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2015年09月15日(火)更新

11月度ブランディングセッションのご案内

「小さくて光り輝くブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。
 
 
11月18日(水)にクエストリー・ブランディングクラブの
「11月度ブランディングセッション」を開催いたします。

何度目のセッションになるのか調べましたら、13回目のセッションです。
第1回目は2012年の7月でした。
 

ブランディングセッションは参加者(基本にはクラブの会員)同士が、大いに語り合う場です。
毎回テーマが決まっており、第1部ではゲストをお招きしてテーマ講演をしていただきます。
 
第2部はゲストも参加してのディスカッションタイムです。
テーマに基づき、毎回熱い論議が繰り広げられます。

クラブは業種や業態、専門分野や立場も異なる方々の集まりのですので、
この時間が実におもしろいのです。
 
これまで12回のセッションには多彩なゲストが登場しましたが、
不思議なことに製造業の方はいませんでした。

クラブの会員には製造業の方もいますので、一度どなたかと思っていましたが、
今回は素晴らしい製造業の方をお招きいたします。



ご登壇いただくのは、三元ラセン管工業株式会社(大阪市大阪市城東区)の代表取締役、高嶋博さんです。
テーマは「危機を乗り切るために経営者がすべきこと」、
副題は「つぶれてたまるか!ピンチをチャンスに変える!」です。
 

三元ラセン管工業は、社員数20数名の大坂の小さな町工場です。
ところがこの小さな町工場がすごいのです。
 
どうすごいのかと言いますと、2006年「IT百選・奨励賞」、
2009年「デル・スモールビジネス賞・国内部門優勝」「関西IT百選・最優秀賞」を受賞しているのです。
 

7月にお伺いした時に、主力商品のフレキシブルチューブとベローズをご説明していただきました。
 
フレキシブルチューブは、水回りにある自由自在に曲げられる金属製のチューブのこと。

ベローズはジャバラ状のパイプのような形の
伸縮性やバネ性、機密性を利用した気密封止のための部品です。



正直なところ、高嶋社長からご説明を聞いても何に使われているのかよくわかりませんでした。
高嶋社長も自分たちの想定を超えたところで、さまざまに活用されていると語っておられました。
 

その理由のひとつは、販路に先端技術を開発している大学があるからです。
「航空機やロケットの部品としても使われているようです」とは高嶋社長の言葉。

大学を販路のひとつとして選択したのは、過去の経営危機からの学びがあったからです。
 

かつて同社は、少数の既存取引先だけに絞った経営を行っていました。
ところが先代社長の急逝に伴い、既存取引先の数社が離れていったのです。
 
それだけではなく、量産体制の競合他社の出現による価格競争、新工場のための借り入れなど、
さまざまな条件が重なり、経営は一機に悪化したのです。
 
 

高嶋社長はこの危機を乗り切るためにどうしたのでしょうか?

経営は選択の連続と言われますが、この時の高嶋社長の経営判断は、
製造業だけではなく、他の業種や業態でも共通のポイントがあります。

今回のブランディングセッションは、経営危機の乗り切り方を高嶋社長に学び、
自社に当てはめたら何ができるのかをディスカッションしたいと思います。

ぜひご参加をお待ちしています(参加料が7,000円になりますが、一般参加も可能です)。
詳しくはクエストリーのホームページをご覧ください。



クエストリー:http://www.questory.co.jp