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2016年05月26日(木)更新

歯医者さんの予約システムから考えたこと  

「中小企業のブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。
 

「数日前から右下の歯が痛かった」というよりも歯茎が腫れたのです。

疲れがたまると、免疫力が落ちて時々こうなります。
歯痛だけではなく、出張の疲れのせいか、風邪気味です。
 

会社の向かいに行きつけ(この言い方もちょっと変かな)の歯医者さんがあるので、
出社するとすぐに連絡を入れて診てもらいました。
治療を終えると、精算と次の予約を入れました。
 


さて、これからが本題なのですが、
「次の予約を入れる」ビジネスって何があるだろうと思ったのです。

実はありそうでいて意外とないのです。
 
来店客が読めるということは、商売にとって大きなメリットです。
しかも、お客さま自らが来店したいと告げる仕組みを作り上げたらすごいと思うのです。
 

出張が多いと、利用時に次回のホテルや交通機関の予約をすることがありますが、
必ずしもいつもとは限りません。
 
ある美容サロンでは、お客さまのヘアスタイルの
賞味期限切れを連絡するというのを聞いたことがありますが、
予約ビジネスとはちょっと違うかも・・・。
 

もちろん、体験したことに感動して、再利用を予約するというのが理想だと思うけれども、
物を販売するビジネスでは、なかなかハードルが高いことです。
 
ひとつのヒントは購入した商品やサービスのメンテナンスやサポートだと思います。
わざわざ再来店することで、他に入れたモノやコトがさらに充実することがポイントです。
 

それを実現するのは、昨日の歯医者の先生のような専門的な技術を持ったスペシャリストの存在です。
来週、もう一度症状を見せにきてくださいって言われたら、嫌とは言えません。
 
使い方やアフターフォローのアドバイスを専門家から受けるためにお客さまが自ら来店する
視点を変えることで、新しい来店の仕組みづくりが考えられそうです。
 
 
┏┓
┗■【お知らせ】━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
「7月度ブランディングセッション」のご案内


 
◆テーマ
 「つなぎ手としての立ち位置の作り方~応援したくなる関係づくり~」
     
●日 時:2016年7月7日(木)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム 7F ミモザ
 
■ゲスト:高橋万太郎 様 株式会社 伝統デザイン工房 代表取締役
 
今回のセッションでは、造り手(生産者)と使い手(消費者)との距離を 縮め、
関わる人々を幸せにする「つなぎ手」としての立ち位置の作り方を学びます。

特別ゲストには、「つなぎ手」の役割を明確にすることで、
お客様・取引先との信頼関係を築き、
新しい市場を切り拓いている「職人醤油」の高橋万太郎氏をお招きします。
 

▼お問合せ・お申込み
株式会社クエストリー/中野友里惠
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx 
または 03-5148-2508
 

2016年05月25日(水)更新

しっかりと手がかかった売場は気持ちがいい  

「中小企業のブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。
 

先週、群馬県高崎市にある文具の専門店「Hi-NOTE」さんをお伺いしました。
高崎と伊勢崎にある同店を運営しているのは、株式会社アサヒ商会さんです。
「Hi-NOTE」→http://www.bungu.co.jp
 
今回の訪問は代表取締役社長の広瀬一成さんに、
7月に大阪のお取引先のセミナーで講演を願いしており、その打ち合わせでした。


 

広瀬社長にお会いする前と後に、店内を拝見したときに感じたのは、
一言で言うと気持ちがいいのです。

これって店の運営ですごく大事なことです。
 

まずは、整理・整頓・清掃が行き届いています。
「古い」「新しい」の問題ではなく、細かなところまで徹底されているかどうかです。
 
商品陳列も奇をてらわずに、基本通りに、
どこに何があるかがわかりやすくなっています。

念入りに売り場に手をかけているのが感じられます。
 


POPやショーカードも買い手に寄り添う内容になっていて、思わず読んでしまいます。
表現力云々ではなく、お客さまに向かう姿勢にぶれない軸を感じました。


 

事務所でも整理・整頓・清掃は徹底されていました。

棚に並べられたカタログやパンフレットがしっかりと分類され、
インデックスが付けられていたのです。
 

スタッフの方々のお客さまへの反応も機敏です。
お客さまが来店されるとすぐに明るい声で声がかかり、しっかりと目線を合わせてくれます。
 

どれも当たり前のことですが、これらがしっかりとできている店は思ったよりも少ないのです。
その気になれば、どこでもやれることなのですが……。



「うちの商売はもう難しい」「この商売は時代的に大変」「大手は中小には立ち打ちできない」
……こんな声をよく耳にします。
 
しかし、ネガティブに考える前に、「原理原則に従って、基本通りにしっかりと行うことが先決」、
そんなことを「Hi-NOTE」さんから教えていただきました。
 
まあ、やらない経営者に限って「自分の商売は難しい」と言いますがね。
でも、そんなに楽にできることってありません。やはり基本が大事です。
 

  
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◆テーマ
 「つなぎ手としての立ち位置の作り方~応援したくなる関係づくり~」
     
●日 時:2016年7月7日(木)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム 7F ミモザ
 
■ゲスト:高橋万太郎 様 株式会社 伝統デザイン工房 代表取締役
 
今回のセッションでは、造り手(生産者)と使い手(消費者)との距離を 縮め、
関わる人々を幸せにする「つなぎ手」としての立ち位置の作り方を学びます。

特別ゲストには、「つなぎ手」の役割を明確にすることで、
お客様・取引先との信頼関係を築き、新しい市場を切り拓いている
「職人醤油」の高橋万太郎氏をお招きします。
 

▼お問合せ・お申込み
株式会社クエストリー/中野友里惠
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx 
または 03-5148-2508
 

 

2016年05月24日(火)更新

ブランディングは人の想いの総和です

「中小企業のブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。


10時前に仙台、盛岡の出張を終えて東京駅に着きました。

一泊二日でしたが、どちらもいつも以上に実に濃厚なミーティングでした。
身体はヘろへろですが、心地よい疲れです。

仙台のお取引先は、店舗リニューアルに向けて次のステップへ進みます。

盛岡のお取引先は第1期ブランディングプロジェクトが終了し、
8月から第2期のプロジェクトが始まります。


ブランディングに正解はありません。自分たちが信じられることこそが正解です。
正解主義ではなく、修正主義がブランディングのシナリオなのです。

予定調和の話し合いなど意味がありません。
自分たちでウンウンと唸って導き出したものこそがパワーです。


仙台のプロジェクトのメンバーは6名、盛岡は11名でした。
誰もが会社や店の「在り方」をとことん話し合う機会はこれまでなかったといいます。


やはり、ブランディングは人の想いの総和です。
手間はかかっても根っこの部分を想いでしっかりと固めることが先決です。

もちろんまだまだ課題はたくさんありますが、
関わる人たちの気持ちを一つにして前進あるのみです。

 
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◆テーマ
 「つなぎ手としての立ち位置の作り方~応援したくなる関係づくり~」
     
●日 時:2016年7月7日(木)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム 7F ミモザ
 
■ゲスト:高橋万太郎 様 株式会社 伝統デザイン工房 代表取締役
 
今回のセッションでは、造り手(生産者)と使い手(消費者)との距離を 縮め、
関わる人々を幸せにする「つなぎ手」としての立ち位置の作り方を学びます。

特別ゲストには、「つなぎ手」の役割を明確にすることで、
お客様・取引先との信頼関係を築き、新しい市場を切り拓いている
「職人醤油」の高橋万太郎氏をお招きします。

 
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2016年05月23日(月)更新

地元の価値を掘り起こす  

「中小企業のブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。
 

まだ、進行中の仕事ですが、東京・両国のお取引先が創業40年を迎えることになり、
定期的に年に3回発行しているお客さま向けの新聞(一種のニューズレターです)に、
地元の歴史を掘り起こして、掲載することになりました。
 
どんな内容にするかのお打ち合わせをして、GW中にその原稿を書いたのですが、
これが思った以上に興味深かったのです。

店は構えるといいますが、構えている場所には
さまざまな人やコトが積み重ねてきた歴史があります。
 
 
左は両国の発展に大きく寄与した回向院、右は境内にある歴代相撲年寄の慰霊の力塚


専門的に学んだわけではないのですが、「地元学」というジャンルがあります。
地域の持つ人と自然の力、文化や産業の力に気付き、引き出し、
それを活かしていくための手法のことのようです。
 
いまは過去からの、未来はいまからのつながりです。
売り上げや利益といういまだけのことに目を向けるのではなく、
過去から積み重ねてきた「あるもの」に目を向けてみましょう。

「ないもの探し」よりも「あるもの探し」です。
 

もちろん、すべてがそのまま通用するわけではありませんが、
そこには先達たちの知恵や技術が詰まっています。

それらを再編集することで、新しい価値が生まれます。


 
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◆テーマ
 「つなぎ手としての立ち位置の作り方~応援したくなる関係づくり~」
     
●日 時:2016年7月7日(木)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム 7F ミモザ
 
■ゲスト:高橋万太郎 様 株式会社 伝統デザイン工房 代表取締役
 
今回のセッションでは、造り手(生産者)と使い手(消費者)との距離を 縮め、
関わる人々を幸せにする「つなぎ手」としての立ち位置の作り方を学びます。

特別ゲストには、「つなぎ手」の役割を明確にすることで、お客様・取引先との信頼関係を築き、
新しい市場を切り拓いている「職人醤油」の高橋万太郎氏をお招きします。
 
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2016年05月22日(日)更新

生誕300年記念 若冲展  

「中小企業のブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。

「伊藤若冲」のことは4月24日のブログでも書きましたが、
昨日、上野の東京都美術館で開催されている「生誕300年記念 若冲展」にやっと行ってきました。
 
4月24日のブログ→「若冲~天才絵師の謎に迫る~」
http://questory.keikai.topblog.jp/blog_detail/&blog_id=7&id=448
 


やっとというのには二つの意味があります。
一つはGWに行こうと思いながら2時間待ちと言われて先伸ばしていたこと。
もう一つは土曜日に3時間45分並んだことです。
 
事前のNHKでの特番の影響だと思いますが、会場30分前ですでに2時間待ちの大行列。
iPhoneの「Amazon Music」でジャズ、70年代・80代ロック、映画音楽、演歌・歌謡曲と
聴き続けてやっと入場でした。
 
本当は並ぶのは大嫌いです。飲食店でも並ぶというだけで、別な店に移動します。
それにもかかわらず3時間45分も並んだのは、チケットがすでに購入してあったこともありますが、
やっぱり本物の若冲を見たかったのです。
 

今回の展示会は、伊藤若冲(1716-1800)の生誕300年を記念して、
初期から晩年までの代表作を紹介する内容です。

まさに、謎が多い若冲の生涯と画業に迫る企画でした。
 
とくに楽しみにしていたのが、若冲が京都の相国寺に寄進した
「釈迦三尊像」3幅と「動植綵絵」30幅(宮内庁三の丸尚蔵館)です。

とにかく会場内も大混雑だったのですが、この作品はどれも大きいので比較的ゆったりと観られました。
 
 



日本文化の象徴とされていた「わび」や「さび」とは
一線を画しているダイナミックな構図、独特のカラー、そして緻密で大胆な画力……

どれをとっても天才としか言いようがありません。作品のバリエーションが多いのも魅力です。
 

秋には京都で同様な展示会が開かれるようなので、出張の折に立ち寄りたいと思います。
それにしても、足が棒のようになった土曜日でした。

ご年配の方も多かったので、整理券の発行など、入場の仕方にもっと工夫が必要ですね。
 
 
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◆テーマ
 「つなぎ手としての立ち位置の作り方~応援したくなる関係づくり~」
     
●日 時:2016年7月7日(木)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム 7F ミモザ
 
■ゲスト:高橋万太郎 様 株式会社 伝統デザイン工房 代表取締役
 
今回のセッションでは、造り手(生産者)と使い手(消費者)との距離を縮め、
関わる人々を幸せにする「つなぎ手」としての立ち位置の作り方を学びます。

特別ゲストには、「つなぎ手」の役割を明確にすることで、
お客様・取引先との信頼関係を築き、新しい市場を切り拓いている
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