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2014年07月04日(金)更新

「アンドリュー・ワイエス」の描いた平凡な世界

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。


初めてアメリカの画家「アンドリュ・ワイエス」の作品に出会ったのは高校生のときでした。

当時発行されていた月刊「プレイボーイ」に
「クリスティーナの世界」という有名な作品が掲載されていたのです。 

 
Facebookのカバー写真を「アンドリュー・ワイエス」の作品に換えようと
ネットで探していると、ワイエスのこんな言葉に出会いました。
 
 
平凡なことがいい。
だが、それを見つけるのは容易なことではない。
平凡なものに信頼を置き、それを愛したら、
その平凡なものが普遍性を持ってくる
 
「アンドリュー・ワイエス」は、子供の頃から身体が弱く、
学校には通わず家庭教師から教育を受けました。

絵画の素養は著名なイラストレーターだった父親(N.C.ワイエス)から
相当厳しく教えられたようです。
 
生まれたペンシルバニア州フィラデルフィアのチャッズ・フォードと、
別荘の合ったメーン州クッシングの二つの場所以外ほとんど旅行にも行かず、
彼の作品の大半はここの風景とそこで暮らす人たちを描いています。
 
見慣れた風景や何気ない人々の生活の中から、切り取られた作品は、静謐な美しさに満ちています。
「クリスチーナの世界」も別荘の近くに住んでいたオルソン家の女性です。
彼女は草原に横たわる姿は、実はポリオで足が悪く、歩くことが出来ない彼女の日常です。


 
アンドリュー・ワイエスの言葉は、経営に置き換えることが出来ます。
「平凡なものに信頼を置き、それを愛する」と言うことは、
信じることを愚直にやり続けるブランディグに通じるものがあります。

「ブランドになる」ことは、ある意味では普遍性を手に入れることではないでしょうか。
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