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2014年08月07日(木)更新

情報編集力の時代

「小さくても光り輝くブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。

 
成長期は、みんないっしょの同質化の時代でした。
企業や個人に求められたのは、たくさんの引き出しを持ち、求められる答えに対して、
いち早く正解を引き出す「
情報処理力」でした。
 
しかし、いまが需要がどんどんと顕在化している成長期だと思う人は少ないと思います。
それぞれ一人ひとりが自分の個性に基づき、真に必要と思うものを消費をする成熟の時代です。

 
ということは、キャッチアップすべき正解が先に用意されている時代ではないのです。

混迷とか不透明とかと言われますが、要は共通の正解など存在せず、
個々に正解を生み出していかなくてはなりません。

この時代に求められるのはさまざまな情報を組み合わせ、
状況に応じて修正を行っていく、柔らかな「情報編集力」 です。


具体例で説明しますすね。もしあなたがかき氷の新メニューを作ろうとしたとします。




情報処理力の高さが求められた時代は、世の中のかき氷を調べ、売れ筋はどれかをチェックし、
マーケティングを調査を行い、最も人気の高そうなかき氷を選択します。

ポイントになってくるのは、たくさんの情報量を処理する力であり、正解を導き出すスピードです。
これはやはり資金力の大きさ、人材の豊富さに優れている大手が有利です。


情報編集力の高さが求められる時代は、かき氷にまつわるさまざまな情報を集め、
それを目指すべき顧客の求めるものに編集し直すことです。

俯瞰した眼で、物事の本質をとらえ、そこから新しい価値を生み出す思考です。
そこから生まれるのは、創造もしないようなかき氷かもしれません。

大事なのは、顧客の求めるものを見抜く力であり、自分で正解を生み出していく力です。
資金力や人材力よりも、時代を見抜くしなやかな感性が必要になります。

ブランディングには誰にでも通用するような答えはありません。
情報処理力よりも、情報編集力が圧倒的にも求められているのです。


「小さくても光り輝くブランドになるための~情報編集力の磨き方~」をテーマに、
「第30回ブランディングセミナー」を開催いたします。
一般参加も大歓迎ですので、ぜひご予定ください。






クエストリー:http://www.questory.co.jp
 


クエストリー・ブランディングクラブ
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