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2014年04月29日(火)更新

観察する力

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。

 
こんなゲームをお取引先でしたことがあります。
誰でもいいのですが、一人がお客様役になり、店の外に出ます。

スタッフはいつも通りの立ち位置で仕事をしています。
しばらくすると、先ほどのお客様役が店内に入り、一回りして出て行きます。

 
スタッッフに集まってもらい、いくつかの質問を投げかけます。

例えば、お客様は「ピアスをしていましたか?していたとするとどんなピアスでしたか?」
「お客様の時計はどんな時計でしたか?」「靴の色と形はどんなでしたか?」・・・。
 
これ意外にも、お客様の持ち物や容姿、仕草や言葉遣いなどについて質問をして行きます。

見ているはずですので、わかっていると思うのですが、
意外や意外、実は見ていないことが多いのです。

見ているようで、実際は眺めているだけなのです。

 
お客様に誠実な関心を寄せることはファンづくりの基本中の基本です。
そして観察はお客様のことを知る最も手軽な方法です。

気をつけなくてはならないのは、ジロジロではなく自然の流れの中での観察です。
観察力を磨くことにより、要望や期待がわかり、会話の糸口が見つかります。
 
ただし、触れて欲しいのか、そうでないのかを、判断するために、
観察力を磨き、情報を小出しにしていくことだと思います。




「5月度ブランディングセッション」を開催します



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2014年04月29日(火)更新

ブランディングとは主体的なコントロールのこと

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。


ミッションに基づき、経営を主体的にコントロールすることがブランディングです。
コントロールできないことをやると、ブランドはすぐに崩れていく。
 
だからこそ、やらないこと、売らない相手、扱わない商品・・・
これらを決めることがすごく大事。

決まっていることによりコントロールがしやすくなる。
 
 
今回だけ特別に、硬いことは言わずに・・・これに対応していることがブランドを弱くする。
気がつくと、今回だけが当たり前になってしまう。


 
「千𠀋の堤も蟻の穴から決壊する」という例えがある。
これを防ぐには「神は細部に宿る」という考えを徹底することだとつくづく思う。

やっぱり自分に対する小さな約束を守ることが主体的なコントロールの基本だな。



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2014年04月26日(土)更新

違いを明確にすることから生まれるコミュニケーション

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
 

今日は天気も良かったので、浅草、銀座をウォッチングしました。

吾妻橋のアサヒビールのビアホール「フラムドール」で飲んだ
墨田川ブルーイング 下町エール」、おいしかったあ。
 

浅草と銀座を歩きながら感じたのはアジアの観光客の多いこと。

銀座4丁目の交差点に立っていると、聞こえてくる外国語ばかりです。
目をつむるとここはどこなのかと思ってしまうほどです。
 

そういえば、先日読んだ「不可能を可能にするビジネスの教科書」の中で、
星野リゾートの代表の星野佳路さんがこんなことを言っています。

「2017年にインバウンド(海外から日本を訪問する観光客)と
アウトバウンド(日本から海外に出て行く観光客)が逆転する」
 
インバウドがアウトバウンドを上回ることにより、さまざまな課題が予想されますが、
とくにコミュニケーションの問題が大きいですね。


ところでコミュニケーションってよく使いますが、その意味はどう理解したらいいのでしょうか。
 
一般的には、意思や感情、思考を伝達し合うことがコミュニケーションと言われています。
意思の疎通、心の通い合いということから、
和気藹々とした雰囲気になることをコミュニケーションととらえる見方が少なくありませんね。
 
それは、共通点を見つけることがコミュニケーションのポイントいう考え方につながっています。

もちろん、これも大事なことだと思うのですが、
コミュニケーションって共通点からしか生まれないのでしょうか。
 

個人的には、コミュニケーションはお互いの違いを認識し、理解し合うことだと思います。
共通点を探すために、違いから目を背けるのは本当のコミュニケーションではないように思います。
 
経営も同じです。異なる価値観の人たちがひとつのことを成し遂げようとするのですから、
お互いの違いを認めることがまず先決。
それを前提としてどうしたら物事がスムーズに進むのかを話し合うことがコミュニケーションです。
 

コミュニケーションがうまく行っていないと感じたら、
共通点ばかりに目がいっていないか、違いをきちんとお互いに認めてあっているか、
そこから始めるのがいいようですね。

まあ、長年いっしょに暮らしているかみさんとのコミュニケーションが
一番難しいのですが・・・。
 


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2014年04月25日(金)更新

無理と無茶

「小さくても光り輝くブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。

 
仕事をする、あるいは生きるということに付きものなのは「無理」と「無茶」です。
とくに仕事の場面では、取引先からの要望や期待でこのことを感じます。
 
でも「無理」と「無茶」は同じように感じるかもしれませんが、根本的に違うように思います。

「無理な要望はがんばってやる」、しかし「無茶な要望は断固として拒否する」
これが会社のメンバーと共有していることです。

 
無理はお互いの共通の期待感です。
自分たちの実力を伸ばすチャンスになります。

しかし、無茶は利己的な一方的な期待感です。
取り組んでも、メンバーの気持ちが荒むだけです。
往々にして無茶の前提になっているのはお金を払っているという意識です。

 
社長としてはメンバーの気持ちが荒むような
「無茶」はどんなことがあっても阻止します。


売り上げや利益の問題ではありません。
大げさに聞こえるかもしれませんが、小さな会社であっても気概の問題です。

 
仕事はいっしょに作り上げるもので、どちらが上とか下とかではありません。
無茶を拒否する時には、もちろん自分勝手になっていないかを念入りに精査してのことです。
 
厄介なのは相手に無理と無茶を区別する意識がないことです。
こうなると話し合いになりません。

誤解を恐れずに言うと
同じ土俵に立ったらダメ、お互いに傷つくだけです。
 
「やんわりとかわせばいい」という人もいますが、そんなきれいごとではありません。

会社のミッションに基づく判断です。




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2014年04月24日(木)更新

「なぜ」を考える習慣

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。


先日、「在り方」「やり方」「動き方」ということをブログに書きました。
今回はその続きのような話です。

 
繁盛している店や売れている商品を前にしたときのことです。
どうしたらお客様が来るのか、売れるのか、それを知りたくなるのが普通ですよね。

同業者であればあるほどなおさらです。
とくに気になるのはその「やり方」や「動き方」です。
 

しかし、「やり方」や「動き方」は、繁盛できた人、売れた人がなし得たことです。
それをそのままあなたが受け入れてもうまく行く保証はどこにもありません。

それをなし得た人やコトやモノには、必ず固有の背景があるからです。

 
大事なのはやり方、動き方を生み出すもとになった「在り方」です。

この在り方に着目する人は思ったよりも少ないですね。
なぜならば、すぐに取り組めるやり方や動き方の方が、
手軽ですし、すぐに成果が出るという思い込みがあるからです。

 
ブランディングのコンサルティングを仕事にしているうちに、
いつの間にか「なぜ」というセンサーが常に働くようになりました。

そのセンサーがとくに反応するのは、やり方、動き方を決めている「在り方」です。
 
 
それは「なぜ」という質問になって現れます。

何が売れているのか、どのようにしてお客様を集めているのかも確かに大事ですが、
なぜ繁盛しているのか、なぜ売れているのか、
この問いこそが繁盛や売れていることの本質の理解につながります。

 
これは能力ではありません。
習慣のスウィッチを少しだけ変えることによって可能になります。

やり方や動き方の前に「在り方」はどうなのか?
この思考回路を身に付けると、おもしろいように自分独自のやり方や動き方が生まれてきますよ。

 
でもこれを本気でやろうとする人は極めて少ないのもまた事実。
身に付き、習慣化できるまではわかりにくく、面倒だからです。

だからこそチャンスなのになあ。
とくに資本力、人材力が限られた中小企業にとってこの習慣は強い味方になりますよ。




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