大きくする 標準 小さくする

2014年08月27日(水)更新

生活課題からニーズやウォンツを作り出す!

「小さくても光り輝くブランドをプロデュースする」クエストリーの櫻田です。


ニーズという言葉があります。ウォンツという言葉もよく聞きます。
では、ニーズとウォンツはどう違うのでしょうか?
 
マーケティングでは、「喉が渇いた」というのがニーズであり、
「ビールを飲みたい」と言うのがウォンツであるといった感じで説明されます。

「何かが欠乏している、不足している」状態がニーズであり、
「何か具体的なものが欲しい」がウォンツと言うわけです。


 

まあ、ニーズでもウォンツでもいいのですが、
それを発見しそれに対応するということが意味をなさなくなっているように感じます。

明確なニーズやウォンツなど、もはやないといったら乱暴に聞こえるかもしれませんが、
これらに対応するビジネスは限りなく競争の原理に押し流されてしまいます。


いま必要なのは、ニーズやウォンツを創り出すことだと思います。
顧客の声に耳を傾けてそれに真剣に応えていくことの重要性はもちろんですが、
そのことだけでは顧客は満足しなくなっています。


モノを売ろう売ろうとするほどモノが売れず、
反対に楽しいことおもしろいところに人が集まるような現象があります。

「お客様は自分の課題を持ってお店に来る、店の仕事はその課題を解決すること」と
セミナー等で話したことがあります。この考えはいまでも間違っていないと思います。


しかし、もう一歩踏み込んで考えてみると、
顧客自身も自分の課題がわかっていないのではないかと思います。

買いたいモノがないというお客様の声がそのことを表しています。


それではどうするのか、ニーズやウォンツに対応するのではなく、
お客様自身も気が付いていない生活課題を見つけ、
それに対する解決策を「ほら、こんなのどう?」という感じで提供することだと思います。


ニーズやウォンツへの対応ではなく、それを作り出すこと
ここがモノを売るポイントのように感じます。



9月17日(水)に「第30回ブランディングセミナー」を開催します。



クエストリー:http://www.questory.co.jp



クエストリー・ブランディングクラブ
http://www.questory.co.jp/tabid/120/Default.aspx