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2014年08月19日(火)更新

二つのカセットテープ

「小さくても光り輝くブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。

 
話しの発端は、今年5月の高校時代の吹奏楽部の創部60年、
定期演奏会50回記念の集まりのときのことでした。

僕も吹奏楽部だったのですが、高校3年のときの定期演奏会が9回目、
あれから41年経ったのかと思うと、感慨ひとしおでした。

 
演奏会の後の懇親会で指揮者だった同級生と話していると、
第9回の演奏会を録音をしたカセットテープを持っているとのこと。

どうやら、オープンリールデッキで録音したものをカセットに落としたもののようです。
オープンリールの所在は不明です。
 

ところがそのカセットには4部編成の演奏会の2部までしか入っていないのです。
その話を聴いていた部長でホルン担当の同級生が、
もう後半部分の3、4部が入ったカセットテープを所持していると言い出しました。
 
 
こうなると聴きたくなります。
しかし、40年以上のカセットテープですので、いつ切れてもおかしくありません。
そこで、僕が二つのテープを預かり、知り合いの専門家にCDにしてもらうことになりました。
6月にホルンからカセットテープを受け取り、7月に無理を言って、
知り合いの編集スタジオに渡しました。

山梨に帰省する数日前にCDが完成、早速聴いてみて驚きました。

何と2本のテープとも同じで、2部までの演奏しか入っていなかったのです。
渡す前に再生すればよかったのですが、切れるのを心配してそのまま渡したのです。

しかし、ノイズもきれいになくなり、あの時の演奏が見事によみがえってきました。
演奏も想像していたものよりもいいできでした。

 
そりゃそうだよなあ、とにかく練習、練習、練習を繰り返したのですから。
いま思い出しても、よくやったものです。

手あかのついた言葉かもしれませんが、まさに青春の記念碑というやつです。

 
これから同級生の仲間に手紙を書いて送ろうと思います。
それにしてもなぜ前半だけ2本あり、後半がないのか?

どこかにオープンリールの録音、あるいは後半のカセットテープが残っているのでしょうか。
それがすごく気になります。





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