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2014年05月05日(月)更新

​「こどもの日」に思ったこと

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

 
今日、5月5日は「こどもの日」です。
あいにくの天気でしたが、家族でお出かけのご家庭も多かったのではないかと思います。

Googleのアイコンも、鯉のぼりを真ん中に、左右に積み木を配置したものになっていますね。
 




「こどもの日」はもともとは、端午の節句にちなんで1948年に制定されました。
いまの子は「♪柱の傷はおととしの♪」は歌わないんだろうな。
 
個人的には、高校時代から大学のはじめまでつき合っていた女の子の誕生日が5月5日。
二人でお祝いをしたことを思い出しました。懐かしいなあ。

 
ところで、総務省が4日発表した4月1日現在の15歳未満の子供の数は、
過去最少だった昨年よりも16万人少ない1633万人。

1982年から33年連続の減少だそうです。


 
これは人口4000万人以上の30カ国の中でも最低水準の数字です。

日本の割合は12.8%ですが、アメリカは19.5%、
一人っ子政策の中国でも16.4%、韓国15.1%、ドイツ13.2%です。

逆に割合が一番高かったのはタンザニアの43.9%です。
 
政府や地方自治体は子育て支援制度の充実など少子化対策を急いでいるようですが、
現状では子供の減少傾向に歯止めがかかっていませんね。


子育て支援の充実も必要ですが、少子化の原因にはこんな一面もあります。

 少子化の原因を分析する内閣府の「家族と地域における子育てに関する意識調査」では
「若い世代で未婚・晩婚が増えている理由」を取り上げています。
 

未婚男性の未婚、晩婚の理由として挙げているのは
「経済的に余裕がないから」、これが回答の5割以上を占めています。

未婚女性は「独身の自由さや気楽さを失いたくないから」
「希望の条件を満たす相手にめぐり会わないから」を挙げています。
 
どちらも未婚や晩婚の背景には経済的理由が少なからずあるようです。

先日テレビで上海の男性が、経済的な理由で結婚できないということを報道していましたが、
日本も似ているように感じます。

この歪み、どこかおかしいです、大きな問題です。

クエストリーにも独身の女性メンバーが二人いるので、
 経営者の一人としては、ちょっと考えてしまいます。


別に特別に裕福でなくても、経済的に安心して、結婚でき、
子供を産んで、育てられる国にしなければどうしようもないですね。

そんなことを柏餅を食べながら感じる「こどもの日」です。


平成25年度「家族と地域における子育てに関する意識調査」報告書 全体版
http://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/research/h25/ishiki/index_pdf.html
 


5月度ブランディングセッションを開催します


クエストリー:http://www.questory.co.jp


クエストリー・ブランディングクラブ
http://www.questory.co.jp/tabid/120/Default.aspx
 
 
 
 
 
 
 
 

2014年05月01日(木)更新

【捌(さば)かれている虚しさ】

「小さくても光り輝くブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。


昨日は某所へ日帰り出張で東京駅から新幹線を利用しました。

朝9時台の東京駅は通勤客も多いのですが、
GWということでとくに旅行客がひっきりなしに往き来しています。

 
新幹線に乗る前に、コンビニタイプの店で
サンドウィッチと午後ティーを手に取り、レジに向かうと行列ができていました。

時間に余裕があったので問題はないのですが、
その後のレジの女性の対応にはちょっと違和感が残りました。

 
レジが空くと「こちらへ」と声がかかるのですが、
その後に「早く来てください」という言葉を飲み込んだような目線です。
 

 
驚いたのはレジ処理と袋つめの速さ。ノロノロも嫌だけど、
レジ処理時間のコンテストでもやってんじゃあないのかと思えるようなスピード感です。

見事といえばそうかもしれませんが、何か機械かロボットと相対している感じです。
 
ルール通り、商品と金額を読み上げての入力ですが、
早口言葉のようで、何を言っているのか解読不明です。

代金を支払うと、これまたすごいスピードで釣り銭が戻って来ました。
無駄な動きは一つもないので相当訓練しているんだろうな。
 
当然、その流れでの「ありがとうございました」、
これも早口言葉、まあ呪文みたいな感じですね。

財布に釣り銭をしまっていると、目線と身体は次のお客様に向かっています。
ひたすら早く、効率的に、捌く時間を短縮することが仕事なんでしょうね。
 

もちろん、特別なホスピタリティを期待しているわけではないのですが、
まるでベルトコンベアーで作業をしているようです。
でもね、こちらは荷物じゃないんだよなあ。
捌かれているような虚しさを感じましたね。


何に価値を置いているかが会社のカルチャーだと思うけれども、
おそらく彼女は優秀なスタッフなんだろうな。

でもね、これでお客様が幸せになるんだろうか。

 
せめて、目を合わせて、満面の笑顔で、行ってらっしゃいくらい付け加えてもいいんじゃないの。
何十メートルの行列ができるわけではないよ。

通勤と旅行の一瞬に、素敵な笑顔と優しい言葉に出会えば、
幸せが広がると思うのだけれども・・・。




5月度ブランディングセッションを開催します



クエストリー:http://www.questory.co.jp



クエストリー・ブランディングクラブ
http://www.questory.co.jp/tabid/120/Default.aspx
 
 
 
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