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2014年10月17日(金)更新

トレンドを追いかけない経営

「小さくても光り輝くブランドをプロデュースしている」クエストリーの櫻田です。


「トレンド」という言葉は1990年代のバブル期から使われ始めたように思います。
いまでは誰でも日常的に口にしている言葉ですね。
 
本来、「トレンド」は、ファッション、マーケティング、経済動向分析などのジャンルで
「時代の趨勢、潮流、流行」の意味で使われる言葉です。
 
しかし、現状は流行っているもの、売れているものの意味で使われているように思います。
マスコミやメディアにも責任の一端があると思いますが、
「これからの人気商品」「いま流行の品」「これから注目を集める品」………

乗り遅れることはマイナスというトーンの情報を次から次へと発信します。
 


これに呼応するかのように、「トレンド」を追いかけることが、
ビジネスや商売の鉄則といわんばかりに、「トレンド」に敏感な経営者がいます。

常に情報をチェックし、時代の動きに目を凝らす姿勢には正直いって感心させられます。
 

しかし、思うのです。確かに「トレンド」は大事ですが、
次から次へと「トレンド」を追いかけ、「トレンド」に振り回されてしまっては本末転倒です。
 

ブランディングの基本軸は何か。それはトレンドではありません。
あなたの「ミッション」そのものが基本軸です。
 
ミッションと照らし合わせて「トレンド」を取り入れるかどうかの判断のはずが、
「トレンド」に振り回されて、軸を見失っているのです。

あるいは最初から照らし合わせる自分の軸がないのです。
 

ある経営者が語っていました。
「世の中の動きやトレンドは研究するが、基本的には無視する」

刻一刻と変化する膨大な情報の中で生きていくには、この姿勢が大事では何でしょうか。



11月18日(火)に開催します。お申し込みはお早めに!


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