ島から、写真偵察のためにロッキード社製双発戦闘機で
グルノーブル、アヌシーへ向けて飛び立ったまま帰らぬ人となったのです。



さて、「アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ」の言葉とは次の通りです。

「船を造りたかったら、人に作業を割り振るのではなく、
果てしなく続く広大な海をしたいことを教えろ」


原文はこちらです。
「If you want to build a ship, don't drum up the men to gather wood,
divide the work and give orders.
Instead, teach them to yearn for the vast and endless sea」.


直訳すると「船を造りたかったら、人に木を集めてくるように促したり、
作業や任務を割り振ることをせず、果てしなく続く広大な海を慕うことを教えよ」


「果てしなく続く広大な海」こそが、果たすべき役割である「ミッション」です。
この海があるからこそ、人は仕事に燃えて取り組めるのだと思います。

さらさらと読める言葉ですが、その意味するところは実に深いのです。





クエストリー:http://www.questory.co.jp
 

クエストリー・ブランディングクラブ
http://www.questory.co.jp/tabid/120/Default.aspx

2014年10月17日(金)更新

トレンドを追いかけない経営

「小さくても光り輝くブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。


「トレンド」という言葉は1990年代のバブル期から使われ始めたように思います。
いまでは誰でも日常的に口にしている言葉ですね。
 
本来、「トレンド」は、ファッション、マーケティング、経済動向分析などのジャンルで
「時代の趨勢、潮流、流行」の意味で使われる言葉です。
 
しかし、現状は流行っているもの、売れているものの意味で使われているように思います。
マスコミやメディアにも責任の一端があると思いますが、
「これからの人気商品」「いま流行の品」「これから注目を集める品」………

乗り遅れることはマイナスというトーンの情報を次から次へと発信します。
 


これに呼応するかのように、「トレンド」を追いかけることが、
ビジネスや商売の鉄則といわんばかりに、「トレンド」に敏感な経営者がいます。

常に情報をチェックし、時代の動きに目を凝らす姿勢には正直いって感心させられます。
 

しかし、思うのです。確かに「トレンド」は大事ですが、
次から次へと「トレンド」を追いかけ、「トレンド」に振り回されてしまっては本末転倒です。
 

ブランディングの基本軸は何か。それはトレンドではありません。
あなたの「ミッション」そのものが基本軸です。
 
ミッションと照らし合わせて「トレンド」を取り入れるかどうかの判断のはずが、
「トレンド」に振り回されて、軸を見失っているのです。

あるいは最初から照らし合わせる自分の軸がないのです。
 

ある経営者が語っていました。
「世の中の動きやトレンドは研究するが、基本的には無視する」

刻一刻と変化する膨大な情報の中で生きていくには、この姿勢が大事では何でしょうか。



11月18日(火)に開催します。お申し込みはお早めに!


クエストリー:http://www.questory.co.jp


クエストリー・ブランディングクラブ
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2014年10月09日(木)更新

軸のずれた独楽は回らない

「小さくても光り輝くブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。
 

一昨日はブランディングクラブの会報の対談取材で都内のあるところを訪問しました。

お話には聞いておりましたが、見事なビジョンと取り組み、
目的と仕組みのお話を聞かせていただきました。
 
お話を中で感じたことのひとつですが、強いブランドに共通していることのひとつに、
頑固一徹ともいえる強力な統一性と継続性が挙げられます。


 例えば、ミッションに上質さを掲げているとします。

しかし、店頭では価格だけ、売れればいいと言う姿勢だけを強調していたとしたら、
当然のことですが、お客様は不信感を感じるはずです。
 

あらゆるコンタクトポイント(店と社会の接点)において、
いかに統一性と継続性を保てるかがブランディングです。
 
言いかえれば、徹底力ということになります。
ひとつのことをぶらさずに、愚直とも言えるように徹底する力のことです。
 


例えば、他店でどんなに売れていても、儲かるとわかっていても、
自店の目指す世界観に合わない品ならば、取り扱わないという覚悟です。
 
何の商売でもそうでしょうが、とくにブランドを目指そうとするならば、
小さなことを大事にする姿勢が求められます。

あらゆるコンタクトポイントに手を抜かずに、
積み上げ、積み重ねることにより、らしさが創り上げられるからです。
 

目先の売上や利益に振り回されないのがブランドです。
軸のずれた独楽は、力いっぱい回してもうまく回りません。

軸をぶらさない………言うは簡単ですが、実行し続けるのは並大抵のことではありません。
 

つくづく思うのですが、ブランドというと格好のいい華やかな面を想像するかもしれませんが 、
本当は地味で泥臭いことの連続ではないでしょうか。
 


「11月度ブランディングセッション」11月18日(火)開催


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2014年10月02日(木)更新

問題を切り分けて、肝をつかむ

「小さくても光り輝くブランドをプロデュース」しているクエストリーの櫻田です。


どの会社にもさまざまな問題や課題があります。
しかも、それらは単一であるのではなく、複雑に絡み合っています。

正直なところ、どこから手を付けたらいいのかと迷いますよね。
どれも重要ですし、どれひとつとして避けては通れないことのように感じます。

自社のこと、個人のこともそうですが、
お取引先のブランディングでは、いっしょになって「大変ですね」ではすみません。


クエストリーがよく使う言葉の一つに「問題を切り分ける」があります。
これは個人的には、もう「習い性」のようになっています。



どんなに困難なようなことも、頭を抱え込みたくなるような難しいことも、
小さな単位に切り分ければ、解決の糸口が見えてきます。


一種の整理能力かもしれませんが、ていねいに話しを聞き、現場を見て、
問題や課題が切り分けられると、どこが肝なのかが何となくわかってきます。

この肝と言う言葉もクエストリーではよく使います。

切り分けがうまくできずに、しかも肝が見えないまま、
問題解決をしようとすると、必ずどこかでつまづきます。


まあ、その時は再度問題を切り分けし、肝をつかむことに戻るだけですが・・・。



「11月度ブランディングセッション」→11月18日(火)開催



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2014年09月24日(水)更新

​やっぱり「ないもの探し」よりも、「あるもの探し」でしょ。

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。


厳しい経営環境の中で、多くのお店や企業は生き残りをかけて様々なチャレンジをしています。

しかし、チャレンジの視点はいま自社に欠けていること、不足していることに向かいがちです。


これは「ないもの探し」です。

もちろん、このことの重要性は否定をしません。
ただ思うのは、そのチャレンジが、厳しくなったから取り組むというレベルで
簡単に解決出来ることなのだろうかということ。

社運をかけて、イチかバチか……
そんな言葉を聞くこともありますが、経営はギャンブルではありません。



「ないもの探し」の前に大事なことは「あるもの探し」です。

自社の強みは何かということです。

あるいは、いまは強みとはいえないけれども、すでに下地があり、
強みになりうる可能性があるものは何かを発見することの方が大事ですよ。

そこを磨き高めることの方が、「ないモノ探し」よりもはるかに価値がありますよ。



「11月度ブランディングセッション」を11月18日(火)に開催します。



クエストリー:http://www.questory.co.jp



クエストリー・ブランディングクラブ
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