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2017年01月10日(火)更新

安売りをしないで売上と利益を伸ばすには?

安売りをしないで売り上げを伸ばすにはどうしたらいいのでしょうか?

「そんな上手い話があるのか」という声が聞こえてきそうですが、
そうでないと利益が出ません。やはり経営は売上よりも利益です。

安売りは一時的には売り上げが伸びますが、しばらくすると伸び悩みます。

そうすると、さらに安売りに拍車がかかります。
この繰り返しで財務も社員のモチベーションも疲弊していく企業が少なくありません。



安売りしないで売り上げを伸ばすには、いろいろは方法があると思いますが、
やはり原理原則は、手間暇を惜しまずに魅力的な商品を探し出すことです。

それはじっと店にいても見つかりません。

日本あるいは世界には、素晴らしい魅力的な商品を作っている生産者がたくさんいます。

ご縁があり、地方の生産者のもとを訪れる機会があります。

例えば、山梨県富士吉田市には
素晴らしい商品を生み出している機織り企業が何社もあります。

自らの足で生産者のもとを訪問する。自分の目で確かめ、生産の工夫や努力に耳を傾ける。
そしてリスクを背負って仕入れ、あらゆる手を使って売り切る。

これが利益を生み出すための基本条件です。


誰かから聞いた話や本や資料で読んだ情報は実感がありませんが、
自分で見聞きしたことは実感を持って話すことができます。

お客さまが「へえっ」と驚くような体験は売り切るための大きな力となります。

2017年01月09日(月)更新

三連休初日に銀座を散策してみた  

三連休の初日に銀座をぶらぶらと2時間ほどかけて散策してみました。

銀座の近く(所在地は築地)に会社を構えて15年以上が経ちますが、
ここ数年の銀座は実に変化が激しい。新しい商業施設やホテルが数多く開業しています。

昨年開業した主だった商業施設は、
東急プラザ銀座、銀座プレイス、イグジットメルサ、OKURA HOUSEなど、
年末に閉店したプランタン銀座は3月にマロニエゲート銀座としてオープンします。

2020年をにらんだ上のことだと思いますが、ホテルも数多く開業しました。



歩行者天国の中央通りは、相変わらず海外からの来日客が目立ちます。

政府観光局のデータによりますと、
2016年11月のデータでは、昨年同月比で13.8%アップしました。

国別の上位4ヵ国の伸び率は
韓国が18.6%、中国が19.2%、台湾1.4%、香港16.5%の伸び率です。
この4ヵ国でほぼ70%を占めています。

訪日外国人の動向→http://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/visitor_trends/


百貨店も大勢のお客さまでにぎわっていました。
しかし、買い物をしているかというとそうでもありません。

4月20日に開業するギンザシックスも外観はほぼ出来上がり、内装工事が進んでいるようです。

脱・百貨店を目指す銀座最大級の商業施設ということですが、
テナントの数は241店舗、顔ぶれを見るとやはりブランド頼りなのかなあ。



その向かいのユニクロ銀座店は相変わらずの人気。4丁目よりのGU銀座店もにぎわっていました。

どちらもインバウド客の御用達店の様相です。
興味深いのはユニクロでは日本人の高齢者のお客さまも目立つこと、銀座ならではかもしれません。


新橋方面に歩くとファストファッションのZARAとH&Mがありますが、
ZARAは客数が多いのですが、H&Mは客数減でちょっと息切れの感があります。

ファストファッションも明暗がわかれている感じです。


銀座3丁目の紙パルプ会館の前には毎年恒例のアンポ柿がありました。


日銀の黒田総裁は年頭の挨拶で「デフレ脱却へ大きく進む年になる」と述べていました。

日銀によるさらなる量的緩和を期待する声が聞かれますが、
銀座を見る限り、その道はまだ遠いと感じずに入られません。

デフレになると、企業は安売りを可能にするために、雇用や賃金を抑制します。
労働者は購買力を失い、さらなる安売りを求める・・・。

こうした負の連鎖が止まらなくなると、
経済全体が収縮していくデフレスパイラルに陥ります。


まあ、そうはならないと思いますが、
どこか開発優先で消費の実態とはかけ離れた感じが漂う年明けの銀座でした。
 

2017年01月08日(日)更新

「It's a Sony展」で見た会社設立趣旨書

東京・銀座の数寄屋橋にある銀座ソニービルが、
3月31日に営業を終了し、地上部分の解体が始まります。

跡地はしばらくSONY PARKという公園となり、
2020年秋以降に新ソニービルの建設を開始し、2022年秋に営業を開始する予定です。


そんな銀座ソニービルで、移転に伴い空いたスペースで、
いま「It's a Sony展」が開催されています。

このイベントはソニーの製品の歴史を紹介するもので、
時代を追って全部で730ほどの製品を見ることができます。



いやあ、懐かしいものばかりです。

まずは、WALKMAN。アルバイトして買ったなあ。MD、CDのどちらのWALKMANも、
まだ引き出しのどこかにに眠っています。これでジャズをよく聴きました。

VAIOノートも2台使ったなあ。フリーになって最初に買ったのが、確か505シリーズだった。
いまではほとんど使わないけど、一台は本棚にあります。
ホントにこれでフリーと事務所を作った当時は仕事をこなしていました。出張にも持って行ったしね。

  


ところで、ソニー株式会社の前身は、井深大氏や盛田昭夫氏らによって
1946年に東京日本橋の白木屋デパートの一画を借りてスタートした「東京通信工業株式会社」です。



設立の翌年にはデパートの売場拡張のため立ち退きを要求され、
品川・御殿山にあった古い倉庫に移転しました。

「ソニー株式会社」に社名をあらためたのは1958年のことです。


会場には東京通信工業株式会社の設立趣旨書が展示されていました。



よく知られている設立の目的の一節も書かれていました。
「真面目なる技術者の技能を、最高度に發揮せしむべき自由闊達にして愉快なる理想工場の建設」


また、経営方針にはこんな一文も書かれています。
これがしびれる内容なのです。極めて軸が明確な企業だったことが感じられる一文です。



「不当なる儲け主義を廃止し、あくまで内容の充実、実質的な活動に重点を置き、
いたずらに規模の大を追わず、経営規模としては、むしろ小なるを望み、
大経営企業の大企業なるがために進み得ざる分野に、技術の進路と経営活動を期する。」



やっぱりミッションって大事です。そんなことを実感したイベントでした。
イベントは2月12日まで開催しております。一見の価値がありますよ。
http://www.sonybuilding.jp/ginzasonypark/event/

2017年01月06日(金)更新

ランニングの途中の挨拶

昨日、電車の中で出会った中国の親子のことを書いた後に、
ちょっと思い出したことがありました。

まあ、それほどたいしたことではありませんが・・・。
 
ランニングをするコースが、大まかにいうと、運河沿い、川沿い、公園の3つあります。

走り始めに、その3つを組み合わせてコースを決めるのです。
とはいえ、走ったことがないところに迷い込むこともよくあるけどね。

  
 
とくにランナーが多いのはやはり公園です。

かなり広い都立公園で、ランニングには最適です。
当然、多くのランナーとすれ違い、追い越し、追い越されます(ほとんどは後者ですが)。
 
すれ違う時に目と目が合うことがあるのですが、ほとんどはそのまますれ違います。
たま~に、女性ランナーが軽く頭を下げてくれます。

まあ、ほとんど同年代かそれ以上の方です。
残念ながら、若い女性はいません・・・。
 

年末に久しぶりにランニングをした時のことです。
とろとろと走っていると、欧米人の30代ぐらいのカップルが向こうから歩いてきました。

ふと目が会うと、男性が笑顔で手を上げて、
「やあ」という感じで挨拶をするではないですか?
 
思わずこちらも手を上げて挨拶を返しました。もちろん知り合いではありません。
まあ、相当へロヘロな走りだったので、励ましのつもりかもしれません。


でも、うれしかったですね。
 出来れば女性の方も手を振ってくれれば、勇気百倍だったのですが・・・。

まあ、それは別としてこれからは、
ランニングの途中ですれ違うランナーとちょっとだけ挨拶してみるかな。

そういえば、一度セミナーの後に、セミナーの参加者とばったり会いました。
向こうもランニングの途中で、思わずハイタッチでした。


 ┏┓
┗■【お知らせ】━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
「1月度ブランディングセッション」のご案内
 


◆テーマ
「~書店に学ぶ~リアル店舗だからこそできるあたらいいニーズの作り方」
     
●日 時:2017年1月18日(水)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム 7F ミモザ
 
■ゲスト:広瀬一成 氏 株式会社 アサヒ商会 代表取締役
人生をときめかせる文房具専門店「Hi-NOTE」を作った理由
 
文具の卸業と小売業を行っていた家業のアサヒ商会は、
ネット通販のシェア拡大や大手との競争により、苦戦を強いられ、迷走を続けていました。
社内のモチベーションも著しく低下していたのです。

そのアサヒ商会に2009年6月に入社、同年12月に3代目社長に就任した広瀬社長は、
様々な改革に着手し、2010年には小売店部門を「Hi-NOTE」として全面的なリニューアルを行い、
新しい展開をスタートさせたのです。

リニューアル後の6年間で、売上高は約175%、来店客数は280%の伸びを示しています。
また、2012年には2店舗目の伊勢崎店をオープンさせました。
 
▼お問合せ・お申込み
株式会社クエストリー
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx 
TEL.03-5148-2508  FAX.03-5148-2705

2017年01月05日(木)更新

求められているのは、競争ではなく変化です

クエストリーが主催しているブランディングクラブの新年最初の会報に
約5,300字の年頭所感としての原稿を書きました。

タイトルは、
「古い殻を壊していく状況を楽しもう!企業価値を高めるための9つの取り組み」

その中の一部を抜粋してブログに掲載いたします。


14年前に、株式会社クエストリーを立ち上げ、
中小企業のブランディングを主軸にして事業活動を始めた頃は、
ブランディングという言葉はなかなか通じませんでした。

しかし、いまから6年ほど前から、明らかに潮目が変化してきました。

量と価格とスピードの同質化競争の先には、
不毛な戦いしかないことを多くの経営者が実感を持って受け止め出したのです。

いま思うと、その変化を大きく後押ししたのは、
東日本大震災と福島の原発事故だったように感じます。

まだ遅くはありません。

「眠っている価値のタネを見つけ、それを顧客の価値に変換し、仕組みにし、伝えること」が
変化へのシナリオです。

私たちは、それを「ミッションの確立と浸透」というプロジェクトで推進してきました。

求められているのは、競争ではなく変化です。

そのことに気付いた経営者は自らの過去を否定し、
自社の力を存分に発揮出来る新しいステージを築いてきました。

究極は競争しないで繁盛する独自のステージづくりです。




昨年世を去ったデビット・ボウイは、こんな言葉を残しています。極めて同感です。

「パンクこそ、非常に価値のある変化なんだ。
古い殻を壊していくっていう状況はおもしろいよね。
それは、僕自身も常に心掛けてきたことなのさ」



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◆テーマ
「~書店に学ぶ~リアル店舗だからこそできるあたらいいニーズの作り方」
     
●日 時:2017年1月18日(水)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム 7F ミモザ
 
■ゲスト:広瀬一成 氏 株式会社 アサヒ商会 代表取締役
人生をときめかせる文房具専門店「Hi-NOTE」を作った理由
 
文具の卸業と小売業を行っていた家業のアサヒ商会は、
ネット通販のシェア拡大や大手との競争により、苦戦を強いられ、迷走を続けていました。
社内のモチベーションも著しく低下していたのです。

そのアサヒ商会に2009年6月に入社、同年12月に3代目社長に就任した広瀬社長は、
様々な改革に着手し、2010年には小売店部門を「Hi-NOTE」として全面的なリニューアルを行い、
新しい展開をスタートさせたのです。

リニューアル後の6年間で、売上高は約175%、来店客数は280%の伸びを示しています。
また、2012年には2店舗目の伊勢崎店をオープンさせました。
 
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