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2014年03月27日(木)更新

​決算月・・・トップにとっての最終日とは?

「小さくても光り輝くブランド」をプロデュースしているクエストリーの櫻田です。
 

この言葉を使いたくないけど……このところ本当に「忙しい」。
 
なぜならば、今月が弊社にとって年度末だからです。
おまけに、もう終わりつつありますが、
増税前の納品の仕事が重なり、デザインチームは大変でした。
 
経営者としては1年の締めくくりと、新年度の計画づくりに頭を使う時期です。
そんなときに思い出すエピソードがあります。
 

もう15年ほど前のことですが、
前職の会社である卸業の会社の販売促進の仕事を担当していました。
 
この会社の決算は5月でした。たまたま訪問した日は5月29日の金曜日。
夕方、担当者と打ち合わせを終えて、社長さんと話していると専務さんが入ってきました。
 
当時、この会社とは非常に懇意にしていましたので、会社の業績もある程度は把握していました。
専務さんは僕の目の前で社長にこんな報告を始めたのです。

 
「社長、今日で今年度の営業が終了します。業績の報告に参りました。
残念ですが、目標には届きませんでした。申し訳ございません。」

 
この会社の社長さんはとても温和な紳士です。
いつも通りの穏やかな表情で専務さんに向かって社長さんはこう声をかけたのです。
 

「ああ、そうですか、目標には届きませんでしたか。ご苦労様でしたね。
でも専務、心配することはないですよ。」

 

緊張していた専務さんの顔が一瞬ほころびました。
ところが、次の一言で専務さんの顔が青ざめたのです。

社長さんはいつも通りの穏やかさでこう語ったのです。
 
「専務、心配することはないですよ。まだ決算まで2日間ありますから・・・」

そうです、専務にとっては土日が会社が休みなので金曜日が最後の日でした。
しかし、社長にとっては31日の日曜日が決算の最終日だったのです。

これは残りの2日間で業績を少しでも伸ばせということの意味ではありません。
 
「最後の最後まで、考え抜くことが次年度の経営につながる」ということだと理解をしています。

年度末になるといつもこの社長さんの言葉を思い出します。
 

弊社も今期決算まで後4日間。

明日、明後日は長野県の蓼科で合宿です。新年度の経営方針発表会を行います。
社長としては、最後の最後まで考え抜こうと思います。
 

 
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