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2018年05月02日(水)更新

究極の差別化要因は「人」です

昨日のプロジェクトミーティングで感じたことです。

お取引先といっしょに4時間ほど論議を重ねても
商品の機能や特徴、価格での差別化は難しい。

突き詰めたつもりでも同質化競争に陥る。
価格もネットを検索すれば似たようなものが下回る価格で出てくる。


下のちびペンギンは違いはあるけれども、やっぱりペンギンです!


ならば何で差別化するかというと、「人」しかないわけです。

「熱心に勧めてくれたから買った」「あの人から買いたい」
というお客さまの声にそれが現れています。


では、なぜ売り手は熱心に勧めようと思ったのか?

誰がどんな思いでつくっているか?
どんな人がどんな気持ちで仕入れてきたのか?

ここらへんが勧めるスプリングボード(踏み切り板)になっているからです。


ここで「ただし」が付くのですが、
売りたいや気に入られたいというコンテンツはやっぱりダメですね。

日々たくさんの情報に触れている消費者は
嘘っぽいものや本心ではないことを簡単に見抜きます。

マス広告が効かなくなった要因の一つもここにあります。


反対に、こころが踊るような作り手のエピソードや
いいものを選ぼうとする仕入担当者の誠実な姿勢に
お客さまはきちんと応えてくれる時代です。


後はそれらをわかりやすく親しみを持ってまとめる力です。
まあ、このあたりは一種のセンスと言うか企業の文化のようなものが影響します。

そんなんで次回のミーティングまでに、さらにプランを練り込みます。

2018年05月01日(火)更新

「How to」の視座と「Why」の視座

仕事柄たくさんの経営者とお会いする機会があります。
お会いして感じるのは「視座の高さの違い」です。

表面的なことで物事を語る方もいれば、
物事の本質から考えた意見を述べる方もいます。

どちらがいいとかということではなく、
物事を見るときの視座の高さが違うのだと思います。



例えば、「○○の商品をどう売るか」という視座と
「○○の商品をなぜ売るのか」では明らかに視座が違います。

前者は「How to」の視座ですが、
後者は「Why」の視座からの意見です。

経営者の視座の違いは現場の行動に現れます。

視座の低い現場は不機嫌な空気が漂い、
ミスやトラブルが起きやすくなります。

視座の高い現場では、
働く人たちのやる気が高まり、生産性も向上します。


「How to」の視座と「Why」の視座を
きちんと整理して伝える必要がありますね。




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2018年04月27日(金)更新

やり方は3つしかない

ふらっと約束もなく会社にやってくる友人が何人かいる。
先日、その一人がやってきた。

高校時代の友人で、破天荒な人生を歩み、
いまはタクシードライバーをやっている。

彼も僕もジャズと映画が好きで、
この夜は映画『タクシードライバー』の話題になった。

























封切りは1976年だからもう42年も前ということになる。
はじめて観たのは大学生のときだな。



主演は「ロバート・デ・ニーロ」
ベトナム帰還兵のどうしようもない孤独と狂気を見事に演じ切っている。



他の出演者もすごい(当時はそれほど売れていなかったのだが)。

娼婦アイリス役は「ジュディー・フォスター」
デ・ニーロが恋するのが「シビル・シェパード」
ヒモの役は「ハーヴェイ・カイテル」が演じている。


監督は社会派の名匠「マーティン・スコセッシ」


『レイジングブル』『キング・オブ・コメディ』『ディパーテッド』
『ヒューゴの不思議な発明』・・・どれも好きな作品ばかり。



撮影当時・・・左がデ・ニーロ、右がスコセッシ監督

そのスコセッシ監督がこんなことを言っている。


やり方は3つしかない。
正しいやり方。間違ったやり方。
そして俺のやり方、だ。


上手いし、ずるいなあと思ってしまうほど素敵な言葉だ。


そして、ブランディングも同じだと思う。

正しいブランディングも、間違ったブランディングもない。

自分にとって、
できること、やりたいこと、求められていることを
愚直に進めることがブランディングです。




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2018年04月27日(金)更新

「地図よりもコンパス」、この言葉に共感!

「MITメディアラボ」の所長の伊藤 穣一さんはすごいね。

インターネット以前(Before Internet=BI)と
インターネット以降(After Internet=AI)の
変化として9つのキーワードを挙げています。


その一つに「正解がない世界に突入したこと」があります。


世の中が、常に変化し続け、より複雑化しているいま、
何が正解で、何が不正解かが見分けにくくなっているのを実感します。

本当に気を付けないと、
黙っていても押し寄せる膨大な情報に振り回されそうになってしまう。



正解がない世界では、
「(案内図の)地図は役に立たない」と伊藤さんは言います。

それでも成功に導く地図を求めて
たくさんの情報を集めることに熱心な人が多い。

信じられるのは自分自身で導き出した考えと行動です。

正解のない時代に求められているのは何でしょうか。




「地図がないと動けない人よりも、
コンパスを手に自ら動ける人が価値を生み出せる」

この伊藤さん言葉に強い共感を覚えます。



ブランドやブランディングは、不定形なさまざまな事象や関わりを
自らの考えと行動で統一し、継続する活動です。

他の成功事例や教科書的なマニュアルなどは参考にはなりますが、
そのまま使える保証はどこにもありません。



ブランドにおけるコンパスは「ミッション」です。

当たり前のことだけど、ミッションも各社各様です。

大事なのはどんなカタチであれ、
まずは自社のミッションを確立すること。

コンパスがなければ、動きようがありません。
方向も定まらずに闇雲に動くだけです。


そんなことを痛感するんだけどなあ。 



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2018年04月26日(木)更新

「嫌なことの苦労」と「好きなことの苦労」

他と比較すること自体を笑ってしまおう!
そんな気持ちが大事だと思うのです。

他は他、よそはよそ、それでいいじゃあないですか。


大事なのはいまやっていることが、
自分にとって価値があり、楽しいかどうかです。

そうでなかったら別の道を選べばいい。



市場性なんていま時点のデータの判断でしかない。

SNSやクラウドファンディングを使えば、
同じ価値を共有する人たちとつながることができる時代です。

特定の少数に向けて発信を続けていけば、
新たな市場を作り出せるかもしれません。



オリジナルであること、特殊であることを怖がる必要はない。

問われているのは、「嫌なことで苦労する」か、
それとも「好きなことで苦労する」かです。

僕はやっぱり後者がいいなあ。



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