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2014年07月08日(火)更新

社名の奥にある二つの意味

[小さくても光り輝くブランドをプロデュースする」クエストリーの櫻田です。


おはようございます。梅雨の合間の青空、夏のような日差しです。
でも、夜には雨が降り出してくるとか、どうも天候が定まりませんね。


今日は僕たちの会社の名前について書きますね。

QUESTORY:クエストリー

これが会社の名前です。

2003年に法人として登記しましたので、今年で10周年です。
(あんまり実感はないのですが・・・)


たまになんですが、名刺交換をしたときなどに、
「どういう意味があるんですか?」と尋ねられます。

ご存知の方もいると思いますが、
「QUESTORY」は、「QUEST」と「STORY」を掛け合わせた造語です。



だから正確には「クエストーリー」が正しい発音ににるのかもしれません。


「QUEST」には「調査、冒険、探索」と言った意味があります。
派生した言葉に質問を意味する「QUESTION」があります。

「STORY」は「物語、話し」の意味ですね。
ここはちょっと意訳して「問題解決」と言っています。


つまり、「QUESTORY」には、

とことん調べて、問題を解決する会社

の意味が込められています。これが社名の由来です。


実は、あまり言わないのですが、もう一つ、社名の奥に意味があります。

正直言って後付けで考えたことなのですが、
「QUEST」と「STORY」を掛け合わせた造語で、重なるのは・・・

「S」「T」です。


この「S」と「T」に「とことん調べて、問題を解決する会社」の仕事のルールがあります。

「S」は「SEE」を意味します。

つまり「よく事実を見る」ことです。


「T」は「THINK」を意味します。

つまり「よく考える」ことです。


「とことん調べて、問題を解決する」ためには、「よく事実を見て、よく考えること」。
「SEE」と「THINK」がなかったら、問題解決は到底出来ないと思うのです。

というのが、「QUESTORY:クエストリー」という社名の奥にある二つの意味でした。

社名は一つの記号ですが、ブランディングでは社名に込められた意味はすごく大事ですよ。




お申し込みはこちらから
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx



クエストリー:http://www.questory.co.jp



クエストリー・ブランディングクラブ
http://www.questory.co.jp/tabid/120/Default.aspx



 

2014年07月07日(月)更新

「ブランディングクラブ」はこんな活動をしています

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースするクエストリーの櫻田です。
 
 
クエストリーではブランドになる経営者の集まりである
「クエストリー・ブランディングクラブ」を主宰しています。

現在の会員は25社、クラブの特徴は
「ブランドになることを目指す経営者の集まりであること」
そして「異業種の経営者の集まりであること」です。
 
仲良しクラブの集まりではなく、ブランディングに求められる
「在り方」「やり方」「動き方」の3点を、切磋琢磨しながら学ぶ会です。

自分の業種ではなかなか解決できないことを、異業種の会員から学ぶことが出来るのも魅力です。

 
クラブのコンテンツをご紹介しますね。

まず、毎日ほぼ朝9時に「1日点検メール」が送られます。
これは「ブランドになる」ヒントをまとめたメッセージです。
本日の配信で787号です。

 
毎週金曜日の夜には「ブランディングクラブ会報」がメール添付で配信されます。
A4サイズ・フルカラー。コンテンツは「ブランディングの視点」「ブランディング対談」などです。
先週の配信で626号です。


 
また、年に4回、1月、5月、7月、11月に「ブランディングセッション」を開催しています。
ゲストを招いてのライブトーク、ワークタイム、会員同士の情報交換の3時間です。
 
今月開催する「7月度ブランディグセッション」は、
7月17日(木)13時30分~17時、会場は東京・両国の「国際ファッションセンター」です。



テーマは「モノを売るための『物語』の生み出し方」、
ゲストは物語づくりの第一人者、川上徹也さん(湘南ブランディングストーリー)です。

終了後には交流会があります(この交流会がまた濃厚な情報交換の場なのです)。

 
「11月度ブランディングセッション」は、
11月18日(火)13時30分~17時、会場は7月と同じ国際ファッションセンターです。

ゲストはオレンジトウキョー株式会社の代表取締役の小高集さん。
「さらば下請け、小さな町工場の自立への挑戦」と題して講演していただきます。

 
さらに、年に2回、3月と9月に開かれるのが、「ブランディングセミナー」です。
こちらは会員以外の方もオープン参加できます。
 
9月に開催する「第30回ブランディングセミナー」は、
9月17日(水)13時30分~18時、会場は東京・有楽町の「東京国際フォーラム」です。
 
テーマは「ブランド価値の伝え方ー伝わらなければ存在しないのといっしょですー」、
ゲスト講演は「タオルはまかせたろ.com」(京都工芸)の寺田元社長です。

同社は、もらうもの、量販店で買うものが常識のタオルを、ネットで販売で販売しています。
その独特の商品開発、ていねいな販売方法をじっくりとお聞きします。

 
セッション、セミナー以外にも、不定期でランチミーティングや交流会が開かれています。
会員同士のコラボレーションも始まっています。

ご興味、ご関心のある方は下記サイトをご覧ください。
詳しいお問い合わせはメールか、お電話をいただければと思います。


クエストリー:http://www.questory.co.jp
クエストリー・ブランディングクラブ
http://www.questory.co.jp/tabid/120/Default.aspx
 

2014年07月04日(金)更新

「アンドリュー・ワイエス」の描いた平凡な世界

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。


初めてアメリカの画家「アンドリュ・ワイエス」の作品に出会ったのは高校生のときでした。

当時発行されていた月刊「プレイボーイ」に
「クリスティーナの世界」という有名な作品が掲載されていたのです。 

 
Facebookのカバー写真を「アンドリュー・ワイエス」の作品に換えようと
ネットで探していると、ワイエスのこんな言葉に出会いました。
 
 
平凡なことがいい。
だが、それを見つけるのは容易なことではない。
平凡なものに信頼を置き、それを愛したら、
その平凡なものが普遍性を持ってくる
 
「アンドリュー・ワイエス」は、子供の頃から身体が弱く、
学校には通わず家庭教師から教育を受けました。

絵画の素養は著名なイラストレーターだった父親(N.C.ワイエス)から
相当厳しく教えられたようです。
 
生まれたペンシルバニア州フィラデルフィアのチャッズ・フォードと、
別荘の合ったメーン州クッシングの二つの場所以外ほとんど旅行にも行かず、
彼の作品の大半はここの風景とそこで暮らす人たちを描いています。
 
見慣れた風景や何気ない人々の生活の中から、切り取られた作品は、静謐な美しさに満ちています。
「クリスチーナの世界」も別荘の近くに住んでいたオルソン家の女性です。
彼女は草原に横たわる姿は、実はポリオで足が悪く、歩くことが出来ない彼女の日常です。


 
アンドリュー・ワイエスの言葉は、経営に置き換えることが出来ます。
「平凡なものに信頼を置き、それを愛する」と言うことは、
信じることを愚直にやり続けるブランディグに通じるものがあります。

「ブランドになる」ことは、ある意味では普遍性を手に入れることではないでしょうか。

2014年07月03日(木)更新

目指すべきお客様を伝える

[小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

 
一昨日は、講演を依頼されている秋のセミナーの打ち合わせ。
終了後に、主催者の方々と会社の近くの「ポンデュガール2デュジィエム」で飲み会でした。

「ポンデュガール2デュジィエム」→http://www.pontdugard2.jp/
 
運営しているのは「リオンブルーアンテルナショナル」、代表は安生浩さん。
 
肩に力が入っていないゆるい感じの経営スタイルですが、
実はファンづくりのセオリーをしっかりと押さえています。
 
 
ホームページを見ると開業の理由がきちんと語られています。
店内の統一感もいい感じです。

とくにいいのがお客様とスタッフの距離感。

ベタベタで見なく、クールでもなく、程よい距離ですが、
何かの時にはさっと対応してくれるお店です。
 


ところで、ファンづくりで大事なことのひとつに
「目指すべきお客様を明確にする」ということがあります。


今回「ポンデュガール2デュジィエム」でおもしろいなあと思ったのは店頭のボード。

何気に読むと、「選ばれる理由」と「目指すべきお客様」が
わかりやすく、楽しく(1種のセンスですね)書かれていました。

自分たちはこういう人にきてほしいと思っても、
思っているだけでは伝わりません。

はっきりと所信表明をしなければ店は光りませんね。




クエストリー:http://www.questory.co.jp



クエストリー・ブランディングクラブ
http://www.questory.co.jp/tabid/120/Default.aspx
 

2014年07月02日(水)更新

​ブームやファッションを追いかけるということは・・・

「小さくても光り輝くブランド」プロデュースしているクエストリーの櫻田です。


10年ほど前のメモが出てきました。
そこには、こんな言葉が書いてありました。



経営にブームやファッションを持ち込んではいけません。
経営は信念を持って取り組むべきもの。

その時々の流行になびいていては風向きが変わった途端に進路を見失い、
会社を難破の危機にさらすことになる。



これは信越化学工業を13期連続最高益に導いた前社長、金川千尋氏の言葉です。

当時もいまもこの言葉の意味は重い。

いたずらにブームやトレンドを追いかけることは
時流対応という名を借りた時流迎合になります。

そして、時流迎合は必ず同質化への道につながります。

顧客のニーズは多様化しているのにも関わらず、
同質化経営を追いかけ続け、不毛な競争を繰り返している会社が何と多いことか。

そんなことを考えさせられた言葉です。

 

クエストリー:http://www.questory.co.jp


クエストリー・ブランディングクラブ
http://www.questory.co.jp/tabid/120/Default.aspx

 

2014年07月01日(火)更新

武蔵野東高等専修学校の生徒募集プロジェクト

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。


少子化に伴い学校経営が難しくなっているという話を聞きます。

嫌な言い方ですが、当然、限られたパイの奪い合いの状況になってきていますね。

とくに私立校は、公立校との入学金や授業料の格差で苦しんでいます。
 
どこにでもあるような学校であれば、学費の負担増から私立校は選ばれません。
どうしたら私立校は生徒数を増やすことができるのでしょうか?
 
しかし、厳しい環境の中でも、「選ばれる理由」、
しかも独自性の理由が明確になっている学校は生徒数が増えています。

選ばれる理由づくりと同時にそれを伝える仕組みも学校経営には必要ですね。

立ち位置の問題もあるのかもしれませんが、
企業やショップと比べると、学校は相当遅れているように感じます。

 
そんな「選ばれる理由」の独自化とそれを伝える工夫に取り組ませていただいたのが、
東京都武蔵野市にある「武蔵野東高等専修学校」の生徒募集のプロジュエクトでした。




着地点は、2015年度版生徒募集パンフレットでしたが、
最初のお打ち合わせから9ヶ月間をかけたプロジェクトでした。

 
まず特徴の「専修学校とは何か?」を理解するとことから始まったプロジェクトですが、
ここではその説明は省きます。詳しくは下記のサイトをご覧ください。
http://www.zenkokukoutousenshugakkoukyoukai.gr.jp/about02.html

 
肝心要の独自の「選ばれる理由が」ですが、同行には既にあったのです。

同校の最大の特徴は、健常児と発達障害児の「混合教育」にあります。
同校の発達障害児の多くは、いわゆる自閉症児です。
 
学校訪問をするまでは混合教育の本当の意味がわかりませんでした。
でも、発達障害の生徒さんたちに接すると、これは一つの個性であることがわかりました。

社会から隠すべき異質なものではまったくありません。
 
むしろ僕たちが失いつつある純粋な魂を持った生徒たちがたくさんいます。

また、健常児の多くはなんらかな理由で不登校になり、
社会と接点を結ぶのが苦手な生徒さんたちです。

その二つの魂がともに3年間学ぶ学校が、武蔵野東高等専修学校です。
http://www.musashino-higashi.org/koto.php


しかし、この混合教育を文字や写真で表現するのはすごく難しい。
独自の世界観をどう表現するのかがポイントでした。

最終的にたどり着いたのは「リアルな力」というキーワード。
それを補完するのは「生きる力」「学ぶ力」「働く力」という3つの言葉です。
 


今回、かなりの数の学校案内や生徒募集のパンフレットを集めましたが、
ビジュアルの共通点は、笑顔で前向きな表情の生徒の写真が表紙を飾っていることです。

武蔵野東高等専修学校では、これを避けてイラストで生徒さんたちを表現しました。
さらに、混合教育を新入生徒2人の物語で伝えることにしたのです。


そして出来上がったのが、A4サイズ、16ページのパンフレットです。

限られた紙面で、どこまで武蔵野東高等専修学校の持っている世界観を
伝えられたかわかりませんが、これまでにない生徒募集の案内になりました。

 
現在、募集担当の先生たちが中学校の訪問を行っているということです。
もう少し落ち着いた時に、状況をお聞きしたいと思います。

いずれにしろ、企業や商品だけではなく、
学校も他にない選ばれる理由を明確にせざるを得ない時代になったのだと思います。



クエストリー:http://www.questory.co.jp



クエストリー・ブランディングクラブ
http://www.questory.co.jp/tabid/120/Default.aspx
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会社概要

(株)クエストリーは2003年に「店がブランドになる」ことを支援・プロデュースするために設立されました。「店がブランドになる」ためのプロセスをわかりやすく整理し、具体的な成果につながるコンサルティング、プロデュース、クリエイティブを展開しています。代表取締役の櫻田弘文は、これまでに300社以上...

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個人プロフィール

1955年生まれ、自然豊かな山梨県南アルプス市で育つ。高校卒業後、大学に進むが、学業には目を向けず、芝居に夢中になる日々を過ごす。大学卒業後、広告・マーケティング会社に入社。5年区切りで、コピーライティング、広告プランニング、マーケティング、店舗開発、マネージメント指導などの業務を経験する。2...

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