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2019年01月02日(水)更新
『凡人のための地域再生入門』を読んで感じること
休暇の楽しみの一つは本を読むこと、積読だけの本がたくさんたまっています。
年末に読んだのは『凡人のための地域再生入門』(木下斉著)
サブタイトルは「地元がヤバい…と思ったら読む」
中小企業のブランディングに取り組んでいると、地域の問題にぶち当たります。
中小企業は地域に根を下ろしているのだから、当然といえば当然です。
おのずと地域と中小企業のブランディングをセットで取り組むようになりました。
やはり地域の再生と中小企業の発展は表裏一体だと思うからです。
地方の地域の課題の一つに人口減少が挙げられますが、
地元の声を聞くともっと深刻な問題があります。
人口減少よりも、働くところがないために、他地域へ人が流失しているのです。
「できれば地元を離れたくないけど、ここでは働くところがない」
「息子に漁師を継がせたいけど、食べられないので勧められない」
こんな声を聞くために切なくなる。しかも、多くの地方で聞こえてきます。
じゃあどうしたらいいのか、答えはシンプルです。
地元の企業が成長を出して、雇用を促進するしかない。
高い給料、いい待遇、恵まれた環境……働く条件を言い出したら、切りがない。
でも、多くの人はわかっています。
条件はそこそこでも、もっと地元をよくするような仕事をしたい。
だからこそ、地方の小さな会社のブランディングだと思うのです。
そりゃあ簡単じゃあないですよ
地元にはしがらみもあるし、対抗勢力も存在する(対応の仕方をだいぶ経験しました)。
「小さな地域だから無理」、経営者だったらそんなことを言っている暇はないですよ。
動かなければ、やってみなければ、何も変わりません。
大手と同じことをやっても同質化競争で疲弊するだけ、ボロボロになります。
大手ができない、手を出さない立ち位置を見つけ出し、
自社ならではの軸を立て、ファンづくりと独特の世界観をつくり上げる。
ここが地方の小さな会社のブランディング、勝負どころです。
本の話に戻ると、ここ(P325)が一番響きました、納得同感です。
地域で事業に取り組むと、地元内だけでなく、
しばしば社会を構成する様々な組織や人と対立関係が生まれる。
しかし、誰か明確な悪人がいるというよりもは、かつて機能していたはずの
社会的な機能や枠組みが今の時代に合わなくなっただけのことが多い。
その中で成果を出そうとすれば、
彼らの従来のやり方を変えたりすることになり、結果的に対立に繋がる。
「なぜ対立するのか」に着目すると、
今の日本が抱える社会の病巣を突き止めることにもなり、解決の緒も見えてくる。
今年も地域と中小企業のブランディングに全力で取り組みます。
年末に読んだのは『凡人のための地域再生入門』(木下斉著)
サブタイトルは「地元がヤバい…と思ったら読む」
中小企業のブランディングに取り組んでいると、地域の問題にぶち当たります。
中小企業は地域に根を下ろしているのだから、当然といえば当然です。
おのずと地域と中小企業のブランディングをセットで取り組むようになりました。
やはり地域の再生と中小企業の発展は表裏一体だと思うからです。
地方の地域の課題の一つに人口減少が挙げられますが、
地元の声を聞くともっと深刻な問題があります。
人口減少よりも、働くところがないために、他地域へ人が流失しているのです。
「できれば地元を離れたくないけど、ここでは働くところがない」
「息子に漁師を継がせたいけど、食べられないので勧められない」
こんな声を聞くために切なくなる。しかも、多くの地方で聞こえてきます。
じゃあどうしたらいいのか、答えはシンプルです。
地元の企業が成長を出して、雇用を促進するしかない。
高い給料、いい待遇、恵まれた環境……働く条件を言い出したら、切りがない。
でも、多くの人はわかっています。
条件はそこそこでも、もっと地元をよくするような仕事をしたい。
だからこそ、地方の小さな会社のブランディングだと思うのです。
そりゃあ簡単じゃあないですよ
地元にはしがらみもあるし、対抗勢力も存在する(対応の仕方をだいぶ経験しました)。
「小さな地域だから無理」、経営者だったらそんなことを言っている暇はないですよ。
動かなければ、やってみなければ、何も変わりません。
大手と同じことをやっても同質化競争で疲弊するだけ、ボロボロになります。
大手ができない、手を出さない立ち位置を見つけ出し、
自社ならではの軸を立て、ファンづくりと独特の世界観をつくり上げる。
ここが地方の小さな会社のブランディング、勝負どころです。
本の話に戻ると、ここ(P325)が一番響きました、納得同感です。
地域で事業に取り組むと、地元内だけでなく、
しばしば社会を構成する様々な組織や人と対立関係が生まれる。
しかし、誰か明確な悪人がいるというよりもは、かつて機能していたはずの
社会的な機能や枠組みが今の時代に合わなくなっただけのことが多い。
その中で成果を出そうとすれば、
彼らの従来のやり方を変えたりすることになり、結果的に対立に繋がる。
「なぜ対立するのか」に着目すると、
今の日本が抱える社会の病巣を突き止めることにもなり、解決の緒も見えてくる。
今年も地域と中小企業のブランディングに全力で取り組みます。