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2016年12月20日(火)更新

楽しさを生み出せる力

北海道の白老町の出張から東京に戻るために新千歳空港にいます。
2時間待ちなので、ブログ書いています。

昨日の白老町のミーティング、そしてその後の懇親会はおもしろかった。
その中で感じたことですが、「楽しさを生み出せる力」って大事です。


当たり前のことですが、小さな会社、小さな地域行政が全国にはたくさんあります。

「小さい」というと、これまではマイナスのイメージだったけれども、
本当にそうなんだろうかと思うのです。

すでに価値の転換を起きているのは多くの方が肌感覚でわかっているけれども、
小さいことの優位性や強みがたくさんあると思うのです。

そうではなく、大きいこと、多いこと、範囲が広いことにこだわる人は、
視点を変えないと時代に置いていかれます。


小さいことの優位性や強みの根っこにあるのは、「楽しさ」だと思うのです。

小さいこと、少ないこと、狭いこと、
もっというと、持たないことが楽しさにつながると思うのです。

事実、若い人たちの中にはそれに対する憧れさえもあります。

これまでの楽しさは「利便性」と密接な関係がありました。

利便性が高まることで、時間が生まれ、
自由を手に入れることができるというのがこれまでの視点です。

だから、より大きく、多く、広くを自分のものにすることが
利便性を約束してくれたのです。


しかし、利便性ってある意味では欲望だから際限がありません。
もっともっとと思っても、そうはいかなくなったのです。

それよりも、見方を変えて、利便性は低いけれども、
不便の中に楽しさを見出す力が求められています。

お金の力で、何でも購入したり、誰かに頼むのではなく、
めんどうでも、自分で作ったり、自分の手でやってみる、
ここに楽しみを見出す価値観が強くなってきています。

「楽しさの質を変える」
これがブランディングの大きなテーマになってきているのを感じた北海道出張でした。



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◆テーマ
「~書店に学ぶ~リアル店舗だからこそできるあたらいいニーズの作り方」
     
●日 時:2017年1月18日(水)13:30~17:00(受付開始 13:10)
●会 場:銀座ブロッサム 7F ミモザ
 
■ゲスト:広瀬一成 氏 株式会社 アサヒ商会 代表取締役
人生をときめかせる文房具専門店「Hi-NOTE」を作った理由
 
文具の卸業と小売業を行っていた家業のアサヒ商会は、
ネット通販のシェア拡大や大手との競争により、苦戦を強いられ、迷走を続けていました。
社内のモチベーションも著しく低下していたのです。

そのアサヒ商会に2009年6月に入社、同年12月に3代目社長に就任した広瀬社長は、
様々な改革に着手し、2010年には小売店部門を「Hi-NOTE」として全面的なリニューアルを行い、
新しい展開をスタートさせたのです。

リニューアル後の6年間で、売上高は約175%、来店客数は280%の伸びを示しています。
また、2012年には2店舗目の伊勢崎店をオープンさせました。
 
▼お問合せ・お申込み
株式会社クエストリー
http://www.questory.co.jp/tabid/94/Default.aspx 
TEL.03-5148-2508  FAX.03-5148-2705